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腕前を問わず安定したアプローチが! テーラーメイド「ハイトゥ ロウ ウェッジ」

オグさんです!今回はテーラーメイドの「HI-TOE RAW(ハイ・トウ ロウ)ウェッジ」をお借りしましたので、芝の上で打たせてもらいました。

テーラーメイドの「HI-TOE RAWウェッジ」

テーラーメイドの「HI-TOE RAWウェッジ」

重量をヘッド上部に配置したウェッジ

ハイトウウェッジは文字どおり、ハイ(高い)トウ(つま先)の形状を採用したウェッジ。ヘッド下部を肉抜きし、その分の重量をヘッド上部のトウ側に配置。ヘッドの重心位置を高め、安定したスピン量を確保しています。

今回お借りしたハイ・トウ ロウ ウェッジは、さらなるスピン性能を追求するために生まれたモデル。フェース面のみをノーメッキに仕上げ、深く細い溝に変更。さらにレーザーによるミーリングを追加することで、雨などの厳しい環境でもしっかりとスピンを確保できるようになっています。

「エイジドカッパーフィニッシュ」と呼ばれるメッキは、使い込むほどに色が変化していく味のある仕上げ。機能美あふれる形状をしたヘッドを、さらにカッコよく見せてくれます

「エイジドカッパーフィニッシュ」と呼ばれるメッキは、使い込むほどに色が変化していく味のある仕上げ。機能美あふれる形状をしたヘッドを、さらにカッコよく見せてくれます

ネックまではメッキ処理が施されていますが、フェース面はノーメッキになっています。メッキの有無によってスピン量は変わらないと言われていますが、視覚効果やミーリングの効果促進など、いい結果が出るというデータがあるからこそメーカーはそれらを施しているのでしょう

ネックまではメッキ処理が施されていますが、フェース面はノーメッキになっています。メッキの有無によってスピン量は変わらないと言われていますが、視覚効果やミーリングの効果促進など、いい結果が出るというデータがあるからこそメーカーはそれらを施しているのでしょう

50°から54°までは通常の溝ですが、56°以上は写真のように、フェース全面に溝を刻んでいます。これは、ロブやバンカーなど、フェースを開いたショットでも安定してスピンをかけるための処置です

50°から54°までは通常の溝ですが、56°以上は写真のように、フェース全面に溝を刻んでいます。これは、ロブやバンカーなど、フェースを開いたショットでも安定してスピンをかけるための処置です

3種類中、2種を芝からテスト

このハイ・トウ ロウ ウェッジには3種類のソールが用意されています。硬いライや、ボールだけを拾うように打つゴルファーに合うLB(ローバウンス)、オールマイティーに使えるSB(スタンダードバウンス)、そしてやわらかいライやダウンブロー傾向の強いゴルファーに合うハイバウンスのBF(ビックフット)です。

今回は58°のSBとBFをさまざまなライで試してみました。

開いても適度にバウンスが効くように、ヒール側を軽めに削った形状のSB。適度な幅があり、ミスにも強そうなソール形状です

開いても適度にバウンスが効くように、ヒール側を軽めに削った形状のSB。適度な幅があり、ミスにも強そうなソール形状です

ハイバウンス仕様のビックフットのソールはV字になっています。お助けウェッジ的なオートマチックな操作性に振ったモデルではなく、適度な操作性を持たせてありますね。ざっくりのミスが多い方によさそう

ハイバウンス仕様のビックフットのソールはV字になっています。お助けウェッジ的なオートマチックな操作性に振ったモデルではなく、適度な操作性を持たせてありますね。ざっくりのミスが多い方によさそう

どこに当たっても安定してスピンがかかる

まずSBから、一般的なグリーン周りのラフで試してみました。構えてみると意外なほど違和感がありません。むしろ構えやすく、頼もしさすら感じます。少しだけグースになっているネック、フェース全面に彫られている溝がボールをつかまえて、スピンをしっかりとかけてくれそうです。

私はソールを滑らせるようにウェッジを使うイメージを持っているのですが、ソールの滑りがとてもよく、安定した高さで打つことができました。少々沈んだライでもサラッとボールを拾ってくれますね。

適度に滑るソールで比較的ライを選ばず、安定したアプローチがしやすかったです。一般的な日本のゴルフ場であればSBで困ることはなさそう

適度に滑るソールで比較的ライを選ばず、安定したアプローチがしやすかったです。一般的な日本のゴルフ場であればSBで困ることはなさそう

次に、フェースを開いてロブショット気味に打ってみました。トウ側がとがっている独特の形状と全面溝のおかげで、思い切ってガバっと開けますね。フェースを開いて打つことが多い方は、これらだけでもこのウェッジを選ぶ価値があると思います。

ロブショットも非常にやりやすかったですね。フェースの開き具合でバウンスの効き具合が調整でき、完全に抜いた打ち方から、適度にバウンスを使って距離と高さを出すといった打ち方までコントロールできました

ロブショットも非常にやりやすかったですね。フェースの開き具合でバウンスの効き具合が調整でき、完全に抜いた打ち方から、適度にバウンスを使って距離と高さを出すといった打ち方までコントロールできました

バンカーからでも使い勝手はバッチリ! 個人的に、ヒール側を適度に削ったソールの形状がとても気に入りましたね。開き具合によって距離の調節もしやすく、使いやすかったです。

バンカーも文句なし。ロブショット同様、開き具合で距離や高さの調整が容易にできました

バンカーも文句なし。ロブショット同様、開き具合で距離や高さの調整が容易にできました

スピン性能はかなりのもの。ちょっとしたラフからでも、低く出してギュギュっと止まるスピンボールが打てました。個人的な感覚としては、めちゃめちゃすごいスピンがかかるというよりは、悪いライからでも安定してかかるといった印象。多少ミスしても一定のエリアには飛んでくれる安定感の高いウェッジといった印象です。

どこで打っても安定してスピンがかかるように、フェース全面に溝が掘られています。打点が安定しなくてもスピンがかかりやすいため、安心して振っていけます

どこで打っても安定してスピンがかかるように、フェース全面に溝が掘られています。打点が安定しなくてもスピンがかかりやすいため、安心して振っていけます

打点がバラつくならビッグフットがいい

それぞれのシチュエーションでBFも打ってみました。SBよりもバウンスがしっかり効いているので、完全に抜いたロブショットは浮いたライなどでないと難しかったですが、適度な打ち分けは問題なくできますね。

打点のズレによるバラつきに関してはBFのほうが安定します。オートマチックな打ち方をするなら圧倒的にミスの幅を小さくできますので、グリーン周りをシンプルにしたいならBFがよいでしょう。

軟鉄素材だけあって、ソフトでいい感触の打感を味わえます。ボールがポンと飛び出すような感触もなく、フィーリングが出しやすかったです

軟鉄素材だけあって、ソフトでいい感触の打感を味わえます。ボールがポンと飛び出すような感触もなく、フィーリングが出しやすかったです

ベアグラウンドのような薄いライでもSBならボールだけを打つこともできます。BFはボールだけ打とうとすると難しくなりますが、ハイバウンスを生かしてバンカーのように打つと簡単になりますよ

ベアグラウンドのような薄いライでもSBならボールだけを打つこともできます。BFはボールだけ打とうとすると難しくなりますが、ハイバウンスを生かしてバンカーのように打つと簡単になりますよ

左がBFで右がSB。ヘッド下部の肉抜きはBFのほうが深く、その効果かミスに強く感じました。スピン性能はどちらも変わらない印象です

左がBFで右がSB。ヘッド下部の肉抜きはBFのほうが深く、その効果かミスに強く感じました。スピン性能はどちらも変わらない印象です

絶妙なやさしさがいい!

ハイトゥ ロウ ウェッジは、スペシャルなテクニックのある方向けのモデルと思っていましたが、実際は絶妙なやさしさを持ち、腕前に関係なく安定したアプローチができるウェッジでした。操作しやすく、安定したスピン性能に加えて、ソールの形状による適度なオートマチック感とでも言いましょうか。ミスの幅を小さくしてくれる安心感の高い仕上がり。

ウェッジが苦手な方はBFでオートマチックに使うと安定しやすいでしょうし、特にこだわりがない方ならSBで十分やさしさを味わえると思います。もちろんテクニックも使えるので上級者にも満足できるモデルです。欠点らしき欠点はないですが、しいて言えばフェースが錆びることですかね(笑)。

写真:野村知也

小倉勇人

小倉勇人

ゴルフショップ店長、クラフトマン、クラブフィッターそして雑誌の編集・執筆業も行う、歌って踊れるゴルフライター。好きなクラブはパター、左利き/右打ち。愛称は「オグさん」。

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