デル・テクノロジーズは2021年10月29日、オンラインで発表会を開催し、ゲーミングデスクトップPCの最上位機種「New Alienware Aurora R13/R14」を本日より発売すると発表した。コアゲーマーのためのモデルで、大きくなった新きょう体(シャーシ)に高性能な最新のCPUやGPUを搭載する。
新シャーシの「New Alienware Aurora R13/R14」。写真はインテルモデルの「New Alienware Aurora R13」のダークサイド オブ ムーンモデル(左)、ルナホワイトモデル(右)
直販価格はインテルモデルの「New Alienware Aurora R13」が317,980円(税込)から、AMDモデルの「New Alienware Aurora R14」が273,980円(税込)から。
オンラインで開催された発表会では、Alienwareグローバルプロダクトマネージャーのエディー・ゴヤネス氏がオンラインで新製品の特徴などを説明した。
Alienwareは1996年に誕生し、今年で25周年を迎える。宇宙船のような奇抜なシャーシに、その時代の最先端のパーツをいち早く取り入れてきた。ゲーミングPCとしては老舗ブランドではあるが、最先端の技術を積極的に取り入れるなど、ほかにはない独自の世界観を築いている。
Alienwareの歴史
そんなAlienwareの最新フラッグシップモデルが今回発表されたNew Alienware Aurora R13/R14だ。ターゲットはずばりコアゲーマー。ゲーム好きのユーザーの求めるパフォーマンス、デザイン、使い勝手を追求している。
シャーシは従来モデルよりも大きくなり、内部容積は50%増加。ツールレス設計で内部へアクセスしやすく、ケーブル管理と静音性が向上している。内部容積の増加により、エアフローも改善されている。前面の最大2×120mmのファンから吸気し、背面の最大2×120mmのファンで排気する仕組み。マザーボードも、電源ケーブルを上部と下部に設置することで、エアフローを遮る要因を低減するなど、マザーボードもエアフローを考慮して設計されている。
従来モデルとのシャーシの比較
New Alienware Aurora R14の内部
エアフローのイメージ
サイドパネルとバックカバーが取り外せる
マザーボードもエアフローを考慮して新設計された
なお、インテルモデルの「New Alienware Aurora R13」は、オプションでAlienware デスクトップ初となる「Alienware Cryo-Techテクノロジー」の水冷システムが選べる。
「Alienware Cryo-Techテクノロジー」の水冷システム
本体の側面は、内部が外から見えるクリアサイドパネル(一部オプション)。背面はケーブルを隠せるバックケーブルカバー(マグネット式)付きで、背面の見た目にもこだわった。照明は、フロントパネル、クリアサイドパネル(一部オプション)などが光る仕組み。
New Alienware Aurora R14
New Alienware Aurora R13
CPUにはインテルの第12世代Coreプロセッサーを採用。メモリーはDDR4メモリーより帯域幅が50%増加したDDR5メモリーを搭載する。グラフィックはNVIDIAのGeForce GTX 1660 TiおよびRTX 30シリーズが選択可能。
カラーはダークサイド オブ ムーンとルナ ライトの2色。
New Alienware Aurora R14
CPUに最大16コア/32スレッドのAMDのRyzen 5000シリーズを搭載。メモリーは最大128GBのDDR4(3600MHz)、グラフィックはAMDのRadeon RX 6600 XTまたはNVIDIAのGeForce RTX 30シリーズが選択可能。
カラーはダークサイド オブ ムーン
どちらもストレージは最大4TB(2TB SSD+2TB HDD)まで搭載可能。電源は750W 80PLUS PATINUM認証で、将来のアップグレードにも対応できる。
Alienwareの25周年を記念し、「飲む」あんこエナジードリンク「the Anko」とのコラボレーションBoxを95名にプレゼントするTwitterキャンペーンを実施する。さらに、同じ25周年を迎えたBE@RBRICKとのコラボした限定アイテム「BE@RBRICK Alienware 100%」をプレゼント。11月29日までのキャンペーン期間中に全国のデル・リアルサイトにて対象のAlienware製品を購入した人にプレゼントする。詳しくは同社のWebページをチェックしてもらいたい
パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。