レビュー

何度も完売…からの再入荷! インケースの新作リュックをオンもオフも使い倒そう

Incase(インケース)は、Appleの公式パートナーとしてバッグやケースを手掛ける米国ブランド。熱心なApple製品ユーザーなら知らない人はいない、と言っても過言ではないでしょう。そんな同ブランドは多彩なプロダクトを展開していますが、なかでも「Tracks Backpack(トラックス バックパック)」シリーズは、2024年の5月3日に発売されて以来、売り切れと入荷を繰り返すほど人気なんだとか。

そこまでの高い支持を集める理由は、一体どこにあるのか? と気になったので、今回、シリーズの中から18Lサイズの「トラックス バックパック18」をピックアップ。実際に使ってみた感想を軸に、徹底的にレビューします!

インケース「トラックス バックパック 18」(品番:INBP100751-BLK)。公式サイト価格は24,200円(税込)

インケース「トラックス バックパック 18」(品番:INBP100751-BLK)。公式サイト価格は24,200円(税込)

タフさが際立つコーデュラ バリスティックナイロンを採用

「トラックス バックパック」の特徴としてまず注目したいのが、インケース初となるコーデュラ バリスティックナイロンを採用している点です。ご存じの方もいるかもしれませんが、この素材は防弾チョッキにも使われているほど耐久性にすぐれています。

正直、街中で防弾チョッキほどの強度を必要とする場面はまずないと思いますが、毎日のように使うバックパックだからこそ、満員電車でのスレや、ちょっとした引っ掛けも気にしなくて済むタフさは、非常に頼もしい。少しくらい雑に扱ってもびくともしない安心感は、同ブランドのほかのアイテムにはない魅力です。

信頼性の証しとしてコーデュラ バリスティックナイロンのロゴが織り込まれています

信頼性の証しとしてコーデュラ バリスティックナイロンのロゴが織り込まれています

ポケット多数で収納力抜群! しかも整理整頓しやすい

そして、このバックパックの最大の魅力と言えるのが、収納力! なんとブランド史上最多クラスのポケット数を誇っています。

まず目を引くのが、フロント部分にドーンと構える縦型ジップポケット。ここには、軽めのアウターや折り畳み傘なんかも余裕で入れられます。いざというときのために備えておけば、急な天候の変化にも慌てずに済むのはうれしいですね。

フロント部分を縦に走るジップはデザイン上のアクセントとしても機能

フロント部分を縦に走るジップはデザイン上のアクセントとしても機能

サイドポケットは、ゴムで伸縮してくれるからペットボトルや水筒をしっかりホールドしてくれます。……が、いざ使ってみると開口部が少し狭い! 筆者が普段持ち歩いているクリーンカンティーンの16ozサイズのボトルがギリギリ入るサイズだったので、愛用ボトルがある人は事前にチェックしておいたほうがよさそうです。ただし、このタイトな作りのおかげで、ボトルが落ちる心配はなさそう。普段はペッタンコなのも、スッキリしていていい感じです。

さらに、ビジネスパーソンにとってうれしいのが、サブコンパートメントに搭載されたオーガナイザーポケット。ここには、ペンやメモ帳、名刺ケースなどを整理整頓して収納できます。細々としたアイテムを整理しやすいのは、バックパック選びの重要なポイントですよね。

日常的に持ち歩く小物を整理して収納できる、機能的なオーガナイザーポケットを装備

日常的に持ち歩く小物を整理して収納できる、機能的なオーガナイザーポケットを装備

デジタルデバイスを保護するために特別設計されたテックコンパートメントも完備。これなら、カフェやシェアオフィスで仕事するときにも安心してノートPCやタブレットを持ち運べます。実際に筆者私物のMacBook Airを入れてみましたが、13インチまでならピッタリ収まりました。

MacBookとiPadを分けて収納できる、クッション性にすぐれたテックコンパートメント。デジタル機器を衝撃から守ってくれます

MacBookとiPadを分けて収納できる、クッション性にすぐれたテックコンパートメント。デジタル機器を衝撃から守ってくれます

また、トップパネルには、スマホなどのデリケートなデバイスを収納するのに最適な、起毛素材を使ったアクセサリーポケットを装備。こうした細かい配慮がうれしいですね。

やわらかな起毛生地を使った保護性の高いアクセサリーポケット。iPhoneなど、デジタルガジェットの収納に最適です

やわらかな起毛生地を使った保護性の高いアクセサリーポケット。iPhoneなど、デジタルガジェットの収納に最適です

背負い心地も快適で長時間の移動も疲れ知らず

これだけ収納力があると、気になるのが背負い心地ですよね。でも、ご安心を! 一日中歩き回ってみましたが、非常に快適で、肩や腰が痛くなることもありませんでした。

秘密は、肉厚のクッションが入ったバックパネルとショルダーハーネス。これが身体への負担を軽減してくれるうえ、通気性のよいメッシュ素材を採用しているため、蒸れを防ぎ、長時間背負っても快適さが持続します。また、肩の負担を軽減するロードリフトストラップが装備されており、登山用リュックさながらのフィット感を実現。オンビジネスでもアウトドアでも、どんなシーンでも快適に背負えるでしょう。

なおバックパネルには、旅行や出張で便利なキャリーバー取り付け用のストラップも搭載。荷物が多くなりがちな旅行シーンでも、これならスムーズに移動できます。

通気性にすぐれた背面パネルとショルダーストラップが身体への負担を軽減してくれます

通気性にすぐれた背面パネルとショルダーストラップが身体への負担を軽減してくれます

インケースらしさが光る、オン/オフ使える洗練デザイン

最近のビジネスリュックは四角くてミニマルなデザインが主流のため、正直、どのブランドのバッグも似たり寄ったりな印象です。機能やディテールも、ユーザーのニーズが成熟してきたことで差別化が難しくなってきているのが現状でしょう。

そんななか、インケースは毎シーズン、異なるテイストのアーバン向けリュックを世に送り出し、ヒットさせています。その秘訣は、ブランド独自のクリエイティビティーにあると言えるでしょう。

耐久性の高いコーデュラ バリスティックナイロンのボディの中で、ブランドロゴがさりげなく輝きます

耐久性の高いコーデュラ バリスティックナイロンのボディの中で、ブランドロゴがさりげなく輝きます

この「トラックス バックパック」に関しては、一見シンプルながらも、縦型のフロントジップが個性を主張。オールブラックで装飾を極力排除したミニマルなデザインはしっかり踏襲されており、インケースらしい風格を感じさせます。ロゴまでオールブラックで仕上げてあるため、ビジネスシーンでも悪目立ちすることはありません。

サイズは、おおよそ29(幅)×44(高さ)×14(奥行)cm。普段使いにちょうどいいサイズ感で、カラーはブラックのみの展開です。ちなみに、個人的にちょっと惜しいと思ったのは、意外にもAirTag用のポケットが装備されていなかったところ。置き引き防止のためにも欲しいような気もします。とはいえ、メッシュのジッパーポケットに入れておけば特段問題はなさそうです。

過度な主張はないものの、ほんのり丸みを帯びたフォルムやフロントのセンタージップなどが適度な個性をアピール。この絶妙なバランスはさすがのひと言です

過度な主張はないものの、ほんのり丸みを帯びたフォルムやフロントのセンタージップなどが適度な個性をアピール。この絶妙なバランスはさすがのひと言です

【まとめ】オンでもオフでも実力をいかんなく発揮する、ビジネスリュックの決定版!

シンプルながらも洗練されたデザインと、さまざまなシーンに対応する高い機能性を兼ね備えた「トラックス バックパック 18」は、テレワークやワーケーションが当たり前になり、オンとオフをシームレスに行き来するようになった現代のライフスタイルにぴったりの一品です。Apple公式パートナーのインケースが手掛けているだけあり、特にデジタルデバイスを日常的に持ち歩くユーザーにとっては、理想的なパートナーになってくれることでしょう。

価格は24,200円(税込)と、これほどの機能性とクオリティーを備えたリュックとしては納得、いや、むしろ良コスパと言える設定。Apple製品ユーザーだけとは言わず、すべてのビジネスパーソンにとって有力な選択肢となること請け合いです!

街での普段使いはもちろん、出張やちょっとしたアウトドアアクティビティの場面でも大いに活躍してくれるでしょう

街での普段使いはもちろん、出張やちょっとしたアウトドアアクティビティの場面でも大いに活躍してくれるでしょう

竹治昭宏
Writer
竹治昭宏
出版社勤務時代はメンズファッション誌、レディースファッション誌の編集者として奮闘。現在はフリーランスの編集/ライターとして、雑誌やWeb、カタログ制作など幅広く活動中。仕事として最新トレンドを追いかけつつも、プライベートではお気に入りの服や時計をずっと愛用するタイプ。ひと目惚れして新しく仲間入りさせたものがあっても、なぜか古くからあるものを使ってしまいがちです。
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岡田 太(編集部)
Editor
岡田 太(編集部)
雑誌とWebでファッション/ライフスタイル系メディアの編集長を務め、「価格.comマガジン」へ。被服費&趣味関連の散財でクレジットカードを使い倒してきた経験を生かし、現在はクレカを中心としたマネー記事を担当。
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