ジダラキング

自動で身体を「グイーッ」とストレッチ! 極楽エアマットに寝転がって毎日リラックス

ここ数年、腰痛にずっと悩まされているんですが、最近始めたストレッチがちょっと効いているような気がします。続けていると、日によっては「お、ちょっと腰がラクかも?」と感じるときがあって。

これはストレッチを地道に続けていくべきだな、と感じているものの、だんだん面倒くさくなってきたんですよねー、自堕落王(ジダラキング)ですもの。このままでは早晩に飽きてしまいかねません。

たとえば、ただ寝転がってるだけでもラクにストレッチができるような、 ジダラキングにふさわしい“全自動でストレッチさせてくれるマシン”みたいなものって、ないものでしょうか。

寝転がってるだけで「グイーッ」とストレッチできる自堕落エアマット

そこで試しに検索してみたところ……、ただ寝ているだけでストレッチできるマシン、ちゃんと見つかりましたよ!

ということで取り寄せてみたのが、ドリームファクトリーの「DOCTOR AIR 3Dエアストレッチマット」です。エアバッグ、バイブレーション、ヒーターの3機能を備えており、横になったまま“おまかせ”でストレッチができるそう。

寝転んだまま、背中や腰のストレッチができる「DOCTOR AIR 3Dエアストレッチマット」(ドリームファクトリー)。円筒状のヘッドレストにマットを巻くことで、コンパクトに収納できます

寝転んだまま、背中や腰のストレッチができる「DOCTOR AIR 3Dエアストレッチマット」(ドリームファクトリー)。円筒状のヘッドレストにマットを巻くことで、コンパクトに収納できます

使用するときはマットを広げて、その上に仰向けで寝転がる体勢を取ります。全体の奥行は1020mmで、成人男性の筆者が使うと、マット端がお尻の下端辺りに来るぐらいのサイズ感でした。

マットとヘッドレストを広げたときのサイズは、500(幅)×1020(奥行)×88(高さ)mm。これでストレッチの準備完了です

マットとヘッドレストを広げたときのサイズは、500(幅)×1020(奥行)×88(高さ)mm。これでストレッチの準備完了です

ちなみに筆者が寝っ転がるとこんな感じです

ちなみに、身長176cmの筆者が寝っ転がるとこんな感じです

円筒状のヘッドレストは、そのまま頭を乗せてもいいし、パカリと半分に割って高さを調整することも可能です。

ヘッドレストの横には「電源」「ヒーター」「モード選択」「振動」の4つの操作ボタンが並んでおり、それぞれオン/オフやモード切り替えが可能です。

円筒状のヘッドレストをパカッと開くと……

円筒状のヘッドレストをパカッと開くと……

こんな感じ。好みの高さを選べます

こんな感じ。好みの高さを選べます

電源を入れると、マット内に配置された3つのエアバッグが膨らんで、身体を持ち上げます。この膨らむタイミングとコンビネーションによって、“ストレッチさせてくれる”という仕組み。モードは「背中そらし」「ウエストひねり」「ミックス(背中とウエスト)」という3種類から選べます。

エアバッグが膨らんだ様子。コンプレッサーのパワーが強く、体重100kgまでは問題なく使えます

エアバッグが膨らんだ様子。コンプレッサーのパワーが強く、体重100kgまでは問題なく使えます

電源を入れたあとは、自動オフになるまでの10分間、ただ寝てるだけで、イイ感じに関節をゆるめて気持ちよく身体を伸ばしてくれるとのこと。これはラクそうだぞ。

空気の力で想像以上に伸びるーッ!

さて、実際、どこまでしっかりストレッチできるのでしょうか。「背中そらし」と「ウエストひねり」の動作を味わえる「ミックス」モードに設定して、試してみました。

寝転がって電源を入れると、頭上で「ヴィーッ」というコンプレッサーの駆動音とともに、背中側のエアバッグが膨らんで「背中そらし」がスタート!

この膨らみが思った以上の勢いで、「グググググッ」と力強く背中が持ち上げられていくのが感じられました。背中が持ち上がると自重で肩甲骨が下がり、脊柱起立筋、広背筋、僧帽筋といった背中周りの大きな筋肉がまとめて引っ張り伸ばされるような状態に。うおー、すっごい伸びるーッ!

背中のエアバッグが膨らみ始めます

背中のエアバッグが膨らみ始めます

MAXまで膨らむと、見た目以上に背中の筋肉群が伸ばされている感じ。「伸びるーッ!」と驚きました

MAXまで膨らむと、見た目以上に背中の筋肉群が伸ばされている感じ。「伸びるーッ!」と驚きました

正直なところ、筆者のような普段から猫背になっているタイプの人だと、慣れないうちは少ししんどいレベルの伸びかも。しかし、1回「グイーッ」と伸ばしてしまえば、あとはもう気持ちよさしかありません。「背中そらし」が終わったころには、何となく呼吸がしやすくなっているような感覚すらありました。

「背中そらし」の次に来るのが、「ウエストひねり」です。お尻のあたりで左右に配置された2つのエアバッグと背中エアバッグが連動しつつ、交互に膨らみます。片側のエアバッグが膨らむと、腰から反対側に傾くことでひねりが発生し、腸腰筋と腹斜筋(いわゆるインナーマッスル)を動かすストレッチとなるわけです。

「ウエストひねり」は、「背中そらし」ほどのインパクトは感じなかったものの、お尻をゆったり持ち上げてひねられるのは、うっとりするような気持ちよさを感じました。たとえるなら、ストレッチジムでトレーナーに腰を支えてもらいながら、ゆーっくりと体幹をひねられているような感覚。ひとりではなかなかストレッチしにくい部分なので、これはありがたいですね。

お尻側のエアバッグが片方だけ膨らむことでひねりが生まれ、腰周りのインナーマッスルが気持ちよく動くのを感じられました

お尻側のエアバッグが片方だけ膨らむことでひねりが生まれ、腰周りのインナーマッスルが気持ちよく動くのを感じられました

腸腰筋と腹斜筋は腰痛にダイレクトに関わっている部位なので、筆者としてはしっかり伸ばしてほぐしたいところ

腸腰筋と腹斜筋は腰痛にダイレクトに関わっている部位なので、筆者としてはしっかり伸ばしてほぐしたいところ

ちなみに、エアバッグが膨らむのに合わせて、中央のバイブレーターも振動します。寝ていると細かな振動が背中に伝わるとのことですが……こちらは正直、エアバッグほど体感できませんでした。そのぐらい、エアバッグの膨らむインパクトが強いです。

背中の真ん中から振動刺激を与えてくれるバイブレーター。強度は3段階で調節可能です

背中の真ん中から振動刺激を与えてくれるバイブレーター。強度は3段階で調節可能です

あと、ヒーター機能をオンにすれば、表面温度が最高約45度まで温まります。今のような暖かい時期はオフにしていても問題ないですが、冷えが気になる日にはマストで使いたいところ。ポカポカと温めながらのストレッチは、かなり極楽だと思います。

これぞ“全自動でストレッチさせてくれるマシン”! 日常的に使っていきたい気持ちよさ

ともあれ、これは確かに“全自動でストレッチさせてくれるマシン”で間違いありません。本当に、ただ寝たままで気持ちよーくほぐしてくれます。ただ、ストレッチの強度から考えると、「本気でグイグイと伸ばしていく」というより、「就寝前にストレッチを通してリラックスをうながす」といった方向性のマシンだと思います。

筆者の目的とは若干違いましたが、これはこれでかなりアリ。実際、風呂上がりに「3Dエアストレッチマット」に寝転がっておくと、最後はそのまま、スヤァ……と寝てしまいそうなぐらいに、全身がゆるゆるのゆるみ状態になります。

寝る前の軽いストレッチは睡眠の質を上げるという話も聞きますし、横になるだけだからまったく面倒くさくないし、何より快適。これは日常的に使い続けたいかも。

きだてたく

きだてたく

最新機能系から雑貨系おもちゃ文具まで、何でも使い倒してレビューする文房具ライター。現在は大手文房具店の企画広報として企業ノベルティの提案なども行っており、筆箱の中は試作用のカッターやはさみ、テープのりなどでギチギチ。

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