「G-SHOCK」今月の衝撃!!!
カシオ「G-SHOCK DW-5900-1JF」が発売!

25年ぶりの復刻! G-SHOCKの3つ目モデルは「5900」こそオリジン

2018年11月、今年で生誕35周年を迎えたカシオ「G-SHOCK」から、原点回帰をテーマに過去の名機を現代によみがえらせた「DW-5900-1JF」が発売される。この「3つ目」のデジタルグラフィックスを見てピンときた人は、古参の「G-SHOCK」ファンと言えるだろう。その歴史を振り返りながら、実機レビューをお届けする。

2018月11月発売のG-SHOCK「DW-5900-1JF」。公式サイト価格は、11,880円(税込)

2018月11月発売のG-SHOCK「DW-5900-1JF」。公式サイト価格は、11,880円(税込)

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「G-SHOCK」を国民的ブランドへと押し上げた立役者

メタル素材を使った「G-STEEL」や極限状態でのタフネスを追求した「Master of G」など、今日では多彩なヒット作を抱える「G-SHOCK」ブランド。しかし、1983年の誕生から10年近くは人気もそこそこで、ラインアップもスクエアケースの「5000」派生モデルがほとんどだった。

そんな中、大きな転機となったのが、今作のベースとなった「DW-5900C」だ。

1992年発売の「DW-5900C-1」(生産終了)

1992年発売の「DW-5900C-1」(生産終了)

「DW-5900C」は、1990年に海外で先行発売されると、アメリカ西海岸のスケーターを中心に大ヒット。そのブームを追うように、業界人やミュージシャンといった国内のトレンドセッターたちも次々に着用し、注目度を高めていく。そして1992年には、日本国内での販売を開始。ブランド全体での国内出荷数は1990年が約1万本、1991年は約3万本だったところ、1992年には一気に約15万本を超え、「G-SHOCK」は国民的ブランドへと成り上がっていった。

「DW-5900C」は、「G-SHOCK」とファッションをつなげた最初のモデルであり、また国内「G-SHOCK」ブームを生み出した立役者なのだ。

ちなみに、「G-SHOCK」に長く受け継がれるデザインとしては、「5000」「5600」シリーズの「スクエアケース」に加え、文字板に3つのデジタルグラフィックスを据えた「3つ目モデル」が存在する。今日、「3つ目モデル」といえば誰しも「6900」シリーズのことだと答えるだろうが、実はこの「5900」こそオリジンだ。

1995年発売の「DW-6900H-1」(生産終了)

1995年発売の「DW-6900H-1」(生産終了)

1995年に発売された「6900」は、ボーダーなどの横乗り系の人々に愛され、一躍トップセラーモデルに。それとともに「5900」への注目度は減少し、「3つ目モデル」の愛称は「6900」へと引き継がれることなったわけだ。

デザインはそのままだが、機能はブラッシュアップ!

今作「DW-5900-1JF」で注目すべき点は、オリジナルモデルのデザインコンセプトを忠実にとらえながら、現代的な仕様へとアレンジしているところだ。

デザインは、オリジナルを忠実に再現している

デザインは、オリジナルを忠実に再現している

最大のポイントである3つ目のデジタルグラフィックスは、サイズ感も配置バランスも当時のまま。格子柄や文字盤下部の液晶形状も同様で、1990年代を知る人にとって感涙モノの出来だ。

3つ目の由来となった、デジタルグラフィックス

3つ目の由来となった、デジタルグラフィックス

なお、デジタルグラフィックスが示す情報は、オリジナルのものと多少異なっている。今作は左右2つ合わせて1〜10秒の経過時間を示しており、中央で表示する「モード情報」も内容が変更されている。

そして、角ばったケースフォルムも忠実に再現。左右にある半球体状のビスはアクセントととして活躍している。

八角形ケースが「5900」の特徴だ

八角形ケースが「5900」の特徴だ

今作にはさらに、「ELバックライト」が搭載された。「ELバックライト」は1994年に開発された技術なので、1992年発売のオリジナルモデルには搭載されていなかった。

本体右上のボタンを押すと、液晶部が鮮やかなブルーグリーンカラーに点灯する。機能の追加にともない、ベゼルに書かれた機能表示も変更されている。

右上のボタンをプッシュすれば、ELバックライトが点灯する

右上のボタンをプッシュすれば、ELバックライトが点灯する

バンドの素材には樹脂が使われている。これが適度にやわらかくて手触りもよく、装着感がよかった。

バンドはやわらかく、ぐにゃりと曲がる

バンドはやわらかく、ぐにゃりと曲がる

ちなみにバンド形状は、スクエアケースモデルである「5600」とは同じようで微妙に異なる。ビスのような凹部は小さめで、尾錠を通す穴は四角く立体的だ。

左が「DW-5900-1JF」、右が「GW-M5600-1JF」

左が「DW-5900-1JF」、右が「GW-M5600-1JF」

ワールドタイムは、世界48都市、29タイムゾーンに対応。液晶の凸状になった部分に、都市名がうまいこと表示される。

ワールドタイム機能

ワールドタイム機能

ストップウオッチ機能では、左右2つのデジタルグラフィックスも時間経過に合わせて表示されるので、計測中であることや記録した数値が認識しやすかった。

ストップウオッチ機能

ストップウオッチ機能

任意に設定した時間からカウントダウンされるタイマー機能。こちらでも左右2つのデジタルグラフィックスが起動するが、ストップウオッチ機能とは逆に数値が減る方向で明滅する。

タイマー機能

タイマー機能

時刻アラームは、5本分をセット可能。うちひとつはスヌーズ機能を備えているので、目覚まし時計代わりにも使えそうだ。

時刻アラーム機能

時刻アラーム機能

ほかの性能面では、電池寿命が変わった。オリジナルは約3年だったのに対し、今作は約5年と長寿命化している。

実際に装着してみると、なかなかの存在感があることがわかる。黒をベースに赤や青の差し色を加えたカラーリングは、まさに「G-SHOCK」だ。

インパクトのあるフェイスに目が留まる

インパクトのあるフェイスに目が留まる

【まとめ】若い世代にとっても魅力的な存在に映るはず!

「G-SHOCK」では、これまで数々の名作を復刻してきたが、「5900」は「何でこの大物を忘れていたんだ!」と思わず叫んでしまうほどの隠し玉だ。「G-SHOCK」ブームに青春を謳歌していただろう30〜40代のファンは心を鷲づかみにされるだろうし、より若い世代にとっても、90年代のストリートカルチャーに再び脚光が集まる今、ファッションアイテムとしても魅力的な存在に映るだろう。

機能もブラッシュアップされており、なんともうれしい復刻だ。

「DW-5900-1JF」
●ガラス素材:無機ガラス
●防水仕様:20気圧防水
●ケース・ベゼル・ベルト材質:樹脂
●電池寿命:約5年
●そのほかの性能や機能:耐衝撃構造(ショックレジスト)/ワールドタイム:世界48都市(29タイムゾーン)の時刻表示、サマータイム設定機能付き/ストップウオッチ/タイマー/時刻アラーム5本・時報/フルオートカレンダー/12/24時間制表示切替/操作音ON/OFF 切替機能/ELバックライト
●ケースサイズ:46.8(横)×51.4(縦)×15.5(厚さ)mm
●重量:60g

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横山博之

横山博之

カバン、靴、時計、革小物など、男のライフスタイルを彩るに欠かせないモノに詳しいライター。時代を塗り替えるイノベーティブなテクノロジーやカルチャーにも目を向ける。

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