どうしても分厚くなってしまう財布。手ぶらで出かけようと思っても、ポケットでごわついてしまうのが悩みでした。春は財布を買い替える季節ということもあり、よさげなものがないか探してみると…見つけたんです。「スマートフォンよりも薄く、小さい」が売り文句のマネークリップ&カードホルダー「the RIDGE」です。
パッケージはこんな感じ
使い方の説明書
中には本体と簡単な説明書、ネジのゆるみやゴム交換時に使うトルクスドライバーが入っています。すでに財布っぽくありません。財布というと、革などで作られた柔らかいものを思い浮かべますが、これは硬いです。金属板のような感じで、かなりスタイリッシュ。重さは50gほどでしょうか。
これが本体です。まったく財布っぽくありません
何も入れてない状態であれば、スマホ(筆者所有のiPhone5S)より薄いです
財布ではあるのですが、メインの用途はカード入れのようですえ。3辺をゴムでつながれた2枚の板の間にカードを挟みます。板はスキミング防止機能付きという優れもの。カードはゴムの伸びるかぎり何枚でも挟めます。もちろん、どんどん分厚くなっていきますが。
カードを10枚ほど、お札を4枚ほど入れるとこんな感じ
iPhone5Sとの比較
当然ですが、これぐらい入れると、余裕でスマホより厚いです
カードが最大何枚入るかですが、ゴムが伸びるかぎりは入ります。公式サイトの説明によると、15枚のカードをホールドできるとのことです。10枚をこえると、出すときにきつくて出しにくいかなという感覚です。少なければ少ないほど出しやすいです。
ちなみに、購入時にあらかじめカードが2枚入っています。
ただのダミーかと思いきや、このカードを外側にすることで自分のカードに傷が付くのを防ぐ目的です。しかしその2枚分全体が厚くなるので、傷を防ぐほうを取るか、薄さを取るかは各自の判断ですね。
クリップで紙幣をとめるタイプと、ゴムバンドで紙幣をとめるタイプがあります。初期のクリップタイプは、日本紙幣がはみ出すようです(「the RIDGE」は輸入製品)。最近リニューアルモデルが出て、日本紙幣がはみ出さなくなりました。
筆者は悩んだ末に「薄さ」を優先し、ゴムタイプを選びました(ゴムは交換可能)。クリップタイプは、クリップの部分がデフォルトで厚みに加わるので…。ゴムタイプの場合、日本紙幣は三つ折りでぴったり。四つ折りでも十分いけます。紙幣が三つ折りで渡されるのはお年玉ぐらいしか思い浮かびませんので、実質は三つ折りで使う形になるでしょう。ちなみに素材やカラーもいろいろあります。
日本紙幣、三つ折り
日本紙幣、四つ折り
何も入れない状態ならスマートフォンより薄いですが、実際はよく使うカードを厳選しても、あっさりスマートフォンより厚くなります。ジャケットの胸ポケットやジーンズのポケットに入れると、結構膨らみます。それでも、通常の財布に比べればどれだけコンパクトかはわかっていただけるかと思います。
こんなに小さいと使いづらいんじゃないかと思った方、ご安心ください。カードの出し方はちゃんと考えられています。
くぼみを押します
カードが3分の1ほど飛び出ます
トランプのように扇状に広げて
任意のカードを抜きます
このように、片手で任意のカードを出すことができるので、使い勝手も問題ありません。「the RIDGE」は、とにかくカッコいい。レジや会計で注目の的になると思います。小銭は入れられませんが、筆者的には十分。分厚い財布にお悩みの方は、ぜひ「the RIDGE」でスタイリッシュな財布にしてみてはいかがでしょう。