こんにちは、ガンプラマニアのポッチです! 「ポッチのガンプラ+」というブログで、日々ガンプラレビューを更新しています。
今回は、2022年5月21日に発売された新作ガンプラ「FULL MECHANICS 1/100 レイダーガンダム」をご紹介したいのですが、「レイダー」と言えばやはり、「カラミティガンダム」を背中に乗せている姿ですよね! そこで、昨年発売された「FULL MECHANICS 1/100カラミティガンダム」を実際に乗せてみよう!というのが今回のテーマです。
今回使用するのは、「FULL MECHANICS 1/100 カラミティガンダム」(写真左)と「FULL MECHANICS 1/100 レイダーガンダム」(写真右)の2体。「カラミティガンダム」は2021年6月26日に発売、「レイダーガンダム」は2022年5月21日に発売されました。価格はともに5,500円(税込)
こちらが新作の「FULL MECHANICS 1/100 レイダーガンダム」(税込5,500円)
ついに発売された「レイダーガンダム」ですが、こちらは先に発売された「FULL MECHANICS 1/100 カラミティガンダム」と同じ新フォーマットのランナー「FM 1/100 GAT-FRAME」を関節フレーム部分に使用しているのが特徴です。
「GAT-FRAME」の「GAT」とは、「機動戦士ガンダムSEED」に登場する地球連合軍の「G計画」により開発された「GATシリーズ」(「ストライクガンダム」や「イージスガンダム」など)の意味で、その「FRAME」部分に使われているランナーということから、「GAT-FRAME」という名称を付けたことが容易に想像できます。それでは、各部アップで見ていきましょう!
「レイダーガンダム」の頭部をアップで見ると、口部に内蔵されているエネルギービーム砲「100mmエネルギー砲ツォーン」が細かく造形されているのが見て取れます。ご覧のようにグレーで色分けされており、砲口の穴もしっかり再現されていますね
胴体は、引き出しギミックを搭載。胴体を指で持って引き上げると、前後左右へ柔軟な動きを付けることができます
手に装備できる武装は、複合武装「2連装52mm超高初速防盾砲」と鉄球のような「破砕球ミョルニル」が付属
エネルギー砲で攻撃! 最新フォーマットのガンプラらしく、可動範囲が広いです
「破砕球ミョルニル」は、側面のスパイク部分を回すことで、リード線を伸ばしたり収納したりすることが可能。また、「ミョルニル」専用の台座パーツとミニスタンドが付属するのもうれしいですね
「滅殺!」。パイロット、クロト・ブエルの名言を叫びたくなるようなポーズ付けが可能です!
まず、「レイダーガンダム」のMS(モビルスーツ)形態を見ていきましたが、さすが2022年製の「フルメカニクス」シリーズということで、「色分けの精巧さ」を始め、「可動域の広さ」や「ディテールの細かさ」においてすぐれた内容に仕上がっていました。特に、「破砕球ミョルニル」のリード線を伸縮できるギミックは秀逸で、普通ならパーツの差し替えで再現するようなところも気軽に伸縮できる点は、最新のガンプラクオリティーで立体化されているなと感動しました。
MA(モビルアーマー)形態への変形ギミックも優秀で、武器を一部付け替える必要はあるものの、ほとんど差し替えなしでの完全変形を実現しています。
こちらが「レイダーガンダム」のMA形態
横から。底面に「ミョルニル」(鉄球)を取り付け、台座パーツを接続することで接地状態で展示できますが、浮かせて展示したい場合は「アクションベース4」(別売)を利用しましょう
後ろから。一応自立はしますが、左右のウイングが重いため、手がちょっと触れただけでも左右に転倒してしまう点はご注意を
頭部は、胴体内部に引っ込ませることが可能。両肩のショルダーアーマーを倒すことにより、MA形態時でのみ使用できる「M2M3 76mm機関砲」が露出します
機首のカバーパーツを開けば、「M417 80mm機関砲」が顔を出します
左腕には、MS形態時に右手に装備していた「2連装52mm超高初速防盾砲」を接続
脚部は折りたたみ、脚部それぞれの内側を接続することで広がらないようにロックできます
ウイングは広げるだけでOK
これで「カラミティガンダム」を乗せる前準備の1段階目が完了しました。ここからは、「カラミティガンダム」を乗せるために使うジョイントパーツを組み込んでいきたいと思います(ジョイントパーツは今回の「レイダーガンダム」に同梱されています)。
まずは両ウイングに、「カラミティ搭乗シーン再現用ジョイントパーツ」を取り付けます(写真の左右にある薄いグレーのパーツ)
そして、そのジョイントパーツに「カラミティガンダム」の足裏を接続するだけなのですが、このままでは転倒してしまいます
基本的には、「レイダーガンダム」のウイング左右に「カラミティ搭乗シーン再現用ジョイントパーツ」を取り付けて、「カラミティガンダム」をそこに乗せる構造なのですが、このままでは転倒してしまうため、公式アナウンスでは「アクションベース」を複数使うことが推奨されています。今回、組み立て書のイラストを参考に、「アクションベース4」と「アクションベース5」を別途購入して使用してみました。
「レイダーガンダム」には、小さいほうのディスプレイスタンド「アクションベース5」を使用。左右に倒れないよう、股間部と接続して固定します
「カラミティガンダム」には、ひと回り大きな「アクションベース4」を使用
組み立て書によると、横から角度を変えて「レイダー」にぶつからないように「カラミティ」に接続していたので、そのまま再現してみました。「アクションベース4」と「アクションベース5」の台座は連結させ、固定します。
これで完成です! 「アクションベース4」の台座3枚と「アクションベース5」の台座1枚計4枚の台座と2つの支柱を使って支えることで、ようやく再現できました
「勝手に乗んなよ! この野郎!」。まるでクロトのセリフが聞こえてくるようです……笑
「アクションベース4」と「アクションベース5」があれば、一応転倒せずに展示できますが、この状態でも、手などが当たると「カラミティ」が落下してしまいそうなぐらいの強度でした
これはかっこよすぎて玄関に飾っておくしかないですね……!笑
ベストショットはこれ!
これは2体同時買い推奨です!
購入する前は、「アクションベース」が複数必要になることを知らなかったので、これから「カラミティ」を乗せて飾りたい方は別途「アクションベース」の購入を忘れないようご注意ください。改めて、今回使用したのは、レイダー用の「アクションベース5」、カラミティ用の「アクションベース4」です。
HGシリーズで発売されている「HG 1/144 カラミティガンダム」と「HG 1/144 レイダーガンダム」と一緒にディスプレイ。ちなみにHG版には、テレビ放送当時版と、成形色の異なる台座パーツが付属するリニューアル版が存在します
「アクションベース」を複数使う必要があるため、「レイダーガンダム」に「カラミティガンダム」を乗せるのにひと苦労するものの、乗せた状態でディスプレイするとため息が出るほど満足できます。ちなみに、「カラミティ」と「レイダー」ともに、スタンド穴が「アクションベース」専用の口径に設計されているため、別メーカーのスタンドでは対応しにくい点にご注意を。
今回で「カラミティ」と「レイダー」がそろったので、次はついに連合3バカ(!?)最後の「FULL MECHANICS 1/100 フォビドゥンガンダム」の発売が待たれますね!
ガンプラレビューサイト「ポッチのガンプラ+」の管理人でガンダムマニア。都内で出版・コンサル系の会社を経営しております。【ポッチのガンプラ+】https://gunplapocchi.com/