PCパーツやデジタルフォトフレームなどの製造・販売で知られるKEIAN(恵安)は、2019月12月中旬より順次、“ニコチン・タール0”(※)の加熱式電子タバコ「LOLLY PRO(ローリープロ)」の発売を開始すると発表した。店頭想定売価は4,380円(税込)で、専用のスティック410円(税込)も同時発売となる。
※メーカー談、以下同。
ローリー プロは、「IQOS(アイコス)」のように本体に内蔵された加熱ブレードに専用スティックを刺し、中心から加熱する “加熱式電子タバコ”だ。アイコスと大きく異なる点は、専用スティックにたばこ葉ではなく紅茶葉を使用している点。これにより、メーカーは“ニコチン・タール0”をうたっており、名称も「加熱式」でも「電子」でもない“加熱式電子タバコ”としている。
加熱温度は265〜285℃で、最高約350℃で加熱するアイコスより低い。13本連続喫煙が可能で、1回の喫煙時間は15パフ、もしくは300秒となる。充電については、28分間で満充電になる急速充電に対応する。
カラーはシルバー、グリーン、レッドを用意
ローリー プロ(上)はアイコス 3 マルチ(下)より少し背が低いが、重量は5gほど重い。というサイズ感
充電ポートはUSB Type-Cを採用。5分で30%、15分で70%、28分で100%まで充電できるスピード充電に対応している
温度制御技術が搭載されており、アイコスよりも加熱温度が安定しているという。これによって、煙の満足度や味の再現性が高まるそう。また、加熱焦げも抑えられる
加熱部は、ブレード形状よりも破損リスクが低い、針式セラミックス発熱棒を採用。加熱部の温度を500℃まで上げて付着した茶葉を落とす自動クリーニングモードも備えている
専用スティックは、レギュラーとメンソールの2種を用意。サイズはアイコスの専用スティック「ヒートスティック」と同じだ。そのため、「ローリープロ」はアイコス互換機としても使用できなくはないという。ということは、逆に「ローリープロ」専用スティックをアイコスで吸うこともできるということだろう。
メンソール(手前)とレギュラー(奥)。各20本入り
ローリー プロと同時に、フレーバー付き蒸気を楽しめる電子タバコ「LOLLY(ローリー)」「LOLLY+(ローリープラス)」も発売される予定だ。
ローリーは使い切りの電子タバコ、ローリープラスは専用のフレーバーポッドを付け替えて繰り返し使用できるタイプの電子タバコだ。フレーバー数はいずれも6種で、ライチ味・マンゴー味・ブルーベリー味・アップルソーダ味・ミント味・エナジーチャージをラインアップしている。
ローリーは単品で800円(税込)、6フレーバーセットは4,380円(税込)
ローリープラスのスターターキットは2,580円(税込)。専用ポッドが2つセットになっている。カラーは写真の「オーロラ」と、イエローをベースにした「ランド」を用意
専用ポッドは2つ入りで980円(税込)
美容・健康家電を中心に新製品レポートやレビュー記事を担当。時には体を張って製品の実力をチェックします。