ノートパソコンのなかでも15〜16インチサイズのディスプレイを搭載するモデルは、大きな画面を生かして、事務作業や動画視聴などさまざまな用途で活躍します。本特集では、そんな15〜16インチノートパソコンを選ぶポイントと、編集部が厳選した高コスパ製品をご紹介します。
15〜16インチのノートパソコンは、事務作業用にもエンタメ用にも使えるバランスのよさが最大の魅力です。画面が大きいため、複数のアプリを同時に立ち上げて利用するマルチタスクを快適にこなせますし、YouTubeなどの動画も迫力ある映像で楽しめます。
さらに、キーボードのレイアウトに余裕があるため、数字入力に便利なテンキーを備えているものが多いのも特徴。USB端子などの外部インターフェイスも充実しています。
使い方としてはデスクなどに据え置いて使用するのに向いていますが、家庭内やオフィス内の持ち運びであれば十分に対応可能。折りたたんで省スペースに収納できるのは、デスクトップパソコンにはないメリットですね。
このような特徴をまとめると、15〜16インチのノートパソコンは、絶妙なバランスを備えた、使い方の幅が広いパソコンと言えるでしょう。
15〜16インチのノートパソコンは、普段ワンサイズ小さい13〜14インチモデルを使用していて画面が狭く感じる人や、タイピング時の窮屈さに悩む人にとって、理想的な選択肢となります。広い画面は資料作成や表計算といった業務を効率的にこなすのに適しており、オンライン会議や授業でも資料を同時に表示しながら進行できるため、視認性と操作性の両面ですぐれています。写真や動画編集、イラスト制作といったクリエイティブな用途にも対応できる画面サイズです。
また、据え置きでの使用がメインだけれども必要なときには持ち運びたい、といった使い方にも対応でき、家庭内での共用にも向いています。リビングや寝室など、場所を選ばず使える柔軟性もこのサイズならではのメリットでしょう。
ビジネス、学業、趣味、家族利用など、幅広いニーズに応える15〜16インチのノートパソコンは、操作性と携帯性のバランスを重視する人におすすめです。
15〜16インチのノートパソコンは、業務利用からエンタメまで幅広い用途に対応できるいっぽう、目的によって要求されるスペックが異なるため、CPUやメモリー、ストレージなどのスペックを適切に選択することが製品選びの要点となります。
CPU、メモリー、ストレージの3つの基本スペックについては、「これだけあればひとまず安心」という水準がありますので、チェックしておきましょう。
CPUは、処理速度を左右する最重要パーツです。文書作成や動画視聴など一般的な作業を快適にこなすには、インテル製なら「Core i5」以上、AMD製なら「Ryzen 5」以上が目安です。また、同じシリーズでも世代が古いと性能が劣るため、インテルは第13世代以降、AMDは第5世代(7000番台)以降を選ぶと安心です。AI機能を使いたい場合は、NPU(AI処理専用チップ)搭載モデルを選び、「TOPS」という性能指標にも注目しましょう。
メモリーは、同時処理できるデータ量に関わるため、容量16GB以上がおすすめ。16GB以上であれば、複数のアプリを同時に使う場面でも快適に動作します。
ストレージは、データ保存の容量です。512GB以上あれば事務作業には十分で、画像編集では最低限のライン。動画編集をするなら、さらに大容量が望ましいです。
ノートパソコンのディスプレイは、画面パネルの種類と表面処理の違いによって見え方が大きく変わります。
画面パネルには有機ELと液晶があり、有機ELは高コントラストで鮮明な発色、広い視野角が特徴ですが、焼き付きが発生するリスクがあります。いっぽう、液晶は比較的安価で寿命も長いものの、画質や応答速度では有機ELにやや劣ります。
表面処理にはグレア(光沢)とノングレア(非光沢)があり、グレアは発色が鮮やかで映像が美しく見える半面、外光の映り込みが気になる場合があります。ノングレアは反射が少なく目が疲れにくいため、長時間作業するのにおすすめですが、若干発色が控えめです。
これらの特徴から、事務作業や文書作成などのビジネス用途中心なら液晶・ノングレア、映画視聴や写真・動画編集などエンタメやクリエイティブ用途中心なら有機EL・グレアが適しています。
ノートパソコンは一般的に、搭載するバッテリーの容量が多いほうが駆動時間が長く、電源のない場所でもより長くパソコンを使えます。職場なら「共有スペースでの打ち合わせ」、家庭なら「ソファで家族といっしょに動画視聴」といったように、ノートパソコンを持ち運んで利用する機会があるのならバッテリーの性能(=容量)は軽視できません。
また、バッテリーの寿命の面でも容量が大きいほうが有利です。バッテリーは100%分の充電と放電のセットを「1サイクル」とし、使用サイクル数が増えるほど劣化が進みます。容量が大きければ1サイクルで使える時間が長くなるため、同じ使用時間なら少容量のバッテリーよりもサイクル数を減らすことができ、バッテリーの寿命を延ばせます。
なお、メーカー公称のバッテリー駆動時間は実使用時間とは異なり、かつ計測方法も統一されていません。使い方によって異なりますが、実際に使える時間は、公表されているバッテリー駆動時間の6〜7割が目安と考えるとよいでしょう。
快適に使い続けるためにも、余裕を持ったバッテリー性能を備えたモデルを選ぶことが大切です。
外に持ち運ぶことを考慮して15〜16インチモデルを選ぶ場合は、「重量2kg未満」を目安にしてください。2kgは500mlのペットボトル4本分に相当し、これを鞄に入れて持ち歩くのは負担が大きいです。外への持ち運びに考慮するのなら、まずは重量2kgを上限に探してみましょう。いっぽう、自宅やオフィス内の移動が中心なら、多少重くても問題ありません。
また、持ち運ぶ際は、周辺機器の重さにも注意が必要です。ACアダプターは約300g、マウスは約70g、ヘッドセットは形状により10〜100g程度が一般的で、持ち運ぶ周辺機器の合計が400gを超えることもあります。ノートパソコンを選ぶ際は、本体だけでなく、周辺機器も含めた総重量を把握しておくとよいでしょう。
外部インターフェイスについては、種類と数をしっかり確認しましょう。用途に関わらず共通したポイントとして、USB Type-AとType-Cの両方を備えていると便利です。
Type-Cは映像出力や充電にも対応する汎用性の高い端子なので少なくとも1つ以上欲しいところ。いっぽう、Type-Aは現在でも多くのマウスやUSBメモリーなどで採用されており、基本的にマウスで操作するならType-A端子は少なくとも2つあると便利です。データ転送速度にこだわる場合にはそれぞれの規格もチェックしておきましょう。
これらに加え、自分の用途や構築したい使用環境に必要な端子がそろっているかも確認しましょう。たとえば、外部ディスプレイとの接続にはHDMI端子、スマートフォンから写真などを取り込むならmicroSDメモリーカードスロット、安定した通信環境を求めるなら有線LAN端子が役立ちます。
また、家族でDVDを視聴するなど光学メディアを再生したい場合は、光学ドライブの有無もポイントとなります。使用スタイルに応じた外部インターフェイスがそろっていれば、後から周辺機器との接続に困ることも少なく、快適に使い続けられます。
家庭・初心者向けには、事務作業や動画視聴に必要十分なスペックを搭載し、かつ安価なものを厳選しました。DVDドライブの有無やパネルの種類、外部インターフェイスなども選択のポイントになります。
デル「Dell 15 Ryzen 5 7530U」
価格.com最安価格64,775円(税込、2025年8月29日時点)の低価格が魅力の1台。普段使いに過不足のない水準のスペックを備えた15〜16インチモデルのなかでは最安クラスです。価格.com「ノートパソコン」カテゴリーの人気売れ筋ランキングも上位に位置しており、多くの人に選ばれている製品となっています。
重量1.63kgと比較的軽量なことと、SDメモリーカードスロットを搭載しているのも特徴。いっぽうで、USB端子が2つのみ、しかもType-A端子は1つだけという点はやや物足りないポイント。複数のUSB端子を使う機会があるのなら気にしておきたいポイントです。
・事務作業用としてはかなり快適です。
・処理速度は速く、さくさくと動くので非常に満足。
・ノングレアタイプのIPSディスプレイなので照明の映り込みがなくきれい。
※2025年8月29日時点の、デル「Dell 15 Ryzen 5 7530U」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
HP「HP 15 Ryzen 5 7530U 価格.com限定モデル」
Microsoft Officeを搭載しながら価格.com最安価格99,800円(税込、2025年8月29日時点)の低価格を実現した15インチモデル。同等スペックのノートパソコンでは最安クラスです。Microsoft Office搭載機のなかから安く選びたい人に最適なモデルです。
重量1.63kgと比較的軽量なのも特徴。USB端子はType-Aを2つ、Type-Cを1つ備えており、マウスでType-Aの1つを常時使用しても各Type1つずつ確保できます。そのほかの外部インターフェイスはHDMI端子とヘッドホン端子のみと少なめですが、一般的なパソコンの利用の範囲で困ることはないでしょう。
レノボ「IdeaPad Slim 5 Gen 10 価格.com限定モデル」
2880×1800ドットの高解像度な16インチ有機ELパネルを採用し、鮮やかで精細な映像を楽しめるのが魅力の1台。メモリー容量は、同価格帯では16GBの製品が多いなか、24GBを搭載しているため、複数アプリの同時処理に強いのも魅力。microSDカードスロットを備えているため、アクションカメラやスマートフォンで撮影した画像データの転送・活用も手軽です。
価格.com最安価格は99,880円(税込、2025年8月29日時点)と、性能を考慮すると安く、コストパフォーマンスは抜群に高いです。据え置きで写真や動画を大画面で楽しみたい人や、コスパ重視でパワフルな作業を求める人に特におすすめできるモデルです。
・シンプルなデザインで12項目の米軍調達基準に準拠。高級感があります。
・バックライト付きのキーボードなので暗いところでも安心です。
・16.0インチの高解像度・有機ELディスプレイはとにかくきれい。映り込みはほとんど気になりません。
※2025年8月29日時点の、レノボ「IdeaPad Slim 5 Gen 10 価格.com限定モデル」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
富士通「FMV LIFEBOOK AHシリーズ WAA/J2」
DVDドライブを搭載する15.6インチモデル。Microsoft Officeが付属しながらも、価格.com最安価格108,700円(税込、2025年7月23日時点)なのはコストパフォーマンスが高いです。家族でDVDコンテンツを楽しんだり、デジカメの写真を整理・管理したりする用途にマッチしそうです。
いっぽうで、CPUに世代がやや古い「Ryzen 5 5500U」を採用しており、他の最新モデルと比較すると処理能力で劣る点が気になるところですが、一般的な事務作業やインターネット利用、写真整理などには十分な性能。初心者から家庭用まで幅広くおすすめできる1台と言えます。
・16GBメモリー、512GB SSD搭載で動作が軽く快適です。
・持ち運ぶには多少重いですが、家で使用するのには問題ないです。
・Office搭載でこのスペックのPCをこの値段で購入できたので満足です。
※2025年8月29日時点の、富士通「FMV LIFEBOOK AHシリーズ WAA/J2」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
レノボ「IdeaPad 5i 2-in-1 Gen 10 Core Ultra 5 225H」
16インチの大画面液晶を搭載した2in1タイプのノートパソコン。写真や動画を色鮮やかに表示できるグレア仕様を採用しています。画面の360度回転に対応しているので、タブレットのような使い方も可能です。
さらに、付属の「Lenovo デジタルペン」による操作・入力に対応。子どものお絵かき用途にも活用できます。microSDメモリーカードスロットも備え、写真やデータの取り込みもスムーズ。重量は約2kgとやや重めですが、自宅中心の利用であれば快適に使える1台です。
NEC「LAVIE Direct N15(R) Ryzen 7」
性能と機能のバランスにすぐれた15.6インチモデルです。CPUに家庭向け・初心者向けとしては比較的高性能なCPU「Ryzen 7 7735U」を採用しているほか、DVDドライブも搭載。Microsoft Officeも標準で付属しています。Microsoft Officeの各種ソフトをより快適に使いたい人におすすめの1台と言えます。
価格.com「ノートパソコン」カテゴリーの人気売れ筋ランキングは上位に位置しており(2025年7月25日時点)、人気の高さがうかがえます。いっぽう、重量は約2.1kgあり、バッテリー駆動時間もやや短めと持ち運びにはやや不向きな面もありますが、据え置き利用がメインなら大きな問題とはならないでしょう。
・NECファンにとってはよい買い物だと思います。
・最新のCPUと必要十分なメモリーを備え、快適な作業環境を実現できます。
・コストパフォーマンスにすぐれたモデルです。
※2025年8月29日時点の、NEC「LAVIE Direct N15(R) Ryzen 7 価格.com限定モデル」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
AIを活用できる性能を備えた製品や、メモリー容量が大きい製品のなかから比較的安価なものを選定。Microsoft Officeの有無については、学校側からのアカウントの提供があるかどうかで判断しましょう。学業以外の用途も考慮して外部インターフェイスもチェックすると失敗なく選べます。
レノボ「IdeaPad 5 2-in-1 Gen 10 AMD Ryzen AI 5 340」
AIの演算処理を担うNPUの性能が50TOPSと高く、AIアシスト機能を存分に活用できるのが特徴。Microsoftが提唱するAI処理に最適化されたスペックを備えるパソコン「Copilot+ PC」の16インチモデルとしては最安クラスで、学習などでAIを活用したいならおすすめの1台です。
コンバーチブルタイプの2in1パソコンなのでタブレットとしても使用可能。タッチパネルや付属の「Lenovo デジタルペン」で使い方の幅も広がります。グレア仕様の16インチ大画面なので動画コンテンツなどエンタメ用途との相性もよいでしょう。
Dynabook「dynabook AZ/LY Core i5 1340P 価格.com限定モデル」
充実した機能を搭載する16インチモデル。Microsoft Officeがプリインストールされていて別途用意する必要がないため、学校からOfficeアカウントが配布されない場合に便利です。またDVDドライブやSDメモリーカードスロットを備えているので、エンタメ用途でDVDの視聴やデジカメ写真の取り込みをよく行う人にも向いています。家族の共用パソコンとして利用する場合も、これらの外部インターフェイスの充実はありがたいポイントですね。
さらに、メモリースロットに空きがあるため将来的な容量拡張が可能なのもポイント(※メモリーの増設はメーカーの保証外となる場合があるのでご注意ください)。駆動時間は動画再生時で約5時間、アイドル時で約8時間とやや短めですが、据え置き利用が中心なら大きな問題にはならないでしょう。
動画編集などのクリエイティブ向けには、CPUがCore i7相当以上、メモリーが32GB以上、ストレージが1TB以上を条件に2機種をピックアップ。価格重視の人向けと、AIを活用したい人向けに各1台をおすすめします。
レノボ「ThinkPad E16 Gen 2 AMD 価格.com限定モデル」
クリエイティブ用途で必要となる基本性能を満たしつつ、価格.com最安価格109,890円(税込、2025年8月29日時点)という手ごろな価格設定が最大の魅力。安価な分、性能的に突出したポイントはありませんが、とにかく安く手に入れたい人や、最初の1台を検討している入門者におすすめです。価格.com「ノートパソコン」カテゴリーの人気売れ筋ランキングでも上位に位置する人気の1台です。
有線LAN端子を搭載しているため、大容量ファイルのアップロードなどで安定したネットワーク接続が期待できるのもうれしいポイントです。
・特に魅力を感じたのはコストパフォーマンスのよさと使い勝手のよさです。
・「Ryzen 7 7735HS」、メモリー32GB、1TB SSDを搭載してこの価格なら十分です。
・キーボードのタッチは気持ちいいです。タイプミスが格段に減りました。
※2025年8月29日時点の、レノボ「ThinkPad E16 Gen 2 AMD 価格.com限定モデル」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
レノボ「IdeaPad Pro 5 Gen 10 AMD Ryzen AI 7 350」
2.8K解像度の有機ELディスプレイを採用し、色鮮やかな映像表現を楽しめるのが魅力。映像や写真を美しく精細に表示できるため、クリエイティブ用途のなかでも特に色味や細部の表現まで重視する使い方に向きそうです。
また、CPUには、50TOPSの高いNPU性能を持つ「Ryzen AI 7 350」を搭載しており、「Copilot+ PC」としてAI機能を活用できます。SDメモリーカードスロットを装備しているため、カメラユーザーやデータのやり取りが多い人にも使い勝手がよいでしょう。
ビジネス向けには、昨今のAI活用の流れを考慮し、「Copilot+ PC」の条件に準拠した性能(NPU:40TOPS以上、メモリー:16GB以上、ストレージ:256GB以上など)を備え、OSにWindows 11 Proを搭載したものを中心に3製品をピックアップしました。
ASUS「Vivobook 16 M1607KA Ryzen AI 7 350」
AI活用に十分な性能を持つCPU「AMD Ryzen AI 7 350」(NPU 50TOPS)を搭載しながらも、価格.com最安価格139,800円(税込、2025年8月29日時点)というコストパフォーマンスの高さが魅力の16型モデルです。
メモリーは、空きスロットがあるので最大32GBまで拡張可能(※メモリーの増設はメーカーの保証外となる場合があるのでご注意ください)。バッテリー駆動時間は約6.2時間(動画再生時)とやや短めですが、据え置き利用が中心の人には気にならないでしょう。
なお、OSはWindows 11 ProではなくWindows 11 Home 64を採用しています。ビジネス用途でWindows 11 Proが必要でないのであれば、魅力的なスペックを持つ1台です。
デル「Dell 16 Plus Core Ultra 7 258V」
インテルの高性能CPU「Core Ultra 7 258V」を搭載するうえ、メモリーは32GB、ストレージは1TBと、クリエイティブ用途にも対応できる高性能な1台。画面解像度がWQXGA (2560×1600)と高いのも高ポイントです。高速データ転送が可能なThunderbolt 4端子が備わっているので、写真や動画などの大容量ファイルも扱いやすいです。
重量は1.87kgと軽くはないものの2.0kgは下回っており、それなりの頻度での持ち運びに対応できそう。カタログの駆動時間が19時間と長いので外出先での作業も安心です。WebカメラがフルHD対応なのでリモート会議で重宝することでしょう。マイナスポイントはUSB Type-A端子が1つのみくらいで、トータルバランスのよいパソコンに仕上がっています。
MSI「Summit-A16-AI+A3HMTG-6203JP」
タッチパネル対応の16インチディスプレイを採用するコンバーチブル型2in1ノート。鮮やかなグレア液晶なので、イラスト・デザイン業務を行っている人にも最適です。打ち合わせやクリエイティブ作業など多様なシーンで活用できる、「MSI Pen 2」が付属します。
CPUは処理性能50TOPSのNPUを搭載する「Ryzen AI 9 365」、メモリーは32GB、ストレージは1TBと高性能なスペックも魅力。高画素のWebカメラにより、オンライン会議での印象アップも期待できそうです。
いっぽう、重量2.1kgと日常的に持ち運ぶには重いことと、USB Type-A端子が1つしかないことには注意が必要です。
質問:15〜16インチのノートパソコンにはどんなメリットがありますか?
回答:広い画面&キーピッチで作業効率が向上します。
15〜16インチのノートパソコンは、画面が大きいため文字や画像を見やすいよう大きく表示でき、作業範囲も広がるため、複数のウィンドウを同時に扱いやすくなります。また、筐体サイズに余裕があることでキーボード配列にも余裕ができ、入力ミスを減らすことができます。これらの要素により、資料作成や画像編集などの作業効率が高まる点が最大のメリットです。
いっぽうデメリットとしては、重量が重くなりがちで持ち運びにあまり適さないという点があげられます。
質問:15インチと16インチの大きさの違いは?
回答:16インチは15インチより画面の縦幅が約2センチ大きいです
15インチと16インチのノートパソコンの主な違いは、画面の大きさです。16インチノートパソコンの画面サイズは対角線40.64cm、縦21.54cm、横34.46cm(アスペクト比が16:10の場合)で、15インチ台の主流である15.6インチと比べると、16インチのほうが画面の縦幅が2cm程度大きくなり、より作業領域が広く感じられます。
なお、15インチクラスには15インチと15.6インチがあり、15インチは対角線が38.1cm、縦21.13cm、横31.7cm(アスペクト比が3:2の場合)です。15.6インチは対角線が39.624cm、縦19.4cm、横34.5cm(アスペクト比が16:9の場合)となります。
質問:15インチのノートパソコンはA4サイズに収まりますか?
回答:15インチノートはA4サイズより大きく、14インチノートが最も近い大きさです
A4サイズは210mm×297mmで、鞄などで収納できる基準によく利用されます。15インチクラスのノートパソコンはA4サイズよりもひと回り大きく、一般的にA4サイズに最も近いのは14インチノートパソコンとされています。ただし、インチサイズでわかるのは画面の大きさであり、ノートパソコン本体の大きさはもうひと回り大きくなる点に注意が必要です。鞄の収納サイズに余裕がない場合は、購入するノートパソコンのサイズをしっかりと確認しておきましょう。
質問:14インチと15インチどっちがいいですか?
回答:持ち運び重視なら14インチ、作業効率重視なら15インチがおすすめです。
ノートパソコンの14インチと15インチは、持ち運びやすさと作業効率のバランスで選ぶのが基本です。ひんぱんに移動する人や軽量さ・コンパクトさを求めるなら14インチクラスが適しています。いっぽうで、画面の広さやフルサイズのキーボードなど、作業効率を重視される場合は15インチクラスが便利です。それぞれのメリットを考慮して、自身の利用スタイルに合ったサイズを選びましょう。
質問:最近よく聞くAI PCとは何ですか?
回答:AI処理専用のNPUを搭載し、AI機能をパソコン本体で動かして活用できるPCです
AI PCとは、AI処理に特化したプロセッサー「NPU(ニューラルプロセッシングユニット)」を搭載したパソコンのことです。NPUによってAI機能の多くをパソコン本体内で実行できます。そのためクラウドに依存せず、プライバシーやセキュリティ面も向上します。
よく聞く「Copilot+ PC」もAI PCのひとつ。マイクロソフトが提唱する高いAI処理性能を備えたWindows PCで、NPU性能が40TOPS以上など複数のスペック要件を満たす製品が該当しています。