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レノボ、着脱式コントローラー採用の8.8型ゲーミングUMPC「Legion Go」日本発売へ

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レノボ・ジャパンは2023年12月6日、着脱式コントローラーを採用したゲーミングUMPC「Legion Go」を12月8日に発売すると発表した。直販価格は134,800円(税込み)から。ゲーミングUMPCはASUSが今年5月に「ROG Ally」を発売し、価格.com上でも話題となった。その流れに本機も乗れるか注目だ。

8.8型液晶ディスプレイを搭載するゲーミングUMPC「Legion Go」

8.8型液晶ディスプレイを搭載するゲーミングUMPC「Legion Go」

着脱式コントローラーを縦持ちマウスにする「FPSモード」

「Legion Go」は今年9月に海外発表され、日本での発売も予告されていた。本体サイズは約298(幅)×131(奥行)×40.7(高さ)mm、本体重量は約854g(本体+コントローラー)。ディスプレイの左右に配置されるコントローラーを着脱できるのが特徴で、右側のコントローラーを縦型マウスのように使える「FPSモード」というユニークな機能も備える。

コントローラーの右側を専用アクセサリーにセットして、縦持ちマウスのように利用する「FPSモード」。FPSの視点移動に利用できるほか、マウスとしても使える

コントローラーの右側を専用アクセサリーにセットして、縦持ちマウスのように利用する「FPSモード」。FPSの視点移動に利用できるほか、マウスとしても使える

 人間工学に基づいたエルゴノミックデザインを採用し、快適な握り心地を追求したコントローラー

人間工学に基づいたエルゴノミックデザインを採用し、快適な握り心地を追求したコントローラー

ディスプレイはマルチタッチ対応の8.8型IPS液晶。「Lenovo PureSight Gamingディスプレイ」という名称で、解像度は2560×1600のWQXGA、リフレッシュレートは144Hz、輝度は最大500ニト、DCI-P3のカバー率が97%とゲーミングPCらしい高品質かつ高性能なディスプレイだ。左右のコントローラーを取り外せば、Windowsタブレットとしても使える。

8.8型IPS液晶ディスプレイは、スマートフォンや携帯ゲーム機よりも画面サイズが大きいとのこと

8.8型IPS液晶ディスプレイは、スマートフォンや携帯ゲーム機よりも画面サイズが大きいとのこと

CPUには「ROG Ally」と同じAMDの「Ryzen Z1 Extreme」を搭載。4nmプロセスルールで製造された「Z4アーキテクチャ」を採用した、8コア16スレッドの強力なCPUだ。内蔵GPUは「RDNA 3グラフィックス」。そのほか、メモリーは16GB、ストレージは512GBのSSD。

分解機を見ると、1つのファンを搭載。「Active Cooling」と呼ばれる効果的なファン設計により、すぐれた冷却性と静音性を実現しているという

分解機を見ると、1つのファンを搭載。「Active Cooling」と呼ばれる効果的なファン設計により、すぐれた冷却性と静音性を実現しているという

ソフトウェア面では、ゲームタイトルや各種設定に簡単にアクセスできる「Legion Space」を搭載。パフォーマンスやコントローラーのカスタマイズなども、「Legion Space」から行える。

外部インターフェイスはUSB 4(USB Type-C)×2、MicroSDメモリーカードスロット、マイク入力/ヘッドホン出力を備える。バッテリー駆動時間は最大約7.9時間。

「Legion Space」の設定画面。コントローラーのボタンへの機能割り当てもこの画面から行える

「Legion Space」の設定画面。コントローラーのボタンへの機能割り当てもこの画面から行える

「クイックセッティング」を使えば、ゲーム画面から移動せずに、パフォーマンスモードや輝度、解像度、リフレッシュレートなどを調整可能

「クイックセッティング」を使えば、ゲーム画面から移動せずに、パフォーマンスモードや輝度、解像度、リフレッシュレートなどを調整可能

外部インターフェイスはUSB 4×2、MicroSDメモリーカード、マイク入力/ヘッドホン出力を備える。左のLEDは動作モードにより色が変わる仕様

外部インターフェイスはUSB 4×2、MicroSDメモリーカード、マイク入力/ヘッドホン出力を備える。左のLEDは動作モードにより色が変わる仕様

デュアルスクリーンで使い方自由自在の「Yoga Book 9i」

デュアルスクリーンの2in1 PC「Yoga Book 9i」も同日に発表された。13.3型有機ELディスプレイを2枚搭載し、ヒンジを介して360度回転するユニークな2in1 PCだ。物理キーボードやスタンド、ペンなども付属しており、さまざまなスタイルで利用できる。12月8日発売予定で、直販価格は382,800円(税込)から。

13.3型有機ELディスプレイを2枚搭載する「Yoga Book 9i」

13.3型有機ELディスプレイを2枚搭載する「Yoga Book 9i」

“2画面×ヨガスタイル”により、さまざまなモードで利用できる

“2画面×ヨガスタイル”により、さまざまなモードで利用できる

ヒンジを介してディスプレイ部分が360度回転する、いわゆる「ヨガスタイル」を生み出したレノボの「Yoga」シリーズ。本モデルはその最新モデルで、キーボード部分がディスプレイになっているのが特徴だ。本体を横向きにして、本のように見開きで利用したり、縦向きにして2画面を1画面に使って縦に長いWebページなどを閲覧したり、幅広い使い方ができる。

ソフトウェアキーボードは、ハプティクス(振動)や音、グラフィックなどで打鍵を再現。物理キーボードも付属しており、一般的なノートPCに近い操作もできる

ソフトウェアキーボードは、ハプティクス(振動)や音、グラフィックなどで打鍵を再現。物理キーボードも付属しており、一般的なノートPCに近い操作もできる

有機ELディスプレイ自体も高性能だ。どちらもスペックは同じで、画面サイズは13.3型、解像度は2800×1800の2.8K。DCI-P3のカバー率が100%、コントラスト比が100万:1、輝度が最大400ニトと高い表示品質を実現している。

ヒンジ部分にはBowers & Wilkinsスピーカー、ツイーター、ウーハーを搭載。Dolby Atmosもサポートしており、迫力のあるサウンドを楽しめるという。

主なスペックは、CPUがCore i7-1355U、メモリーが16GB、ストレージが1TB SSD。外部インターフェイスにはThunderbolt 4(USB Type-C)×3を備える。バッテリー駆動時間は最大11時間(JEITA 2.0)、本体サイズは約299.1(幅)×203.9(奥行)×15.95(高さ)mm、重量は約1.34kg。

三浦善弘(編集部)
Writer / Editor
三浦善弘(編集部)
出版社で月刊誌やWebメディアの編集・記者を経験し、2013年にカカクコム入社。「価格.comマガジン」にて、PCやスマートフォン分野を担当。取材歴は20年以上。現在は「価格.comマガジン」全体を統括する。
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