新製品レポート
次世代リチウムイオンバッテリー搭載の「ビビ・EX」&「ギュット・ミニ・EX」が登場

50km以上の長距離走行を実現! パナソニックの新型電動アシスト自転車に試乗してきた!

50km以上の長距離走行を実現! パナソニックの新型電動アシスト自転車に試乗してきた!

パナソニック サイクルテックは2015年12月9日、電動アシスト自転車の新モデルの説明会とプレス向けの試乗会を開催した。新モデルは自社開発のコンパクトかつ大容量の次世代リチウムイオンバッテリーを搭載するのが特徴で、50km以上の長距離走行を実現。小柄な女性でも乗り降りしやすいように、サドルの高さを約2cm下げたモデルもラインアップする。

ここでは、次世代リチウムイオンバッテリーを搭載した「ビビ・EXシリーズ」と「ギュット・ミニ・EX シリーズ」の2機種の特徴と、試乗会で実際に乗ってみた感想をレポートする。

次世代リチウムイオンバッテリーを搭載した電動アシスト自転車の新モデル。左から、小径タイプの子育てモデル(子乗せモデル)「ギュット・ミニ・EX BE-ELME03」、ショッピング向けモデル「ビビ・EX BE-ELE632」、通学モデル「カラーズ・EB BE-ELCF632」。いずれも2016年1月下旬に発売する

走行距離50km以上を実現した次世代リチウムイオンバッテリー

説明会では、新開発の次世代リチウムイオンバッテリーの開発背景について、同社の開発本部 本部長の伊藤政博氏が説明した。従来の電動アシスト自転車は、本体の重量と走行距離の短さ、充電時の持ち運びの手間がユーザーの不満点として挙げられていたため、それらの問題を解決するために、電動アシスト自転車の肝であるバッテリーを一から見直した。

次世代リチウムイオンバッテリーを搭載。バッテリー容量は21%アップしながら、23%の小型化を実現した

次世代リチウムイオンバッテリーを搭載。バッテリー容量は21%アップしながら、23%の小型化を実現した

電動アシスト自転車の不満点を解消するため、バッテリーのコンパクト化と大容量化を実現

電動アシスト自転車の不満点を解消するため、バッテリーのコンパクト化と大容量化を実現

次世代リチウムイオンバッテリーは、バッテリーのコンパクト化と大容量化の相反する要素を両立するために、セルの容量を増やし、セルの本数を大幅に削減したのがポイントだ。これにより、バッテリー容量を従来モデルの13.2Ahから16.0Ahへ増やしつつ、重量は3.1kgのままで、サイズを23%コンパクト化することに成功。1回の充電(約6時間)で約50〜54kmの長距離走行が可能となり、従来モデルと比較して走行距離が約15%向上している。伊藤氏は、「自動車やノートPC用のリチウムイオンバッテリーを長年開発してきたパナソニックだからこそ実現できた」と次世代リチウムイオンバッテリーに自信を見せた。

従来モデルより23%もコンパクトになったうえ、容量は21%アップしている(ビビ・EX シリーズの場合)

従来モデルより23%もコンパクトになったうえ、容量は21%アップしている(ビビ・EX シリーズの場合)

従来モデルの走行距離は約47kmなので、走行距離は約15%向上した

従来モデルの走行距離は約47kmなので、走行距離は約15%向上した

また、バッテリーの安全面に配慮しているのも特徴だ。国内生産と徹底した品質管理に加え、新たに類燃防止材と耐火シートを採用。発火と延焼を防止する世界最高水準の安全対策を実現したという。

新たに類焼防止材と耐火シートを採用。安全性にもこだわっている

新たに類焼防止材と耐火シートを採用。安全性にもこだわっている

サドルが2cm低くなって乗り降りが楽に!

ビビ・EX シリーズとギュット・ミニ・EX シリーズは、16Ahの大容量バッテリーを搭載したフラッグシップモデルだ。走行距離は、ビビ・EX シリーズが54km、ギュット・ミニ・EX シリーズが50km。どちらもバッテリーがコンパクトになったことで、フレームサイズの低床化を実現。サドルの高さが従来モデルより約2cm低くなり、適応身長も低くなっている。身長が低めの女性でもしっかり足をついて乗り降りできるのは嬉しい点だろう。

バッテリーがコンパクトになったことで、低床化を実現。ビビ・EX シリーズのタイヤサイズ26インチの場合、身長141cmから乗車できる

ビビ・EXシリーズの26インチモデル「BE-ELE632」(重量29.2kg)。ボディカーラーはインディゴブルーメタリック(写真)、ジュエルローズ、チタンシルバー、ビターブラウンの4種類を用意。市場想定価格は137,000円(税別)

ショッピング向けモデルのビビ・EXシリーズには大型のバスケットが付属。遠くのショッピングセンターに買い出しに行って大量の品物を載せても、楽に帰ってこれそうだ

ギュット・ミニ・EXの20インチモデル「BE-ELME03」(重量32.9kg)。ボディカーラーはパウダーイエロー(写真)、ピュアマットブラック、コーラルピンク、エンドレスブルー、アクティブホワイト、ビターブラウンの6種類。市場想定価格は158,000円(税別)

「ビビ・EX BE-ELE632」に試乗してみた!

説明会の後に、新モデルに試乗することができた。試乗したのは「ビビ・EX BE-ELE632」。自転車本体の重量はさほど軽く感じなかったが、バッテリーのコンパクトさには驚いた。遠くから見ると、ほとんど自転車本体と一体化しているように見える。肝心の乗り心地は、「パワーモード」(常にアシストが作動するモード)で走行したところ、急な坂道でも座ったまま登り切れるほどパワフルにアシストしてくれた。モーターは従来モデルと同じなので、アシスト性能は大きく変わっていないという。また、駐輪の際は自転車本体を持ち上げることなく、ステップを片足で軽く踏むだけで簡単に止めることができたのが便利だった。

遠くからみるとバッテリー部に気がつかないほどコンパクトだ

遠くからみるとバッテリー部に気がつかないほどコンパクトだ

パワーモードの場合、坂道でも楽に走行可能

パワーモードの場合、坂道でも楽に走行可能

ステップは、自転車を持ち上げずに、片足で踏むだけで固定できる。地味だがありがたい気の効いた機能と言える

アシストモードは手元の液晶スイッチで切り替えられる。パワーモードのほか、自動でアシストの有無を設定する「オートマチックモード」と、走行距離重視の「ロングモード」がある。また、液晶スイッチではバッテリー残量や残りの走行距離も確認できる。

アシストモードの選択のほか、バッテリー残量などが確認できる液晶スイッチ

アシストモードの選択のほか、バッテリー残量などが確認できる液晶スイッチ

鈴木 ゆり子(編集部)

鈴木 ゆり子(編集部)

旅行(主に中華圏)、ペット、お酒が大好きな編集部員。飲みの席で盛り上げるのが得意ですがたまに記憶をなくします。

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