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「JALカード」の4グレード、賢い選び方は? 学生・20代限定のコスパ優秀カードも紹介

国内外への移動が再び活発になってきた昨今、飛行機を使った旅行や出張の機会が増えて、マイレージサービスを気にとめる機会が多くなった方もいらっしゃるのではないでしょうか。そのうちのひとつ、JALマイルを貯める際に大きく役立つのがJALカードです。ただ、JALカードは4つのグレードに分かれており、どのカードを選ぶべきか迷うことも少なくないはず。そこで本記事では、各グレードの特徴とともに、選び方のポイントを紹介していきます。

【監修者】菊地崇仁さん<br>
北海道札幌市出身。日本電信電話株式会社(現NTT東日本)を退社後、友人と起業したシステム設計・開発・運用会社を経て、06年にポイント交換案内サービス「ポイ探」の開発に携わり、11年3月代表取締役に就任。以後、ポイント、クレジットカード、マイレージに関する豊富な知識を生かし、テレビや雑誌などでも活躍中

【監修者】菊地崇仁さん
北海道札幌市出身。日本電信電話株式会社(現NTT東日本)を退社後、友人と起業したシステム設計・開発・運用会社を経て、06年にポイント交換案内サービス「ポイ探」の開発に携わり、11年3月代表取締役に就任。以後、ポイント、クレジットカード、マイレージに関する豊富な知識を生かし、テレビや雑誌などでも活躍中

4つのグレードに分類されるJALカード

JALマイルとは、JALが運営するマイレージサービス「JALマイレージバンク」の通称です。JALマイレージバンクの会員(年会費無料)になると、搭乗距離に応じてマイルが貯まり、貯めたマイルは特典航空券への交換や国際線の座席のアップグレードなどに利用可能です。

無料会員のままでもJALマイルを貯めることは可能ですが、JALカード会員になることで、より効率的に貯めやすくなります。JALカードは4つのグレードに分かれており、基本的な特典は共通していますが、グレードが上位になるほどその内容は手厚いものになっていきます。
・普通カード(年会費2,200〜6,600円)
・CLUB-Aカード(同11,000円)
・CLUB-Aゴールドカード(同17,600〜30,800円)
・プラチナ(同34,100円)

JAL公式サイトの表を基に編集部作成

JAL公式サイトの表を基に編集部作成

JALカード、4つのグレード共通の主要特典

図に記載した、4つのグレードで共通の特典内容の概要を説明していきます。

(1)ショッピングマイル
JALカードを買い物で利用したときに付与されるマイル。なお、JALカードにはイオンやENEOS、ファミリーマートなどが加盟する特約店があり、これらの店舗ではショッピングマイルが2倍になります。
参考HP:JALカード特約店

(2)入会搭乗ボーナス
JALカード入会後、初めての搭乗時に付与されるボーナスマイル

(3)毎年初回搭乗ボーナス
毎年、初めての搭乗時に付与されるボーナスマイル

(4)搭乗ごとのボーナスマイル
通常のフライトマイルに加算されるマイル
※たとえば、「普通カード」で「羽田−那覇」を通常運賃のフレックスで利用した場合、フライトマイル984マイルに加え、10%分相当の98マイルが加算され、片道計1,082マイルが貯まります

(5)海外・国内旅行傷害保険
JALカードは、死亡・後遺障害を補償する海外・国内旅行傷害保険が付帯。旅費などの支払いにカードを使っていなくても、自動的に適用される「自動付帯」となっています。

このほか、JALカード会員共通の特典として、家族もJALマイレージバンク会員になっている場合、それぞれが貯めたマイルを合算できる「家族プログラム」が利用可能。また、機内販売では10%オフで買い物できます。

グレード上位カードのみに付帯する特典は?

いっぽうで、下記の特典は「普通カード」にはない、グレード上位のカードのみに付帯する主な特典となります。

(6)JALビジネスクラス・チェックインカウンターの利用(国際線利用時)=CLUB­‐Aカード以上=
エコノミークラス搭乗時にも対象カードを提示すれば利用でき、スムーズなチェックインが可能

(7)国内主要空港のカードラウンジの利用=CLUB­‐Aゴールドカード以上、アメックスブランドの普通カードも=
国内28空港に加えハワイの空港ラウンジが利用可能(JALが運営するサクララウンジなどとは異なります)

(8)コンシェルジュ=プラチナのみ=
レストラン予約や海外ミュージカルのチケット手配などにも対応

(9)アドオンマイル=プラチナと、アメックスブランドのCLUB-Aゴールドカード=
JAL航空券や機内販売などの対象サービスで使うとマイルが加算され、100円で4マイルに

JALグループ便の搭乗回数が多い乗客に対する上級会員サービスに「JALグローバルクラブ(JGC)」があり、 この会員になっていると、JAL運営のラウンジ(サクララウンジなど)や専用チェックインカウンターの利用が可能になります。マイラーの間では「JGC修行」という言葉もあり、JGC入会を目指してフライトを積み重ねる方もいますが、JGC入会には「CLUB-Aカード」以上のグレードのカード入会・保有が条件となります。なお、JALは2024年1月から、JGC入会の基準を変更することを発表しています(詳細は今後発表ですが、「CLUB­‐Aカード」以上のグレードのカード保有は引き続き必要条件)。

JALマイルを効率的に貯めるなら、JALカードはとても有効なアイテム

JALマイルを効率的に貯めるなら、JALカードはとても有効なアイテム

JALカードの4つのグレード、どんなユーザーがピッタリ?

上記の特典内容なども踏まえ、4つのグレードのカードの特典内容を詳しく紹介します。

【1】普通カード:手ごろな年会費。JAL便の利用が年に1、2回の方に向いた1枚

最もスタンダードな「普通カード」の年会費は2,200円で、入会初年度は無料です(国際ブランドがアメックスの「JAL アメリカン・エキスプレス・カード」のみ年会費6,600円)。

「入会・毎年初回搭乗ボーナス」は1,000マイル、「搭乗ごとのボーナス」は10%プラスとなります。グレードがひとつ上の「CLUB‐Aカード」にすると、これらのボーナスマイルが2倍以上付与されますが、年会費の差額は8,800円。JAL国内線の利用が年に1、2回にとどまる方なら、年会費の差額分のマイルを獲得するのは難しく、コチラの「普通カード」で十分と言えそうです。

マイル還元率が2倍になる「ショッピングマイル・プレミアム」の加入検討を

また、「普通カード」ユーザーのうち、ショッピング中心でマイルを貯める「陸(おか)マイラー」の方が、ぜひとも検討したいオプションサービスが「ショッピングマイル・プレミアム」(年会費4,950円)です。「普通カード」だと、買い物では「200円で1マイル」しか貯まらないところ、このサービスに加入することで「100円で1マイル」とマイル還元率が2倍になるので、マイルの貯まるスピードが加速します。

【「ショッピングマイル・プレミアム」の損益分岐点】
1マイルの価値を2円相当と仮定した場合、年間49万5,000円使ったときに「ショッピングマイル・プレミアム」の年会費(4,950円)の元が取れる計算になり、それ以上使う場合には、加入する価値がありそうです。
〈計算式〉
ショッピングマイル・プレミアム未加入:49万5,000円×0.5%(200円で1マイル=0.5%還元)=2,475マイル
ショッピングマイル・プレミアム加入:49万5,000円×1%(100円で1マイル=1%還元)=4,950マイル
※差は2,475マイル(4,950円相当)となり、利用金額が49万5,000円を超えるほど入会のメリットは大きくなります

万が一のサポートとして、死亡・後遺障害時に最高1000万円を補償する海外・国内旅行保険が自動付帯されています。ただし「普通カード(JALアメリカン・エキスプレス・カードを除く) 」には、ケガや病気の治療費用を補償する「傷害治療費用」「疾病治療費用」や、持ち物の紛失や盗難を補償する「携行品損害」は付いていないので、旅行の際にはこれらをカバーする保険への加入を別途検討したほうがよいでしょう。

【2】JALカードSuica:JALもJR東日本も使う場合はコチラ

なお、JAL便を年に1、2回は利用しつつ、日常生活ではJR東日本のサービスを利用している場合、検討したいのが「JALカードSuica」。「普通カード」同様、年会費は2,200円で初年度は無料です。

このカードはSuica機能が付いたJALカードで、JALのサービス利用時には「普通カード」と同様の特典を受けられます。いっぽうで、JR東日本のサービス利用時にはJRE POINTが貯められ、Suicaへのオートチャージでは1.5%還元(1,000円で15P)、モバイルSuica定期券の購入では3%還元(1,000円で30P)となります。

貯めたJRE POINTも「1,500P=1,000マイル」(ショッピングマイル・プレミアム加入時、未加入時は「1,500P=500マイル」)で交換できるので、JALとJR東日本の両サービスの利用機会が多い方にとってはメリットの大きい1枚となります。

【3】CLUB-Aカード:ボーナスマイルが豊富。JALの利用回数が多い方向け

出張や旅行などでJALのフライトを利用する機会が多い人は、「CLUB-Aカード」が候補に入ってきます。年会費は11,000円と高くなりますが、入会搭乗ボーナスが5,000マイル、毎年初回搭乗ボーナスが2,000マイル、搭乗ごとのボーナスがフライトマイルの25%プラスと、「普通カード」に比べて搭乗時のマイルが2倍以上付与されます。

海外・国内旅行傷害保険は、死亡・後遺障害で最高5000万円が自動付帯。普通カードには付帯しておらず、かつ利用頻度も比較的高い「傷害治療費用」「疾病治療費用」の補償が最高150万円、「携行品損害」の補償が1旅行につき最高50万円と、補償の中身も充実しています。また、JAL国際線に搭乗する際に、エコノミークラスの利用でもこのカードを提示すると、ビジネスクラス・チェックインカウンターを利用できるのも便利なサービスです。

ただし、「CLUB-Aカード」もショッピング利用時は基本的に200円で1マイル(0.5%)の還元率となります。日々の買い物でこのカードを使う場合、前述の「ショッピングマイル・プレミアム」の加入を検討してもよいでしょう。

イオンもJALカード特約店のひとつ。ショッピングマイルが2倍付与されます

イオンもJALカード特約店のひとつ。ショッピングマイルが2倍付与されます

【4】CLUB-Aゴールドカード:ショッピング時のマイル付与率が2倍に

「CLUB-Aカード」の特典をさらに充実させているのが、「CLUB-Aゴールドカード」。年会費は17,600円(「JALカードSuica CLUB-Aゴールドカード」、「JAL アメリカン・エキスプレス・カード」は20,900円)。

「CLUB-Aカード」との大きな違いは、前述のオプションサービス「ショッピングマイル・プレミアム」(年会費4,950円、ショッピング時のマイル還元率が2倍)が自動付帯しているほか、国内の主要28空港+ハワイの空港ラウンジが利用できる点にあります。

海外旅行期間中の国際線航空便の出発遅延・欠航などに対応した「海外航空便遅延お見舞金制度」や、賠償責任も最高1億円などと、「CLUB-Aカード」と比べてもかなり付帯保険が充実しています。ほかにも、国際ブランドや提携会社ごとにさまざまな保険が付くので、保険の中身を手厚くしたい人にもおすすめです。

【5】プラチナ:世界各地の空港ラウンジやコンシェルジュなど、独自サービスが付帯

JALカードの中で最上位に位置するのが「プラチナ」です。2つの国際ブランドがあり、「JAL アメリカン・エキスプレス・カード プラチナ」、「JAL・JCBカード プラチナ」いずれの年会費も34,100円です。最大のメリットは、世界各地の1,200以上の空港ラウンジを無料で利用できる「プライオリティ・パス」を無料で利用できること(別途申し込みが必要)。レストラン予約やチケット手配・急病やケガなどの緊急時にサポートしてくれる「プラチナ・コンシェルジュサービス」も、プラチナだけのサービスです。

もちろん、「CLUB-Aゴールドカード」のサービスはカバーしているうえ、「ショッピングマイル・プレミアム」も付帯しており、海外・国内旅行傷害保険は最高1億円と充実。さらに「アドオンマイル」のサービスも使えるので、JALグループの航空券購入や機内販売などでは通常のショッピングマイルに2マイルが上乗せされ、「100円=4マイル」が貯まります。JAL便で海外に行く機会が多い人や、上質なサービスにこだわりたい人におすすめの1枚です。

JALカード4グレードの比較表

学生や20代限定のJALカードも!

JALカードの中には、学生や20代限定で加入できるものもあり特典内容は充実。対象となる方はぜひ検討してみてください。

【6】JALカード navi:充実の特典を、在学中は年会費無料で利用可能

「JALカード navi」は18歳から30歳未満の学生(大学生、大学院生、短大生、専門学校生、高専4、5年生)を対象にしたカードで、充実した特典を在学中は年会費無料で利用できるのが大きな特徴となっています。

ショッピング時には100円で1マイル、特典航空券は基本マイルの半分で交換できる

このカードではショッピング時には、「普通カード」の2倍にあたる「100円=1マイル」が貯まります。さらに、特典航空券に交換する際にも、基本マイル数の50%で交換することができ、たとえば「東京―那覇」の片道は4,500マイル(通常必要となる基本マイル数は9,000マイル)で交換可能です。マイルの有効期限が在学中は無期限(通常は36か月間)になるほか、TOEIC600点以上など、指定された語学試験に合格すると500マイルのボーナスマイルが付与されるという学生ならではの特典も用意されています。

対象の学生で、帰省や旅行などでJAL便を利用する機会が年に1度でもある方は、十分に検討する価値のあるカードと言えそうです。なお、卒業の際には「普通カード」に自動的に切り替えが行われ、継続ボーナスとして2,000マイルが付与されます。

【7】JAL CLUB EST 普通カード:コスパ抜群の20代限定のカード

20代限定(20歳以上30歳未満を対象)で利用可能なのが「JAL CLUB EST 普通カード」です。「普通カード」の年会費2,200円に、JAL CLUB EST分の5,500円が加わり、7,700円の年会費となります。20代の方にとっては決して安い年会費とは言えませんが、それを補ってあまりある豪華な特典が付帯しています。

JAL上級会員向けの待合室「サクララウンジ(国内線)」を年5回利用可能

入会時・毎回初回搭乗時に通常分(それぞれ1,000マイル)に加えて、1,000マイルが追加で付与されるほか、「JAL CLUB EST」会員は毎年2,500マイルが還元されます。これらのボーナスマイルもメリットになりますが、最大の魅力と言えるのが、年間5回「サクララウンジ(国内線)」の利用ができる特典。サクララウンジはJAL上級会員向けの特別な待合室で、充実したサービスに定評があります。同伴者もひとりまで入室できるので、友人らとの旅行にも活躍しそうです。

このほか、ショッピングマイル・プレミアムが自動付帯されているため、ショッピング時には「100円=1マイル」の還元が受けられるほか、マイルの有効期限も60か月に延長(通常は36か月)され、コスパは抜群。20代で、旅行をよくされる方ならぜひ入会を検討したいカードと言えそうです。

「サクララウンジ(国内線)」を年5回利用できるのは、「JAL CLUB EST」の大きな魅力

「サクララウンジ(国内線)」を年5回利用できるのは、「JAL CLUB EST」の大きな魅力

貯めたJALマイルの有効な使い道は?

ここまでは、JALカードを使ったJALマイルの貯め方を中心に取り上げてきましたが、最後にJALマイルの「有効な使い方」も説明していきたいと思います。なお、JALマイルの有効期限は搭乗日の36か月後の月末までとなります。

第1候補:特典航空券に交換

複数あるマイルの使い道の中で、最も利用価値が高いとされているのは特典航空券への交換です。国内線と国際線で、各路線の特典航空券への交換に必要なマイル数を下表にまとめました。

国内線においては、2023年4月に大幅な制度変更が行われ、交換に必要な基本マイル数が3ゾーンから7ゾーンに細分化されました。また、すでに国際線ではあった「特典航空券PLUS」というサービスが国内線で新たに導入されたのも変更点のひとつ。

このサービスは、基本マイル数で予約できる特典航空券に空きがない場合、便ごとの予測残席数に応じた追加マイルを支払うことで予約が可能となる制度です。従来、GWや夏休みなどの繁忙期の国内線では、特典航空券の予約ができないケースが多々ありましたが、マイルを積み増すことで特典航空券を利用できる可能性が高くなりました。ただその半面、「東京―那覇」が最大37,500マイルになるなど(「東京―ホノルル」の基本マイルの2倍弱)、最大で必要となるマイル数はかなり上振れしている印象です。

さらに、従来は可能だった特典航空券の予約変更が不可になり、取消手数料1,000円を支払ったうえで再予約が必要になった点も大きな変更点と言えそうです。

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2022/11/13 07:00

第2候補:「eJALポイント」や「JALクーポン特典」に交換

前述のとおり、JALマイルは特典航空券に交換することを第1に検討したいところですが、交換に必要なマイルが貯まっていないなどの場合、次善の策として考えたいのが「eJALポイント」と「JALクーポン特典」への交換です。

「eJALポイント」は、JALホームページでの航空券購入や、JALパックのツアー購入の際に1ポイント(1円)単位で利用できるポイント。交換レートは
・1,000マイル→1,000ポイント(1,000円相当)
・10,000マイル→15,000ポイント(15,000円相当)
の2種類あり、1度に多くのマイルを交換したほうがレートは上がります。eJALポイントの有効期限は、特典交換を行った日の1年後の同月末ですが、交換するたびに有効期限が更新されていくのはメリットになります。

いっぽうの「JALクーポン特典」は、JALグループの航空券・ツアー代金の支払いに加え、機内販売、JALグループのホテル(ホテル日航、ホテルJALシティなど)での支払いにも使えるクーポン。交換レートは「10,000マイル→12,000円相当クーポン」と、eJALポイントに比べると落ちますが、機内販売やホテル宿泊の際にも利用でき、使い道の幅が広がるのは利点と言えそうです。

マイルの期限が切れそう! そんなときは、他社の汎用性の高いポイント、電子マネーに交換

交換先の3番目の候補として、旅行の予定がないときや有効期限切れ間近のマイルがある場合、他社ポイントへの交換が選択肢に入ってきます。下記のメジャーなポイントや電子マネーと「1対1」以上のレートで交換可能です。ただし、特典航空券に交換した場合1マイルの価値は「2円以上」とされているので、レートが落ちる点は留意しておきましょう。

〈JALマイルが交換可能な主な他社ポイント・電子マネー〉
・電子マネーWAON(10,000マイル=11,000WAON(2024年3月31日まで)
・Suica(10,000マイル=Suica10,000円相当)
・Amazonギフトカード(10,000マイル=ギフト10,000円相当)
・Pontaポイント(10,000マイル=Ponta10,000円相当)

まとめ

以上、JALカードの4グレードの特典内容を中心に説明してきました。

JALの利用が年に1、2回程度、あるいは「これからJALマイルを貯めてみよう」という方は、2,200円と手ごろな年会費(初年度無料)の「普通カード」がおすすめ。JALの利用が数か月に1回であったり、「普通カード」で物足りなかったりした場合は、年会費11,000円の「CLUB-Aカード」を検討してみてもよいでしょう。

年会費17,600円の「CLUB-Aゴールドカード」はショッピングでは100円で1マイル貯まるので、メインカードとして使う場合や、海外旅行にもよく行く方にとっては候補の1枚になりそうです。年会費34,100円で最上位グレードの「プラチナ」は、海外空港ラウンジやコンシェルジュサービスをどの程度使うかどうかが、保有の判断基準となりそうです。

学生のみを対象とする「JALカード navi」20代限定の「JAL CLUB EST 普通カード」は非常にコスパにすぐれているので、対象となる方は積極的に検討するとよいでしょう。

また、JALカードユーザーがJALマイルの使い道として考えるべきは第1に「特典航空券」への交換。そして、次に「eJALポイント・JALクーポン特典」への交換と言えますが、マイルの有効期限が間近に迫っている場合、他社ポイントへの交換という選択肢もある点は頭に入れておきましょう。

渡辺裕希子
Writer
渡辺裕希子
編集者兼マイラー。JAL、ANAはもちろん、海外航空会社のマイレージにも詳しく、仕事の合間を縫って旅を楽しむ。ポイント、マイルの交換などカードの裏技にも精通。
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満園徹(編集部)
Editor
満園徹(編集部)
新聞社で企業や地方財政などを中心に幅広く取材。2018年から価格.comマネー編集部に在籍し、「価格.com マガジン」でクレジットカードや投資、節約などのマネー記事の編集、執筆を担当。FP2級を保有
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