チョロチョロと動き回る愛犬の撮影。かわいく撮りたいのになかなかじっとしてくれなかったり目線をくれなかったりで、案外思うようにいかないものですよね。我が家の愛犬の柴犬は1歳未満ながら比較的落ち着いていて、わりと写真は撮りやすいのですが、それでも目線をもらうために名前を連呼したり何か音を出したりして気を引かねばなりません。
その名のとおり、愛犬にこっちを向いて欲しいがために使う道具「こっち向いてワン DN-914015」。価格は799円(税込み)。たしかにこっちを見ている……(笑)
こういった飼い主のためのスマホ用グッズが、今回紹介するスマホ取り付け用玩具「こっち向いてワン」です。構造は、“説明不要!”と言えるほどシンプルなので、実例をまじえつつさっそくその効力を見ていただきましょう!
まずは、こっち向いてワンをスマホに付けます。準備はそれだけ。電池も必要ないし、アプリと連動してるわけでもなく、はたまたWi-Fiに対応しているわけでもありません。写真館のカメラマンが子どもの撮影時に、「ほらー、こっちみて〜♪ ゾウさんパオ〜ン!」とぬいぐるみを振って気をひく、あれと同じテクニックだと思ってよいでしょう。
本体サイズは70(幅)×95(高さ)×65(奥行)mm。重量は約70g(テニスボール含む)。セット可能なスマートフォンの厚さは約15mmとなています
さっそく太朗(仮名)に向けてみました。するとどうでしょう。暑さでぐったりしていた太朗が、「何それ?」とむっくり首をもたげました
お、立った立った、太朗が立った! そこでシャッター!
<作例>こんな目線バッチリの写真が撮れました。大成功です
ちなみに、こっち向いてワンには説明書が入っていなかったのでどれが正解かナゾですが、クリップの表・裏によって画面がふさがれてしまいます。いい感じに使い分けるとよいでしょう
デカ鼻写真的なものよりも犬らしい写真のほうが好きなので、角度を変えて撮ってみることに。カメラを向けるとジーッとこっちを見る太朗
<作例>こんな写真が撮れました。……かっわいいなおい!
と、油断していたら顔つきが変わり「遊んで〜! 噛ませて〜! ボール大好きだし〜!」と飛びついてきました
自分のテリトリーにこっち向いてワンを持ち込み、ひとしきり遊んでいたのですが、「一緒に遊んでくれないとはしゃげない」とばかりに放置。動かないボールだとすぐに飽きてしまいます
付属のテニスボールは着脱式なので、今度はお気に入りのボールを装着してみました
<作例>こんな写真になりました。近い近いっ!
結局また奪われ、いつものようにボールで遊ぶ太朗
太朗はもともとせわしなく動くタイプではないのですが、やはり、こっち向いてワンがあると目線がもらいやすかったです。とはいえ、犬って飽きっぽい! 最初こそ「お? おもしろそうなの持ってるじゃ〜ん」(多分)と、スマホの上のテニスボールに釘付けになりますが、あまり撮影者がモタモタしていると飽きてしまい目線がもらえなくなってしまいます。ですが、そこはこっち向いてワンの便利なところ。気をひくためのアイテムを付け替えることができます。いろいろ試して、愛犬のいろいろな表情を撮影してみたくなりました。筆者は買ってよかったと思っています! ところでこれ、猫にも使えるのかな?
ちなみに、試してはいないのでですが、ぬいぐるみなどを装着すれば、乳幼児がいる家庭でも活用できそうな気がします
<作例>うーん、テニスボールではなく、筆者を見ている気がするのですが気のせいでしょうか? 親バカ?(笑)