オッポは、2024年11月29日にスマートフォンの新モデル「OPPO A3 5G」を発表、12月12日に発売する。エントリー向けの「Aシリーズ」の製品だが、「おサイフケータイ」やハンマー代わりにクギを打てる耐衝撃ボディなど、機能性の高い製品だ。その特徴に迫ろう。
「OPPO A3 5G」、直販価格は32,800円(税込)、2024年12月12日発売
「OPPO A3 5G」は、1604×720のHD+表示と120Hz駆動に対応した約6.7インチ液晶ディスプレイを搭載するエントリー向けスマートフォン。ボディサイズは、約76(幅)×166(高さ)×7.7(厚さ)mm、重量は約187gで大画面にもかわらず比較的軽く仕上がっている。カラーバリエーションは、パープルとブラックの2種類で、そのうちブラックは背面にオッポ独自の表面加工技術である「OPPO Glow(オッポ グロウ)」を施し、指紋や汚れを付きにくくしている。
また、米国国防総省の調達基準「MIL-STD-810H」や、スイスの検査企業「SGS」による耐衝撃テストをクリアし、約1.3メートル高さからの落下衝撃にも耐えられる。なお、IPX4の防水仕様と、IP5X等級の防塵仕様に対応している。また、FeliCaポートを備え「おサイフケータイ」やマイナンバー機能にも対応。2枚のnanoSIMカードを装着可能なほか、eSIMにも対応している。
ボディは高さ1.3メートルからの落下衝撃に耐えるタフネス仕様だ
「OPPO A3 5G」をハンマー代わりに使ってクギを打つ検証を披露。クギを打ったディスプレイ面には損傷は見られなかった
FeliCaポートを備えており、「おサイフケータイ」の各種サービスを利用できる。また、マイナンバーカードの動作確認も取得
搭載されるSoCは、エントリー向け「MediaTek Dimensity 6300」で、4GBのメモリーと128GBのストレージを組み合わせる。なお、仮想メモリー機能を使うことでメモリーを最大8GB相当まで増設可能。最大1TBまで対応するmicroSDXCメモリーカードスロットも搭載している。プリインストールされるOSは、Android 14をベースにしたColorOS 14だ。セキュリティアップデートやOSバージョンアップの予定は明らかにされていない。
メインカメラは、約5000万画素の広角カメラのみのシングルカメラだが、構図認識用として約200万画素の深度センサーも搭載している。AIを活用した美顔機能「AIビューティー」を備え、肌の質感、頬、瞳の大きさといった8か所の顔の部位を100段階で細かく調整できる。
AIを活用した美顔機能「AIビューティー」は、顔の部位8か所を100段階で細かく調整できる
内蔵するバッテリーの容量は5100mAhで、約16時間の連続動画再生が可能だ。また、急速充電はオッポ独自の「45W SUPERVOOC」と汎用規格の45WのUSB PD PPSに対応している。「45W SUPERVOOC」の場合は約84分でフル充電が完了するとのこと。なお、製品パッケージに充電器は同梱されない。
販路をまとめよう。MNO事業者として、楽天モバイル及びワイモバイルで取り扱われる。MVNO事業者は、IIJmio、HIS モバイル、QTmobile、NURO Mobile、ピカラモバイル、LinksMate、LIBMOから発売される。家電量販店やECサイトを通じても発売される予定だ。
直販価格は32,800円。高機能でお値打ちというオッポらしい1台だ