レビュー
高さがあるから姿勢がよくなる

猫ちゃんの食器は「脚付き」がいい! 高さを出して“吐き戻し”を防ごう

我が家には長年一緒に暮らしている猫がいるのですが、ちょっと心配なことが。水を飲んだ後に“吐き戻し”をしてしまうことがあるのです。調べてみると、猫は食道が比較的まっすぐという特徴があり、胃よりも頭が低くなる姿勢で食事をすると、食道にたまった食べ物などが逆流しやすい状態になることがあるそう。

何度か登場させていただいている黒猫の胡麻(ゴマ)、13歳。体重3kgちょっとの小さい黒猫です。姉妹猫だった胡桃(くるみ)が今年1月急逝してしまい、今は一人猫として我が家でのんびりしています

何度か登場させていただいている黒猫の胡麻(ゴマ)、13歳。体重3kgちょっとの小さい黒猫です。姉妹猫だった胡桃(くるみ)が今年1月急逝してしまい、今は一人猫として我が家でのんびりしています

確かにこれまでは床に食器を置いて水や食事をとっていたため、頭の位置が低くなってしまっていました。そこで今回、こんな食器を導入してみることに。

理想の食事姿勢がとれる“脚付き”の食器

猫壱のウォーターボウル(写真左)、とフードボウル(写真右)です

猫壱のウォーターボウル(写真左)、とフードボウル(写真右)です

ご覧の通り、脚付きで高さのあるウォーターボウル&フードボウルです。AmazonのCMなどでも使われていた商品ですね。人間工学ならぬ“猫工学”デザインでありながら、人が使うものと同じ安全基準をクリアしているということで、我が家の猫にも試してみることにしました。

まずはフードボウルから見ていきましょう。サイズはレギュラー、ラージ、浅広口の3種類があり、猫に合わせて選べます。今回はレギュラーをチョイスしました。

一般的な猫缶と並べて。レギュラーでもかなり大きく感じますが、高さがありながらも安定しています

一般的な猫缶と並べて。レギュラーでもかなり大きく感じますが、高さがありながらも安定しています

それぞれのサイズは下記の通り。

レギュラー:高さ7.5cm、器直径11cm
ラージ:高さ10.5cm、器直径12.4cm
浅広口タイプ:高さ10.5cm、器直径15.4cm

逆さまにした状態。下部にはシリコンゴムが付いており、フローリングなどに直接置いても滑りません

逆さまにした状態。下部にはシリコンゴムが付いており、フローリングなどに直接置いても滑りません

続いてウォーターボウルです。サイズはレギュラーとハイタイプの2種類。我が家の猫だと、フードボウルと同じくレギュラーがちょうどいいかと思ったのですが、床に直接置くことを想定してハイタイプを選んでみました。

レギュラー:高さ7.5cm、器直径13cm
ハイタイプ:高さ10.5cm、器直径13cm

かなり大きく見えます。小型の猫でも使えるでしょうか?

かなり大きく見えます。小型の猫でも使えるでしょうか?

フードボウル同様、下部には滑り止めのシリコンゴムが付いています。

器部分は深さもあり、容量350mlの大容量。目盛りがあるのでどれくらい飲んだかがわかるのも便利そう

器部分は深さもあり、容量350mlの大容量。目盛りがあるのでどれくらい飲んだかがわかるのも便利そう

いずれも磁器製品で、水洗いはもちろん、食洗機にも対応しているのでお手入れ簡単。また、冬場にウエットフードなどを少し温める場合があるかと思うのですが、電子レンジにも対応しているためそのまま温めることができます。
鉛・カドミウムフリーで、食品衛生法をはじめとするさまざまな安全基準を満たすように作られているというのも安心ですね。

我が家の猫は使ってくれるのか!?

さて、この食器の魅力は十分わかりました。人間的にはまったく問題のない製品です。ただ肝心なのは、我が家の猫がちゃんと使ってくれるかどうか。猫と一緒に暮らしている皆さまにとってはあるあるだと思うのですが、使い慣れた食器からいきなり新しいものに変わった場合(食器に限らず、毛布や猫ベッドなどでもそうなのですが)、まぁ、まず最初は警戒して使わないですよね。

大好物の食べ物があるならそれを使って試すこともできるのですが、なんと我が家の猫、胡麻はみんな大好き「ちゅーる」があまり好きではないという、人間にたとえると「え?カレー嫌いなの?」みたいなちょっと変わった猫でして……。長期戦を覚悟して挑むことになりました。

さて、まずはウォーターボウルに挑戦。胡麻はよく水を飲むので、食器に関係なく飲んでくれる可能性が高いのです

さて、まずはウォーターボウルに挑戦。胡麻はよく水を飲むので、食器に関係なく飲んでくれる可能性が高いのです

作戦成功! 何のためらいもなく水を飲んでくれました

作戦成功! 何のためらいもなく水を飲んでくれました

ウォーターボウルを試してみたところ、すぐに水を飲んでくれました。写真を見ていただけるとわかるのですが、姿勢がとてもいいです。頭が体より低くならずにキープされています。
ハイタイプは少し高いかな?と心配でしたが、小柄な胡麻でもちょうどいいサイズでした。

せっかくなので動画でも。水がこぼれずしっかり飲めているのがわかります。これからの季節には水分補給が大切なので安心です。

猫は舌で水をすくって飲むため、胡麻も食器の縁に近いところで飲むことが多いのですが、縁に“かえし”が付いているおかげで、水が食器外にこぼれることもなかったです。

フードボウルは苦戦……でも使ってくれた!

問題はフードボウルです。胡麻の主食はウエットフードで、おやつにカリカリなどのドライフードをあげています。食事の時間も決まっているのですが、気に入らないフードだと全然食べてくれず、食事時間を過ぎると「もう食べない!ぷいっ!」ということもあるので、慎重にいきたいと思います。

こちらが従来の食事風景です。お皿が低い位置なので頭がかなり下がってしまいます

こちらが従来の食事風景です。お皿が低い位置なので頭がかなり下がってしまいます

吐き戻しの心配もあったので、やや高い位置にお皿を置くことを試していました

吐き戻しの心配もあったので、やや高い位置にお皿を置くことを試していました

胡麻はこれまであまり食事の吐き戻しの心配はなかったのですが、年をとってきたということもあり、最近は高さを調整した場所でごはんをあげることを試してきました。ただ、必ずしもその場所で食べるわけではなく、毎回この場所に誘導するのも大変なので、脚付き食器の便利さに気付いたというわけです。さてどんな結果になるでしょうか?

これまで使っていたような食器と並べてみると、かなり高さが違うことがわかります

これまで使っていたような食器と並べてみると、かなり高さが違うことがわかります

ファーストアタック! おやつのカリカリをあげてみましたが……

ファーストアタック! おやつのカリカリをあげてみましたが……

ご覧の通り、首を横にして「ぷいっ!」

ご覧の通り、首を横にして「ぷいっ!」

まぁまぁこれは想定内。もう少しおなかが減ったところで再挑戦します。

そしてセカンドアタック! 今度は問題なく食べてくれました

そしてセカンドアタック! 今度は問題なく食べてくれました

低いお皿の場合、体を伏せるような感じで食べていたのですが、この食器だと、体はいつものお座りのような楽な姿勢で食べていることがわかります。

器部分の深さは約3cmあるので、ドライでもウエットフードでも問題なく使えますよ。ウォーターボウルと同じく器の縁にはかえしが付いており、フードがこぼれることもありません。また、傾斜が付いているので、フードが自然と中央に戻っていくような設計になっていて、よく食べこぼす子にはとてもいいと思います。今回入れたのはスープのようなウエットフードですが、お皿から飛び出すこともなくきれいに食べられていました。

いつもはプラスチック製の器か小皿での食事だったので、磁器製のフードボウルにとまどうかと思ったのですが、おなかがすいていたこともあったのか割とすんなり使ってくれました。そして写真の通り、頭が下がらず、よい姿勢をキープしながら食事ができてよかったです。

吐き戻しは現時点でなし

猫の食事環境をとことん考えたデザイン、そして安全基準をクリアした製品ということで、安心して使える食器になっていると思います。姿勢よく食事できている姿を見るとほっとしますね。

我が家では水とフードの置き場所が異なり、一緒に並べることはないので違うサイズを購入しましたが、同じ場所に置くなら同サイズのほうがよさそう

我が家では水とフードの置き場所が異なり、一緒に並べることはないので違うサイズを購入しましたが、同じ場所に置くなら同サイズのほうがよさそう

なお、心配だった水の吐き戻しは今のところなくなりました。暑いのか水を大量に飲むのですが、途中でむせることもなく、飲んだ後も平気にしています。我が家のように高齢になりつつある猫の場合、水の摂取も大事なので、目盛りでどれくらい飲んだのかも一目瞭然なのが助かりますね。

楽な姿勢でたくさん食べてくれるのが理想です。そんな望みをかなえてくれそうな食器でした

楽な姿勢でたくさん食べてくれるのが理想です。そんな望みをかなえてくれそうな食器でした

価格も高価ではないので多頭飼いの家でも揃えやすいですし、かわいいデザインもまた魅力的。ただサイズが大きくて重いので、割ってしまわないよう取り扱いには注意してください。

筆者は先代の猫も含めて、猫暮らし歴18年ちょっとですが、今まで使ってきた中で個人的に一番よい食器だと感じています。ただ、飼い猫が気に入ってくれるかどうかや、効果のありなしは、個人差ならぬ個猫差が激しいもの。吐き戻しが心配な場合のひとつの選択肢として、参考にしてみてください。

マッシー

マッシー

「月刊PCエンジン」誌で編集ライターデビュー。「64DREAM」誌デスクを経て前職はXbox 広報のゲーム漬け人生。猫とガンプラとaqoursが存在理由のホビー担当。

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