2025年3月14日、“普通の腕時計”っぽいデザインの「Xiaomi Watch S4」が登場。スマートウォッチとしての充実した機能と、大人の腕元にしっくりハマるクラシックなデザインをあわせ持った新作ウォッチを紹介しよう。
「Xiaomi Watch S4」、市場想定価格(以下同)19,980円〜(税込。以下同)、2025年3月14日発売
「Xiaomi Watch S4」はフレームにアルミニウム合金を使用し、回転式のクラウンボタンを搭載することで、従来の機械式腕時計のようなクラシックなデザインに仕上がっている。
カラーは3色展開。シルバー(左)とブラック(右)は各19,980円〜。レインバー(中央)は21,980円
「Xiaomi Watch S4」は、ベゼルが交換可能。別売りの交換用ストラップ&ベゼルに付け替えることでデザインも気分も一新できる。今回新しく販売されたストラップ&ベゼルは5種類で、前世代モデル用として発売されていた従来品にも付け替えることが可能となっている。
新しく登場した5種類のストラップ&ベゼル。各3,980円〜5,480円
3色の本体カラーとベゼル&ストラップの組み合わせで、こんなにも印象が変化する
ディスプレイは1.43インチの有機ELを搭載。輝度は1500nits。十分に大きく明るいので、特に日常的に使用していても、不都合に感じることはないだろう。また、防水等級は5ATMであり、家事などの日常生活での水濡れは問題ないが、温水シャワー、サウナ、ダイビングには使用できない。
たくさんの機能を呼び出す一覧画面も、大きなディスプレイのおかげで見やすく、タッチ操作も快適だ
次に、「Xiaomi Watch S4」の機能面を確認しよう。スポーツモードは150種類以上のワークアウトに対応しており、ランニングからプールスイミングまで、心拍センサーを用いた運動データの測定ができる。さらに、GPS(GNSS)を搭載しているので、スマホを携帯していないときでも、位置情報を取得しながらのデータ測定が可能だ。
健康管理機能は、心拍数、血中酸素レベル、睡眠、ストレスレベル、女性の健康管理の測定が可能。これらは一般的なスマートウォッチに搭載されている基本的な健康指標である。
さらに、他社の高級モデルでしか見かけたことのない、「健康診断」機能が搭載されていた。この機能は、複数の健康指標(心拍数、血中酸素レベル、ストレスレベルなど)をワンタップで同時に測定し結果を確認できるというもの。何となく調子がよくないけど、理由が明確でないときのヒントになるかもしれない。
「健康診断」機能は、アイコンをタップして、60秒間しずかに待つだけで複数の健康指標を同時に確認できる
ほかにも、ミュージックコントロール、アラーム、着信通知、懐中電灯といったスマートウォッチとしての一般的な機能に加え、「Bluetooth通話」機能が搭載されているので、ウォッチで電話の着信に応答することも可能だ。
ちなみに、バッテリー持続時間は、メーカー公称値によると最大15日間となっており、きわめて優秀。半月に一度充電すればよいので、バッテリー切れを心配することはほぼないだろう。
「Xiaomi Watch S4」には、スマートウォッチとしての一般的な機能はほぼ搭載されており、バッテリーも優秀だ。日常的に使用していて不満を感じることは少ないだろう。もし、スマートウォッチを着けない理由がデザインだったとしたら、最初の一台として手にとってみるのはいかがだろうか。