サムスンは、折りたたみスマートフォンの最新モデル「Galaxy Z Flip5」と「Galaxy Z Fold5」を発表しました。従来機からの進化点を中心に特徴をお伝えします。なお、両端末ともに日本の公式サイトにて専用ページが公開されており、日本市場への投入は確定と思われますが、細かいスペックなどは変更される可能性があります。
折りたたみスマートフォンの最新モデル「Galaxy Z Flip5」と「Galaxy Z Fold5」が登場
「Galaxy Z Flip5」は、縦型折りたたみスマートフォン「Z Flip」シリーズの最新モデル。外側に3.4インチの有機ELカバーディスプレイ(720×748、60Hz)、内側に6.7インチの有機ELメインディスプレイ(2640×1080、1〜120Hz駆動)を備えます。
縦折りタイプのスマートフォン「Galaxy Z Flip5」。背面の大部分を覆う大型カバーディスプレイが特徴だ
内側には6.7インチの縦長ディスプレイを搭載
カバーディスプレイは従来機から大きくなり、表示できるコンテンツが一変しています。大きなカバー画像、通知、電池残量、時計、設定のほか、ウィジェットも表示可能。画面を左右上下にスワイプすることで、こういったコンテンツにアクセス可能です。
大型化したカバーディスプレイは壁紙やレイアウトなどをカスタマイズ可能。より自分らしさをアピールできるように
一部のアプリはカバーディスプレイでも操作可能
ヒンジ部にも改良が加えられており、従来機「Galaxy Z Flip4」では折りたたんだ際に隙間があったのですが、これが「Galaxy Z Flip5」では隙間なくピタッと端末を閉じることができます。これにより、折りたたみ時の厚さが17.1mmから15.1mmへ、2mmサイズダウンしました。
閉じたときの隙間がなくなり、よりスマートな見た目に
カメラは、外側に1200万画素の広角カメラ(F1.8、デュアルピクセルAF、OIS)、1200万画素の超広角カメラ(F2.2、視野角123度)、内側に1000万画素のカメラ(F2.2)を搭載。折りたたみ機構を生かし、高画質な広角カメラでセルフィーを撮影したり、卓上に置いてタイマー撮影をしたりなど、折りたたみスマホならではの撮影体験が可能です。
折りたたみスマホならではの、高性能な背面カメラでのセルフィー
卓上に設置して三脚いらずの撮影もできます
ハンディカムのように持てば動画の手ブレも抑えられそう
基本スペックは、SoCが「Snapdragon 8 Gen 2」、メモリー容量が8GB、ストレージ容量が256/512GB。バッテリー容量は3700mAh。そのほかの基本機能はIPX8の防水ボディ、ワイヤレス充電、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3などに対応します。
「Galaxy Z Fold5」は横型の折りたたみスマートフォン「Z Fold」シリーズの最新モデル。閉じると6.2インチの有機ELカバーディスプレイ(2316×904、48〜120Hz)、開くと7.6インチの有機ELメインディスプレイ(2176×1812、1〜120Hz駆動)を備えます。
横折りタイプのスマートフォン「Galaxy Z Fold5」
閉じたときは6.2インチのスマートフォン
開くと7.6インチのタブレットへと変わります
従来からの縦長サイズは変わらず、閉じたときは少し細長い印象。重量は253gと従来機「Galaxy Z Fold4」から10gダウン。厚さも従来機から2.4mmダウンした13.4mm。従来機から軽量化、そしてスリム化しており、正当な進化を遂げている印象です。
メインディスプレイの輝度に関しても、最大輝度が1200nit、ピーク輝度が1750nitと、従来機の1000nit/1300nitから大きく向上。太陽光下でも画面が見やすくなっているとのことです。
「Z Fold」シリーズの特徴と言えば、大画面を生かしたマルチタスクでしょう。最大3つのアプリを同時に起動でき、画面下部のタスクバーからアプリに素早くアクセスできるなど、マルチタスクを前提とした機能が用意されています。
最大3つのアプリを同時に起動しても作業しやすい大画面。画面下部のタスクバーからアプリの切り替えも簡単。もちろん、「Sペン」にも対応します
ゲームなどのコンテンツは7.6インチの大画面でプレイ
少し折りたたむと、スタンドいらずで動画を視聴できます
カメラは、外側に5000万画素の広角カメラ(F1.8、デュアルピクセルAF、OIS)、1200万画素の超広角カメラ(F2.2、視野角123度)、内側に1000万画素のカメラ(F2.2)を搭載。広角カメラについては、「Glaxy Z Flip5」よりもスペックが高くなっています。
背面カメラを使ったセルフィーなど折りたたみスマホならではの使い方も楽しめます
基本スペックは、SoCが「Snapdragon 8 Gen 2」、メモリー容量が12GB、ストレージ容量が256/512GB/1TB。バッテリー容量は4400mAh。そのほかの基本機能はIPX8の防水ボディ、ワイヤレス充電、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3などに対応します。
「Sペン」を格納できる専用ケースも発売されます
また、11インチの「Galaxy Tab S9」、12.4インチの「Galaxy Tab S9+」14.6インチの「Galaxy Tab S9 Ultra」、スマートウォッチ「Galaxy Watch6」「Galaxy Watch6 Classic」も合わせて発表されました。こちらも日本市場への投入に期待がかかります。
最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。