あれこれ通信

まだ間に合う! 日本郵便のスマホアプリで年賀状を10分で作る

筆者は毎年、写真入りの年賀状を家族や友人に送っている。年賀状作りは凝り始めると時間がかかるもので、例年なら12月に入ってすぐに作り始めるのだが、今年は、忘年会やクリスマスなどのイベントであわただしく、年賀状を作るのをすっかり忘れてしまい、12月も後半に入ってしまった21日にまだ作っていない状況に。とにかく手軽にすばやく年賀状を作らざるを得ない……。そこで今年はかねてから使ってみたかった、日本郵便のスマホアプリ「はがきデザインキット2016」を利用して、短時間での年賀状作りを行ってみた。裏面のデザイン制作にかかった時間は約10分。今回は、まだ年賀状を作っていない(作らないといけない)という方に、このアプリを使ってのスピーディーな年賀状作りを紹介したい。

スマホアプリ「はがきデザインキット2016」。無料ではがきを作成することができる

スマホアプリ「はがきデザインキット2016」。無料ではがきを作成することができる

10分で裏面のデザインを作成して印刷できる

日本郵便が提供する「はがきデザインキット2016」は、iPhone/iPadとAndroidに対応するスマホアプリ。簡単な操作ではがきの裏面のデザインが作れる無料のアプリだ。

裏面のデザインの作成手順は簡単で、まず、300種類以上もあるテンプレートデザインから好みのものを選ぶ。その後、スマホで撮った写真を加えたり、自由にメッセージを入れることもできる。今回は、LINEのキャラクターとコラボした写真入りデザインで年賀状を作成してみたが、10分程度の時間で制作できた。

デザインテンプレートはなんと300種類以上も用意されている。左が「写真あり」のデザイン、右が「写真なし」のデザイン

LINEのキャラクターとコラボしたデザインを選択

LINEのキャラクターとコラボしたデザインを選択

「普通紙でつくる(フリあり)」または「写真用紙でつくる(フチなし)」を選択

「普通紙でつくる(フリあり)」または「写真用紙でつくる(フチなし)」を選択

「写真あり」のデザインを選択したので、「カメラを起動」して写真を撮るか、「カメラロールから選ぶ」を選択する

写真が決まったら、写真補正のON/OFFを選べる

写真が決まったら、写真補正のON/OFFを選べる

写真がはめ込まれ、拡大したり、位置を調整したりできる

写真がはめ込まれ、拡大したり、位置を調整したりできる

自由にメッセージを書き込むことも可能だ

自由にメッセージを書き込むことも可能だ

LINEのキャラクタースタンプを挿入することもできる

LINEのキャラクタースタンプを挿入することもできる

縦書き・横書きに対応するほか、手書き文字入力が行える

縦書き・横書きに対応するほか、手書き文字入力が行える

デザインが完成したら、「プリンターで印刷する」を選ぶ

デザインが完成したら、「プリンターで印刷する」を選ぶ

印刷するプリンターを選ぶ

印刷するプリンターを選ぶ

無線LANを搭載したプリンターなら、スマホからダイレクトに印刷することができた

無線LANを搭載したプリンターなら、スマホからダイレクトに印刷することができた

アプリ経由でのオンライン注文が可能。オンライン注文なら宛名印刷にも対応する

今回使用したスマホアプリ「はがきデザインキット2016」は、デザインを作成して自宅のプリンターで年賀状を印刷する方法のほか、デザインを作成してオンライン注文で年賀状を印刷・送付してもらう2通りの方法を選べる。

自宅のプリンターで印刷する場合は宛名を印刷することができないが、オンラインで注文した場合は宛名印刷が可能だ。オンラインで注文した年賀状を自宅に送る場合は、15時までに決済が完了していれば、翌日に発送される。オンラインで注文した年賀状を直接相手に届ける場合は、12月24日までの注文分であれば、1月1日に届くように発送される。

さらに、スマホアプリ「はがきデザインキット2016」は、手動での宛名の入力・登録に加えて、スマホのカメラではがきの宛名を撮影して、自動的に住所をデータ化する「クラウド住所録」を搭載。この「クラウド住所録」にデータを登録することで、オンライン注文時の宛名印刷に利用できるほか、パソコンの「はがきデザインキット2016 インストール版」でプリンターを使用した場合にも宛名印刷が可能になる。なお、「クラウド住所録」を利用するには「ゆうびんID」の登録が必要になる。

ただし、今からこのクラウド機能を使ってオンライン注文での宛名印刷を行うのは待ったほうがいいだろう。というのも、クラウドでのデータ化に1〜2日間の時間がかかるためだ(※データ化にはOCRで読み取って手作業で登録しているとのこと)。今からクラウド上でのデータ化にかかる時間を考慮すると、1月1日に年賀状が届かなくなるおそれがある。

スマホのカメラで宛名を撮影するだけで、自動的に住所をデータ化する「宛名スキャン」。なお、クラウドでデータ化されるため、1〜2日間、処理のために時間がかかる

「はがきデザインキット2016」公式ページ(郵便年賀.jp)

山野 徹(編集部)
Writer / Editor
山野 徹(編集部)
新しいもの好きで、アップルやソニーと聞くだけでワクワク・ドキドキ。デジタル好きだが、最近はアナログにも興味が出てきたアラフォー編集者。
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