レビュー
バットに付けてスイング計測

草野球もデータで上達! 「ガーミンの先進ギア」でバッティングが覚醒した

趣味の草野球におけるバッティングの「スイングスピードの遅さ」に悩めるライター、マリオ高野です。

”スイングスピード”をアップさせたい

趣味の草野球では4番打者を務めながら、スイングスピードの遅さをずっと気にしていました。以前、スピードガン式の計測器で測ったところ、自分のスイングスピードはせいぜい70km/hほどしかなく、チームの中でも遅いほうだとわかりショックを受けたこともあります。

軟式なので、芯に当たればスイングが遅くてもそれなりに飛ぶのですが、やはりスイングスピードは速いに越したことはありません。というか、絶対的に速さは必要でしょう。

1kgのバットに400gのウェイトを付けた状態で素振りをするなど、それなりに高出力できるはずながら、スイングの遅さに悩む筆者

スイングスピードの基準についてWeb検索してみると、明確なものはありませんが、日本のプロ野球選手のトップクラスで160km/hぐらい。体格がよければ小学生でも100km/hを超えるらしいので、筆者のレベルは小学校低学年程度のようです(涙)。 高校・大学生での平均は120km/h程度らしいので、中年の草野球人としては100km/hを上回れば合格といったところでしょうか。

ベンチプレスは120kg、デッドリフトは180kgほど上がるので、46歳としては平均以上にフィジカルが強いはずながら、それでもスイングスピードが激遅ということは、身体がうまく使えていない証拠。おそらく「腕だけで振っている」状態が改善されていないのでしょう。

「Swing Coach」でスイングを手軽に計測

そこで今回は、バットのグリップに取り付けるタイプのスイングスピード計測器、ガーミン「Swing Coach」を試してみることにしました。

毎回のスイング後、ヘッドスピード、グリップスピード、インパクトまでの時間、ヘッド角度、スイング軌道という、バッティングの基本となる測定値をその場で表示。3スイングごとにコーチングのヒントやドリルが提供され、スイングの調整および改善が可能。スイングにおけるヘッドスピードを改善するヒントが得られるとあり、まさに今の自分の悩みにドンピシャ!

ガーミンブランドらしく、ミニマムなメカという感じ。携帯性がいいので、グラウンドやバッティングセンターなどに持ち込むのも楽です

取り付けはゴム製のラバーでバットのグリップにはめるだけ。極端にグリップが太いバットでなければ、ほとんどのバットに取り付け可能と思われます

ヘッドスピードやグリップスピードなどの数値はスイングごとに表示されますが、無料アプリをダウンロードしたスマホで見たほうがわかりやすいです

被験者以外に、バットの長さや重さも複数登録できます。スイングセンサー本体に装備されるディスプレイからでも数値は確認できますが、Bluetoothで接続したスマホを近くに置いておけば、スイングごとの結果がわかりやすいです

製造元の「ガーミン」はGPSを利用する製品に強く、空や海洋、自動車、さらにアウトドアやフィットネス市場におけるトップブランドとして知られ、個人的にもポータブル式のカーナビや時計などを利用した経験があり、大きな信頼のおけるブランドです。

スマホアプリ経由で”アドバイス”がもらえる

スマホに別途ダウンロードする無料アプリ(Swing Coachアプリ)には、プロの打撃コーチによって編集されたコメントを表示。スイング分析、3Dスイングパス、ビデオ映像の表示、複数のプレイヤー管理などが利用できます。

さっそく使ってみると、自分のスイングのあまりの遅さにガッカリ……。60〜70km/hという、小学校高学年レベルにも達していない数値に愕然としましたが、それでも下半身を使うことや、腕の力を抜くこと、身体の捻転差を使うことなどを意識して振ると、徐々に速くなっていきます。

スイングすると……

スイングすると……

即座に結果が表示。コーチング機能をONにすると3スイングごとにアドバイスコメントが表示されます

即座に結果が表示。コーチング機能をONにすると3スイングごとにアドバイスコメントが表示されます

使ってすぐにすばらしいと感じたのは、ひとりで素振りをしても常に客観的な評価が得られるということ。これまでは素振りをしても、そのスイングの良し悪しがわからないのであまり意味がないと思っていましたが、「Swing Coach」をつけての素振りにはスイングごとの結果に良し悪しが出るので、生まれて初めて素振りが楽しいと思えました。やはり、身体がうまく使えて振れたスイングなら速い数値が計測されるのです。

「Swing Coach」はマウントを含んでも34gと軽量。取り付けて実打しても、違和感はほぼゼロ。草野球レベルの選手なら、バットの重さやバランスへの影響もほぼないでしょう

置きティー練習では、スマホの画面が確認できるように配置して振ってみました。やはり、スイングの速度と手応えはおおむね一致します

また、スイングの数が累積カウントされるのも、励みになりました。だいたい1日に200〜300回ほど素振りをすると、中年としては結構な運動量になるので、エクササイズとしても最適です。

2週間ほど続けることでコンスタントに100km/h以上で振れるようになり、身体の使い方が根本的に変わってきたこと(変わりつつあること?)も実感できました。素振りがどんどん楽しくなります。

また今回、「Swing Coach」を使って個人的に最も有効だと思えたのは、以前レッスンを受けた「根鈴道場」で教わった“バットの重みと重力を生かして振り出す”という、バッティングの基本動作の意識を身体で思い出せたこと。

根鈴さんに教わったドリルを思い出し、それを意識して振ると、それほど力を入れていないのにコンスタントに100km/h以上が計測されるようになったのです! レッスンを受けてから、はや数か月がたちましたが、ようやく身体が理解・会得しつつあるような感覚に感激!

「根鈴道場」で教わった“バットの重みと重力を生かして振り出す”という、バットを振る基本動作の意識を強めるとスイングスピードが高まり、手応えも断然よくなりました。身体の捻転差がまだまだうまく使えていないので、最大飛距離は伸びていませんが、平均の飛距離は伸びている手応えです

練習の結果「120km/h」まで伸びた!

結果として、タナーティーを使った「置きティー」での練習では120km/h程度で振れるようになり、手応えが激しくアップ。動く球を打つバッティングセンターでも100km/h以上でスイングできることが増えました。

使いはじめの頃は、小学校低学年以下の数値しか計測されず、本気で凹みましたが、身体の使い方を試行錯誤しながら振り込み、300スイング目でようやく100km/hを計測

さらにうれしいのは「Swing Coach」に表示されるスイング分析でも、ついに「グッジョブ!」と褒めてもらえるようになったこと!

3,000スイング以上振って一度も出なかった「グッジョブ!」の表示が、バッテイングセンターでの実打中に出たのは感動でありました。スイングスピードが速くなったことで、手応えも打球の質もかなり変わったとの自覚があります。これまで教わったこと、意識して取り組んできたことがようやく表現できつつある……!?という感じです(涙)。

コーチングの内容については、使用者が追求する打撃理論とは必ずしも一致しないかもしれません。野球有識者と相談するなどして、各自ご判断ください

極端に軽いプラスチックのバットで試してみると、極端に速くなりました。バットは軽ければ軽いほど速く振りやすいという、当たり前の物理を実感。それでも最速は151km/hが限界でした

「コンスタントに打球を100m以上飛ばせるようになる」という目標にはまだまだほど遠いですが、自分の中では大きな一歩を踏み出せた気がして、草野球練習へのモチベーションが高まりました。

なんとか生きている間に、いや身体が元気に動くうちに「夢の柵越えホームラン」を実現したいので、今後もスイングスピードの向上に取り組みたいと思います。

置きティー練習で120km/h、バッティングセンターで100km/h以上で振れるようになり、対自分比としては大きな進歩です。まだまだ遅いですが、打撃力向上の確かなヒントが得られてうれしいかぎりです

バッティングセンターで「グッジョブ!」が表示されたときのデータ(左)と置きティー練習で、かなり良い手応えで振れたときのデータ(右)。これが常に再現できれば、底辺草野球の試合ならかなりいい結果を残せるはず!?。 「Swing Coach」からはアッパースイングだと指摘され続けましが、現状ではあまり気にせず、とにかく強く、速く振れる感覚を身につけたいです

マリオ高野

マリオ高野

1973年大阪生まれの自動車ライター。免許取得後に偶然買ったスバル車によりクルマの楽しさに目覚め、新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、自動車工場での期間工、自動車雑誌の編集部員などを経てフリーライターに。2台の愛車はいずれもスバル・インプレッサのMT車。

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