洗濯物を干す手間がいらないドラム式洗濯機(ドラム式洗濯乾燥機)は、忙しい人や家事の負担を減らしたい人にぴったり。でも、たくさんの機種があってどれを選べばいいか迷っている人は多いでしょう。この記事では、初めて購入する人にもわかりやすく選び方を解説。「どのくらいの容量を選べばいい?」「電気代が安いドラム式は?」などの悩みを解消するとともに、専門家が厳選した高コスパなおすすめモデルを紹介します。ぜひ、ドラム式洗濯機を購入する際の参考にしてください。
<監修>家電ライター 倉本春
生活家電を中心に、実機使用によるレビューや比較記事を執筆。専門誌やWebメディアに多数寄稿し、実体験を基にした製品選びのポイントをわかりやすく紹介している。元PC雑誌編集者としての経験から、家電の構造や最新技術の解説にも強みを持ち、仕組みや違いを深掘りして伝えることを得意とする。
【価格.comマガジンがおすすめする理由】
1.価格.comユーザーの満足度4.5以上
2.洗濯容量12kg/乾燥容量7kgと、乾燥できる容量が大きい
3.標準コースで皮脂汚れが落ちる&洗濯槽をきれいに保つ「抗菌ウルトラファインバブル洗浄EX」搭載
4.発売当初の価格より20万円近く安く買える
【ただし、こんな人には向きません】
1.防水パンの奥行内寸が520mm未満
2.乾燥後に乾燥フィルターの掃除をきちんとできない人

目に見えないナノサイズの泡「ウルトラファインバブル」を含んだ水で洗浄する、東芝ならではの洗浄方法は間違いない実力。特に油汚れの汚れ落ちのよさがバツグンです。そうした基本性能の高さに加え、槽内にLEDライトを搭載して洗濯物を見やすくしたり、レバーを押すだけで乾燥フィルターに溜まった綿ゴミを捨てられる機能にしたり、地味だけれど便利に使える工夫が随所に施されているのも魅力。
ドラム式洗濯機にはいろいろなコースが搭載されており、温水洗浄に対応していれば、皮脂汚れも落としやすくなります。「TW-127XP4」にも温水洗浄は搭載されていますが、「ウルトラファインバブル洗浄」を採用しているので、標準コース&常温の水で皮脂汚れまで落とせるのが最高にいい! コースを選ぶ手間がないうえ、温水洗浄で必要になる電気代もかかりません。黄ばみを落としたり、白物衣類を除菌したりしたいときには温水洗浄を使用し、普段の洗濯は何も考えずに、電気代を節約しながらも強力な洗浄力を発揮してくれるドラム式が欲しい人におすすめです。また、本製品は普通に洗濯しているだけで槽に汚れが付着するのを防ぐ効果があるのも推せるポイント。
ドラム式洗濯機を選ぶ際に必ずチェックしておきたい「7つのポイント」を紹介。電気代に大きな差が出る「乾燥方式」、洗濯機周囲の温度や湿度に影響する「除湿方法」、容量の選び方、お手入れが楽になる機能などがわかります。
>>「選び方」はすっ飛ばして、ドラム式洗濯機おすすめ10選を見る↓
ドラム式洗濯機には、「ヒートポンプ式」と「ヒーター式」という2つの乾燥方式があります。性能や仕上がりが異なるだけでなく、初期費用やランニングコストにも大きな差が出るので、まずはどちらの乾燥方式がいいかを決めましょう。
空気中の熱を集め、その熱を温風にして洗濯物を乾かします。省エネ性が高く、乾燥時の電気代がヒーター式の半分以下の製品もあるため、電気代を抑えたいならヒートポンプ式がおすすめ。大容量モデルが多いので、たくさん洗濯物が出る家庭に向いています。
【メリット】
・ヒーター式の半分程度の電気代
・65度ほどの温風で乾かすため、熱による衣類の傷みが少ない
・乾燥中、すぐにドアを開けられるので、衣類の追加・取り出しがしやすい
【デメリット】
・上位モデルに採用されているため、本体価格が高い
・しっかり乾くけれど、ヒーター式ほどカラッとした感じは少ない
・本体サイズが大きい(容量が小さめのコンパクトモデルもある)
ヒーターで温めた80度くらいの熱風を洗濯槽に送って乾かすので、カラッとした乾き心地に仕上がります。本体価格の安さのほか、洗濯容量7kg以下の小容量モデルはヒーター式のみなので、設置スペースが狭い家庭に選ばれる傾向。ただし、電気代が高いので「洗濯〜乾燥」をよく使うならトータルで損することもあります。
【メリット】
・80度ほどの高温で乾かすのでカラッと仕上がる
・本体価格が安め
・本体サイズがコンパクトなモデルが多い
【デメリット】
・電気代が高い
・洗濯物が傷んだり縮んだりしやすい(一部、65度前後の低温の温風で乾かす製品もある)
・乾燥を一時停止してドアを開けられるようになるまでの待ち時間が長い
消費電力量いちばん小さいヒートポンプ式とヒーター式で比べると、1日1回「洗濯〜乾燥」した場合の電気代の差は1年間で1万円。10年使用するとヒーター式は10万円多く電気代がかかるということに。そう考えると、本体価格が少し高くても設置できるスペースがあるならヒートポンプ式を選んだほうがお得です。

これまでヒートポンプ式には洗濯容量10kg未満のモデルはなかったのですが、ここ最近、洗濯容量8kgのコンパクトモデルが続々と登場しています。サニタリールームが狭い住宅に住んでいる人、1人暮らしや2人暮らしでもヒートポンプ式を選びやすくなりました。
ヒーター式を選ぶ場合は、乾燥時の水道代や快適性の差につながる「排気方法」も確認しておきましょう。電気代は「排気タイプ」と「水冷除湿タイプ」ではほとんど変わりません。
洗濯物を温めた熱風をそのまま洗濯機外に排気。湿った高温の空気が排気されるため、洗濯機を設置した部屋の温度と湿度が上昇します。
槽内の湿った高温の空気を、水道水を使って強制的に冷やして水(結露)に変え、排水口から排出します。「排気タイプ」より水道代がかかりますが、部屋の温度や湿度はそれほど上がりません。

1日1回「洗濯〜乾燥」した場合の水道代の差は1年間で2,600円程度。夏場や設置場所によってはとんでもなく高温多湿になるので、少々水道代はかさんでも「水冷除湿タイプ」を選んだほうが快適です。
なお、製品によっては除湿方法が公表されていない場合があります。快適性が気になるなら、除湿方式を明記している製品を選びましょう。
ドラム式の洗い方は、遠心力で持ち上げた洗濯物を落として洗う「たたき洗い」が中心。それに加え、洗濯槽を左右に小刻みに動かす「もみ洗い」と、製品によっては、遠心力で洗濯物を槽に押しつけて洗う「押し洗い」など、複数の動きを組み合わせて洗います。
縦型のように洗濯物を完全に水に浸して洗う方法ではないので、節水性が高いのが特徴。製品によって差はありますが、1回の洗濯で使用する水量は縦型の1/6程度。1日1回の洗濯を1年間続けた場合、縦型より水道代が6,000円くらい安く済むケースもあるので、乾燥機能目的でドラム式を選んだとしても洗濯面でも大きなメリットがあります。
さらに、洗濯槽の回転を利用した基本的な洗い方に加え、独自の洗浄機能や技術で洗浄力を高めている製品もあります。
【代表的な洗浄機能】
東芝:微細な泡を水道水に混ぜて洗う「ウルトラファインバブル洗浄」。全モデルに搭載。
パナソニック:洗濯槽に投入する前に洗剤を泡立てる「泡洗浄」。上位モデルに搭載。
シャープ:水道水を微細な水滴して噴射する「マイクロ高圧洗浄」。洗濯容量8kg以上のモデルに搭載。
こうした機能や技術により、汚れ落ちや節水性に差が出ます。また、同じ洗浄機能であっても上位モデルのほうが性能の高いものが搭載されていることも。たとえば「ウルトラファインバブル洗浄」の場合、最上位モデルは黒ずみ低減や洗濯槽の清潔性まで効果を発揮します。
また、搭載されているコースも確かめておいたほうがいいポイント。最近は、自宅でいろいろなものを洗いたいニーズが高まっており、それに対応するさまざまなコースが用意されています。ただし、標準コースで十分という人、衣類の種類にあわせて最適な洗い方をしたい人など、使い方は人それぞれ。洗いたいものがある場合は、コースをチェックしておきましょう。

洗浄力は「縦型」のほうが上と言われることがありますが、製品によって性能が大きく異なるため、「縦型」と「ドラム式」のどちらのほうがすぐれているとは言い切れません。ただ、現在、ほとんどのメーカーの最上位モデルはドラム式。ドラム式の上位モデルには各メーカーの先端洗浄技術が詰め込まれており、ドラム式のほうが高い洗浄力を発揮することも珍しくなくなりました。
洗濯機は、洗濯できる量「洗濯・脱水容量」と乾燥できる量「乾燥容量」が決まっています。乾燥容量は洗濯・脱水容量の半分くらいなので、洗濯〜乾燥まで行うことが多いドラム式は「乾燥容量」を必ずチェックしましょう。
大人1人が1日に出す洗濯物の量は一般的に「約1.5kg」。家庭で出る1日分の洗濯物の量(目安)は「1.5kg×家族の人数」で計算できます。
たとえば、3人家族の場合。1日に出る洗濯物の量は4.5kgなので、1日1回洗濯〜乾燥運転をするなら乾燥容量5kg以上のモデルが必要。ということは、「洗濯・脱水容量10kg/乾燥容量5kg以上のモデルから選べばいい」と、家庭にあった容量のモデルが導き出せます。
・1人暮らし→乾燥容量2kg以上のモデル
・2人暮らし→乾燥容量3kg以上のモデル
・3人家族→乾燥容量5kg以上のモデル
・4人以上→乾燥容量6kg以上のモデル
ただし、洗濯物は、家庭によって実際に出る量は異なります。多くは、目安とされている「1人分の洗濯物の量(1.5kg)」より、もっとたくさん出るはず。また、まとめ洗いすることを考慮すると、大きめを選んで損はしないでしょう。ドラム式は洗濯槽(容量)が大きいほうが、乾燥の仕上がりや洗濯の汚れ落ち効果が向上します。なので、設置できる範囲内で大容量がおすすめ!

いまどきの洗濯機は洗濯物の量にあわせて水量などは調節されるため、1人暮らしや2人暮らしで大容量モデルを選んでも問題ありません。
洗濯機は基本的に、容量に比例して本体サイズも大きくなります。洗濯容量12kgの大容量モデルの場合、本体幅は640mm前後が中心。洗濯容量8kgの小さめモデルでも本体幅は595mm以上あるのが一般的です。
しかし、脚の部分は本体幅よりもコンパクトに設計されているので、大容量でも、一般的な防水パン(内寸奧行540mm以上)に収まるモデルがほとんど。ですが、住宅によっては排水口の位置や給水栓の高さが足りず設置できないこともあるので、しっかりチェックしておきましょう。
最近は洗濯機置き場の上部に棚を設けるなど、設置スペースがきっちり決められている住宅が増えています。ドラム式は壁にぴったりくっつけて設置することは禁止されているので、特に、防水パンがなく、床に直置きの場合は左右、後方、上方に必要な隙間(離間距離)を設けられるかを確認しておきましょう。
そして、ドラム式は手前にドアを開くため、ドアを開けるスペースも必要。製品によって異なりますが、多くが、本体奥行きにプラス45〜54cmくらいスペースを設けることを推奨しています。さらに、ドアを90度以上大きく開きたいなら、ドアヒンジ側に20〜30cmほどの余裕が必要。ドアは「左開き」と「右開き」があるので、設置する場所にあわせて選ぶのも忘れないようにしましょう。
当然、玄関や廊下などを問題なく通って運べるサイズでないと設置できません。

本体サイズには「給水ホースや排水ホース含む」ものと、本体のみのサイズがあります。スペックにある「ボディ幅(本体幅)」が「給水ホースや排水ホースを含まない本体幅」の数値。当然、「ボディ幅」のほうが30〜45mmくらい小さいので、そのスペックだけを見ると「このドラム式、小さい!」と思ってしまいますが、設置するときには給水ホースや排水ホースのスペースも必要なので、必ず、それらを含んだサイズを確認しましょう。
洗濯槽や排水フィルターの定期的なお手入れは、ドラム式に限らず、洗濯機では必ず必要なこと。それに加え、ドラム式は乾燥のたびに「乾燥フィルター」を掃除しなければなりません。さらに、ドアパッキン裏に溜まったゴミの拭き取りも乾燥のたびに行うように推奨しているメーカーが大半。洗濯物を干さなくていいから楽だと思っていたのに「思っていたより手間がかかる」と不満の声が出てくるのが、こうしたお手入れ性の部分です。
そうした声をうけ、最近は、お手入れの手間を減らす自動おそうじ機能を搭載したモデルが増えています。ただし、ドアパッキンや送風経路を洗い流す機能はあっても、乾燥フィルターまでは対応していない製品が大多数。自動でおそうじされる部分は製品によって異なるので、確かめておいたほうがいいでしょう。特に、あるといいのが送風経路や熱交換器の自動洗浄機能。この部分は手動で掃除できないにもかかわらず、汚れると乾燥効率が落ちて乾燥時間が延び、むだな電気代がかかります。
洗濯槽の掃除に関しては、洗濯後にきれいな水で洗い流す「自動槽洗浄」が付いているモデルがほとんどですが、一部非搭載のモデルもあるので、槽の清潔性が気になる人は注意して選びましょう。

日立をはじめ、いくつかのメーカーが、乾燥フィルターのない構造のモデルを発売しています。乾燥時に出たホコリなどは排水フィルターに送られるので、2週間〜1か月に1回程度排水フィルターに溜まったゴミを捨てるだけ。お手入れを楽にしたいなら「乾燥フィルターレス構造」のモデルも要チェックです。
乾燥方式や容量などの目星が付いたら、使いたい機能で製品を絞りこんでいきましょう。さまざまな機能がありますが、そのなかでも“あると便利な機能”を紹介します。
洗濯物の量に合わせて最適な量とタイミングで液体洗剤や柔軟剤が自動で投入される、今人気の機能です。入れすぎや入れ忘れを防げるほか、仕上がりが安定するのもいいところ。自動投入の多くは洗剤と柔軟剤の2つですが、おしゃれ着洗剤や漂白剤なども自動投入できる製品もあります。スマホでリモート操作するなら、この機能は必要。
ヒーターで水や洗剤液を温めて洗う機能。冬に水温を上げる「20度」、おしゃれ着などの汚れ落ちをサポートする「30度」、洗剤の力を引き上げる「40度」、除菌する「60度」など、衣類の種類や目的に合わせて温度は使い分けられます。衣類の除菌やニオイ対策にも効果的ですが、高温に弱い衣類には使えないため洗濯表示の確認が必要。なお、温度に比例して洗濯時間が延び、電気代も高くなります。
温風やスチーム、UVライトのほか、「プラズマクラスター」や「ナノイー」といったイオン技術を使って、衣類を洗わずに除菌・消臭できます。水洗いできないコートや制服、ひんぱんに洗えないぬいぐるみなどにも使えるのがメリット。ただし、洗剤を使った通常の洗濯ほどの洗浄力はありません。
専用のスマホアプリで、運転状況の確認や仕上がり時間の通知を受け取るなどが可能。外出先から操作できるので、帰宅に合わせて洗濯を終わらせられます。乾燥終了後、そのまま放置しておくとシワになるため、洗濯〜乾燥まで行うことが多いドラム式ではあると重宝するでしょう。また、浴衣やランジェリー、スポーツウェアなど、用途に合わせたアプリ専用コースも用意されています。

操作部もチェックしておきたいポイント。使いやすさは、スマホに近い感覚で操作できる大型カラータッチパネルが断トツ! 一部の最上位モデルにしか搭載されていませんが、型落ちモデルを選べば安く購入できるので、操作性も考慮してみてください。
<基準1>「コストパフォーマンス」を最も重視し、価格と性能のバランスが取れたモデルを厳選
<基準2>洗濯槽をきれいに保つ「自動槽洗浄」機能搭載モデルを厳選
| 製品 価格.com最安価格 | 画像 | ショップリンク | 乾燥方式 | おすすめポイント | 容量(洗濯/乾燥) | 液体洗剤・柔軟剤自動投入 | 温水洗浄 | 自動お掃除 | 洗濯〜乾燥時の1回あたりの電気代 | 洗濯〜乾燥の目安時間 | 運転音(洗濯/脱水/乾燥) | 本体サイズ(給・排水ホース含む) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ![]() | Amazon楽天市場Yahoo! | ヒートポンプ式 | 標準コースで皮脂汚れが落ちる&洗濯槽の清潔が2倍長持ち | 12kg/7kg | ○ | ○ | 洗濯槽/ドアパッキン/乾燥ダクト/熱交換器 | 約42円 | 96分 | 32dB/37dB/48dB | 645(幅)×720(奥行)×1,060(高さ)mm |
| ![]() | 楽天市場Yahoo! | ヒートポンプ式 | 電気代が安くて基本性能が高く、使いやすさもバツグン | 12kg/6kg | ○ | ○ | 洗濯槽/ドアパッキン/熱交換器 | 約28円 | 98分 | 32dB/41dB/46dB | 639(幅)×722(奥行)×1,060(高さ)mm |
| ![]() | Amazon楽天市場Yahoo! | ヒートポンプ式 | 乾燥フィルターの掃除をしなくていい | 13kg/7kg | ○ | ○ | 洗濯槽/ドアパッキン/熱交換器/乾燥経路/乾燥フィルターレス構造 | 約36円 | 93分 | 34dB/37dB/49dB | 630(幅)×720(奥行)×1,065(高さ)mm |
| ![]() | 楽天市場Yahoo! | ヒートポンプ式 | 大容量・機能充実・乾燥フィルターの掃除回数少なめで安い | 12kg/7kg | ○ | ○ | 洗濯槽/ドアパッキン/熱交換器/乾燥フィルター | 約28円 | 110分 | 34dB/44dB/43dB | 613(幅)×677(奥行)×985(高さ)mm |
| ![]() | 楽天市場Yahoo! | ヒートポンプ式 | 大容量なのに奥行内寸500mm以上の防水パンに置ける | 12kg/6kg | ○ | ○ | 洗濯槽/熱交換器 | 約34円 | 124分 | 36dB/46dB/46dB | 635(幅)×630(奥行)×1,007(高さ)mm |
| ![]() | 楽天市場Yahoo! | ヒーター式(水冷除湿) | 乾燥フィルターのお手入れいらずの安いモデル | 12kg/6kg | ○ | × | 洗濯槽/ドアパッキン/乾燥経路/乾燥フィルターレス構造 | 約49円 | 98分 | 34dB/37dB/49dB | 638(幅)×716(奥行)×1,065(高さ)mm |
| ![]() | 楽天市場Yahoo! | ヒートポンプ式 | 乾燥フィルターを毎回掃除しなくていい&コンパクト | 10kg/5kg | ○ | ○ | 洗濯槽/ドアパッキン/乾燥フィルター | 約34円 | 149分 | 34dB/46dB/47dB | 595(幅)×616(奥行)×943(高さ)mm |
| ![]() | Amazon楽天市場Yahoo! | ヒートポンプ式 | 電気代や水道代が安い! ヒートポンプ式なのにカラッと乾く | 12kg/6kg | ○ | ○ | 洗濯槽/ドアパッキン/乾燥ダクト | 約19円 | 150分 | 32dB/37dB/41dB | 640(幅)×739(奥行)×1,115(高さ)mm |
| ![]() | Amazon楽天市場Yahoo! | ヒーター式(水冷除湿) | 「ウルトラファインバブル洗浄」搭載の安いモデル | 8kg/4kg | × | ○ | 洗濯槽 | 約62円 | 200分 | 32dB/42dB/46dB | 640(幅)×633(奥行)×975(高さ)mm |
| ![]() | ヒートポンプ式 | 運転音が静か! 省エネ性も高い薄型コンパクト | 8kg/4kg | ○ | × | 洗濯槽/ドアパッキン/乾燥ダクト | 約25円 | 148分 | 30dB/39dB/40dB | 640(幅)×600(奥行)×1,040(高さ)mm |
※製品紹介文中の価格.com最安価格やランキング順位は2025年10月23日時点での情報を参考にしています。
※本体サイズは給・排水ホースを含んだサイズです。
※電気代は1kWhあたり31円で計算。
本体サイズは645(幅)×720(奥行)×1,060(高さ)mmで、ボディ幅は600mm。洗濯〜乾燥の目安時間は96分、1日1回洗濯〜乾燥したときの年間電気代は約15,049円
直径1μm未満の泡を生成し、水道水を「ウルトラファインバブル水」にするのが東芝の洗濯機の強み。「ウルトラファインバブル」が洗剤成分を繊維の奥まで届け、皮脂汚れを落として黄ばみを防ぎます。標準コースで高い洗浄力を発揮するので、コースを選ぶ手間がありません。白物衣類の除菌や、付いてしまった黄ばみも落とせる温水洗浄にも対応しています。
さらに、本製品は「ウルトラファインバブル」と「マイクロバブル」を組み合わせた「抗菌ウルトラファインバブル洗浄EX」なので、ドラム式で起こりやすい「黒ずみ」を抑制する効果も。洗濯槽への汚れの付着も抑えられるため、1〜2か月に1回必要な槽洗浄が3〜4か月に1回で済みます。このほか、UVを照射して水洗いできないものの除菌もできるコースも搭載。
グレードが1つ下の「TW-127XH4」も温水洗浄に対応していますが、洗浄方法が「抗菌ウルトラファインバブル洗浄W」となるため、黒ずみや洗濯槽の汚れの付着を抑制する効果は実証されていません。このほか、最上位モデルの本製品にはシワを抑えて仕上げる乾燥機能や、直感的に操作できる大型タッチパネルが搭載されています。底値近くまで値下がりした今、差額は13,000円ほどなので、本製品を選んだほうがお得です。
・汚れ落ち良好。皮脂や食べこぼしなどきちんと落ち、生乾きのニオイもしません。
・「ウルトラファインバブル」の効果は「ほんとかよ」と思っていましたが、4年使用し、襟に薄黄色の皮脂汚れが付着したワイシャツを洗濯したところ、襟部分の皮脂汚れが薄くなっていた。
・ボタンと迷いましたが、タッチパネルの「TW-127XP4L」を選択。操作しやすいです。
・電源が入っている状態でドアを開けると照明が点くので中が確認しやすい。
・シワ伸ばし機能はアリでした。通常の洗濯乾燥で強いシワがついたTシャツを再度放り込み、シワ伸ばしをすると明らかによくなります。
※2025年10月23日時点の、価格.com「TW-127XP4L」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
本体サイズは639(幅)×722(奥行)×1,060(高さ)mmで、ボディ幅は604mm。洗濯〜乾燥の目安時間は98分、1日1回洗濯〜乾燥したときの年間電気代は約10,071円
パナソニックのドラム式「LXシリーズ」は洗濯〜乾燥の目安運転時間が98分と短く、消費電力量が1,000Wh以上の機種が多いなか本製品は890Whと省エネ。泡の状態にしてから投入することで洗剤成分の最大限に引き出す「泡洗浄」は温水洗浄にも対応しており、基本性能、操作性など総合バランスが非常にいい製品です。
そして、液体洗剤と柔軟剤に加え、おしゃれ着洗剤や酸素系液体漂白剤、汚れはがし剤のいずれかをセットしておける「トリプル自動投入」を搭載しているのもポイント。「温水おしゃれ着洗いコース」の多くは「30度」のみなのに対し、本製品は皮脂汚れが落ちる「40度」も選べるので、おしゃれ着洗いをよく使う家庭にぴったりでしょう。また、専用の「汚れはがし剤」が必要ですが、つけおきや温水にしなくても蓄積した皮脂汚れ、皮脂臭、加齢臭などが落ちると、「汚れはがしコース」のユーザー評価も上々です。
本体価格は型落ちモデルながら約300,000円と高めですが、大型カラータッチパネルなので使いやすく、「ナノイーX」を使った衣類の消臭や花粉抑制、除菌、洗濯槽の黒カビ除菌ができるのは最上位モデルのみ。グレードが1つ下の「NA-LX127D」との価格差は20,000円弱。それなら、本製品を選んだほうが絶対いい!
このほか、自動おそうじだけでは落としきれない熱交換器を含むヒートポンプユニットを洗浄するサービスがあるのも魅力。これはヒートポンプユニットを上部に配置した構造だからできること。有料ですが、汚れが溜まったままにしておくと乾燥性能が落ちるので、長く使うことを考えると「LXシリーズ」は高いだけの価値があります。
・洗剤の自動投入があるので、夫が洗濯と洗濯後の手入れをしてくれるようになりました。
・タッチパネルが圧倒的に使いやすい。購入時、グレードが1つ下の「NA-LX127DL」と価格差は5万円程度(※レビュー投稿時の価格差)ありましたが、5万円出す価値はしっかりあると感じます。毎日使うものなので、少しでもストレスなく使用できるほうがいい。
・「汚れはがし剤」を使って洗濯したところ、手洗いでゴシゴシやっても落ちなかった襟元の汚れがかなり目立たなくなりました。
・電源が入っている状態でドアを開けると照明が点くので中が確認しやすい。
・「ナノイー洗濯槽除菌コース」が選べるのもうれしい。長く使いたいので、洗濯槽のお手入れや掃除がしやすいのがいちばんです。
※2025年10月23日時点の、価格.com「NA-LX129DL」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
本体サイズは630(幅)×720(奥行)×1,065(高さ)mmで、ボディ幅は600mm。洗濯〜乾燥の目安時間は93分、1日1回洗濯〜乾燥したときの年間電気代は約13,013円
乾燥運転をした後に必ず掃除する必要がある「乾燥フィルター」のない構造で、お手入れいらずを実現した「らくメンテ」が本製品の最大の魅力です。乾燥時に発生した糸くずは洗い流され「排水フィルター」に溜まるので、約2週間に1回ゴミ捨てするだけでOK。乾燥のたびにフィルター掃除する手間がなくなるだけでなく、お手入れ時のホコリの舞い上がりも防げます。
また、洗濯容量13kg/乾燥容量7kgと大きいのもポイント。この容量のモデルは日立のみです。それでいて、本体サイズは他メーカーのヒートポンプ式の11kgタイプよりコンパクト。洗濯物のシワを高速風&大風量で伸ばしながら乾かす「風アイロン」も搭載されています。
グレードが1つ下の「BD-SX130K」もヒートポンプ式&乾燥フィルターレスで基本的なスペックは同じですが、タッチパネルではなく物理ボタンとなり、温水洗浄も非搭載。その分、価格は60,000円ほど安いです。ただ、ドラム式は高い買い物。10年近く使うことを考慮すると、快適に操作できて、汚れ落ち効果も高い最上位モデル「BD-STX130K」を選んだほうが満足できるでしょう。
・「らくメンテ」の快適さ、これに尽きます。面倒なうえに乾燥性能低下に直結するフィルター掃除から解放され、大きな進化を感じます。以前使っていたドラム式は乾燥排気から出るホコリが家具の上に堆積していましたが、「BD-STX130KL」に買い替えてからは家具にホコリが積もることがなくなりました。
・静音設計がしっかりしているため、夜間の使用も安心。家族や近隣への配慮もばっちりです。
※2025年10月23日時点の、価格.com「BD-STX130KL」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
本体サイズは613(幅)×677(奥行)×985(高さ)mmで、ボディ幅は592mm。洗濯〜乾燥の目安時間は110分、1日1回洗濯〜乾燥したときの年間電気代は約10,184円
一般的な洗濯容量12kgモデルよりも乾燥容量が7kgと大きく、かつ、ヒートポンプ式ながら公式オンラインストア価格は149,900円。これだけでも高コスパですが、週1回程度の手入れで済む乾燥フィルターの自動おそうじ、液体洗剤・柔軟剤自動投入、温水洗浄、スチームで衣類のシワやニオイを取り除くコースなど人気の高い機能を備えています。速乾性と省エネを両立するために、ヒートポンプ乾燥の立ち上がりを補助するサポートヒーターも搭載。5年保証も付いているので、価格で選んでも満足できそう。
このほか、洗濯機を置いている部屋の湿気を取り除く機能や、すすぎ時にOHラジカルを含む水を利用することで洗濯物や洗濯槽を除菌し、カビを抑制する「OxyWave」といった独自機能で快適性を追求。約3kgの洗濯〜乾燥が約60分で完了する「特急洗乾コース」に、洗濯物の重さが3kgを超えていないか洗濯機の画面で確認できる機能が付いているのもユニーク。洗濯物を入れすぎると勝手に洗濯〜乾燥の時間が延びてしまうので、時間厳守で洗濯できるのは便利です。
本体サイズは635(幅)×630(奥行)×1,007(高さ)mmで、ボディ幅は598mm。洗濯〜乾燥の目安時間は124分、1日1回洗濯〜乾燥したときの年間電気代は約12,277円
洗濯容量12kg/乾燥容量6kgのドラム式は、本体幅640mm前後、奥行720mm前後、高さ1,060mm以上の製品が多いなか、本製品は8kgタイプと同じくらいのコンパクトサイズ。奥行きもスリムなので、奥行内寸法500mm以上の防水パンに設置できます。コンパクトなタイプに多い「バランサー」のない仕様ですが、ダンパーと吊り下げのスプリングに加え、脚部のゴムをやわらかく厚さのあるものにすることで床に響く振動を低減しているとのこと。グローバルメーカーのドラム式は前面に操作部があるものが多いですが、本製品は天面手前に角度を付けて配置し、操作しやすく工夫されています。
洗浄方法は、たたき洗いを中心とした一般的なものですが、温水洗浄に対応しています。液体洗剤・柔軟剤自動投入やスマホ連携など、日本で人気の機能を搭載し、乾燥方式はヒートポンプ式。このスペックで発売当初の価格が168,000円(税込)なのは、かなりコスパがいいと言えるでしょう。ドアパッキンの自動洗浄は搭載されていませんが、槽洗浄で洗い流せます。洗濯槽クリーナーを使う「3時間」「12時間」コースのほかに、水洗いのみの「10分」コースも用意されているので、洗濯前にサッと槽を洗うついでにドアパッキン裏の糸くずやホコリを取り除くことが可能。
・洗濯12kgの容量&コンパクトな製品が欲しかったので、AQUAとハイセンスの2択で検討。ホワイトカラーでシンプルなデザインなのと、奥行が一番小さく圧迫感がなさそうなのでハイセンスにしました。しっかり洗えて、タオルなどはふんわり乾燥できており、とても満足しています。
・脱水の始めだけ少し音がしますが、それ以外は気になりません。乾燥のときも静かなので、夜でも使っています。
※2025年10月23日時点の、価格.com「HWF-D120XL」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
本体サイズは638(幅)×716(奥行)×1,065(高さ)mmで、ボディ幅は600mm。洗濯〜乾燥の目安時間は98分、1日1回洗濯〜乾燥したときの年間電気代は約17,765円
「3」で紹介した「ビッグドラム BD-STX130K」と同じく、乾燥フィルターレス構造の「らくメンテ」を採用した、乾燥後にお掃除しなくていいモデル。シワを伸ばしながら乾かす「風アイロン」も搭載しています。ただし、乾燥方式はヒーター式。一般的なヒーター式は100度くらいの高温で乾かすのに対し、本製品は65度の低温で乾かすため、熱によるダメージは少なく、電気代も抑えられます。
とはいえ、同社のヒートポンプ式と比べると、1日1回洗濯〜乾燥すると年間の電気代は4,800円ほどかさみます。本体価格は日立のいちばん安いヒートポンプ式「BD-SX130K」より53,000円ほど安いですが、10年間、毎日洗濯〜乾燥するとトータルで同じくらいに。基本は洗濯だけで、天気が悪いときだけ乾燥まで行う使い方の家庭に向いています。
・ホコリや糸くずを取るフィルターが1つだけなので、メンテナンスが簡単。
・縦型より静か。乾燥はあまり使わないのですが、数回試したところふわふわでした。
※2025年10月23日時点の、価格.com「BD-SV120KL」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
本体サイズは595(幅)×616(奥行)×943(高さ)mmで、ボディ幅は595mm。洗濯〜乾燥の目安時間は149分、1日1回洗濯〜乾燥したときの年間電気代は約12,051円
洗濯容量10kgながら本体サイズの小ささが魅力。奥行きがスリムなうえ、高さが943mmと低いので、給水栓の位置が低めでも設置しやすいです。コンパクトサイズですが、液体洗剤・柔軟剤自動投入や温水洗浄などの機能を搭載。
自動おそうじ機能は、洗濯槽やドアパッキンに加え、乾燥フィルターにも対応。「4」で紹介したニトリ「ND120HL1」と同じく、乾燥フィルターは「内蔵」と「補助」の2種類で構成されているため、日立の「らくメンテ」のようにお掃除いらずとはいきません。内蔵されている乾燥フィルターに付着したホコリなどは自動で洗い流されますが、補助フィルターは1週間に1度程度掃除が必要です。
・1人暮らしで2日に1回くらいの頻度で洗濯していますが、容量は特に問題なく、乾燥も十分乾いています。メンテナンスについても特に煩わしさはありません。
・洗浄力は抜群。「お湯洗いモード」を使うと、頑固な汚れや黄ばみもきれいに落ちます。
※2025年10月23日時点の、価格.com「AQW-DM10R-L」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
本体サイズは640(幅)×739(奥行)×1,115(高さ)mmで、ボディ幅は596mm。洗濯〜乾燥の目安時間は150分、1日1回洗濯〜乾燥したときの年間電気代は約6,676円
シャープのヒートポンプ式は、湿気を含んだ熱を機外に放出しない「無排気乾燥」を採用しています。熱エネルギーをむだなく循環させて使うため、洗濯〜乾燥の消費電力量が590Whと小さいのが特徴。その半面、洗濯〜乾燥の時間が150分と長くかかります。時短を優先する家庭ではネックになるかもしれませんが、電気代を抑えたいなら最有力候補。また、乾燥運転の最初と最後にサポートヒーターで仕上げることでヒートポンプ式ながらカラッと乾かします。もちろん、熱によるダメージは与えない程度。なので、カラッとした乾き心地が好きな人にも向いています。
洗浄は、水道水を100〜500μmの微細な水滴にして高速噴射する「マイクロ高圧洗浄」を採用。水滴が繊維の奥まで入り込み、汚れを弾き飛ばします。節水効果もあり、洗濯〜乾燥の使用水量は49Lと少ないのもいいところ。グレードが1つ下の「ES-V12C」も洗浄方法は同じですが、サポートヒーターを使った「ハイブリッド乾燥」と温水洗浄に対応しているのは最上位モデルのみ。価格差は4,000円程度なので、本製品を選んだほうがお得でしょう。
このほか、お手入れ性もすぐれています。乾燥フィルターにはエアコンのフィルター自動おそうじのように、付着したホコリなどをブレードでかき取り、ダストボックスに溜めていく機能を搭載。1週間〜1か月半に1回ゴミを捨てるだけで済みます。さらに、液体洗剤・柔軟剤自動投入の仕組みが、他メーカーとは異なる「ウォーターポンプ方式」を採用しているのもポイント。洗剤や柔軟剤が空気に触れることが少ないため、目詰まりが防げます。さらに、通常3か月に1回程度クエン酸とお湯を使ったお手入れが必要ですが、本製品は水だけでいいうえ、6か月に1回で済むのも大きな魅力。
・電気代が安いとのことなのでセンサーを付けて計測してみたところ、冬場は2,000円程度、ほかの時期は1,000円以下でした(3人家族)。浴室乾燥より節約になって、かなり生活楽になったと妻がよろこんでいます。
・乾燥フィルターに自動おそうじが付いているので、ゴミが端にまとまり便利。
・以前使っていた洗濯機は衣類に付いた血が落ちなかったけれど、「ES-X12C-L」は落ちました。
※2025年10月23日時点の、価格.com「ES-X12C-L」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
本体サイズは640(幅)×633(奥行)×975(高さ)mmで、ボディ幅は599mm。洗濯〜乾燥の目安時間は200分、1日1回洗濯〜乾燥したときの年間電気代は約22,404円
ここ2年ほど、ブラックやグレーのカラーの人気が上昇。そのなかでも手ごろな価格と、奥行内寸500mm以上の防水パンに設置できるコンパクトサイズで長期にわたり高い人気を獲得しているのが本製品です。
ヒーター式なため、電気代は高め。1日1回洗濯〜乾燥すると1年間で電気代が20,000円を超えてしまうので、普段は洗濯のみで使うのがよさそう。電気代はネックですが、熱で縮みやすい衣類を乾かすときに役立つ「低温乾燥」が選べるのはポイントが高いです。
液体洗剤・柔軟剤自動投入は搭載されておらず、自動おそうじは洗濯槽のみと機能はシンプル。ですが、銀イオンの抗菌成分とナノサイズの泡を含んだ水で洗う「抗菌ウルトラファインバブル洗浄」を採用したドラム式が12万円台で購入できるのは魅力的。温水洗浄にも対応しています。
・水回り全体を黒で統一しているので「TW-84GS4L」を選びました。大満足。
・きちんと汚れは落ちます。音は夜でも気にならならないし、買って絶対損はない。
※2025年10月23日時点の、価格.com「TW-84GS4L」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。
本体サイズは640(幅)×600(奥行)×1,040(高さ)mmで、ボディ幅は598mm。洗濯〜乾燥の目安時間は148分、1日1回洗濯〜乾燥したときの年間電気代は約9,052円
これまでブラックカラーやグレーカラーのヒートポンプ式はAQUA「AQW-DX12R」だけでしたが、今年、日立とシャープも発売し、ラインアップが拡充。ただし、12kgや13kgの大容量モデルしかなく、小さめのブラック系のドラム式はヒーター式しか選択肢がありませんでした。そんななか、登場したのが、本製品。洗濯容量8kg/乾燥容量4kgのコンパクトなヒートポンプ式です。本体サイズも抑えられており、奥行き600mmと薄型。水平垂直なデザインなので、洗濯機置き場にすっきり収まります。筐体に樹脂ではなく、鋼板を採用し、高品位に仕上げられているのも惹かれるポイント。
基本性能もすぐれており、毎秒30万個以上の微細な水滴で洗濯物の汚れを弾き飛ばす「マイクロ高圧洗浄」と、ヒートポンプ乾燥+乾燥時に蒸気を洗濯機の外に放出しない無排気乾燥方式を採用し、高い節水と節電を実現。また、バランサーを搭載していないモデルは脱水時の運転音が大きくなりがちですが、本製品は独自の低振動システムとDDインバーターにより脱水時39dBという静かさ。夜や早朝でも使いやすいでしょう。液体洗剤・柔軟剤自動投入は「8」で紹介した「ES-X12C」と同じく、お手入れの回数や手間が少ないウォーターポンプ式です。
ブラック系カラーが選べる8kgのヒートポンプ式でスリム&薄型ボディというほかにはないアドバンテージに加え、業界トップクラスの省エネ性能と低騒音は指名買いしたくなるほど魅力的。価格は28万円強と高め。2025年11月発売予定なため値下がりしていませんが、存在を知らずにほかの製品を買ってしまってはもったいないので“おすすめモデル”として紹介しました。急いで購入しなくていいなら、価格が下がるタイミングを狙いましょう。
ちなみに、シャープもドラム式の中を洗浄するクリーニングサービス(有料)を展開。ヒーター式、ヒートポンプ式のどちらにも対応しており、ヒートポンプユニットの洗浄も行われます。
ドラム式と縦型の大きな違いは、まず、節水性。「選び方3」で紹介したとおり、洗濯槽にたっぷり水を溜めて洗う縦型に対し、ドラム式は少ない水で洗えます。
そして、ドラム式の魅力はなんといっても乾燥性能の高さ。ドラム式には省エネ性能の高いヒートポンプ式がありますが、縦型はヒーター式のみ。同じヒーター式でも縦型は洗濯物が遠心力で槽に張り付くため、洗濯物を舞い上げながら温風を当てるドラム式より乾燥に時間がかかり、シワになりやすいです。
洗濯機を選ぶとき、運転音を気にする人は多いはず。ドラム式は縦型よりも静かですが、製品によって10dB近く差が出ることもあります。また、運転音は小さくても、床に伝わる振動が気になることも。特に、洗濯物がかたよりやすい脱水時は、運転音や振動が大きくなる傾向です。その振動低減に影響する、ひとつの要素が「バランサー」。洗濯槽の回転に合わせて重りのように働き、振動や運転音を抑える装置で、日本メーカーの多くの製品に装備されています。ただ、コンパクトをウリとする製品では省かれている場合も。海外ベースのモデルや一部のOEM品も非搭載が多いです。
バランサーの有無は、スペックに記載されていないことがほとんど。量販店で実機に触れられるなら、洗濯槽を手で揺らしてみるといいでしょう。日本メーカーが採用しているバランサーは、中に水を入れた「流体バランサー」なので、「ちゃぷちゃぷ」と水音がします。
さらに、排水フィルターをチェックすれば、海外ベースかどうかを見分ける手がかりになります。海外仕様モデルの多くは排水フィルターが糸くずなどをキャッチする構造になっていません。さらに、手前に排水用ホースがあり、フィルター掃除前に水を抜く必要があるなどメンテナンスがやや煩雑。最近は日本メーカーでも一部の廉価モデルに海外仕様が採用されることがあるため、「日本製を選びたい」という人は購入前にこうした点をチェックしておくと安心です。ただし、近年は海外メーカーも日本仕様を意識した製品を開発しているため、これらの見分け方が必ず当てはまるとは限りません。あくまで目安として参考にしてください。
ドラム式と言えば「洗濯から乾燥まで全自動」というイメージがありますが、乾燥機能を省いた洗濯専用タイプも存在します。乾燥機能ありは「ドラム式洗濯乾燥機」、乾燥機能なしは「ドラム式洗濯機」と分類されていますが、乾燥機能なしのラインアップ数が少ないこともあり、ドラム式洗濯機には乾燥機能が付いているものと思っている人は少なくありません。
乾燥機能がないドラム式の魅力は、価格が安いこと。ただし、本体サイズはそれほど大きく変わりません。「ドラム式洗濯乾燥機」も「ドラム式洗濯機」も本体幅は595mm以上あります。
ただし、1つだけ幅516mmのドラム式があります。それが、ハイアール「JW-T45SA」。乾燥機能のないタイプですが、乾燥機能付きも「ドラム式洗濯機」と呼ばれるため、「JW-T45SA」を「ドラム式洗濯乾燥機」と勘違いしている人も。乾燥機能搭載と紹介しているサイトもあるので、気をつけましょう。
実は、「幅55cm以下のドラム式」を探している人が結構いるのですが、乾燥機能付きのドラム式でこのサイズのものはありません。
ヒートポンプ式の「LXシリーズ」と、ヒーター式(排気タイプ)の「SDシリーズ」を展開。液体洗剤と柔軟剤に加え、おしゃれ着洗剤、酸素系液体漂白剤、汚れはがし剤のいずれかを選べる「トリプル自動投入」はヒートポンプ式の上位モデルにのみ搭載されています。このほか、撥水機能をよみがえらせるコースや、つけおきしてから「おしゃれ着洗い」に移るコースなど、衣類や汚れにあわせてこだわって洗濯したい人にうれしい機能が充実。また、快適に性能を落とさずに長く使えるようにすぐれた自動おそうじ機能を備えるほか、ヒートポンプユニットのクリーニングサービス(有料)があるのも安心して選べるポイントです。
ナノサイズの泡「ウルトラファインバブル」を生成し、繊維の奥まで洗剤成分を届ける「ウルトラファインバブル洗浄」を全モデルに搭載しているのが大きな魅力。皮脂や油汚れに強いうえ、Ag+抗菌水で洗濯と同時に抗菌もできるため、洗浄力や清潔性を重視する家庭に支持されています。最上位モデルはマイクロバブルを併用した「抗菌ウルトラファインバブル洗浄EX」を採用しているので、洗濯槽の汚れを抑制する効果も。洗濯容量12kg/乾燥容量7kgと乾燥容量が大きいドラム式を複数ラインアップしています。
ドラムを水平に配置することで、本体サイズを抑えた「まっ直ぐドラム」シリーズが人気。比較的リーズナブルな価格ながら、ヒートポンプ式や60度の熱湯洗いなどの機能が搭載されているのも特徴です。グローバル仕様なため、バランサーは非搭載ですが、日本仕様の排水フィルターを採用しているので、排水フィルターのお手入れはなじみのある方法。乾燥フィルターに付着した綿ゴミなどを洗い流す自動おそうじ機能を全モデルに備えています。
毎秒30万〜100万個以上の微細な水滴を洗濯物に噴射して汚れを落とす「マイクロ高圧洗浄」と、乾燥時に出る蒸気を洗濯機の外に放出しない「無排気乾燥」をヒーター式のコンパクトタイプ以外の全機種に搭載。そのため、省エネ性能が高く、節水性もすぐれます。このほか、液体洗剤・柔軟剤自動投入に「ウォーターポンプ方式」を採用しているのもポイント。目詰まりが起こりにくく、お手入れ回数は主流の「ピストンポンプ方式」の半分程度で済みます。ヒートポンプユニットを含む、クリーニングサービス(有料)があるのも安心して選べるポイント。
ヒーター式の下位モデル以外、すべての機種に日立のドラム式の魅力のひとつである「風アイロン」を搭載。シワの少ない仕上がりを求めるなら最適です。さらに、同機種は乾燥フィルターのない「らくメンテ」を採用しているので、乾燥フィルターの手入れ不要。「この機能が使いたい!」と指名買いされることが多いです。
10〜11月に新モデルが発売されることが多いため、その直前は旧モデルの価格が下がりやすくなります。また、年末年始や3月・9月の決算セールでも値引きされることがあるので、買い替えを検討しているならこの時期を狙うのがおすすめ。
一般的に洗濯機の寿命は6〜10年程度とされています。使用頻度や設置環境によって異なりますが、異音・水漏れ・エラーの頻発・乾燥性能の大幅な低下などが見られたら、買い替えのサインかもしれません。なお、メーカーの補修用部品の対応期限は、製造終了から6〜7年後までが目安です。
10〜11月に新モデルが発売されることが多いため、その直前は旧モデルの価格が下がりやすくなります。また、年末年始や3月・9月の決算セールでも値引きされることがあるので、買い替えを検討しているならこの時期を狙うのがおすすめ。
近年のドラム式洗濯機には、水温や水質、衣類の量、汚れ具合などを検知する複数のセンサーが搭載されています。これにより、洗剤の投入量や水量、洗濯・乾燥時間を自動で最適化。ムダを抑えて効率よく洗えるだけでなく、洗いすぎによる衣類の傷みも防げます。乾燥工程でも温度や湿度を検知して仕上がりを自動調整するため、乾燥しすぎを防ぎ、省エネにも貢献。高機能なモデルほど多くのセンサーが搭載されており、安定した仕上がりやより精度の高い洗濯・乾燥が期待できます。
原因の多くは衣類の詰め込みによるもの。まずは、乾燥させる量を減らしてみましょう。それでも乾燥ムラがある場合は、乾燥フィルターや排水フィルターが汚れている、あるいは排水口が詰まっているなどの可能性があります。また、AI運転(センサーを利用した運転)をONにすることで乾燥ムラが抑えられる場合も。
洗濯中は水位が低いタイミングなら一時停止ボタンでドアを開けることが可能。いっぽう、乾燥時は安全のためドアがロックされています。このロックが解除されるまでの待ち時間は乾燥方式によって異なり、低温で乾かすヒートポンプ式は比較的早く開けられるのに対し、高温で乾かすヒーター式は槽内の温度が下がるまで時間が長い傾向。途中で洗濯物を追加することが多そうなら、その点も考慮して乾燥方式を選びましょう。
「安い」と言われるドラム式にはいくつかのパターンがあります。まず、乾燥方式がヒーター式のモデルは本体価格を抑えやすいため比較的安価。そのほか、中国など海外メーカーの製品や、乾燥機能を省いた洗濯専用ドラム式などもリーズナブルに購入できる製品が多いです。ただし、海外メーカーの低価格モデルは、日本メーカーのものと比較するとメンテナンスが難しかったり、修理がしにくく修理費用が高額になったりすることも。保証期間や修理体制を事前に確認しておいたほうがいいでしょう。
ドラム式と縦型のどちらにするか悩んでいる人は、それぞれの特徴を詳しく紹介しているこちらの記事をチェックしてください。ドラム式と縦型の電気代や水道代の比較もあり!
高機能・多機能でなくていい! 性能はそこそこで安く買える縦型洗濯機が欲しい人はこちらの記事をチェックしてください。