ニュース
超高速SSD、レイトレーシング対応カスタムGPU搭載

「PlayStation 5」のスペック一部公開。「PS4」と比べて性能はどれくらい向上したのか

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、新型コロナウイルス感染症により中止されたゲーム開発者向けイベント「Game Developers Conference」(GDC)で実施予定だった、「PlayStation 5」(PS5)の技術仕様に関するセッションを公開しました。本セッションで明らかにされた「PS5」のスペックは、「PS4」と比べてどれほど進化したのでしょうか。また、先日公開されたマイクロソフト「Xbox Series X」とのスペック比較も紹介します。

なお、本セッションは主に開発者向けの内容になり、「PS5」の発売日や価格、ローンチタイトルなどの新情報については明かされていません。

PS5は超高速SSD採用によりロード時間がほぼなくなる

「PS5」は、ストレージにPSシリーズでは初のSSDを採用しました。開発者視点では、「PS4」だと広大なマップを1度に表示するのに時間がかかるため、マップを分割して読み込ませるなど開発上の工夫が必要であったなどの問題がありましたが、SSDを搭載することで広大なマップでも1度に読み込ませることができるようになるといいます。これにより、ゲームデザインの自由度が飛躍的に向上するとのことです。

「PS5」と「PS4」のバンド幅、シーク時間、ロード時間の比較

「PS5」と「PS4」のバンド幅、シーク時間、ロード時間の比較

ユーザー視点での最大のメリットはロード時間です。「PS4」のHDDでは、 シーケンシャル速度が約50〜100MB/sでしたが、「PS5」では5.5GB/sまで向上。つまり、ロード時間は最大で約100倍高速化されます。「PS4」では1GBのロード時間に20秒かかっていたのが、「PS5」では2GBに0.27秒しかかからないとのこと。ゲームの起動やセーブデータの読み込み、画面の切り替えなどで発生するロード時間は、ほぼなくなるというわけです。

セッションで語られた、SSD採用の目標は「超高速起動」「ロード画面なし」「超高速ストリーミング」「ゲームデータの重複コピー」「長いパッチインストールがなくなる」。起動やロード時間だけでなく、ストリーミングやインストールの時間も超高速化への対象となります

セッションでは「PS5」のグラフィック性能についても詳細が明らかになりました。GPUは、AMDのRadeon カスタムRDNA2を採用し、演算性能の理論値は10.3TFLOPS。「PS4」の約5倍、「PS4 Pro」の約2倍以上の高速化が実現されています。昨今PCゲーム業界で話題のレイトレーシングにも対応し、映像の照明効果が大幅に改善され、より没入感の高いゲーム体験を可能にするとのことです。

また、「PS5」のGPUは「PS4」の下位互換にも対応。互換性については、タイトルごとにテストを行う必要があるとのことですが、プレイ時間の長い人気タイトル100本がすでにテスト済みで、動作確認ができているとのこと。検証テストについては継続し、互換性の対応を進めるとしています。

「PS5」「PS4 Pro」「PS4」の基本スペック比較は以下のシートをご覧ください。

また、セッションではオーディオ性能についても解説がありました。「Tempest 3Dオーディオ」という技術により、ハイエンドのオーディオ機器だけでなく、テレビのスピーカーでも高品質なオーディオ体験が可能になるとのこと。その品質は、雨が異なる表面に当たる音の違いや、敵がどの方向にいるかまでも聞き分けられるほどと言います。

「PS5」と「Xbox Series X」のスペック比較

「PS5」と、先日公開されたマイクロソフトの「Xbox Series X」のスペック比較は以下からご覧ください。両ハードともに、詳細が判明している部分と、まだ詳細が明かされていない部分もあるので単純な比較はできませんが、どちらも次世代ゲーム機としてほぼ互角のハイスペックと言えそうです。

水川悠士(編集部)

水川悠士(編集部)

最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
ゲーム ハードのその他のカテゴリー
「価格.comマガジン」プレゼントマンデー
ページトップへ戻る