KDDIは、UQ mobileの新料金プラン「コミコミプラン+」と、オンライン専用プランpovo2.0の新しいデータトッピング「360GB(365日間)26,400円」を追加した。いずれも、いわゆる“中容量プラン”にあたり、月間通信容量を20GBから30GBに増量したNTTドコモの「ahamo」を意識した内容だ。それぞれを解説しよう。
KDDIは、「UQ mobile」と「povo2.0」の両ブランド向けに新たな中容量プラン・トッピングを発表した
※本記事中の料金は税込で統一している。
UQ mobileの新料金プラン「コミコミプラン+」は、月額3,278円で、30GBのデータ通信と1回10分以内の国内音声通話がセットになったもの。従来の「コミコミプラン」と料金は同じだが、通信容量を月間20GBから30GBに増量している。なお、使い切らなかったデータ容量の繰り越しも「コミコミプラン」と同様に引き続き利用可能だ。
「コミコミプラン+」の開始にともない、終了日未定で料金のかからないキャンペーン「コミコミプラン+データ10%増量特典」を実施する。これは、月間データ容量を10%(3GB)増量するもので、キャンペーン期間中なら「コミコミプラン+」の通信容量を月間33GBに引き上げられる。
なお、新プランの登場に際して、現在の「コミコミプラン」は11月11日に新規受付を終了する。また、現在「コミコミプラン」を使用している場合、新プランへの移行にはプラン変更の手続きが必要となる。
新料金にキャンペーンを組み合わせた「コミコミプラン+データ10%増量特典」なら、月額3,278円で月間33GBのデータ通信を利用できる
「コミコミプラン+」は「ahamo」とは以下のような違いがある。
・「コミコミプラン+」のほうが1割ほど割高(ahamoは30GBで2,970円)
・UQ mobile店舗でサポートが受けられる(ahamoは店頭でのサポートなし)
・国内無料通話がahamoの5分に対して倍の10分
・使い切らなかったデータ容量を翌月まで繰り越しできる(ahamoは繰り越し不可)
・「データ10%増量特典」期間中なら通信容量が3GB多い
・海外データローミングは別料金(ahamoはプランに含まれる)
オンライン専用プランであるpovo2.0に、新たなデータトッピング「データ追加360GB(365日間)」が、2024年10月18日に追加された。料金は26,400円の一括払いで、1か月あたりでは、30GBのデータ通信が月額2,200円で利用できる計算になる。
なお、同トッピングの開始に合わせた新たな割引メニュー「1年間トッピング デビュー割」を実施する。これは、有効期間が「365日間」のトッピングを購入したことがない回線で、対象トッピングを購入した場合に、au PAY残高に購入金額の10パーセント相当(不課税)を還元するものだ。
対象となるトッピングは以下の4種類
・データ追加360GB(365日間)
・データ追加300GB(365日間)
・データ追加120GB(365日間)
・【期間限定】データ追加48GB(365日間)
「データ追加360GB(365日間)」は「ahamo」と以下のような違いがある。
・年額で比較すると9,240円安い(ahamoは12か月で35,640円)
・年間一括払いのみで、期間中のトッピングの変更や解約に制約がある
・無料通話オプションは含まれず、別途トッピングの購入が必要
・海外データローミングは別料金(料金は国・地域によって異なる)