2017年5月17日、AmazonはAndroidベースの独自OS「 Fire OS 5」を搭載した同社オリジナルのタブレット端末「Fireタブレット」の新モデルとして、「Amazon Fire 7」と「Amazon Fire HD 8」の2モデルを発表した。
7型タブレットのFire 7(写真左)と8型タブレットのFire HD 8(写真右)
ラインアップは、Amazon Fire 7が8GB/16GBの2モデル、Amazon Fire HD 8が16GB/32GBの2モデル。価格は、Amazon Fire 7の8GBモデルが8,980円、16GBモデルが10,980円、Amazon Fire HD 8の16GBモデルが11,980円、32GBが13,980円(いずれも税込)となる。
なお、Amazonプライム会員ユーザーは、クーポンの利用で各製品4,000円引きとなり、Fire 7は4,980 円から、Fire HD 8は7,980円から購入可能。出荷開始は6月7日を予定している。
Fire 7は、1,024×600ドット(171ppi)の7型IPSディスプレイを搭載した低価格タブレット。「Amazon Fire」(2015年9月発売)の後継モデルにあたり、今回から製品名が“Fire 7”となった。
1,024×600ドットの7型IPSディスプレイを搭載するFire 7。価格は8,980円〜
前世代の価格を据え置きつつ、こまかなブラッシュアップを図っており、本体サイズは1mmの薄型化を、本体重量は18gの軽量化を達成。液晶ディスプレイについても、解像度こそ前世代モデルと同じものの、ピクセルの形状を正方形に改善することで、見やすさを向上させている。
また、Wi-Fi機能もデュアルバンドWi-Fiとなり、2.4GHzと5GHzの両バンドを新たにサポート。内蔵ストレージ拡張用のmicroSDメモリーカードスロットも、対応SDメモリーカード容量が最大256GBまでに拡大されている。
このほか、バッテリー持続時間も、前世代モデルの最大7時間から最大8時間へと向上。ホールセンサーも備え、カバーを閉じると自動でスリープモードへ移行し、カバーを開けると自動で画面が起動するスマートカバー機能にも新たに対応した。専用純正カバーも発売予定で、価格は2,690円(税込)となっている。
このほかの主な仕様は、CPUが1.3GHzクアッドコア、メモリーが1GB。本体サイズは約192(幅)×115(奥行)×9.6(高さ)mmで、重量は約295g。
Fire HD 8は、1,280×800ドット(189ppi)の8型ディスプレイを搭載したタブレット。先代のFire HD 8もコストパフォーマンスは高かったが、今世代ではさらに1,000円のプライスダウンを実施し、コストパフォーマンスをさらに高めている。
なお、コストパフォーマンスを高めるために一部部材を見直した関係で、本体の厚みと重量が若干増加したほか、端子位置が若干変更になっている。そのほかのスペックは前世代と同等で、Dolby Atmos対応のデュアルステレオスピーカーマイクなどは引き続き搭載される。
8型HDディスプレイを搭載するFire HD 8。価格は11,980円〜
このほか、Fire 7同様、対応SDメモリーカード容量が最大256GBまで拡大。専用純正カバーも3,480円で販売される。
Fire HD 8専用純正カバーは5色のカラーバリエーションを用意
カバーは折りたたみのスタンド機能も備えている
主な仕様は、CPUが1.3GHzクアッドコア、メモリーが1GB。本体サイズは約214(幅)×128(奥行)×9.7(高さ)mmで、重量は約369gだ。