耐久性にすぐれたボディと長寿命のバッテリーで長く使える
「Redmi Note 14 Pro 5G」。2025年3月22日発売。8GBメモリー+256GBストレージモデルは45,980円、12GBメモリー+512GBストレージモデルは55,980円(いずれも税込市場想定価格)
「Redmi Note 14 Pro 5G」は、「Redmi Note 13 Pro 5G」の後継となるミドルレンジスマートフォンだ。ディスプレイは2712×1220の1.5K表示に対応した約6.67インチの有機EL。120Hzのリフレッシュレートと、480Hzのタッチサンプリングレート、Dolby VisionやHDR10+に対応する。
加えて、3000nitsのピーク輝度に対応しており、明るい屋外でも高い視認性が期待できる。さらに、ウエットタッチテクノロジーに対応しており、画面や指が水に濡れていてもタッチ操作が行える。
ボディは、IPX8等級の防水仕様と、IP6X等級の防塵仕様をクリア。ディスプレイの保護ガラスに落下の衝撃や傷に強い「Corning Gorilla Glass Victus 2」を採用することで、耐久性を高めている。サウンド性能を見ると、イヤホンジャックは非搭載だが、スピーカーはステレオに対応。Dolby Atmosにも対応している。なお、前モデルで搭載されていたFeliCaポートが非搭載となっている。
カラーバリエーションはミッドナイトブラック、ラベンダーパープル、コーラルグリーンラベの3色。検証機のラベンダーパープルは背面にヴィーガンレザーを採用している
長辺が曲面のエッジディスプレイを採用。ボディが薄く感じられるので手になじみやすい
ボディ下面にUSB Type-CポートとSIMカードスロットを配置。nanoSIMカードスロットを2基備える、eSIMは非対応だ
ボディ正面に、外部インターフェイスの配置はなし。イヤホンジャックは非搭載となる
内蔵するバッテリーは容量5110mAhで、1600回の充放電を行っても(充電サイクル1600回)容量の80%を維持できる。このバッテリーの性能も本機の特徴である“長く使える”を実現する要素となる。なお、充電器は同梱されない。別売の45Wシャオミハイパーチャージ規格に対応した充電器を使えば22分で残量ゼロから50%の充電が行える。
SoCは、メディアテック製のミドルレンジ向け「Dimensity 7300-Ultra」で、8GBメモリー+256GBストレージモデルと、12GBメモリー+512GBストレージの2モデルが用意される。OSは、Android 14をベースにしたXiaomi Hyper OSで最大3回のOSバージョンアップと、発売後4年のセキュリティアップデートの配布が予定されている。
ベンチマークテストを実施。左は「GeekBench 6」の結果で、シングルコア1020、マルチコア2877。右はグラフィック専用のベンチマークアプリ「3DMark(Wild Life Extreme)」の結果で、スコアは847。いずれも4万円台の製品としては価格相応のスコアだ
メインカメラは、約2億画素の光学式手ブレ補正機構付き広角カメラ、約800万画素の超広角カメラ、約200万画素のマクロカメラを組み合わせたトリプルカメラだ。なお、フロントカメラは約2000万画素となっている。
最大の注目は広角カメラで、高画素を生かして最大4倍まで劣化のないデジタルズームが可能。加えて、不要なオブジェクトを除去できる「AI 消しゴム Pro」、欠けている背景をシームレスに生成し新たな画角を生み出す「AI画像拡張」、被写界深度を調整してぼかしを生み出す「AIボケ処理」、画像から被写体を特定し背景から分離できる「AIカットアウト」といった、撮影や編集に関わるAI機能を利用できる。
広角カメラは約2億画素のイメージセンサーを採用
曇天の日中の様子。明暗の差が少ない構図なこともあり大きな破綻もなく自然な印象
4倍のデジタルズームで撮影。約2億画素の高画素で、デジタルズームでも劣化が抑えられている
超広角カメラで撮影。ノイズや偽色が構図の周辺に現れているもののミドルレンジとしては悪くない
明るめの夜景を撮影。構図左上のハイライト部分がうまく処理されており、ダイナミックレンジの高さががうかがえる
解像感は物足りないが、手ブレは起こりにくく夜景も気軽に撮影できそうだ
最後に販路をまとめよう。現時点でシャオミ直販のほか、家電量販店での取り扱いが公表されている。通信キャリアでは扱われないようだ。なお、直販以外の販路による発売は3月31日から開始となる。(2025年4月9日訂正:記載のあったIIJmioおよびイオンモバイルの取り扱いはありません。訂正し、お詫び申し上げます。)