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HD-2D版「ドラゴンクエストIII」でファミコン版の有名小ネタを試した結果

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2024年11月14日に発売されたHD-2D版「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」(以下、HD-2D版「DQIII」)。ファミリーコンピュータ版では、プレイヤーの間で話題になった小ネタが用意されていたが、HD-2D版「DQIII」にも実装されているのか? 有名な小ネタをピックアップして実際に確かめてみた。

なお、ストーリーの大筋には関係ないが、人によってはネタバレに感じられる可能性があるので注意して読み進めていただきたい。

ゆうしゃロト

これは、ゲーム開始時の名前入力画面で「ロト」という名前は付けられないという小ネタ。HD-2D版で試したところ、「ロト」と入力すると「その名前は使えません!ちがう名前を入れてください。」と表示された。やはり、世界を救った勇者の称号はHD-2D版でも付けられなくなっていた。

ちなみに、ルイーダの酒場で仲間を登録する際に名前を「ロト」とすると、「ロトとは神に近しきものという意味の言葉」「例え私でもその人だけは登録できません」と言われる。

ぱふぱふ

「DQ」シリーズで最も有名な小ネタのひとつだろう。ファミリーコンピュータ版では、アッサラームの夜に民家の前に立っている女性に話しかけると「すてきなおにいさん ねえぱふぱふしましょ。」と話しかけられる。ファンの間ではコンプライアンスの関係で削除されるのではないか?という憶測が流れていたが、こちらの小ネタもしっかり実装されていた。むしろ、ぱふぱふの女性にも声優さんが付き、リアリティがより増していた。

偉大な格闘家

ファミコン版では、カザーブの村の教会から行ける墓地に「素手で熊をも倒した」という偉大な格闘家が眠っていると聞かされる。そして夜になると本人が、がいこつ姿で現れるのだが、「じつは てつのつめ を使っていたのだよ」と明かされるという小ネタだ。この小ネタもHD-2D版でほぼ変更なく実装されていることが確認できた。

ダーマ神殿の夜

ダーマ神殿の夜、宿屋で眠っている人の寝言を聞くと、転職した後の自分の夢を見ているという小ネタ。4人の寝言を聞けるのだが、ぴちぴちギャルを目指すお爺さんの寝言だけ原作から変更されていた。

原作では「ぐうぐう…きゃー うれぴー!」なのだが、スーパーファミコン版以降の「ぐうぐう…。やだ〜。だってえ あいつチョベリンガンブロンだしい…」が採用されていた。ちなみに、「チョベリンガンブロン」は昔のギャル語で「超ベリー顔面不細工ロン毛野郎」のことらしい。まじめにギャルを目指しているようで何よりである。

しゃべる馬

スーの村、北東にいる馬に話しかけると人間の言葉をしゃべるという小ネタ。ただ、この馬は「かわきのつぼ」というキーアイテムを使う場所のヒントを与えてくれる存在なので、HD-2D版ではミッションマークが表示されるようになっていた。小ネタというよりは重要キャラとしてより目立つようになったと言える。

ゾーマにベホマ

「ひかりのたま」を使用することで、やみのころもをまとったゾーマにベホマで大ダメージを与えられるという小ネタ。「ドラゴンクエスト」シリーズの生みの親である堀井雄二氏曰く、ファミリーコンピュータ版のこの現象はバグではなく仕様であると語られていたので、HD-2D版でも実装されているかもと思ったが、何度確認してもベホマの対象をゾーマに選択することはできなかった。

しかし、「ひかりのたま」を使用し、マホカンタをかけた味方にベホマをかけると、跳ね返ったベホマがゾーマに当たりダメージが入った。ただし、ほかの味方にベホマが跳ね返ることがあるため、味方全員にマホカンタをかける必要がある。なお、ホイミなどほかの回復魔法でもベホマ同様にゾーマにダメージを与えられる。

追記:2024年12月17日
掲載時は「ひかりのたま使用時、ゾーマにベホマでダメージを与える仕様は実装されていない」と表記していましたが、「ひかりのたま使用時、マホカンタをかけた味方にベホマをかけると、跳ね返ったベホマがゾーマに当たりダメージが入る」旨を確認したため、訂正いたしました。

バイキルト×はやぶさの剣最強説

2回攻撃ができる「はやぶさの剣」の装備時、味方に攻撃力アップ呪文の「バイキルト」をかけ、敵に守備力ダウン呪文の「ルカニ」を使用すると、合計ダメージで最強武器である「王者の剣」の攻撃力を超えられるという小ネタ。おそらく、通常攻撃では最大ダメージを出せるファミリーコンピュータ版の仕様だ。

HD-2D版で検証してみたところ、同じ状況下でも「王者の剣」は合計300〜400ダメージ、「はやぶさの剣」は合計600〜700ダメージと大幅な違いが確認できた。HD-2D版でも健在のようだ。

ファミリーコンピュータ版には、検証した以外の小ネタが多数用意されていたため、気になる人はHD-2D版でも試してみていただきたい。思わず、ニヤリとしてしまうこと間違いなしだ。

ぐう実況(ゲーム紹介系YouTuber)
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ぐう実況(ゲーム紹介系YouTuber)
YouTubeを中心に活動するゲーマー。PSやPCのソフトを中心にゲーム紹介をする機会が多く、同分野を専門に活動しています。プライベートでは任天堂などの作品も頻繁に遊びます。
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水川悠士(編集部)
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水川悠士(編集部)
デジタル系メディアから価格.comへ。スマホ、スマートウォッチなどのガジェット周り、ゲーム関連を担当。触ってきた製品は数えきれないほど多いです。価格.comマガジンのYouTubeにも出演中。
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