ショップジャパンの「スレンダートーン コネクト」を6週間使ってみた!

腹斜筋、鍛えてる? 腹周りを一気に刺激する“スマホ連携EMSマシン”

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「運動せずに痩せたい」。

ぽっこりお腹をもつ同僚(34歳男性)が、仕事中につぶやいた。

仕事中の同僚のお腹。このまま不摂生をしていたら、お腹がデスクを持ち上げてしまうだろう

仕事中の同僚のお腹。このまま不摂生をしていたら、お腹がデスクを持ち上げてしまうだろう

これを聞いた筆者は「減量には運動がつきものでしょ」と伝えると、同僚は「学生時代に膝をちょっと痛めてん……」と膝をさすりつつ言い訳を始めた。「膝が痛くても腹筋はできるでしょ!」というツッコミがノドから出かかったとき、1本の電話がかかってきた。ショップジャパンを展開するオークローンマーケティングからだ。

身につけるだけで筋肉を鍛えられるトレーニンググッズの新作「スレンダートーン コネクト」が発売されたのだという。それも、その新作モデルはスマートフォンと連携して、運動習慣やモチベーションに合わせたプログラムを体験できるんだとか。同僚のぽっちゃりお腹をへこませるには、もってこいだ。

そこで、本機を同僚に6週間使ってもらって、減量できるかどうか実験をしてみた。

メーカー希望価格は、32,184円(税込)。ウエストの適用サイズは、61〜107cmだ

メーカー希望価格は、32,184円(税込)。ウエストの適用サイズは、61〜107cmだ

「スレンダートーン コネクト」は、身につけるだけで腹筋周りを鍛えられる家庭用EMS機器の新モデル。EMSとは、収縮と弛緩を繰り返す筋肉運動を、低周波シグナルを断続的に与えることで擬似的に実現するものだ。つまり本機を使えば、激しい運動や無理な食事制限をすることなく、脂肪やたるみが気になる身体の部位を引き締められるというわけだ。

家庭用EMS機器は、さまざまなメーカーから発売されているわけだが、「スレンダートーン コネクト」が前モデルと異なる大きなポイントは、スマホのアプリと連動すること。そのアプリ「スレンダートーン コネクト」は、ユーザーの目的に合わせた多様なトレーニングプログラムを提供する。さらに本機の“無線コントローラー”としても使用ができる。

アプリ「スレンダートーン コネクト」のトレーニング強度を変更できる画面。シンプル設計で直感的に操作しやすい

本機で実行できるプログラムの種類。EMS機器を初めて使う人から使い慣れている人まで、ユーザーに最適なトレーニングができそうだ

「スレンダートーン コネクト」が従来品と異なる点は、もうひとつある。それは、3点パッド方式の「トリプルトレーニングシステム」を採用していること。腹部全体を覆うベルト型のウェアに3つの電極を搭載し、正面の腹直筋だけでなく、左右のわき腹にある腹斜筋も含めて3つの腹筋に一気にアプローチできる。そうすることで、全体的に腹部を引き締めることができるわけだ。

真ん中の赤丸が腹直筋(いわゆる6パック)、左右の赤丸が腹斜筋のある個所で、本機はその3か所を同時に鍛えてくれる

ベルトに装着して使うコントローラー。スマホからだけでなく、こちらでも電源のオン/オフや強度調整などの操作が可能。充電はUSBケーブルで行い、2〜3時間でフル充電される。フル充電後は約10セッション(約5時間)利用できる

コントローラーから腹部の筋肉へ低周波シグナルを伝えるためのパッドを、本体裏側に貼り付けて使う。ユーザーの腹斜筋の場所に合わせて、左右のパッドの位置をずらせるのがうれしい

6週間、同僚に試してもらった!

同僚にお願いしたトレーニングは、6週間週5回、本機を使用するという内容。強度はお任せで、本機の使用以外は、今まで通りの生活(運動はゼロ)を送ってもらうことにした。

ちなみに、始める前の腹囲はというと……。

約94.7cm。うん、ボリューミー! これが6週間後に何cm減るか見物だ。ちなみに、体重は71kg

約94.7cm。うん、ボリューミー! これが6週間後に何cm減るか見物だ。ちなみに、体重は71kg

夏らしくビーチで恥ずかしくないお腹を目指す!

最初にアプリをダウンロードしたら、どのプログラムでトレーニングをするか選ぶ必要がある。今回の試用では7月中旬から始めたため、「特別なイベント用プログラム」の「海やプールに行く予定がある」をセレクト。

「海やプールに行く予定がある」の場合、そのイベントに行く日付を入力すると、それまでの期間に合ったプログラムが設定される

このプログラムは前述の通り、トレーニング1回30分を6週間(週に5回)実行することを目標とするもの。当然ながら、同僚がサボってしまえばそれまでだが、そこはスマホアプリとの連携が生きてくる。アプリにリマインダー機能がついており、指定した時間に通知をしてくれるのだ。

リマインドする曜日も自由に選べる

リマインドする曜日も自由に選べる

初日は、「目標(強度)40」のところ、だいたい「34」ぐらいで行った。それ以上の強度だと、少し痛いそうだ

初日は、「目標(強度)40」のところ、だいたい「34」ぐらいで行った。それ以上の強度だと、少し痛いそうだ

トレーニング中のアプリ画面。「34」と書かれた「強度調整スライダー」を指で上下にスライドすれば強度が自由に変更できる。色が濃く付いている線グラフは、強度34で実行した場合の強度の波を表している。最初はゆるく、後半に強度が上がり、最後にクールダウンしていることがわかる。薄い色のグラフは、強度を100にした場合の目安

筆者も実際に使ってみた。低周波により筋肉が収縮すると、脈を打つように感じてから、皮膚と筋肉がスムーズに収縮。緊張した状態を数秒間維持したあと、ゆっくりと弛緩していった。そのロングスパンの低周波の刺激がとても気持ちよい。

本機の説明書には、「心地よいと感じる範囲で強度を最大限まで上げてください」と書かれており、痛みを我慢しながら使わなくてはいけないということではなさそうだ。また、従来モデルに搭載されるような「トン、トン、トン」という打突系の刺激は本機にはないので、それが苦手な人も使いやすい。

トレーニングの際、動作の開始や停止、強度の調整はスマホで操作できる。本機の着脱時以外、服をめくる必要がないため、同僚は仕事中もエクササイズ(写真では本機が見えるようにTシャツを上げてもらった)。2回目以降は、アプリの設定は特に必要がなく、本機の電源をオンにすればスマホのアプリと自動的にBluetooth接続するので、簡単に始められるのがうれしい

同僚が1回目を終えたあとのエクササイズの進行状況。平均強度や今週の達成度などが把握できてモチベーションも保ちやすい

結果発表!

6週間が過ぎ、アプリでエクササイズの記録を確認してみた。

毎週10ずつ強度が上がる目標には追いついていないが、同僚は毎週少しずつ強度を上げていたようだ

毎週10ずつ強度が上がる目標には追いついていないが、同僚は毎週少しずつ強度を上げていたようだ

次に見た目をチェック。

左が6週間前で右が6週間後。6週間後の写真では、ベルトを上げすぎて腹下部が隠れているきらいがあるが、それにしてもおへそ周りと横腹のふくらみがすっきりしている。これにはビックリ! これは腹囲や体重の減量に期待できそうだ

少し斜めから見たお腹。お腹のふくらみかたが、だいぶ異なるのがわかる

少し斜めから見たお腹。お腹のふくらみかたが、だいぶ異なるのがわかる

そして、運命の腹囲の計測。

約94.4cm……

約94.4cm……

あれ……。約3mmしか縮んでない。ど、どういうことっ? 呆気にとられた顔をしていると、同僚がボソッとつぶやいた。

「お盆休み、暴飲暴食しちゃって、体重3kg増えちゃったんですよね」

言っている意味がわからない。なぜ、トレーニング機器のレビューをやっているのに、暴飲暴食をしちゃったのか。さらに、アプリの進行状況見ると驚愕の事実が明らかに!

エクササイズの総時間は9時間半。エクササイズ数はトータル20回だ。えっ、20回……? 6週間で週5回だから30回はトレーニングしているはずなのに……

こやつ、トレーニングもさぼってた。

う〜ん、まあこれが人間か……。そりゃあ、夏休みに実家へ帰省しておいしい食事をたくさん出されたら、食べちゃうよね…・・・。そりゃあ、毎日ストイックにトレーニングできていたら、そもそもぽっこりお腹にはなってないよね……。しょうがない。

【まとめ】数値的には残念な結果だが、見た目は少し改善!

同僚は、お腹にかかるうっすーい影を見て「腹筋が割れてきた!」とキャッキャとよろこんでいるが、筆者はそれどころではない。

どうして見た目は改善しているのに、腹囲の数値が下がらなかったのか。

理由は3つ考えられる。
ひとつは、実は同僚は2か月前にも別のEMS機器(それも腹直筋のみ鍛えるモデル)の試用レビューを行って、ある程度減量に成功している。そのため、急激な効果が出にくかったのではと考えられる。
もうひとつは、軽くて大きいとされる脂肪が落ちて、重くてスリムだとされる筋肉がついたから。そのため、見た目にはスリムになったが、体重が重くなってしまったのではないだろうか。
3つめは、最初の計測時の写真を見るとわかるように、メジャーが少しお腹に食い込んでいるから、もともともう少し腹囲があったのかもしれない……。

ちなみに本機の説明書には
「個人差はありますが、はっきりとした効果が現れてくるのは、1日2回のエクササイズを週に5日、毎週続け、4〜8週間ぐらい経過してからです」
と書かれている。これ通りにしっかりやっておけば、さらに結果はよいものとなっていたであろう。

本機はスマホと連携したことで、従来のEMS機器より使い勝手がよく、さらに腹斜筋が鍛えられるのは、ほかにない長所だ。実際に同僚の横腹も見違えたようにすっきりした。腹直筋だけではなく、お腹を全体的に引き締めたい人にはもってこいのモデル。あとは、痩せるか痩せないかは、ユーザーのがんばり次第だ。

注:あくまでも個人の感想です。効果には個人差があります。

牧野裕幸(編集部)

牧野裕幸(編集部)

月刊アイテム情報誌の編集者を経て価格.comマガジンへ。家電のほか、ホビーやフード、文房具、スポーツアパレル、ゲーム(アナログも含む)へのアンテナは常に張り巡らしています。映画が好きで、どのジャンルもまんべんなく鑑賞するタイプです。

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2017.9.17 更新
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