「スライヴ」ブランドでマッサージ器などを販売する大東電機工業は、室内で乗馬のようなエクササイズを体験できる乗馬型フィットネス機器の新モデル「ロデオボーイ FD-017」(以下、FD-017)を2017年8月10日より発売する。価格は68,000円(税別)となる。
発表会後半では、美しいくびれを目指す“ロデオボーイ部”部長としてタレントの鈴木奈々さんが登場。「FD-017」を体験した
スライヴの「ロデオボーイ」は、室内にいながらまるで馬に乗っているような運動ができるフィットネス機器として、2005年に初代機を発売。天候や時間を気にせず、1日10分程度、テレビを見ながらなどの“ながら運動”でも筋力や体幹の向上が期待できることから、シリーズ累計83万台を売り上げる人気商品だ。
ただ、従来機は、座面の動きが比較的単純な「8の字運動」であったことから、慣れてくると筋肉への刺激が軽減するという欠点があった。今回発売される「FD-017」は、前後左右上下のストロークをよりダイナミックに進化させたのに加え、ウェーブ運動、ひねり運動をいっそう複雑化した「ランダム・モーション・テクノロジー」を採用。3Dの予測できない方向への大きな動きに対し、本機に座った状態で身体のバランスを保とうとすることで、筋肉をしっかり刺激でき、自然におなか周りや体幹、太ももや背筋を効果的にトレーニングすることができるという。
また、トレーニングの際は、太ももで本機のシートをしっかりと挟むことで安全に使用できるだけでなく、身体と一体化させて体幹のバランス運動を行うことで、骨盤の安定をはかる際に重要な筋肉である内転筋を効果的に鍛えられ、基礎代謝アップも期待できるそう。
本体サイズは約420(幅)×650(奥行き)×705(高さ)mm、重量は 約19.5kg。耐荷重は100 kg以下、電源コードの長さは約2mで、定格時間は20分となる
「FD-017」でのエクササイズは、「普通歩行」に比べて最大3倍もの運動強度が期待できる
「FD-017」には2種類の自動モードが搭載されているほか、速度を6段階から選べるので、運動が苦手でも安心してトレーニングに取り組める。また、使い過ぎを防止する10分のオートタイマー機能や、底面前方部分を踏むと緊急停止する機能など、安全に配慮した設計となっている。
「FD-017」の操作部。運転モードは、加速・減速がくり返しプログラムされた「速度可変自動モード(2種類)」のほか、6段階の速さ調節機能が備わっている
製品発表会の後半では、日々の「ロデオボーイ」でのトレーニングで内面からの美しさを目指すという“ロデオボーイ部”の顧問として、元テニスプレーヤーでタレントの杉山愛さん、同部長として鈴木奈々さんが登場。「FD-017」の魅力と、効果的な使用法をアピールした。
杉山さんは、「FD-017」を使用する際のポイントを、「振り落とされないよう、腿の内側でしっかりマシンをはさむと内転筋や体幹、おなかまわり、腹筋・背筋などがすべて鍛えられます。そのあたりを意識しながら、姿勢をきれいに保って乗ってほしい」とし、「一般的な腹筋マシンは単純な前後の動きが多いですが、FD-017はしなやかな動きなので、しなやかなボディラインを作ってくれそう」と語った。
慣れてきたら、乗馬をしているように手を上げても◎。鈴木さんはスピードレベル5で乗りながらも、「10分なんて余裕ですね! ずっと乗っていたい! 楽しい! 気持ちいいー!」と終始ハイテンション
普段はあまり運動しないという鈴木さんは、2分ほどのエクササイズでも効果を感じたそう。「時間がなくても、家でテレビを見ながらできるのがいいですね。激しい運動苦手な人でも使えるので、家族、特にお腹がぽっこりしているお父さんや、夫と一緒に使いたいですね」と語った。
「ひねりの動きがすごくて、すでにお腹、腰まわりが引き締まった感じがする! 体がポカポカして、汗もかきました。運動したーって感じで気分もスッキリです」と語る鈴木さん(左)
美容・健康家電を中心に新製品レポートやレビュー記事を担当。時には体を張って製品の実力をチェックします。