いいモノ調査隊
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使い勝手のいい「毛抜き」はどれだ!? 6品集めて抜き比べ

すっかり毎月恒例の定番企画となった(筆者が勝手に思っているだけですが……)、「大集合」シリーズ。

今回のテーマは、眉毛やひげ、腋毛や鼻毛などをきれいに整えるときに欠かせない「毛抜き」。ちょっとカッコよく言えば「ツィザー」ですね。毛抜きというと最近の道具のように思いますが、古くから貴族の間では愛用されていたようです。もともとは二枚貝を毛抜きとして用いていたそうですが、枕草子には金属製の毛抜きの記述がありますし、13世紀頃に奉納された手箱の中には化粧道具とともに毛抜きが収められています。

それでは、頭部はさておき、「こち亀」の両さんのように左右の眉毛がつながるほど毛深い筆者とともに、毛抜きワールドを巡ってまいりましょう。

今回はこちらの製品をご紹介

今回はこちらの製品をご紹介

使いやすい毛抜きの選び方

毛抜きは100円ショップでも売られているいっぽうで、1万円を超える高級品まで千差万別。よい毛抜きのポイントは、先端の刃先が隙間なくぴったりと合っていること。隙間があれば、うまく毛がつかめずスッと毛が抜けませんし、隙間がなければうぶ毛のような細い毛でもきれいに抜くことができます。

また、刃先を動かすときの弾力性も大切です。弾力が強すぎると、毛をつまむたびに力がいりますし、弱すぎると刃先が十分に開かず使い勝手が悪くなります。やはり、人気の商品や高価な商品では、隙間のない精密な作り込みだけでなく、ほどよい弾力性もあります。

先端の刃先を閉じたときに隙間がないかチェック

先端の刃先を閉じたときに隙間がないかチェック

光に当ててすかしたときに、隙間から光が入ってこないことが重要

光に当ててすかしたときに、隙間から光が入ってこないことが重要

弾力の強弱も使い勝手に影響します

弾力の強弱も使い勝手に影響します

形状によって使い勝手が異なる

毛抜きには刃先形状の違いによって、“先丸”、“先平”、“先斜”、“先細”といったものがあり、それぞれに特徴があります。続いては形状の違いによる使い勝手をチェックしてみます。

【1】安全性重視の方は先丸タイプ

先端の刃先が丸くなっています。ほかのタイプと違って、とがった部分がないので、肌を傷つける心配が少ないことが特徴です。ただし、ピンポイントで狙った毛を抜くのはちょっと苦手です。

肌を傷つけにくい形状がポイント

肌を傷つけにくい形状がポイント

【2】まとめて抜ける先平タイプ

先端の刃先が平になっており、一定の範囲の毛をまとめて抜けます。うぶ毛などの細い毛や短い毛を抜きたい方にも向いています。ただし、先丸同様に、狙った毛だけを抜くのには向いていないので、細かな手入れは苦手です。

毛抜きというとこの形状をイメージする方も多いのでは?

毛抜きというとこの形状をイメージする方も多いのでは?

【3】万能型の先斜タイプ

先端の刃先が斜めになったタイプ。細い先端部分ではピンポイントで抜きたい毛を狙い、平らな側面を使えば広範囲の毛をまとめて抜けます。本体を斜めにして使うため、抜きたい毛や狙った部分が見やすいという特徴があります。ただし、先端がとがっているので取り扱いには注意が必要。

いろんなシーンで活躍する万能タイプ

いろんなシーンで活躍する万能タイプ

【4】ピンポイントで狙える先細タイプ

先端部分が細く、毛が密集している場所でも、抜きたい毛だけをピンポイントでつまめるのが特徴です。ただし、毛を挟む部分が小さく、力を入れすぎると毛が切れてしまい力加減が難しいといったこともあり、細かな作業が得意な方に向いています。

先斜タイプ同様、先端がとがっているので肌を傷つけない慎重さが必要

先斜タイプ同様、先端がとがっているので肌を傷つけない慎重さが必要

おすすめの6製品ををご紹介

ここからは、ネットでの評判もよく、使った感じも悪くない筆者おすすめの毛抜きをご紹介します。どれも、いずれ劣らぬ逸品ばかりですぞ。

【1】驚きの毛抜き・先丸(グリーンベル)

面で毛をとらえる毛抜き

50種類以上の毛抜きをラインナップに持つグリーンベル。本品は同社の「驚きの毛抜き」シリーズのひとつで、ブラックの先丸タイプ。先端の刃先全体を使い、点や線ではなく面でしっかりと毛をとらえます。また、肌を傷つけるとがった部分がないので、安心して使えるのもよいですね。丸型ですが、刃先の幅が4mm程度なので眉毛やひげなら1本ずつ抜くのもそれほど難しく感じませんでした。

本品は先丸タイプですが、同シリーズには先斜タイプもあります。また、シルバーやローズなどのカラーリングもあります

透明な部分は“ズレ止め”。これが反対側の持ち手にある溝にはまることで、刃先のずれを防ぎます

透明な部分は“ズレ止め”。これが反対側の持ち手にある溝にはまることで、刃先のズレを防ぎます

先端の面でしっかりつかむのが特徴

先端の面でしっかりつかむのが特徴

眉毛やひげなら細かい作業もできそうです

眉毛やひげなら細かい作業もできそうです

【2】TWINOX ツイーザー・先平(ZWILLING)

加工精度の高いドイツ製

刃物の町、ドイツはゾーリンゲンにある有名な刃物メーカー、ZWILLNG(ツヴィリング) J.A.ヘンケルスの毛抜きです。シンプルながら飽きのこないデザインで、ドイツらしい質実剛健で精密な作り込みが特徴。力を入れて使っても、ゆがみやガタが出ることなく、使い込むほどに愛着がわいてきそうです。加工精度も高く、つかんだ毛が隙間から抜けることはないですし、細いうぶ毛にもしっかり対応してくれます。本品は先平タイプですが、先斜タイプや先細タイプも用意されています。

シンプルながら洗練され機能性を高めたデザイン

シンプルながら洗練され機能性を高めたデザイン

先平タイプながら左右のエッジは少し丸く加工されており、筆者的には高評価

先平タイプながら左右のエッジは少し丸く加工されており、筆者的には高評価

面でしっかりと毛をつかむ構造です

面でしっかりと毛をつかむ構造です

先平タイプは数本まとめて抜くのに向いています

先平タイプは数本まとめて抜くのに向いています

【3】アイブローニッパーズ 211(資生堂)

”眉専用”の毛抜き!

「アイブローニッパーズ 211」は、眉専用に開発された先斜タイプの毛抜きで、世界的に有名な化粧品メーカー、資生堂が手がけています。毛をはさむ刃先は精度が高く、また毛が滑らないように細かな溝が切られていることもあり、太い毛はもちろん細く短いうぶ毛も逃がさず、しっかりとつかみ取れます。バネの弾力感も適切で、とても使いやすいという印象です。

眉毛専用というのが化粧品メーカーらしいですね。形状も先斜タイプのみです

眉毛専用というのが化粧品メーカーらしいですね。形状も先斜タイプのみです

刃先の線で毛をとらえるタイプ。また、刃先にはしっかりと毛をつかめるよう溝が切られています

刃先の線で毛をとらえるタイプ。また、刃先にはしっかりと毛をつかめるよう溝が切られています

先斜タイプなので、たくさん抜くことも、ピンポイントで狙った1本を抜くこともできます

先斜タイプなので、たくさん抜くことも、ピンポイントで狙った1本を抜くこともできます

【4】ツイーザー・クラシック(rubis)

エステティシャンに選ばれる逸品

高級時計が有名なスイス。Rubis(ルビス)社はこうした時計のムーブメントに使われる小さな部品を組み入れるときに使われるピンセットメーカーとしてスタート。精密なピンセット作りの技術を生かして生まれたのがこの製品です。非常にシャープな作りで、加工精度も高く、うぶ毛のような細い毛もしっかりとつかみ取ります。高級エステサロンではルビスの製品を愛用するプロも多いと言われている逸品です。今回は先斜タイプのクラシックを選びましたが、ほかにも先細タイプの「ポインター」や、持ち手部分に丸い穴が開いた先斜タイプの「エレガンス」などがあります。

スイスの精密ピンセットメーカーが生んだ逸品。落ち着いたたたずまいに高級感が漂います

スイスの精密ピンセットメーカーが生んだ逸品。落ち着いたたたずまいに高級感が漂います

肌に触れると切れるんじゃないかと心配になるほどシャープな刃先

肌に触れると切れるんじゃないかと心配になるほどシャープな刃先

面ではなく、刃先の先端だけで毛をしっかりととらえます

面ではなく、刃先の先端だけで毛をしっかりととらえます

細い毛も太い毛もなんの問題なくキャッチ

細い毛も太い毛もなんの問題なくキャッチ

【5】毛抜き先細曲(関の刃物)

への字に曲がった先端で抜きやすい

刃物の町として有名な岐阜県関市の職人技が生み出した「関の刃物」ブランドの製品で、1本単位で抜く毛を狙いたいときに活躍する先細タイプの毛抜きです。先端の刃先の幅はわずか1mm、きわめて精密な加工精度が要求される先細タイプを、関の職人が手仕事で仕上げています。先端部分を「へ」の字に曲げることで手元を見えやすくし、細かな毛抜き作業を楽にする工夫も。

関の刃物ブランドの逸品です

関の刃物ブランドの逸品です

「へ」の字に曲げることで手元を見やすくしています

「へ」の字に曲げることで手元を見やすくしています

わずか1mmの刃先に精密加工がほどこされており、面でしっかりと毛をつかみます

わずか1mmの刃先に精密加工がほどこされており、面でしっかりと毛をつかみます

細かな作業にはやはり先細タイプが合います

細かな作業にはやはり先細タイプが合います

【6】毛抜き3本セット(BeQu)

先平、先斜、先細の3本セット

毛抜きは刃先形状によって使用目的や使い勝手が異なることは上述のとおりですが、それらを全部求めるとなると複数の毛抜きを持ち歩く必要があります。そんなときに便利なのが、セットタイプのもの。今回ご紹介する製品では、比較的お安い値段で、先平、先斜、先細の3本がセットになっています。刃先の違いを体験することもできて、まとめて持ち歩けるので便利ですよ。まずは入門用として購入してみるのもありですね。

先平、先斜、先細の3本がそろっていればまずは安心

先平、先斜、先細の3本がそろっていればまずは安心

持ち歩きに便利な専用ケースも付いています。今回はこちらの3本セットを購入しましたが、ほかにもセット内容が異なるさまざまな製品があります

さて、今回のNo.1はどれ?

「海外製の高級毛抜きだと、もしかして毛を抜いても痛くないのでは?」なんて期待もあったのですが、残念ながらそのようなことはありませんでした……。また、いずれの製品も細いうぶ毛でも確実にキャッチして抜いてくれることについては大差ありません。

ただし、一度に抜ける毛の量によっては、先平タイプや先斜タイプのほうが、先丸タイプや先細タイプよりも刃先が大きいので有利になります。さらに、いずれの製品も金属板を2枚合わせたピンセットタイプ。弾力性もうまくチューニングされており、毛をつかんでは引っ張って抜く作業を繰り返しても違和感はありませんでした。

さて、そんな状況でもNo.1を選ばねばなりません。筆者が最も気に入ったのは、グリーンベルの「驚きの毛抜き・先丸」とZWILLING(ツヴィリング) の「TWINOX ツイーザー・先平」です。毛をつかんで抜くという毛抜きの基本能力が高いことはもちろんですが、先端が鋭利でないため、筆者のような細かな作業が苦手で、さくっと毛を抜きたいという方にはピッタリです。

ネットでの評価が高い、rubis(ルビス)の「ツイーザー・クラシック」や資生堂の「アイブローニッパーズ 211」は、機能面では上述の製品と遜色ありませんし、むしろすぐれていると感じるところもありますが、筆者には向いていません。なかでも「ツイーザー・クラシック」は質感も高く、非常によい製品ですが、刃先が非常に鋭利で緻密な作業が求められるため、筆者では使いこなせないと判断しました。逆に、手先が器用な方や緻密な作業が求められるプロに愛用されるという理由もよくわかります。

以上はあくまでも筆者個人の好みの結果です。皆さんには今回の記事を参考に、毛抜きに何を求めるのかを考えて、製品を選んでいただければ幸いです。

わたる

わたる

主に東京の湾岸エリアに生息しているが、中国、タイ、インドネシアなどでの発見情報もあり、その実態は定かではない。仲間うちでは「おっちゃん」と呼ばれることも。

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