テックワンは2021年6月29日、国内正規代理店を務める中国One-Netbook TechnologyのUMPC(ウルトラモバイルPC)「ONEXPLAYER」を8月下旬に国内で発売すると発表した。ポータブルゲーム機のようなストレート型のきょう体に、UMPCとしては大型の8.4型のディスプレイを搭載する。価格はオープンで、直販価格は146,300円(税込)から。本日29日から先行予約受付を開始する。
8.4型のディスプレイを搭載するONEXPLAYER。UMPCというよりもポータブルゲーム機という雰囲気だ。先行予約すると先行予約価格の131,670円(税込)から購入できる
ONEXPLAYERは8.4型のディスプレイを搭載するゲーミングUMPC。One-Netbook TechnologyはゲーミングUMPCとして、コントローラーを着脱できる「OneGx1」「OneGx1 Pro」という2モデルを国内で展開しているが、ONEXPLAYERはコントローラー一体型で、よりゲームに特化したモデルとなっている。
ディスプレイはUMPCとしては大型の8.4型。解像度は2560×1600(358ppi)の超高精細なディスプレイだ。IPS液晶で視野角が広く、色域はsRGB100%をカバー。10点マルチタッチにも対応する。
実物を見ると、8.4型のディスプレイは大きくて見やすい
ONEXPLAYERのこだわりはホールド感と触り心地。人間工学に基づいたエルゴノミクスデザインで、しっかりとしたホールド感を実現し、長時間プレイしても疲れにくいように配慮している。塗装にもこだわっており、サラサラとした触り心地でありながら滑りにくく、ゲームを気持ちよくプレイすることが可能だ。細かい操作が可能なアナログトリガーボタンやALPS製のアナログスティックなど各種ボタンにもこだわっている。
ホールド感にこだわった丸みのあるボディ。ボタン類もサラサラとした触り心地で、快適に操作できそうだ
本体サイズは288(幅)×130(奥行)×21(高さ)mm、重量は約820g。さすがに長時間手に持って遊ぶと腕が疲れてしまうので、65°の角度に本体を立たせられるキックスタンドを搭載。ゲームだけでなく動画視聴時にも役立つ。
背面にキックスタンドを備える
ラインアップは「アルティメットエディション」「プロエディション」「スタンダードエディション」の3モデルを用意する。
最上位機種のアルティメットエディションは、CPUに「Core i7-1185G7」(最大4.8GHz)を搭載。グラフィックは「Iris Xe Graphics(96EU)」、メモリーはLPDDR4x4266MHzの16GBというハイスペックな仕様。ストレージは1TB SSD/2TB SSDの2タイプから選べる。直販価格は2TBモデルが239,800円(税込)、1TBモデルが198,000円(税込)。
中位機種のプロエディションは、CPUに「Core i7-1165G7」(最大4.7GHz)、グラフィックはIris Xe Graphics(96EU)、メモリーはLPDDR4x4266MHzの16GB、ストレージが1TB SSDというスペック。直販価格は166,100円(税込)。
下位機種のスタンダードエディションは、CPUが「Core i5-1135G7」(最大4.2GHz)、グラフィックはIris Xe Graphics(80EU)、メモリーはLPDDR4x4266MHzの16GB、ストレージは512GB SSD/1TB SSDの2タイプから選べる。直販価格は1TBモデルが151,800円(税込)、512GBモデルが146,300円(税込)。
冷却性能はダブルヒートパイプとデュアル放熱ファンにより、GPUの温度を常に70°以下に抑えて、パフォーマンスの低下を防ぐという。
背面には2つの排気口がある。電源ボタンは指紋認証センサー付き
また、インテルが行っている「インテル Iris Xe グラフィックス検証プログラム」に参加し、インテルがさまざまなゲームタイルの動作検証を進めていくという。
外部インターフェイスとして、USB 4.0 Type-C×2、USB 3.0 Type-A、microSDメモリーカードスロット、3.5mmイヤホンジャックを本体上部に搭載。USB 4.0 Type-Cを使って、eGPUボックス(外付けGPU)と接続することもできる。
外部インターフェイスは本体の上部に配置されている
USB 4.0 Type-Cを使ってeGPUボックスとの接続が可能
バッテリー容量は15,300mAhで、駆動時間は未公表。最大65WのPowerDelivery(PD)充電に対応する。
別売で専用マグネットキーボードを用意する。キーボードを使って操作するゲームを楽しめるほか、UMPCとして仕事などにも活用できる。マグネットキーボードの直販価格は9,680円(税込)。
別売の専用マグネットキーボード。WASDキーがオレンジ色のゲーミング仕様のキーボードだ
タレントでゲーム実況者でもある池田ショコラさんがONEXPLAYERを実際に体験
人気バトルロイヤルゲーム「Apex Legends」をONEXPLAYERでプレイする池田ショコラさん。「仕事で地方に出張に行くときにホテルなどで楽しみたい」と語った