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新幹線で10%還元!使い込んでわかった「ビューカード ゴールド」の実力と伸びしろ

JR東日本エリアの新幹線のきっぷ(eチケット)の購入に「ビューカード ゴールド」を使うと、ポイント還元率が最大10%

クレカ評論家・岩田昭男さん
クレカ評論家・岩田昭男さん

「ビューカード ゴールド」は、新幹線やSuica、「えきねっと」など、JR東日本のサービスをよく使う人なら、年会費以上のメリットを感じやすいカードですよ!

こう話すのは、長年「ビューカード ゴールド」を愛用している、クレジットカード評論家の岩田昭男さんです。

岩田さんが話すとおり、同カードは、ほかのクレカではなかなか見られない高いポイント還元率が特徴です。たとえば、JR東日本エリアの新幹線のきっぷ(eチケット)の購入に「ビューカード ゴールド」を使うと、ポイント還元率が最大10%になります。

今回は、そんな「ビューカード ゴールド」の魅力について、岩田さんにじっくりお話をうかがいました。

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取材協力・解説 岩田昭男さん
クレジットカード評論家・消費生活ジャーナリスト。早稲田大学大学院修士課程修了後、月刊誌記者などを経て独立。流通、情報通信、金融分野を中心に活動。主力はクレジットカード&電子マネーの研究で、30年間に渡り業界を定点観測。「『信用力』格差社会」(東洋経済新報社)、「ドコモが銀行を追い抜く日」(PHP)、「キャッシュレス覇権戦争」(NHK出版)など著書多数

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2025/08/25 17:00

JR東日本のクレカとは30年のつき合い

(以下、岩田さんの語り)

JR東日本がクレジットカードの「ビューカード」の発行を始めたのは1993年のこと。私も比較的早い時期に発行して使い出しました。

「『ビュー・スイカ』カード」登場で利便性アップ

「ビューカード」にはいくつかターニングポイントがあるのですが、大きかったのは2003年の「『ビュー・スイカ』カード」の登場だったと思います。その2年前、2001年にSuicaが登場していたのですが、同カードにはSuica機能も搭載されており、それまでの「券売機を使って現金でSuicaにチャージ」から、「クレジットカードでSuicaにチャージ」が可能になりました。これで、「ビューカード」の付加価値が大きく上がったと感じたことを覚えています。

「『ビュー・スイカ』カード」はその後2006年1月に、定期券機能が追加。さらに10月には、同カードを含む「ビューカード」すべてにオートチャージ機能(後述)が加わって、さらに便利になりました。

2015年、「ビューカード」初のゴールドカード登場

次のターニングポイントが「ビューカード ゴールド」の登場です。同カードは、“「ビューカード」初のゴールドカード”という触れ込みで2015年に発行が始まりました。「『ビュー・スイカ』カード」の上位カードに位置づけられ、私もすぐに申し込み、それ以来愛用しています。

そして、後で触れますが、「ビューカード ゴールド」は2021年の「VIEWプラス」(※)の改定でポイントがさらに貯まりやすくなり、魅力がアップしました。

※VIEWプラス……JR東日本のサービスで「ビューカード」を使うと、利用したサービスに応じてポイント還元率が上がるポイントアップ制度

「私は『ビューカード ゴールド』をいつも持ち歩いているので、券面はすぐにボロボロになってしまいます」(岩田さん)

「私は『ビューカード ゴールド』をいつも持ち歩いているので、券面はすぐにボロボロになってしまいます」(岩田さん・画像は旧券面)

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「Suicaへのオートチャージ」でいつでも1.5%還元がうれしい

「ビューカード ゴールド」の基本のポイント還元率は0.5%で、貯まるのは、JR東日本のポイント「JRE POINT」です。0.5%という還元率は、最近のクレジットカードや決済サービスの中では平均レベルですので、これだけ聞くと「どこがおトクなの?」と感じる人もいるかもしれません。

しかし、「ビューカード ゴールド」はJR東日本のサービスで使うことでその真価を発揮します。

私がもっとも利用する機会が多いのが、「ビューカード ゴールド」からSuicaへのオートチャージ機能です。これは、Suicaの残高が設定金額以下になると、対象エリアの鉄道改札の通過時などに、あらかじめ設定しておいた金額(1,000円単位で設定できます)が自動でチャージされるサービスのことです。実は、このオートチャージの際には、通常の3倍の1.5%分のポイントが貯まります。1.5%還元という数字はなかなか優秀な水準ですよね。

オートチャージは改札などで自動的にSuicaに残高がチャージされる便利機能。しかも1.5%のポイント還元!

オートチャージは改札などで自動的にSuicaに残高がチャージされる便利機能。しかも1.5%のポイント還元!

そして、皆さんもご存じのとおり、Suicaは鉄道のみならずコンビニなど日常の買い物で利用できる場所が豊富です。こうした店舗では、「ビューカード ゴールド」で直接支払うよりも、「ビューカード ゴールド」でチャージしたSuicaで買い物をしたほうがおトクになるわけです。

私自身、「オートチャージ→Suicaで支払い→1.5%還元」という設定で使い出した当初は、毎回ありがたみを感じて買い物をしていた記憶があります。ただ、人間何ごとにも慣れてしまうもので、今ではチャージやポイントをほとんど意識することなく使っています。それだけ、私の日常生活に溶け込んだポイ活になっているのです。

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モバイルSuica定期券の購入で6%還元!

Suicaへのオートチャージでの1.5%還元という特典は、実は、「ビューカード ゴールド」に限ったものではありません。「ビューカード」の一般カードであっても受けられる特典です。したがって、この特典だけでわざわざ「ビューカード ゴールド」の11,000円の年会費を払う意味はありません。

注目すべきは、「ビューカード ゴールド」ならではの高還元の特典です。

たとえば、私は定期券を持っていないので実際に使ってはいませんが、「モバイルSuica定期券」を購入する際に「ビューカード ゴールド」で決済すると適用される、最大6%のポイント還元の存在は大きいと思います。定期券は高額になる場合が多いので、6%還元ともなるとかなりのポイント獲得が期待できます。仮に年間10万円の定期代を支払っている人なら、これだけで6,000ポイントも受け取れます。

最大6%還元は、上の図のとおり2つの特典が適用された数字です。ひとつめの特典は「VIEWプラス」の特典。そして、2つ目の特典はSuicaの特典です(※)。

※Suicaの特典……あらかじめ「JRE POINT」のサイトで登録したSuicaを利用すると「JRE POINT」が貯まる特典。ポイント付与対象は、モバイルSuica定期券の購入のほか、JR東日本の鉄道の乗車、Suicaグリーン券の購入など

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JR東日本エリアの新幹線で10%還元!

個人的に恩恵を感じているのは、「ビューカード ゴールド」と「えきねっと」を利用して新幹線のきっぷ(eチケット)を購入する際に適用される最大10%のポイント還元です。還元率の内訳は下記の図のとおりで、この場合は「VIEWプラス」と「えきねっと」の特典(※)によってポイントがダブルで貯まります。

※「えきねっと」の特典……「JRE POINT会員番号」を「えきねっと」上で連携させると、「えきねっと」でのJRのきっぷ購入時に、利用額に応じて「JRE POINT」が貯まる。きっぷの種類によって還元率は変動

たとえば、東京〜金沢間を「新幹線eチケット(指定席)」で移動する場合、片道料金は14,180円です。この際、「ビューカード ゴールド」を使って「えきねっと」できっぷを購入すると(※1)、1,403ポイント獲得できます(※2)。往復なら2,806ポイントが受け取れます。

※1 予約時決済とチケットレス乗車が条件
※2 VIEWプラス特典分1,120ポイント(1,000円につき80ポイント)。「えきねっと」特典分283ポイント(価格の2%還元)

「新幹線eチケット」は、東北・北海道、秋田、山形、上越、北陸の各新幹線で使えます。出張や旅行、あるいは親類縁者に会いに行くなどの理由でこのエリアに出かける機会の多い人であれば、「ビューカード ゴールド」の年会費11,000円分のポイントはすぐに貯まるのではないかと思います。

東京〜金沢間であれば、4往復で「ビューカード ゴールド」の年会費の元が取れる計算です

東京〜金沢間であれば、4往復で「ビューカード ゴールド」の年会費の元が取れる計算です

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年間の利用額に応じてもらえるポイントも大きい

ここまで見てきたように、JR東日本の鉄道での利用でポイントが貯まりやすい「ビューカード ゴールド」ですが、鉄道以外での利用にも、注目すべき魅力があります。

たとえば、コスパの面で言うと、「ボーナスポイント」もぜひ狙いたい特典です。この特典により、年間利用額の累計が100万円を超えると、5,000ポイントが付与されます(入会初年度は利用額に関係なく5,000ポイント付与)。人によって年間100万円の感じ方は変わってくると思いますが、メインカードとして使えばムリなくクリアできる金額ではないでしょうか? そして、毎年5,000ポイント獲得が計算できそうであれば、年会費の感じ方も変わってくると思います。

さらに、年間の利用額に応じて3,000〜最大1万2,000ポイントが付与される「ビューゴールドボーナス」もあります。こちらは、年間150万円の利用で3,000ポイント付与、同200万円で6,000ポイント付与など、クリアできればおトク感はさらに高まります。年会費やキャッシングなど、利用額のカウント対象外となる支払いもあるのですが、Suicaへのチャージや、定期券、きっぷの購入などはカウント対象なので、JR東日本をよく使うほど特典獲得を狙いやすくなります。

年間の利用額に応じてもらえるポイント数一覧。年間400万円の利用額を超えると、「JRE POINT2万ポイント」や「厳選ホテルでの宿泊またはディナーへのペア招待」などから特典を選べる「選べる特典」も用意されています。画像はJR東日本公式サイトより

年間の利用額に応じてもらえるポイント数一覧。年間400万円の利用額を超えると、「JRE POINT2万ポイント」や「厳選ホテルでの宿泊またはディナーへのペア招待」などから特典を選べる「選べる特典」も用意されています。画像はJR東日本公式サイトより

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“東京駅のラウンジ”もユニークな存在

ポイント以外の付帯特典も充実しています。なかでもユニークなのは、東京駅の「ビューゴールドラウンジ」。こちらは、空港ラウンジならぬ“駅ラウンジ”です。JR東京駅の改札外、八重洲中央口の真正面あたりに入り口があります。

利用者はソフトドリンクやお菓子、新聞・雑誌、フリーWi-Fi、クロークなどのサービスを利用することができます。画像はJR東日本のプレスリリースより(画像は2015年のもの。現在は内装が変更されている場合があります)

利用者はソフトドリンクやお菓子、新聞・雑誌、フリーWi-Fi、クロークなどのサービスを利用することができます。画像はJR東日本のプレスリリースより(画像は2015年のもの。現在は内装が変更されている場合があります)

このラウンジを利用できるのは下記の人に限られます。

・「ビューカード ゴールド」などのゴールドカード会員で、当日東京駅発の「新幹線特急券・グリーン券」もしくは「特急券・グリーン券」を持っている人。
・「ビューカード ゴールド」などのゴールドカード会員で、「ビューゴールドラウンジご利用券」を持っている人。
・「グランクラス」の新幹線特急券・グリーン券を持っている人。
・上記の同伴者で、「ビューゴールドラウンジご利用券」を持っている人(もしくは、3,300円の料金を支払うことでも入場可能)。

私も、2015年のオープン以来、このラウンジを何度も利用しました。「丸の内の歴史や八重洲の先進性をイメージした空間」とうたっているように、居心地もよく、JR東日本の気合を感じる作りになっています。時間を有効活用できるのはもちろんのこと、利用できる人も限られていることでちょっとした優越感も感じることができるかもしれません。これも「ビューカード ゴールド」を持つ醍醐味と言えます。

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実は、国内・海外の旅行保険も充実

あまり知られていないかもしれませんが、「ビューカード ゴールド」は、旅行傷害保険が充実しており、しかも、それが「自動付帯」(※)である点もおすすめポイントになります。国内旅行、海外旅行ともに、死亡後遺障害に対しては最高5,000万円が補償されます。さらに、海外旅行の場合は、会員と同一行程で旅行する生計をともにする20歳未満の子どもも保険の対象です。

※「自動付帯」の場合、クレジットカードを持っているだけで補償対象となる。「利用付帯」の場合、旅行代金の支払いなどが補償の条件となる

また、「ビューカード ゴールド」で購入した商品は、購入日より90日以内に偶然の事故による破損・盗難が起きた場合は、年間最大300万円まで補償されます(1事故につき自己負担5,000円。補償対象外の物品もあります)。

このように、「ビューカード ゴールド」は、補償の面でも力強いサポートが受けられるカードと言えます。

「ビューカード ゴールド」の旅行およびショッピング保険の補償額一覧。画像は価格.comクレジットカード比較より

「ビューカード ゴールド」の旅行およびショッピング保険の補償額一覧。画像は価格.comクレジットカード比較より

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転機は2021年、「VIEWプラス」改定でおトク度アップ

ここまでで何度か「VIEWプラス」という用語が出てきていますが、これは、「ビューカード ゴールド」を含む、「ビューカード」のポイントアップシステムのことです。JR東日本の対象サービスで「ビューカード」を使うと「VIEWプラス特典」が適用され、基本のポイント還元率である0.5%から還元率がアップします。

この 「VIEWプラス」ですが、2021年にサービスが改定され、それまでJR東日本でのVIEWプラス対象商品の購入で一律1.5%還元だったのが、対象となるJR東日本のサービスによってポイント還元率に大きな差がつく形になりました(下記図参照)。

表内のゴールドカードは「ビューカード ゴールド」を含む、「ビューカード」のゴールドカードを差します。画像は、「VIEWプラス」改定を伝えるJR東日本のプレスリリース(2021年3月)より

表内のゴールドカードは「ビューカード ゴールド」を含む、「ビューカード」のゴールドカードを差します。画像は、「VIEWプラス」改定を伝えるJR東日本のプレスリリース(2021年3月)より

表内の注釈について
※4予約時に「えきねっと」上で決済すると「1」(表内では丸数字)、駅や券売機で受け取り時に決済すると「7」(表内では丸数字)の付与率が適用
※5 モバイルSuicaアプリ、またはSuicaアプリに登録した「ビューカード」での決済が対象

表を見るとわかるとおり、改定された「VIEWプラス」では、「えきねっと」や「モバイルSuica」で「ビューカード」を使う場合のポイント還元率が高く設定されています。なかでも、「ビューカード ゴールド」を使う際のポイント還元率がかなり高めに設定されており、ルール改定当時は大きな話題になりました。

JR東日本グループは「VIEWプラス」改定の際、「withコロナ・ポストコロナの状況下において、チケットレス化やモバイル化を推進することで、安心・清潔かつシームレスでストレスフリーな移動を実現することを目指す」と、その意図を説明していました。新型コロナの影響による経営環境の変化を受け、ポイント付与というわかりやすいインセンティブをユーザーに提示することで、JR東日本側が使わせたいサービスの普及を図ったと見ることができます。

また、個人的には、これに加えて、クレジットカードの「タッチ決済」への対抗という側面もあると見ています。

ここ数年、クレジットカードの「タッチ決済」が急速に普及し、報道ベースではありますが、地方によっては交通系ICが押されているという話も耳にします。クレジットカードのサービスなどと組み合わせ、ポイント面を強化することで、ユーザーをつなげとめたい狙いを感じさせます。

いずれにせよ、ユーザーの側も、こうした大きな流れを少し意識しておくと、「今、どのサービスがおトクか」が見えてきやすいと思います。

今後に期待できるポテンシャルも

今でもかなり魅力のある「ビューカード ゴールド」ですが、個人的には、まだまだポテンシャルを秘めたカードだと感じています。やや現実味の薄いもの含まれるかもしれませんが、今後への期待を込めて、私が、「こうなるともっとよくなりそう」と感じている点をいくつかあげてみます。

今後に期待1:カードホルダーが受けられる優待の充実を

現状、「ビューカード ゴールド」ホルダーが受けられる優待としては、すでに触れた駅ラウンジのほかに、「東京駅構内・近郊の飲食店での割引」、「系列のホテルの利用券」、「系列のレンタカーの割引」、「イベント」などがあります。しかし、選択肢にやや物足りなさを感じます。

私は、かねて、クレジットカードは「ポイ活」以外の魅力にもっと注目してもらいたいと考えています。具体的には、カードホルダーだけが参加できるイベントやエンターテインメントなどです。

「ビューカード ゴールド」には、現在も、「鉄道博物館のナイトミュージアムへ招待」といった、JR東日本ならではのイベントがあるようですが、数はまだそれほど多くありません。JR東日本という国内屈指の鉄道会社が発行していることを考えると、「ビューカード ゴールド」のイベントやエンターテインメント面の優待特典には、かなり伸びしろがあると考えています。

今後に期待2:駅ラウンジは、各地にあってもいいかも

駅ラウンジの存在は非常にユニークであり、鉄道会社ならではの特典です。使ってみたいと思う人はかなり多いのではないでしょうか? 現在は東京駅にしかなく、知る人ぞ知る存在にとどまっていますが、仙台、大宮など、東日本の主要駅にも広げてみても面白いと思います。

駅ラウンジといえば、「JCBザ・クラス」など、JCBの上位カードホルダーが利用できる京都駅のラウンジが有名ですが、JR東日本であれば、駅ラウンジを幅広く展開できるはず。もし実現すれば、「ビューカード ゴールド」の目玉特典となるに違いありません。

今後に期待3:「クレカ積立」に対応なるか?

最近はクレジットカードを使った「クレカ積立」が人気で、多くの証券会社が対応しています。私の仕事でも「クレカ積立」に関わる機会が増えており、その人気ぶりを肌で感じています。

「ビューカード ゴールド」を含む「ビューカード」は、現状どの証券会社においても「クレカ積立」に未対応です。今後、対応する証券会社が出てくると、若年層を中心にカードを作る動機になると思います。

JR東日本は、楽天銀行のBaaSを活用したネットバンキング「JRE BANK」を2024年に開始するなど、金融面を強化してきています。それを考えると、今後、「ビューカード」の「クレカ積立」に対応する証券会社が出てきてもおかしくはありません。その場合、楽天つながりで楽天証券がパートナーになるのか、あるいは、ほかの証券会社と組むのか、そのあたりの動向には注目しています。

いずれにしても、「ビューカード ゴールド」は、JR東日本をよく使う人にとって、非常にコストパフォーマンスにすぐれたカードです。現状でも十分、年会費以上のメリットを得ることが可能です。

そして、注目したいのは今後の成長。JR東日本らしさを生かした特典や優待が増えることで、より多くの人に支持されるカードになると考えています。

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野 洋介(編集部)
Writer / Editor
野 洋介(編集部)
書籍や月刊マネー誌の編集者を経て価格.comマネー編集部。“世界3大投資家のひとり”を含む投資家、専門家、経営者、副業実践者などへの取材経験豊富。名字の読みは「の」。ルーツは北陸(らしいです)。
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