気温がだんだん暖かくなり、春真っ盛り。とはいえ、まだまだ冷え込むことも多いこの季節に、大活躍するのがアウトドアブランドのアウターだ。
そこで今回は、マウンテンパーカーやアノラック、カバーオールなど、春にぴったりな新作アウターを人気ブランドから厳選。アクティブになる春において、アウトドアからタウンユースまで活躍するアイテムを紹介する。
ザ・ノース・フェイスやコロンビアなどのアウトドアブランドから、タウンユースでも活躍する春の新作アウターを厳選
ザ・ノース・フェイスの「エンライドトラックジャケット」は、都市生活での“移動”にフォーカスしたジャケットで、自転車での走行を快適にするディテールや素材にこだわったアイテム。
「エンライドトラックジャケット」(品番:NP22460)。カラーは全3色展開で、写真のカラーは「ブラック」
表地にはクラシカルでやわらかな風合いながら撥水性のある「タスランナイロン」を使用しており、移動中に急に雨が降ってきても安心。また、裏地にはポリエステルメッシュを採用しており、汗をかいても肌離れがいいのも特徴だ。
トレンドのゆったりとしたシルエットなうえ、アーム形状を大きく取って袖を立体的に仕上げているため、腕が動かしやすいのも特筆すべきポイントだ。
また、バックの切り替え部分にはベンチレーションを採用し、通気性も向上。胸元のロゴは光を反射する「リクレクトプリント」仕様で、夜間の走行でも視認性を高める。自転車を主な移動手段とする人であれば、持っておきたい一着だ。
バックの切り替え部分のベンチレーションが、走行中のヒートアップを抑えてくれる
胸元に配されたロゴにはライトなどに反射する「リフレクトプリント」を採用。夜間のライドでも安心して着用できる
コロンビア「クリアモントジャケット」は、軽量で耐久性にすぐれた「ポリエステルミニリップストップ」素材を採用し、どんなシーンでもサッと羽織れる使いやすさが魅力の軽量ジャケット。
「クリアモントジャケット」(品番:XE8478)。カラーは写真の「タスク」を含む全3色で展開
生地には多少の雨や泥もガードする撥水機能「オムニシールド」や紫外線から肌を守るサンプロテクション機能「オムニシェイド」など、アウトドアシーンで活躍する同社独自の機能が備わっている。
フード後部や裾には冷気を防ぐためのドローコードを採用しており、防寒対策も可能。また、両サイドに配置した縦ファスナーのハンドポケットは、本体を小さく収納できる便利なパッカブル仕様だ。
寒暖差が激しい日の持ち歩きにも便利で、アウトドアシーンからタウンユースまで幅広い活躍が見込める。
裾のドローコードは内側にスッキリと収納できる
袖はベルクロで絞ることで雨風の侵入を防げる
マムートの「ユーティリティ コーチジャケット AF」は、タウンユースになじむジャケットスタイルとアウトドア仕様の充実した機能が特徴の一着。
「ユーティリティ コーチジャケット AF」(品番:1012-00760)。カラーは写真の「サバンナブラック」を含む全4色で展開
ボディに採用した「パーテックス シールド」素材には、環境にやさしい「PFCフリー耐久撥水(DWR)」加工を施し、防風性と耐水性を兼備。また、裏地は100% のポリアミドを使用し、シルクのような心地よい肌触りだ。
フロントポケットとインナーポケットはともに便利なファスナー付き。袖元はベルクロを絞ることで雨風の侵入を防ぎ、裾のドローコードは片手で調整できるうえ、内側に収納できる。
クラシックな見た目ながら、本格アウトドアブランドならではのディテールが光る逸品だ。
「PFCフリー耐久撥水(DWR)」加工が施された素材「パーテックス シールド」は、防風性と耐水性にすぐれている
ジップ仕様の内ポケットは貴重品を入れるのにも重宝する
イギリス発の人気アウトドアブランド、カリマー。同ブランドの定番マウンテンパーカー「トライトン ライト ジャケット」にデザイン性と機能性を兼ね備えたユーティリティージャケットが「マルティパーパス ジャケット」だ。
「マルティパーパス ジャケット」(品番:101531)。カラーは写真の「ライトカーキ」と「ブラック」の2色展開
生地は耐久撥水加工を施した「パーテックス アンリミテッド」素材を採用し、摩擦の負担が大きいフラップポケットやフロントファスナーには、高強度リップ素材を搭載。非常にタフな作りで、長い間愛用できる。
ポケットは全部で5つ。フードは収納式のためシーンや気分によってスタイル変化できる点も見逃せない。ジャケットの上から着用可能なサイズ設計のため、アクティブなシーンから普段使いまで幅広く活躍する。
5つのポケットは用途によって使い分けられる
収納式のフードはドローコード付きなので、急な雨も安心だ
人気スポーツウェアブランドのチャンピオンからこの春、お目見えした「フーデッドアノラックジャケット」。
「フーデッドアノラックジャケット」(品番:C8-Z601)。カラーは写真の「サックス」で、計3色で展開
最大の特徴は、通称「60/40」と呼ばれるコットン60%、ナイロン40%の混紡生地を採用していること。「60/40」は、1960年代に開発されて以降、今日まで長きにわたりアウトドアシーンで採用されている素材だ。コットンのやわらかい肌触りと通気性、ナイロンの強度と防風性、撥水性が生かされおり、さらに湿気を吸うとコットンが膨張して水分の侵入を防ぐ。
袖の両サイドにはゴムスピンドルを採用。風の侵入も防ぐため、気候の変化に柔軟に対応する。
ジップは深めで脱ぎ着しやすく、フロントには大型ポケットが付いているため、使い勝手のよさも魅力的。春らしいカラー展開で、コーディネートの主役として映えること請け合いだ。
ファスナー付きのフロントポケットは、小物などをサッと収納できるうれしい大容量仕様
胸元には生地と同系色のロゴがさり気なく刺繡されている
ヘリーハンセンの定番の防水ジャケット「スカンザライトジャケット」をアップデートさせた新作がこちら。
「スカンザライトジャケット」(品番:HH12405)。カラーは写真の「ブラック」と、春らしい「ヘイズグリーン」や「シアーオレンジ」など、計5色で展開
生地は「ヘリーテックパフォーマンス」2.5層構造で、環境への負荷に配慮した再生利用可能なリサイカブル素材を採用。防水透湿性にすぐれ、雨の中でも快適に行動できる。
同社ならではのデザインとして、船が前進していくときに海面に現れる航跡と、大航海時代に船乗りが飲んでいたシェリー酒のボトルをイメージした、バックスタイルの「ボトルバック」にも注目したい。
レイアリングを考えてシルエットはややゆったりとしており、立体裁断のため着心地が非常にいいのも特徴だ。山などのアウトドアはもちろん、タウンユースでも活躍する。
ボトルバックが施されている背面には、ジャケットを簡易的に掛けられる襟吊りが付いている
フロントポケットにはマチが付き、収納力がアップ
ワイルドシングスの「マシーフジャケット」は、クラシックなデザイン性と現代の機能性を兼ね備えたジャケット。
「マシーフジャケット」(品番:WT24008AD)。カラーは写真の「ブルーベリー」で、計6色で展開
生地はデュポン社が開発した、軽量かつコンパクトな高機能ナイロンを採用。ナイロンの特徴である強度や防風性に加え、シワになりにくいすぐれた弾力回復性も備えているため、羽織るだけで様になるのも魅力だ。手触りがコットンのようにやわらかいのも特徴。
さらに、裏地は総メッシュ仕様で通気性が抜群のため、長時間のアクティビティーでもジャケット内が蒸れにくく、快適に活動できる。カラー展開も豊富で、スタイルに合わせてお気に入りを見つけやすい。
ポケットはファスナー付きだからハードな運動でも安心
フードはつば付きで、吹き付ける雨からしっかりと頭部を守る
フォックスファイヤーの「ライペリアンブルゾン」は、生地に軽量で適度に張りがある綿60%とナイロン40%の混紡生地「60/40クロス」を採用したシンプルでクラシカルなブルゾン。体にだんだんとなじんでいき、経年変化を楽しめる。
「ライペリアンブルゾン」(品番:6213421)。カラーは写真の「チャコール」と「サンド」の2色展開
ラグラン袖で肩や腕が動かしやすく、ゆとりもあるため、インナーやミッドレイヤーと着合わせても機動性を損なわない。サイドポケットのほか、左胸には便利な縦ファスナー仕様のポケット付きで、収納力も十分だ。
街にもなじむデザインとカラーで、フィールドからデイリーユースまで幅広いシーンで着用できる。
ちょっとした小物の収納にも便利な、左胸のファスナー付きポケット
ポケットの裏地に縫い付けられたタグもアウトドアライクなデザインに
機能性が高いダウンジャケットで有名なナンガの「ナイロンタッサー マウンテンブルゾン」は、ミリタリーブルゾンのようなたたずまいが特徴の一着。
「ナイロンタッサー マウンテンブルゾン」。カラーは写真の「ブラック」で、計3色での展開
生地には、表面が凸凹で軽量な「ナイロンタッサー」素材を採用し、汗ばんでも肌離れがよく快適に着用できる。撥水加工も施されているため小雨程度なら気にならず、アウトドアシーンはもちろんのこと、日常使いでも重宝する。
フロントには4つのパッチポケットとスラッシュポケットを2つ備え、収納力も抜群。首裏はインナーダウンと連結可能な作りのため、この一着で幅広い季節に対応できるのもうれしいポイントだ。
米軍の「M-65ジャケット」を彷彿とさせる、存在感のあるフロントポケットが特徴
ダブルジップにより、ジップの開閉具合でシルエットのアレンジが楽しめる