こんにちは! 株主優待大好きブロガー、かすみです。「かすみちゃんの株主優待日記」というブログを18年間続けています。2022年10月は株主優待を受けられる銘柄は約30。約400あった9月と比べるとグッと数は減りましたが、金券類がまずまず充実しているほか、デパ地下の総菜店で割引きを受けられたり、自宅で楽しめる小ぶりな胡蝶蘭(こちょうらん)がもらえたりと、ユニークな優待もあります。そんな10月優待の中から、筆者おすすめの5銘柄を紹介します。
2022年10月の権利付き最終売買日は10月27日(木)、権利落ち日が翌日の28日(金)。気になる銘柄があれば、10月27日までに購入し、少なくとも28日までは保有するようにしましょう。
(記事で紹介した各銘柄の株価は2022年9月22日の終値です)
関連記事:【2022年9月版】優待投資家かすみちゃんの株主優待おすすめ10選
関連記事:【2022年8月版】優待投資家かすみちゃんの株主優待おすすめ5選
神戸物産は「業務スーパー」を約900店舗、各地にフランチャイズ展開しています。店名に「業務」と付いていますが、一般客も利用可能。2年前には冷凍タピオカで話題を集めましたが、大容量かつ他店舗にはないプライベートブランドが人気のスーパーチェーンです。
優待内容ですが、10月末に100株保有していると、JCBギフトカード1,000円分がもらえます。従来は「業務スーパー」で使える商品券1,000円分でしたが、2021年からJCBギフトカードに変更となり、利便性はアップしました。3年以上の継続保有でJCBギフトカード3,000円分にアップするので、長期保有のメリットもあります。
神戸物産の株価は9月22日時点で3,365円なので、100株なら336,500円で優待がもらえます。優待利回り(0.30%)と予想配当利回り(0.62%)を合わせた総合利回りは0.92%になります。
全国の百貨店やスーパー、レストランなどで使えるJCBギフトカード1,000円分がもらえます
神戸物産の株主優待(100株)
・JCBギフトカード1,000円分(10月末)
日本ハウスホールディングスは、国産ヒノキを使った木造注文住宅が中心の住宅メーカー。このほか、マンション分譲やホテル事業も手がけています。
優待内容ですが、10月末に1,000株保有していると、自社グループが運営する函館農場で生産したジャガイモとカボチャを使ったスープセットがもらえます。内容は「ポテトスープ2袋」と「パンプキンスープ2袋」で、野菜のうま味が存分に引き出されたスープです。2022年10月期の予想配当利回りが4%超と高水準なのも魅力の銘柄。ただ、単元株は100株ですが、優待をもらうには1,000株の保有が必要となる点は注意が必要です。
日本ハウスホールディングスの株価は9月22日時点で459円なので、1,000株なら459,000円で優待がもらえます。予想配当利回りは4.36%です(優待品の価格が未公表のため、優待利回りは算出できませんでした)。
贈られてくるスープセットは野菜の濃厚な味わいを楽しめます
日本ハウスホールディングスの株主優待(1,000株)
・「ポテトスープ2袋」と「パンプキンスープ2袋」のセット(10月末)
ティビィシィ・スキヤツトは、美容室向けに顧客の来店履歴などがわかる管理システムや、集客支援ツールなどを提供する企業です。
優待内容ですが、10月末に100株保有しているとQUOカード500円分がもらえます。300株以上保有で1,000円分にアップします。QUOカードは有効期限もなく、コンビニやファミレスをはじめとしたさまざまなお店で使える優待の定番アイテム。現状の株価ですと、5万円前後の価格で優待品をもらえるので、株初心者の方も購入しやすい銘柄です。
ティビィシィ・スキヤツトの株価は9月22日時点で446円なので、100株なら44,600円で優待がもらえます。優待利回り(1.12%)と予想配当利回り(1.91%)を合わせた総合利回りは3.03%になります。
コンビニやファミレスなど幅広いお店で使える、QUOカード500円分がもらえます
ティビィシィ・スキヤツトの株主優待(100株)
・QUOカード500円分(10月末)
ロック・フィールドは、サラダが中心のテイクアウト店「RF1(アール・エフ・ワン)」や、コロッケ専門店「神戸コロッケ」などを、全国の百貨店や駅ビルに約300店展開しています。
優待内容ですが、10月末に100株保有していると、同社の店舗で使える「そうざい券」1,000円分がもらえます。デパ地下の値段が張るおそうざいを、割引き価格で購入できるのがうれしい優待です。同社は年2回優待を実施していますが、「そうざい券」1,000円分をもらうのに200株必要な4月より、10月のほうが半分の購入額で済み有利な内容となっています。なお、「そうざい券」のほか、10月末と4月末に100株以上保有していると、「ファクトリー・オフィス見学会」へ招待するイベントも実施しています(応募者多数の場合は抽選)。
ロック・フィールドの株価は9月22日時点で1,497円なので、100株なら149,700円で優待がもらえます。優待利回り(0.67%)と予想配当利回り(1.47%)を合わせた総合利回りは2.14%になります。
「RF1」や「神戸コロッケ」、フレッシュジュースを扱う「VEGETERIA」などで使えるそうざい券1,000円分がもらえます
「RF1」でおそうざい券を使って購入したお弁当。野菜中心のヘルシーなメニューが多く、気に入っています
ロック・フィールドの株主優待
・自社店舗でそうざい券1,000円分(100株、10月末)
・自社店舗でそうざい券1,000円分(200株、4月末)
アートグリーンは、胡蝶蘭(こちょうらん)を中心としたフラワービジネスを展開。顧客企業の慶弔イベントに際して、仕入れや発送などの業務を代行しています。
優待内容ですが、10月末に100株保有していると、4,500円相当の「ミディ胡蝶蘭」1鉢がもらえます。筆者は数年にわたりこの優待をもらっていますが、「ミディ胡蝶蘭」は花持ちがよいのが魅力。週に1回程度水をあげるだけで1、2か月にわたって咲き続けます。胡蝶蘭ほど大きくないので、置く場所にも困らず、毎年楽しみにしている優待です。
アートグリーンの株価は9月22日時点で1,926円なので、100株なら192,600円で優待がもらえます。優待利回りは2.34%になります(2022年10月期は無配の予想)。
1、2か月にわたって楽しめるミディ胡蝶蘭がもらえます。贈答用にも使えそうな、キレイなボックスに入って送られてきます
アートグリーンの株主優待(100株)
・4,500円相当のミディ胡蝶蘭1鉢(10月末)
株主優待をもらうためには、証券口座を通じて株を買い、権利付き最終売買日に保有している必要があります。証券口座はさほど手間をかけずに開設することができ、最近ではネット上のやり取りですべて完結します(ログインパスワードの受け取りなどは郵送の場合も)。
最近は、つみたてNISAや個人型確定拠出年金(イデコ)など、お得な制度も整ってきています。ぜひ下にあるランキングやキャンペーン情報、記事を参考にして、証券口座の開設を検討してみてください。
2022年11月版もお楽しみに!
※本記事は、執筆者個人の見解です。特定の銘柄を推奨するものではありません。
2003年から株主優待に興味を持ち、2004年から株主優待ブログを開始。株主優待ブログアクセスランキング1位独走中。有効期限のないクオカードや株主優待券で外食をするのが大好き。