新製品レポート
「ランドロイド」があなたの「衣類コンシェルジュ」になる?

全自動衣類折りたたみ機「ランドロイド」の詳細と新サービスが発表

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2017年5月30日、セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズは、世界初の全自動衣類折りたたみ機「ランドロイド」(laundroid)の詳細を発表するとともに、同製品の限定予約を開始した。「ランドロイド」は、専用アプリや他社サービスとの連携を図ることで、衣類の着用頻度を可視化できたり、新たなコーディネートの提案を受けられるなど、衣類の折りたたみ以外にも活用できるという。今年の9月下旬ごろには受注を開始し、出荷時期については2017年内を目標としている。

セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ代表取締役社長の阪根信一氏

セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ代表取締役社長の阪根信一氏

ついに「ランドロイド」の詳細が明らかに!

2015年に“世界初の全自動衣類折りたたみ機”としてプロトタイプが発表されてから、はや1年半。ついに「ランドロイド」の詳細が明らかになった。

「ランドロイド」は、セブンドリーマーズが2005年から12年間の月日をかけて開発中の全自動衣類折りたたみ機。「画像解析」「人工知能」「ロボティクス」それぞれの技術の融合により、乾いた洗濯物をほうりこむだけでロボットアームがきれいにたたんでくれるだけでなく、人工知能が衣類の特徴を覚え、タオル、Tシャツ、ボトムスといった衣類の種類ごとや、「お父さん」「子ども」など、持ち主ごとに仕分けることもできる。なお、1枚の洗濯物をたたむのには、10分ほど時間がかかるという。価格は「185万円から」という一般家庭にはハードルの高い設定となっているものの、阪根氏は、「一般家庭にも普及させられるよう、将来的には全自動食器洗い乾燥機くらいの価格設定にできるのが理想」と語った。

発表会では、4タイプのデザインがお披露目された。いずれも前面には高級感のある強化ガラス、側面には天然木、使用時に手が触れる部分には本革、というように、上質な家具にも使用されるような素材を採用。インテリアに合わせて最適なモデルを選ぶことができるという。

ピュアミラー×シルバーハート(左)、ダークミラー×ローズウッド(右)

ピュアミラー×シルバーハート(左)、ダークミラー×ローズウッド(右)

ホワイトガラス×ホワイトアッシュ(左)、ブラックガラス×ウォールナット(右)

ホワイトガラス×ホワイトアッシュ(左)、ブラックガラス×ウォールナット(右)

「ランドロイド」の基本的な操作は、本体中央にある「サークル・インターフェース」に付いたアルミニウム製の針を移動させることで行う。また、ステータスはLEDインジケーターで確認することができる。

「LEDインジケーターが3時の位置で点灯していれば準備完了」「針を7時の位置に回すと折りたたみがスタート」「針を12:00の位置に回すと扉が開いて衣類を取り出せる」といった具合だ(画像はメーカーホームページより)

「サークル・インターフェース」は、中心のプッシュボタン、LEDインジケーター、周囲のダイヤルのみというシンプルな構造。側面や中央には本革が使用されている

使用する際は、針が3時の位置にある状態で、最下段の「インサートボックス」に乾いた洗濯物を入れる

使用する際は、針が3時の位置にある状態で、最下段の「インサートボックス」に乾いた洗濯物を入れる

12時の位置になったらたたみが完了(イメージ)。たたんだ後はアイテム別、もしくは家族別に仕分けされる(出荷時はアイテム別仕分けモードとなっている)

「ランドロイド」でたためる衣類の種類は、Tシャツ、カットソー、ボトムス、ホームウェア、タオル(フェイスタオル/バスタオル)。下着やストッキングには対応していない。なお、現段階では、「衣類の裏返し機能」「ボタン留め機能」「靴下のペアリング機能」はないので、衣類はかならず表にして洗濯かごに入れる、ワイシャツなどのボタンは少なくとも3つくらいは留めておくなど、工夫して使用してほしいとのこと。「靴下のペアリング機能」については、今後のソフトウェアアップデートで可能になる予定だという。

現時点では不可能な動作もある「ランドロイド」だが、「ランドロイドクラウド」の中にある人工知能と、「ランドロイド」本体に搭載された人口知能が随時学習を繰り返し、アップデートしていく。アップデートによって、たたむことができなかった種類の衣類がたためるようになったり、作業のスピードも期待できるという。

専用アプリと連携すれば「オンラインクローゼット」としても活用できる

これまで「ランドロイド」は、洗濯物をたたんで仕分けるだけの製品だと紹介されてきたが、それは「ランドロイド」の一部の機能にしか過ぎない。というのも、「ランドロイド」は衣類を折りたたむ際に衣類のデータを蓄積し、蓄積したデータは専用アプリがインストールされたスマートフォンで一覧することができるため、外出先からも手持ちの服のラインアップを確認するなど、「オンラインクローゼット」としても活用できるのだ。さらに、衣類ごとの使用の頻度を教えてくれるため、「これ、あまり着てないな」「頻繁に着ているからそろそろ買い替え時だな」ということも簡単に確認できるようになるという。

家族別仕分けモードの事前登録はアプリで簡単に行える。アプリは、iOSとAndroidに対応

家族別仕分けモードの事前登録はアプリで簡単に行える。アプリは、iOSとAndroidに対応

専用アプリでは衣類を人別に分けて一覧でき、着用回数も表示することができる

専用アプリでは衣類を人別に分けて一覧でき、着用回数も表示される

「ランドロイド」が専属スタイリストに? 他社とのコラボレーションでさらに便利に

同日、他社とのコラボレーションサービスも発表された。まず、女性向けの月額ファッションレンタルサービス「air Closet」(エアークローゼット)とのコラボレーション。専用アプリで着用頻度が低いと判明した衣類と組み合わせられるアイテムをレンタルできるなどのサービスを計画中だという。

たとえば、「この服、あまり着ていないな」なんてことがあったら、その衣類を指定して「air Closet」に依頼をすると……

プロのスタイリストが選んだ、「あまり着ていない服」にぴったりのコーディネートアイテムが送られてくるという

また、ランドロイドが、「よく着ている色」「あまり着ない色」をデータ化して表示。そこから「着たことがないけど着てみたい色」を選択すると、そのカラーのアイテムが送られてくるサービスも予定されている

また、IoTスタートアップ企業であるCerevo(セレボ)とのコラボレーションも発表。第一弾として、Cerevoが2017年1月に発表したロボット・デスクライト「Lumigent」(ルミジェント)と連携する。Amazonの音声認識技術「Alexa」(アレクサ)に対応し、「Lumigent」に話しかけるだけで「ランドロイド」を操作できるようにする予定だという。

ロボット・デスクライト「Lumigent」。現在は英語のみでの対応となる

ロボット・デスクライト「Lumigent」。現在は英語のみでの対応となる

発表会では、「Lumigent」に話しかけて「ランドロイド」を操作するデモンストレーションも披露され、見事成功!

大泉瑠梨(編集部)

大泉瑠梨(編集部)

美容・健康家電を中心に新製品レポートやレビュー記事を担当。時には体を張って製品の実力をチェックします。

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