Dynabookは、個人向けスタンダードノートPCとして、光学ドライブ搭載の「dynabook T」シリーズ4モデルと、光学ドライブを搭載しない「dynabook C」シリーズ3モデルを発表、2025年2月14日より順次発売を開始する。各シリーズの特徴を解説しよう。
dynabook「dynabook T9/Y」、2025年2月14日発売、市場想定価格28万円前後(税込。以下同)
光学ドライブ搭載のスタンダードモデル「dynabook T」シリーズは、ボディが刷新された。この新しいボディは、ディスプレイのサイズが従来の15.6型のフルHDから縦横比16:10の16型WUXGAに拡大、キーボードもストロークが従来の1.5mmから2.0mmに拡張、新たにCopilotキーも搭載している。接続性も強化されThunderbolt 4ポートを1基搭載した。なお、USB Type-A(USB3.2 Gen1 通信速度5Gbps)ポートは3基、有線LANポートとHDMIを各1基、SDXCメモリーカードに対応するブリッジメディアスロットを備える。Thunderbolt 4ポートはUSB PD対応のため、汎用のUSB充電器を組み合わせて給電ポートとしても利用できる。
OSは、Windows 11 Homeで、「Microsoft 365 Basic+Office Home & Business 2024」をプリインストールしている。
キーボードはテンキー付き107キー。2mmのキーストロークと19.0mmのキーピッチで十分なサイズが確保されている。また、Copilotキーを備えている
約200万画素のシャッターを備えたWebカメラを搭載。
本体右側面。光学ドライブ、ブリッジメディアスロット、USB Type-A(USB3.2 Gen1 通信速度5Gbps)、有線LANポートを配置
本体左側面。セキュリティロック・スロット、電源接続、USB Type-A(USB3.2 Gen1 通信速度5Gbps)を2系統、Thunderbolt 4ポートを配置
PC5-41600(DDR5-5200)対応のメモリースロットを2基搭載。メモリースロットの空きはないが、メモリーを交換することで増設が行える
光学ドライブを備えている点が、下記で紹介する「dynabook C」シリーズとの違い
最上位モデルとなる「dynabook T9/Y」は、第13世代インテル「Core i7-1360P」プロセッサーに、32GBのメモリーと1TBのSSD、Blu-rayディスクドライブを備える。税込市場想定価格は28万円なかばとなる。このほかのモデルの価格は、「dynabook T7」が24万円台前半、「dynabook T6/Y」が22万円前後、「dynabook T5/Y」が16万円台なかば。
なお、各モデルの構成は以下の表を参照のこと。
スタンダードノートPC「dynabook C」シリーズは、基本的には上記の「dynabook T」シリーズから光学ドライブを省略した製品。16型のWUXGAディスプレイや外部インターフェイス、キーボードなど基本的な性能は共通するものが多い。
「dynabook C」シリーズは光学ドライブのないスタンダードノートPCだ
モデル構成は最上位の「dynabook C7/Y」を筆頭に3モデルを用意。最上位モデルの「dynabook C7/Y」は、第13世代インテル「Core i7-1355U」プロセッサーに、16GBのメモリーに512GBのSSDストレージを組み合わせる。
本体右側面の写真。「dynabook T」シリーズに備わる光学ドライブが省略されていることがわかる
市場想定価格は「dynabook C7/Y」が22万円前後、「dynabook C6/Y」が19万円台後半、「dynabook C5/Y」が16万円前後となる。
各モデルの構成は以下の表を参照のこと。