米アップルは2024年10月28日(米国時間)、「M4チップ」を搭載した新型「iMac」を11月8日に発売すると発表した。チップを刷新したほか、新しい内蔵カメラ「12MPセンターフレームカメラ」を搭載。日本では来年2025年以降提供予定のAI機能「Apple Intelligence」にも対応する。アップルストア価格は198,800円(税込)から。
アップル「iMac」。アップルストア価格は198,800円(税込)から。2024年11月8日発売
「iMac」は24インチディスプレイを備えるディスプレイ一体型デスクトップ。いちばんの強化点はMac初搭載となる「M4チップ」。同社によると、「M4チップ」搭載の「iMac」は、「M1チップ」を搭載した「iMac」と比べて、日々の生産性では最大1.7倍、写真の編集やゲームのような負荷の高いワークフローでは最大2.1倍高速という。
「Apple Intelligence」の処理を担う「Neural Engine」は、「M1チップ」搭載「iMac」と比べて3倍以上高速という。「M4チップ」は、8コアCPU/8コアGPUと、10コアCPU/10コアGPUの2種類を用意する
また、新型「iMac」は標準メモリーが8GBから16GB(最大32GB)にアップ。アップルストア価格は198,800円(税込)からで、「M3チップ」搭載の「iMac」から据え置かれた
スリムボディに「M4チップ」を搭載
8コアCPU/8コアGPUモデルはThunderbolt 4対応USB-Cを2ポート備える。10コアCPU/10コアGPUモデルはThunderbolt 4対応USB-Cを4ポート搭載
ディスプレイは「24インチ4.5KRetinaディスプレイ」。解像度は4480×2520と高精細で、輝度は500二ト。広色域(P3)とTrue Toneテクノロジーにも対応する。オプションとして、画質を変えずに、反射や映り込みを大幅に減らす「Nano-textureガラス」が選べるようになった。
内蔵カメラはデスクビューとセンターフレームに対応した「12MPセンターフレームカメラ」。デスクビューは広角レンズを使って、ユーザーとデスクを上から見た映像を同時に表示する機能。センターフレームにより、ビデオ通話中にカメラの前の全員がビデオの中央に収めてくれる。
付属する「Magic Mouse」と「Magic Keyboard」の充電ポートがLightingからUSB-Cに変更された。本体カラーはグリーン、イエロー、オレンジ、ピンク、パープル、ブルー、シルバーの7色。
標準モデルのスペックとアップルストア価格(税込)は以下のとおり。
M4チップ(8コアCPU/8コアGPU)、16GBメモリー、256GB SSD…198,800円
M4チップ(10コアCPU/10コアCPU)、16GBメモリー、256GB SSD…234,800円
M4チップ(10コアCPU/10コアCPU)、16GBメモリー、512GB SSD…264,800円
M4チップ(10コアCPU/10コアCPU)、24GBメモリー、512GB SSD…294,800円
本体カラーと同じ色に仕上げられた「Magic Mouse」と「Magic Keyboard」。充電ポートがUSB-Cに変更された
本体カラーも新色を用意。画像はグリーン