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アメックス・ビジネス・ゴールドは4万円相当のホテル特典が魅力! 1万円相当の価格.com限定キャンペーンも実施中

「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード(以下「アメックス・ビジネス・ゴールド」)」の特徴は以下のとおり。

・年会費は49,500円
・本会員のカードはメタル製
・従業員向けの追加カード(付帯特典なし)は年会費無料で、最大99枚発行可能
・カード利用金額に応じて年間2泊分(年間500万円利用した場合)のホテル特典
・通常3,300円かかるポイントアップの特典が初年度無料
・携帯電話料金50万円の利用達成で5,000ボーナスポイント

アメックス・ビジネス・ゴールドのスペック

「アメックス・ビジネス・ゴールド」は2025年3月にリニューアル。赤字はそのときに修正、追加されたスペック

「アメックス・ビジネス・ゴールド」は2025年3月にリニューアル。赤字はそのときに修正、追加されたスペック

現在、年会費3年相当分の最大170,000ポイント(条件あり)の入会特典に加えて、新規発行で10,000円相当のデジタルギフト(Amazonギフトカードなど)がプレゼントされる価格.com限定キャンペーンも実施中だ。

価格.comでも人気を集めるこのビジネスカードの特徴を説明していく。

現在、新規発行で10,000円相当のデジタルギフトがプレゼントされる、価格.com限定キャンペーンが実施されている

現在、新規発行で10,000円相当のデジタルギフトがプレゼントされる、価格.com限定キャンペーンが実施されている

個人向けの「アメックス・ゴールド・プリファード・カード」については、こちらをチェック

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2025/10/01 16:30

ビジネスカードとは?

アメックス・ビジネス・ゴールドについて触れる前に、まずはビジネスカード全般の特徴を説明していきたい。

法人向けのクレジットカードのうち、個人事業主や中小企業向けのカードは「ビジネスカード」、大企業向けのカードは「コーポレートカード」と呼ばれている。

ビジネスカード利用の5つのメリット

そして、ビジネスカードには主に以下のメリットがある。

(1)年会費を経費として処理できる
(2)プライベートとビジネスの支出を区別できる
(3)会計ソフトと連携でき、経理処理の効率化に役立つ
(4)支払いが利用の1か月程度先になり、資金繰りに役立つ
(5)国の助成金の申請支援サービスなど、ビジネスをサポートする特典が付帯

フリーランスとしての働き方が浸透し、企業間の取り引きでもキャッシュレス決済が普及していく中、ビジネスカードはカード会社の注力分野のひとつ。

三井住友カードやJCBなど大手カード会社はここ数年、新たなビジネスカードをリリースしてきた。アメックス・ビジネス・ゴールドの今回の刷新も、この流れに沿った動きと言えそうだ。

アメックス・ビジネス・ゴールドの6つの特徴

アメックス・ビジネス・ゴールドは2003年に発行開始された、歴史のあるビジネスカード

アメックス・ビジネス・ゴールドは2003年に発行開始された、歴史のあるビジネスカード

アメックス・ビジネス・ゴールドは、ほかのアメックスのカード同様、年会費は決して安くはないが、豪華な特典が付帯する点が特徴だ。

価格.comの法人向け ゴールドカード 人気ランキングでも3位に入ってきている(2025年12月2日時点)。まずはこのカードの特徴を6つに分けて紹介していく。
価格.comの法人向け ゴールドカード 人気ランキング

特徴1:スタートアップなど、起業間もない場合でも申込可能

最初にあげられるのが、開業直後でも申し込みできる点。

アメックス・ビジネス・ゴールドは、決算書や登記簿謄本の提出が不要なため(個人事業主の場合)、起業直後の状況などでも申し込み可能。この仕組みは、これから起業するという経営者にとっては利点になりそうだ。

特徴2:一律の限度額なし、増額の相談にも柔軟に対応

通常、ビジネスカードでも利用限度額が定められていることが少なくないが、アメックス・ビジネス・ゴールドは一律の利用限度額が決められておらず、会員ごとに設定される。

また、利用限度額を超えそうな場合、増額を相談できる「事前承認」という制度もある。事前承認は急な出費が予想される場合や、特定の月に支出が集中する場合に役立つサービスと言えそうだ。

特徴3:珍しいメタル製のビジネスカード

券面も個性的。アメックス・ビジネス・ゴールドは2021年に、本会員の券面を従来のプラスチック製から、メタル(金属)製にリニューアルした。重厚感と高級感があるメタル製クレカは今、高級カードの象徴として人気を集めており、この点も本カードの大きな魅力となっている。

特徴4:100円利用で1P貯まり、貯めたポイントは「2:1」のレートでANAマイルに交換できる

アメックス・ビジネス・ゴールドはカード利用100円ごとに、アメックスのポイントプログラム「メンバーシップ・リワード」が1P貯まる(税金や公共料金の支払いは200円で1P)。

貯まったポイントの交換先は複数あるが、人気があるのはマイルへの交換。ANAマイルは「2,000P→1,000マイル」(5,500円の年間参加費が必要)、JALマイルは「3,000P→1,000マイル」に交換可能。このほか、カード年会費に「1P=0.3円」で充当することも可能だ。

特徴5:国内主要空港、ハワイの空港ラウンジを、会員本人に加えて同伴者1人まで利用可能

国内主要空港およびハワイの空港ラウンジを、会員に加え、同伴者1名まで無料で利用可能だ。旅行傷害保険は海外で最高1億円、国内で最高5000万円が付帯しているほか(いずれも利用付帯)、海外旅行時には出発時と帰国時にスーツケース1個を配送してくれるなど、トラベル関連のサービスも充実している。

公式HP:アメックス・ビジネス・ゴールドで利用できる空港ラウンジ

特徴6:対象レストランのコース料理を予約すると1名分が無料に

グルメ関連では、全国約200の対象レストランで、2名以上のコース料理を予約すると1名分が無料となる特典が付帯しており、これは接待の際に活用できそうだ。

このほか、大手会計ソフトと連携し、カードの利用情報を自動的に取り込むことが可能。また、補助金・助成金検索サービス、情報交換を目的とした会員同士のイベントを開催するなど、ビジネスをサポートするサービスも豊富だ。

アメックス・ビジネス・ゴールド、2025年のリニューアルの注目点

アメックス・ビジネス・ゴールド(左)はメタル製。いっぽうで、2025年3月に導入された年会費無料の追加カード(右)の券面はホワイト

アメックス・ビジネス・ゴールド(左)はメタル製。いっぽうで、2025年3月に導入された年会費無料の追加カード(右)の券面はホワイト

アメックス・ビジネス・ゴールドは2025年3月にスペックを刷新したが、そのときのリニューアルにおける注目点は4つある。

注目点1:年会費は49,500円にアップしたが、無料の追加カードを99枚まで発行可能

まずは年会費。

従来、アメックス・ビジネス・ゴールド本会員の年会費は36,300円、そして、空港ラウンジや手荷物宅配サービスなどの付帯特典が付いた追加カードの年会費は1枚13,200円だった。

そのときのリニューアルで、本会員の年会費が13,200円アップし49,500円になった。

付帯特典ありの追加カードの年会費は13,200円で変わりはないが、リニューアルにともない、付帯特典がない代わりに、年会費無料の追加カードも発行できるようになった。この2種類の追加カードは「最大99枚」まで発行可能だ。

これによって、「従来の付帯特典ありの追加カードは役員に、新しい追加カードは従業員に」という選択肢が新たに生まれ、幅広く従業員に持たせられるようになったのは利点となりそうだ。

付帯特典なしの追加カードでも利用することでポイントが貯まり、本会員のポイントと合算できる。さらに、追加カード1枚ごとに利用限度額を設定することができ、「出張が多い従業員には限度額を高く」といった形で柔軟に対応できる。

ただ、無料の追加カードを1年間(4月1日〜翌年3月31日)で1度も利用しないと、1枚につき管理手数料3,300円が発生する点は注意が必要だ。

注目点2:年間300万円以上で1泊分(2万円相当)、500万円以上で2泊分(4万円相当)のホテル優待

ホテル優待として追加されたのが「ビジネス・フリー・ステイ・ギフト」だ。年間300万円以上のカード利用があると1泊2名分、500万円以上のカード利用があると、追加で1泊2名分のホテルギフトが贈られる。

対象となるのは東急が運営する、定額宿泊のサブスクサービス「TsugiTsugi」に登録された全国の約300の施設。ビジネス・シティホテルやリゾートホテルなど、さまざまな施設が登録されている。
参考HP:「TsugiTsugi」公式サイト

条件達成時には、無料宿泊の予約コードが贈られ、「このコードを従業員に渡して福利厚生のひとつとして活用したり、取引先へのお礼として利用したりすることも可能」(アメックス・加納伸昭副社長)だという。

この特典は1泊2名分なら2万円相当とされ、年間500万円利用時にはその倍の4万円相当の特典を受けられることになる。

「ビジネス・フリー・ステイ・ギフト」は、アメックス・ビジネス・ゴールドの目玉特典

「ビジネス・フリー・ステイ・ギフト」は、アメックス・ビジネス・ゴールドの目玉特典

注目点3:年会費3,300円のポイント優遇サービスが、初年度無料で利用可能

アメックスには、ポイント関連のオプションサービス「メンバーシップ・リワード・プラス」が用意されている。このサービスを利用するには3,300円の年会費が必要になるが、登録すると主に下記の3つの優遇が受けられるようになる。

(1)ポイントの有効期限が最長3年間から無期限に

(2)ポイント移行・交換レートのアップ(下記参照)

「メンバーシップ・リワード・プラス」登録後の交換レート(主なアイテム)
〈ANAマイル〉未登録2,000P→1,000マイル 登録後1,000P→1,000マイル

〈JALマイル〉未登録3,000P→1,000マイル 登録後2,500P→1,000マイル

〈楽天ポイント〉未登録3,000P→900楽天ポイント 登録後3,000P→1,400楽天ポイント

〈カード年会費に充当〉未登録1P→0.3円 登録後1P→1円

(3)対象店で貯まるポイントが100円で3Pにアップ(通常は100円で1P)

〈ポイントアップの対象店〉
Amazon、Yahoo!ショッピング、Yahoo!オークション、App StoreやAppleのサービス、Uber Eats、ヨドバシカメラ、ヨドバシ・ドット・コム、石井スポーツ、アートスポーツ、JAL公式ウェブサイト、一休.com、HIS公式ウェブサイト、アメリカン・エキスプレス・トラベルオンライン

今回のリニューアルで、アメックス・ビジネス・ゴールド会員は、「メンバーシップ・リワード・プラス」を初年度無料で利用できるようになった。対象店には備品購入や出張での利用機会も多いAmazonやJALなどが含まれており、これらのサービスで高還元になるのはメリットと言えそうだ。

ただし、無料で利用できるのは初年度のみ。2年目以降は通常どおり3,300円の年会費が必要になる点は注意が必要だ。

注目点4:携帯電話やガソリン料金を一定額以上利用するとボーナスポイント

また、ビジネスを進めるうえで利用頻度の高い、携帯電話やガソリン料金を一定額以上利用するとボーナスポイントを獲得できる特典も導入された(主な内容は下記のとおり)。

【携帯電話料金】
50万円利用達成で5,000ボーナスポイント
対象サービス:NTTドコモ/ソフトバンク/au

【ガソリン】
20万円利用達成で5,000ボーナスポイント
対象サービス:コスモ石油

【オンライン家電用品】
100円につき2ポイント
対象サービス:ビックカメラ.com/コジマネット/sofmap.com

【コンビニ広告】
100円につき3ポイント
対象サービス:ローソンエンタテインメント/ミニストップ

【まとめ】アメックス・ビジネス・ゴールドを、ほかのハイステータス・ビジネスカードと比べると

アメックス・ビジネス・ゴールドの特徴を説明してきたが、特典の目玉と言えるのが「ビジネス・フリー・ステイ・ギフト」だ。年間300万円のカード利用で1泊2名分(2万円相当)、500万円以上の利用で2泊分(4万円相当)のギフトが贈られる。

この利用金額の条件をクリアできるなら、49,500円の年会費を負担しても保有するメリットが出てきそうだ。また、このホテル優待に加え、「年会費無料で最大99枚まで追加カードを発行できる」点に魅力を感じる場合も、保有する価値はありそうだ。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスは年会費33,000円だが、初年度は無料

ただそのいっぽうで、5万円近い年会費は決して安い金額でないのも事実。ほかのハイステータスのビジネスカードを見てみると、同じハイステータスのビジネスカードとして知られる「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」の年会費は33,000円で、初年度は無料だ。

また、「apollostation PLATINUM BUSINESS」の年会費は22,000円だが、年間300万円利用すると次年度の年会費が無料に。さらに、価格.comから申し込むと年会費相当の22,000ポイントがプレゼントされるキャンペーンを実施中だ(2026年1月5日入会まで)。

そして、この2枚のカードともに、アメックス・ビジネス・ゴールドには付帯していない、

・航空券やレストランの予約などに対応する「コンシェルジュデスク」
・世界各地の空港ラウンジが利用できる「プライオリティ・パス」

のサービスが付帯しているため、こうしたカードとの比較・検討も必要に応じて行うとよさそうだ。

満園徹(編集部)
Writer / Editor
満園徹(編集部)
新聞社で企業や地方財政などを中心に幅広く取材。2018年から価格.comマネー編集部に在籍し、「価格.com マガジン」でクレジットカードや投資、節約などのマネー記事の編集、執筆を担当。FP2級を保有
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