本連載「だからザ・ノース・フェイスは選ばれる!」は、現在セールス絶好調のザ・ノース・フェイスが、ユーザーから選ばれる理由を検証する企画。第38回は、「S/L FREE RUN BASIC CREW(スリーブレスフリーランベーシッククルー)」をピックアップした。
本モデルは、環境に配慮したリサイクルポリエステル糸を使用したランニングウェアで、サラリとした清涼感ある着心地が特徴。すぐれた吸汗速乾性を持ち、汗を多くかくランニングシーンにも対応してくれる1着だ。
ザ・ノース・フェイス「スリーブレスフリーランベーシッククルー(S/L Free Run Basic Crew)」(品型:NT12292)。公式サイト価格は、5,060円(税込)
ザ・ノース・フェイスの「フリーランコレクション」は、ライフスタイルシーンからあらゆるアクティビティーまで対応する、汎用性にすぐれたラインアップが揃っており、リサイクルポリエステルなど、地球環境に配慮したサステナブルな素材使いでも知られているコレクション。2021年のデビュー以来、良好なセールスのプロダクトを多数輩出している。
今回紹介する「スリーブレスフリーランベーシッククルー」も、高温多湿の日本の夏でも快適な着心地を提供。シルエットはややゆとりあるフィット感で、静電気の発生を抑える静電ケア設計を採用。日常のアクティブウェアとして幅広く活用できる。買いやすい価格設定ということもあり、同コレクションでも特に人気の高いアイテムだ。
その名のとおり、クルーネックとスリーブレスデザインをミックス。これ1枚だけで着るのはもちろん、シャツのインナーとして着用するのにもピッタリだ
バックプリントは、ブランドロゴ、筆記体ロゴ、コレクションのキーワード「Good run Good way」、そして山岳のイラストを組み合わせている
ザ・ノース・フェイスの「フリーランコレクション」は、地球環境に配慮したサステナブルな素材使いで知られており、このプロダクトもリサイクルポリエステルが使用されている
「スリーブレスフリーランベーシッククルー」を実際に着てみた!
「スリーブレスフリーランベーシッククルー」は、その名のとおり、クルーネック、すなわち丸首と袖なしデザインを組み合わせたトップス。生地は、リサイクルポリエステルを利用し、編み目の粗い吸水層で肌面を常にドライに保ち、吸放湿層で汗を吸い上げ、拡散層でさらに拡散する「フラッシュドライテクノロジー」を採用している。サラッとした着心地で、ランニングを始めとしたスポーツシーンでも活躍してくれることが予想できる。
実際に走り始めると、その日は30℃を超える日だったため、汗がドッと噴き出したが、標準的な吸汗速乾素材よりも素早く汗を吸収して外部に排出してくれた。外観こそカジュアルな雰囲気なのでライフスタイルシーンでも活躍してくれるが、ランニングウェアとしての機能性は一切妥協していない。洗濯した際の乾くスピードも早いので、夏季であれば、昼に洗って当日の夕方のランで着るというようなことも可能だ。購入したのは6月30日だが、以降、すでに8度着用するなど、すでにお気に入りのトップスとなった。
以上のことから、「スリーブレスフリーランベーシッククルー」は、カジュアルシーンからさまざまなアクティビティーまで対応する、1着あると便利な存在だということがわかった。1枚で着るのはもちろん、襟付きシャツのインナーとして着用するにもピッタリだ。
筆者が購入したのは、「ニュートープ」とネーミングされたオリーブ系のカラーリングのモデル。これがあまりに便利なので、「ホワイト」か「ブラック」どちらかを追加購入しようと思ったが、ゴールドウィンの公式オンラインストアを始め、在庫を切らしているショップが多い。このアイテムは、それだけユーザーからの需要が多いということだろう。このアイテムに限らず、ザ・ノース・フェイスの人気プロダクトは、気になったときに即決しないと、品切れで買いそびれがちということを、改めて思い知らされた。
カラバリ「ブラック」と「ホワイト」
ランニングギアの雑誌・ウェブメディア「Runners Pulse」の編集長。「Running Style」などの他媒体にも寄稿する。「楽しく走る!」をモットーにほぼ毎日走るファンランナー。フルマラソンのベストタイムは3時間50分50秒。