レビュー
DJIの3軸ジンバルを実機で徹底チェック!

1万円台のスマホ用ジンバルDJI「OSMO MOBILE 2」は買いか?

民生用ドローン市場で世界最大のシェアを持ち、空撮用にすぐれたジンバルを製造してきた実績を持つDJIが、iPhoneやAndroid端末ユーザー向けに発売したジンバルが「OSMO MOBILE 2」です。16,800円(税込。2018年5月31日時点での価格.comにおける最安価格)という手頃な価格ながら、ブレ防止としてのジンバル機能だけでなく、被写体追尾やモーションタイムラプス、ハイパーラプスなど充実した機能によるコスパの高さで注目を集め、発売直後は品薄になるほどの人気ぶりでした。今回は、その実機をDJIから借りられたので、実際に動画を撮影しつつ隅々までチェックしてみました。

DJIのスマホ用ジンバル「OSMO MOBILE 2」をレビュー

DJIのスマホ用ジンバル「OSMO MOBILE 2」をレビュー

高級感はないが、間違いなく高性能

内箱を兼ねたケースは硬めの発泡スチロールで、そのままキャリーケースとして使用できます。決してスタイリッシュな見た目ではありませんが、クッション性は十分で、別途ケースを購入する必要がないのは地味にうれしいポイント。付属品はmicroUSBケーブルのみで、充電用アダプターは別売りです。

付属のケースに収納された「OSMO MOBILE 2」

付属のケースに収納された「OSMO MOBILE 2」

ジンバル本体のみの実測重量は485gで、ケースとケーブルを合わせると662gでした。ケースのサイズは、概寸で縦33×横15.5×厚さ7.3cmと、デイパックにすっぽり収まるサイズ。旅行などの際に持ち歩く場合も、それほど負担にならない重さと大きさと言えるでしょう。

「OSMO MOBILE 2」が対応するのは重さ202g、幅5.86〜8.5cm、厚さ0.89cmまでのスマートフォンです。

今回の撮影にはアップル「iPhone 7 Plus」を使用

今回の撮影にはアップル「iPhone 7 Plus」を使用

メーカー公称のバッテリー駆動時間は最長15時間ですが、これはあくまでも理想的なコンディションで使用した場合のこと。モーションタイムラプス撮影を多用したり、走りながらなど内蔵モーターへの負担が増える走りながらの撮影を行なったりした場合は、2時間程度でバッテリーゲージが3段階中2まで減ることがありました。

市販のモバイルバッテリーからも充電可能

市販のモバイルバッテリーからも充電可能

ボタン、スイッチ類はジンバルを握ったまま片手でアクセスできる位置にまとめられています。右手で握った場合、一番左にあるズーム/ワイドのコントロールだけ、少し指が届きづらく感じることがありましたが、慣れれば問題のないレベルです。

ボタン類へのアクセスと操作感はおおむね良好

ボタン類へのアクセスと操作感はおおむね良好

グリップの底部には三脚用のネジ穴があり、サードパーティー製の製品も取り付け可能です。

グリップ底部にあるネジ穴のサイズは1/4インチ

グリップ底部にあるネジ穴のサイズは1/4インチ

専用の台座「Osmo Mobile 2 Base」(別売り。税込1,300円)は、モーショントラッキング機能を利用した「定点カメラ」として使用する場合やタイムラプスの撮影時などに役立ちます。

台座「Osmo Mobile 2 Base」は、安定感は悪くないものの、平らな場所しか置けないため、撮影の自由度は三脚より下がる

専用アプリで撮影の幅が劇的に広がる

撮影をするだけであれば、どの種類のカメラアプリでも使用できますが、モーションタイムラプスや被写体追尾機能を使用する場合はOSMO MOBILE 2向けアプリの「DJI Go」 を使って撮影する必要があります。ちなみに、名前がほとんど同じアプリ「DJI Go 4」は「OSMO MOBILE 2」非対応なので要注意です。

今回の撮影にはiOS版の「DJI Go」を使用

今回の撮影にはiOS版の「DJI Go」を使用

iOS 版 DJI GO
Android版 DJI GO

実際に使って「OSMO MOBILE 2」を徹底検証! 使ってみてわかったこととは?

「OSMO MOBILE 2」に「iPhone 7 Plus」を装備させて動画の撮影を行ってみました。実際にどのような動画が撮れるのかは以下の動画から確認してください。ジンバルあり/なしの比較や被写体追尾、モーションタイムラプス、ハイパーラプスなどの機能も試してみたので、ぜひチェックしてみてください。

ジンバル本来の目的である動きのある状態での撮影に関しては、十分にブレを軽減でき、「iPhone 7 Plus」を手持ちで撮影した場合と比べると格段に滑らかな映像が撮れました。

本体の構造上、縦方向の揺れは抑えられないため、歩きながら撮影すると上下の揺れが残りますが、それを除けばスマホで撮影したとは思えないくらいスムーズな仕上がりです。ペットや子供など、ジッとしていてくれない被写体を撮ることが多い人はジンバルを使うことで、かなり見やすい映像が撮れるようになるはずです。

また、被写体追尾やモーションタイムラプスの機能もアプリからすぐに呼び出せ、複雑な設定もいらないため使い勝手がよく、一度使ったら手放せなくなるのでは?とすら思えるくらい快適に撮影を楽しめました。

特に、ハイパーラプスモードで撮影した映像はインパクト大で、その辺のビルや街路樹、街灯など、とにかく何でもこのモードで撮ればかっこよく撮れてしまうと言っても過言ではありません。

近年のスマートフォンであれば、それ単体で十分きれいな写真や動画が撮影できますが、ジンバルを追加することで、表現の幅が大きく広がることは間違いありません。「OSMO MOBILE 2」は、趣味でSNSやブログに写真や動画を投稿している方に役立つのはもちろんのこと、会社の広報アカウントに見栄えのする映像を投稿したい、というような場合にも強い味方になってくれるガジェットです。

あ! ちなみに、私はハイパーラプスの撮影がしたくて、1台自腹で購入しまいましたよ(笑)。気になる人はチェックしてみてください。

■Mr.TATE ( Masahira TATE )
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Mr.TATE(Masahira TATE)

Mr.TATE(Masahira TATE)

世界50カ国以上を旅したバックパッカー。週間アスキー編集部などを経て、AppBankに入社。「バイヤーたてさん」として仕入れとYouTubeを活用したコンテンツコマースに取り組み、上場時は広報として企業PRを担当。現在はフリーランスで活動中。

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