小さなスケッチブック感覚で使えるお絵描きタブレット

ドスパラ、描き心地にこだわった8型Windowsタブレット「raytrektab」を発売!

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サードウェーブデジノスは、ワコムのペン技術を使用した8型Windowsタブレット「raytrektab DG-D08IWP」を4月27日に発売した。4096段階の細かな筆圧感知に対応し、外でも手軽にスケッチできるタブレットだ。そんな同製品を集英社のWebコミック「ふんわりジャンプ」で4コマ漫画を連載している、声優で漫画家の劉セイラさんが試す、ライブドローイングイベントが27日に行われた。製品の特徴を紹介しつつその模様をレポートしよう。

raytrektab DG-D08IWP

raytrektab DG-D08IWP

スケッチブックライクに使えるタブレット

raytrektabは、筆圧感知に対応した8型液晶を搭載するWindows 10タブレットで、ドスパラが展開するクリエイター向けPCブランド「raytrek」シリーズの製品だ。特徴はワコムのペン技術「Wacom feel IT technologies」を採用すること。4096段階の筆圧感知に対応するうえ、標準で3つのペン先(替え芯)を付属。描き心地にこだわった。

そんなraytrektabのコンセプトを一言で表すなら、“手のひらサイズのスケッチブック”。デジタルで本格的に絵を描く人は、大型の「液タブ」(液晶タブレット)や「板タブ」(ペンタブレット)を愛用している人が多いと思うが、外出時だけは紙のスケッチブックをカバンに入れて、日々の練習やネタのストックに使用しているのではないだろうか。そうした、ラフなスケッチや漫画の構成を考えるときに、サッと取り出してすぐに描き始められるのがraytrektabの魅力だ。

片手でも持てる8型サイズ。本体サイズは約 214(幅)×10.1(高さ)×128(奥行き)mm

片手でも持てる8型サイズ。本体サイズは約 214(幅)×10.1(高さ)×128(奥行き)mm

そのためraytrektabではあえてコンパクトな8型液晶を採用している。本体重量は400g(+ペン5g)。これなら持ち運びもラクだ。

raytrektabのスペックは、基本的には、同社の8型Windowsタブレット「Diginnos DG-D08IW2L」に近い。もちろんクリエイター向けであるため、メモリー容量が4GB DDR3Lに倍増されているものの、そのほかのスペックに変更はない。搭載するCPUは「Atom x5-Z8350」、内蔵ストレージはeMMCの64GB、無線LANはIEEE 802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.0、加速度センサー、GPS、200万画素Webカメラ(フロント・リア各1)、microHDMI、microUSB(給電兼用)、ヘッドホン出力×1、内蔵スピーカー、マイク、microSDカードスロット(SDXC対応)。OSには「Windows 10 Home」を採用する。

本体下部にmicroHDMIやmicroUSBを搭載

本体下部にmicroHDMIやmicroUSBを搭載

本体背面。光沢のある仕上がり

本体背面。光沢のある仕上がり

「Diginnos DG-D08IW2L」の価格はドスパラで21,800円(税別)。いっぽう、今回発表されたraytrektabは46,112円(税別)とほぼ2倍で、一見高そうに見えるものの、本格的なペン入力ができるほかの端末と比べてみると、さほど高くない。既存モデルをベースに開発されたため、コストを抑えられたと考えられる

なお、raytrektabには、イラスト・漫画制作ソフトでおなじみの、セルシス「CLIP STUDIO PAINT」のデビュー版のシリアルコードが同梱されている。ソフトがない人でもすぐに描けるのはありがたい。

描き心地の違うフェルト芯とエラストマー芯も同梱

書き味で重要なのがペンだ。付属するペンは鉛筆のような六角形の細身のシルエットで、ボタンを省いたシンプルなもの。最近はボタンのあるタイプが主流だが、実はボタンがないメリットもある。

もともとボールペンやシャープペンも人それぞれで好みの太さが異なる。そうなったとき自分にピッタリ合う製品を選ぶと思うが、デジタルのペンでは種類が少ないため、そうはいかない。そこでテープやラバーを使って自分に合うように工夫する人もいるのだ。そんなとき、本モデルに付属するペンは細くボタンもないので、そうしたカスタマイズがしやすい。

標準で付属するペン。鉛筆と同じ六角形の細見のスタイルだ。ペン本体の単品販売も予定しているという

標準で付属するペン。鉛筆と同じ六角形の細見のスタイルだ。ペン本体の単品販売も予定しているという

さらに注目なのがペン先(替え芯)。標準芯のほかに、描き心地が異なるフェルト芯とエラストマー(ゴム素材)芯を同梱。フェルト芯ではマーカーのような描き味を、エラストマー芯では紙に描くのと近い感覚で描ける。画面への反応の高さも相まって、まるで本物の紙に描いているような具合で描けるのがウリ。クリエイター向けのタブレットだからこそのこだわりだ。

標準芯のほかに、フェルト芯とエラストマー芯の3種類が用意されている。交換用の芯(3種類5本セット)の単品販売も予定しているという

ネームに最適! 描き心地も良好

そんな気になる書き味を、体を張ってチェックしてくれたのが、劉セイラさん。アニメ「美少女戦士セーラームーン Crystal」の月野進悟役を演じた声優であると同時に、集英社のWebコミック「ふんわりジャンプ」で今年4月から4コマ漫画「教えて 劉老師! 2カ国語声優の日常」を連載しているという漫画家でもある。

ライブドローイングにチャレンジした劉セイラさん

ライブドローイングにチャレンジした劉セイラさん

連載漫画を描くときはいつも大型の液タブを使って作業するという劉さん。実はイベント当日、ぶっつけ本番だったようで、本番前に1時間くらいしか試せなかったそう。サードウェーブデジノスのスタッフもあえて厳しい状態で、raytrektabの使い心地をチェックさせたかったに違いない。しかし、そんな状況のなかでもスイスイ描いていく劉さん。

劉さんによれば、大型の液タブと比べてraytrektabを使い始めて気になったところは、手で画面が隠れしまいがちで見えにくいところや、ペン先と画面にわずかなズレを感じたこと。ガッツリ書くなら大型の液タブのほうが描きやすいそうだが、慣れてしまえば気にならなかったという。

また、書き味についてはかなりの好評価で、特にネーム(話の流れを簡単に描いたもの)やスケッチを描くのにはとても便利と語った。デジタルだからそのままデスクトップ環境で清書できるのも無駄がないとアピール。また、女性は荷物が多いからカバンの中に入れて持ち運びできるサイズなのはうれしいと感想を述べた。

raytrektabを使って描かれた4コマ漫画

raytrektabを使って描かれた4コマ漫画

なお、すでに一部のドスパラ店舗では品切れになっているraytrektabだが、工場にはかなりの数を発注しているとのこと。ドスパラのWeb通販で現在も注文できるほか、店頭でも定期的に再入荷するという。

銭袋秀明(編集部)

銭袋秀明(編集部)

編集部の平均体重を底上げしている下っ端部員。アキバをフィールドワークにする30代。2015年4月、某編集部から異動して価格.comマガジン編集部へ。今年こそ、結果にコミット!

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2017.11.17 更新
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