レビュー
プレイしてストレス発散!

食べてもなくならない! 「ファークライ6」は絶品の超大盛り弁当だ!

プレイしてストレス発散! そんな自由度の高い爽快アクションでおなじみ、Ubisoftの人気オープンワールドFPS「Far Cry(ファークライ)」シリーズの最新作「ファークライ6」が2021年10月7日に発売となりました。今回はゲリラとなって独裁政権に立ち向かうストーリー。ファークライの全タイトルをプレイしてきた筆者が「ファークライ6」の魅力をお伝えします。

「ファークライ6」ってどんなゲーム?

「ファークライ6」は、独裁者が支配する架空の国「ヤーラ」を舞台に、主人公ダニー・ロハスがゲリラ革命を巻き起こす、オープンワールドFPSです。ヤーラを支配する大統領のアントン・カスティロが強力な軍を従えるいっぽうで、主人公率いるゲリラは、武器と数では劣りながらも知恵と工夫で敵勢力に立ち向かいます。

主人公のダニー・ロハス。男性・女性から好きな性別を選べる。男女でプレイの差はない

主人公のダニー・ロハス。男性・女性から好きな性別を選べる。男女でプレイの差はない

主人公のダニーは、ゲリラ勢力「リベルタード」の一員。ヤーラにはリベルタード以外にも、複数のゲリラ勢力が存在します。広大なヤーラ各地で独裁者に立ち向かうゲリラとともに戦っていけば、リベルタードに手を貸してくれる仲間が増えていき、本編の目的である革命をサポートしてくれるようになるのです。

アントン・カスティロ大統領、演じるのは俳優、ジャンカルロ・エスポジート

アントン・カスティロ大統領、演じるのは俳優、ジャンカルロ・エスポジート

「ファークライ6」はPlayStation 4、PlayStation 5、Xbox One、Xbox Series X/S、PCでプレイ可能。「通常版」が9,240円(税込)、「ゴールドエディション」が13,200円(税込)、「アルティメットエディション」15,840円(税込)で、各エディションの違いは下記の通りです。

・通常版:ゲーム本編のみ
・ゴールドエディション:ゲーム本編、シーズンパス(3つのDLCを含む追加コンテンツ)
・アルティメットエディション:ゲーム本編、シーズンパス、アルティメットパック(スキンセットなど)

とにかく広大なオープンワールドで大満足のボリューム感

舞台となるヤーラは外部から隔絶された島国で、全部で3つのエリアに分かれています。それぞれのエリアを異なるゲリラ勢力が独裁政権と戦いを繰り広げている状況の中、主人公はみずからが属するゲリラ勢力、リベルタードに協力してくれる仲間を求めてヤーラを奔走します。とにかく最初はそのマップの広さに驚かされました。

リベルタードとともに戦うゲリラ勢力を見つけよう

リベルタードとともに戦うゲリラ勢力を見つけよう

ひとつのエリア内にあるミッションを全部終わらせるだけでも、短めのゲーム1本分くらいの広さとストーリーのボリューム感があります。どこから攻略するかは自分で決められるため、最初は「順番によって有利・不利が出てくるのでは……」と試行錯誤しながら進めることになりました。

マップが広すぎてヤーラ全土を全体表示できないほど

マップが広すぎてヤーラ全土を全体表示できないほど

マップには敵の拠点があちこちにあります。「検問所」は自動車系のビークルで通ろうとすると、タイヤをパンクさせられて攻撃されてしまいます。「対空拠点」は飛行系ビークルなどで近づくと爆撃を受けて墜落させられるなど、ヤーラの陸と空の移動は敵に監視下にあるのです。

検問所を襲撃して敵を一掃し、プロパガンダの看板を壊すことで、検問所はゲリラの占領状態になり、味方NPCが常駐するほか、ファストトラベルも可能になります。対空拠点に味方は常駐しませんが、対空ミサイルを破壊すれば周囲が安全空域になります。

また、メインミッションを進めると、それぞれのエリアを支配する重要なボスに挑むことになります。このボスを打ち倒すことに成功すればエリアを独裁政権から解放でき、ヤーラの革命が成功に近づくのです。

マップには敵勢力のレベルが設定されており、最初はどこも弱めの敵が配置されています。ストーリーを進めていくにつれて全体的に敵のレベルが上がっていくので、最初に攻略を始めたエリアの敵は弱く、後で攻略するエリアの敵は強くなるという、うまくバランスのとれた仕組みになっていました。

ストーリーの進行に合わせてフィールド上の敵が強くなっていく

ストーリーの進行に合わせてフィールド上の敵が強くなっていく

筆者はPS5版を約2週間、20時間ほど(メイン7割サブ3割)プレイしたところで、まだ全体の2/3といった進行状況でした。過去のシリーズから考えても、最もやりごたえのある1本になっています。また、マップが広いと移動がネックになるところですが、PS5版ではファストトラベルが高速SSDによりすぐに完了するため、ストレスなくヤーラ中を移動できたのも高評価ですね。

今作は装備が充実! ゲリラ精神を感じる初登場のDIY兵器「リゾルバー武器」「スプレーモ」

強力な軍隊を相手取って戦うにあたって、最も重要になるのが装備の強化です。「ファークライ6」では、おなじみの武器ホイールに、メイン武器3種類とサイドアーム1種、火炎ビンなどのガジェットを4種類セットできます。入手できる武器の数もシリーズ最多レベルで、まさによりどりみどりです。

武器ホイールからメイン武器3種とサイドアーム1種を切り替えられる

武器ホイールからメイン武器3種とサイドアーム1種を切り替えられる

新武器として注目なのは、知恵と工夫で革命成功を目指すゲリラらしいDIY兵器「リゾルバー武器」です。説明を読んでもどんな武器なのかわからないものも多く、スクラップを集めて作ってみるまで、どんな効果を持つのかわからないという面白みがあります。

スクラップから生まれる「リゾルバー武器」

スクラップから生まれる「リゾルバー武器」

防具は頭、上、下、靴、アクセサリーの5点に分かれ、それぞれ効果の異なる防具を装備できます。セットで同系統の効果を重ねるのもあり、必要な効果を選んで装備するのもあり、見た目で選ぶのもよしの、何でもアリな自由度が楽しいですね。

なお、防具の着せ替えは「個別に装備」か「セットで装備」しかないのが地味にストレスなので、お気に入りの組み合わせをセーブする「プリセット機能」があればより快適だと感じました。

豊富な武器と防具で戦況に合わせて装備を変えるのも「ファークライ6」の楽しみのひとつ

豊富な武器と防具で戦況に合わせて装備を変えるのも「ファークライ6」の楽しみのひとつ

固有の「必殺技」を発動できる「スプレーモ」というバックパック型の装備も登場しました。一度使うとゲージがチャージされるまで使えませんが、時間経過や敵を倒すことでゲージが回復していきます。

それぞれ異なる必殺技を持つ「スプレーモ」

それぞれ異なる必殺技を持つ「スプレーモ」

たとえば、最初に手に入るスプレーモ「エクステルミナドール」は、発動すると敵に誘導ロケットを発射しまくる「アルマゲドンストライク」が使えます。

背中のスプレーモからロケットを連発!

背中のスプレーモからロケットを連発!

ほかにも回復系のスプレーモや、敵のビークルを故障させるEMP(電磁パルス)系のスプレーモもあり、装備をアレンジしてバトルスタイルを変えられるのです。

装備の組み合わせで「ボバ・フェット」みたいな外見に

装備の組み合わせで「ボバ・フェット」みたいな外見に

こういった多種多様な装備は、敵の拠点やゲリラの拠点において、またはミッションの報酬として入手できるほか、フィールド上で集める「火薬」などのスクラップ素材を使ってカスタマイズが可能です。

火薬やスクラップ素材はフィールド上で見つかる

火薬やスクラップ素材はフィールド上で見つかる

序盤は火薬の入手量に対して使用量が多くなってしまい、慢性的に火薬不足になるため、序盤はどの武器をアップグレードするか、よ〜く考える必要があります。最初は装備が多すぎて迷ってしまいますが、慣れてしまえば自由度の高いバトルを楽しめるでしょう。

慢性的な火薬不足に注意

慢性的な火薬不足に注意

心強い味方「アミーゴ」を使いこなそう

シリーズでおなじみとなった動物の仲間は、今作では「アミーゴ」と呼ばれます。犬やワニなどのアミーゴを常に連れて歩けて、敵を攻撃したり、マーキングしたりと、戦いをサポートしてくれる旅のかわいいおともです。

連れて行く「アミーゴ」を選択できる

連れて行く「アミーゴ」を選択できる

基本的には、指示を出すことで敵を攻撃してくれるほか、敵から攻撃を受けると指示を出さなくても自動的に反撃します。主人公を追いかけてくるので、ステルス中にガッツリ敵の注意を引いて困ることもありますが、その場合は遠くに待機させておけば大丈夫です。自分好みのアミーゴを連れて旅するのも楽しいモノです。

殺人ワニの「グアポ」

殺人ワニの「グアポ」

ビークルは戦車が爽快!でもやり過ぎると……?

「ファークライ6」ではビークルの種類も増え、いくつかの専用車では、銃座をつけたり、クラッシュ時の破壊力を高めるバンパーをつけたりと、映画「マッドマックス」よろしくのカスタマイズが可能です。車だけでなく、水陸空をすべて乗りこなす「ジャイロコプター」といった変わり種のビークルも複数登場しています。

一部の車両はカスタマイズできる

一部の車両はカスタマイズできる

ビークルはミッションの報酬として手に入るほか、スキャンするか、ビークルのピックアップ地点まで持っていけば一覧に登録され、呼び出せるようになります。また、カスタマイズできる専用車両は、道路上なら武器ホイールからすぐに呼び出せます。

未入手のビークルはピックアップ地点に持ち込めば呼び出せるようになる

未入手のビークルはピックアップ地点に持ち込めば呼び出せるようになる

個人的には「戦車」がお気に入りで、主砲一撃で車両系のビークルを大爆発させる破壊力を持ちます。道路を適当に走って敵をぶっ飛ばしながらのドライブが病みつきになるのですが、やり過ぎると軍に目を付けられ、特殊部隊に追いかけられるという別の楽しさもあります。

通常の兵士より重装備な特殊部隊が主人公を狙う

通常の兵士より重装備な特殊部隊が主人公を狙う

あれもこれも詰め込んでいるからこそ、工夫次第で戦い方をガラッと変えられる「ファークライ6」。はや足でクリアを目指していましたが、「今度はあの武器を使ってみよう」「この装備ならこんなことができるのでは?」と試したくなり、ついつい寄り道が多くなりました。

言うなれば「ファークライ6」は、あふれんばかりの絶品おかずに埋め尽くされた超大盛り弁当のようなもの。ファークライシリーズをプレイしてきた人も、初めての人も、ボリューム満点なのに病みつきになるので、しばらくは寝不足を覚悟したほうがいいかもしれません。

M田Y太

M田Y太

普段はウェブメディア業界に潜伏し、休日はゲームの世界とサウナの狭間で生きるライター。

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