シャオミは、2024年6月7日にミドルハイ向けSoC「Snapdragon 7s Gen 2」を搭載するAndroidタブレット「Redmi Pad Pro」を発売すると発表した。気になる市場想定価格は41,800円。その特徴に迫ろう。
Redmiブランドから12インチタブレットが登場
※本記事中の価格は税込で統一している。
「Redmi Pad Pro」は、約181.85(幅)×280.0(高さ)×7.52(厚さ)mm、重量571gのボディに、QWHD+(2560×1600)表示対応の12.1インチ液晶ディスプレイを組み合わせたWi-Fiタブレットだ。このボディは、金属素材を使ったユニボディ構造となっており落下衝撃に耐えられるなど高い耐久性を備えている。
搭載するセンサーは加速度センサー、ジャイロスコープセンサー、環境光センサー、色温度センサー、電子コンパス、ホールセンサーとなっており、GPSなどGNSSには対応しない。
ディスプレイは、最大120Hz駆動に対応する段階式可変リフレッシュレートと、240Hzのタッチサンプリングレート(240Hzは「Redmi スマートペン」を使用した場合)に対応する。12bit階調による約687億色表示や、「Dolby Vision」に対応しており、高品質な映像視聴が可能だ。加えて、DC調光や読書モードなど目の疲れを抑えるための機能も搭載されている。
可変リフレッシュレートや「Dolby Vision」に対応するディスプレイを搭載
ハイレゾ音源や「Dolby Atmos」に対応した4基のスピーカーを搭載し、ステレオやサラウンド再生が可能。また、3.5mmのヘッドホン端子も備える
基本性能に迫ろう。搭載されるSoCは、ミドルハイ向け「Snapdragon 7s Gen 2」で、6GBのメモリーと128GBストレージを組み合わせる。1.5TBまで対応するmicroSDXCメモリーカードスロットも搭載している。OSは、Android 14ベースの「Xiaomi HyperOS」が使われる。内蔵のバッテリーは容量10000mAhで12.1時間のHD動画再生が行える(メーカー計測の値)。
「Snapdragon 7s Gen 2」を搭載。4nmプロセスで製造される効率にすぐれたSoCだ
内蔵するバッテリーは容量10000mAh。33.9日のスタンバイ、12.1時間のHD動画再生、15.1時間の読書が可能だ。出力33Wの充電器が同梱される
豊富な周辺機器を用意しているのも「Redmi Pad Pro」の特徴だ。それぞれを解説しよう。
本機専用のフリップケース。後述する「Redmi スマートペン」用のペンホルダーが備わる。カラーはブラックとブルーの2色。市場想定価格は2,980円
キーボード付きのフリップケース。1.3mmのキーストロークと16×16mmのキーサイズ、19mmのキーピッチが確保されている。市場想定価格は8,980円
4096段階の筆圧感知機能を備えるデジタルペン。ショートカットキーを備えておりスクリーンショットの撮影やペン入力に対応するアプリ「Mi Canvas」の起動などが行える。市場想定価格は6,980円
強化ガラス製の保護フィルム。9Hの硬度があり、傷や摩耗からディスプレイを保護する。市場想定価格は1,980円