レビュー

大容量7000mAhなのに薄くて軽い! 「motorola edge 70 fusion」実機レビュー

丸一日バッテリー切れを心配せずにスマホを使いたい。けど、大きくて重いのは嫌。そんな声に応えてくれるのが、今回レビューする「motorola edge 70 fusion」です。クラス最大級となる「7000mAh」の大容量バッテリーを搭載しながら薄型・軽量ボディを実現しています。さっそくその実力をチェックしていきましょう。

2026年10月23日発売のミドルレンジスマホ「motorola edge 70 fusion」。カラーはシルエットブラック、カントリーエアホワイト、オリエントブルーの3色が用意されています

2026年10月23日発売のミドルレンジスマホ「motorola edge 70 fusion」。カラーはシルエットブラック、カントリーエアホワイト、オリエントブルーの3色が用意されています

7000mAhを感じさせないスリム&スタイリッシュなボディ

モトローラの「motorola edge」は、ミドルレンジ〜ミドルハイクラスに位置するスマートフォンの製品シリーズ。コストパフォーマンスの高さで定評があり、安くて実用的なスマホを求めるユーザーから人気を集めています。

今回紹介する「motorola edge 70 fusion」は、同シリーズの2026年秋モデル(2026年10月23日発売)。約6.78インチのディスプレイを搭載するミドルレンジ機です。

最大の特徴は、7000mAhの大容量バッテリーを搭載している点。7000mAhというのは、ゲーミングスマホを除いて、ストレート型のスマホとしてはクラス最大の容量。標準的には4000〜5000mAhといったところですので、1.4〜1.7倍ほど容量が大きい分、より高いバッテリー性能に期待できます。実際、モトローラは本機のカタログスペックにおいて「1度の充電で約2日間の使用が可能」とうたっています。

バッテリー容量が増えるとその分ボディも大きくなりがちですが、本機のよさは持ちやすいサイズ感に収まっているところ。サイズは約75.60(幅)×162.76(高さ)×7.99(厚さ)mm、重量は約193gと、一般的な6〜7インチクラスのスマホのサイズ感をキープしています。

7000mAhの大容量バッテリーを搭載しながら薄くて軽いボディを実現。最大68Wの急速充電にも対応しています

7000mAhの大容量バッテリーを搭載しながら薄くて軽いボディを実現。最大68Wの急速充電にも対応しています

ミドルクラスとして十分な基本スペック

「motorola edge 70 fusion」のモトローラ公式オンラインストアでの販売価格は79,800円(税込)。価格.com最安価格は71,820円(税込)となっています(いずれも2026年10月9日時点での価格)。

執筆時点(発売開始前)での実売価格が7万円台のミドルレンジスマホなのですが、7000mAhバッテリーを搭載することとあわせて、以下に紹介する基本スペックをチェックすると、コストパフォーマンスが高い製品であることがわかると思います。

「motorola edge 70 fusion」の基本スペック
プロセッサー:Snapdragon 7s Gen 3
メモリー:12GB
ストレージ:256GB
ディスプレイ:約6.78インチの有機EL(2772×1272ドット)
カメラ:約5000万画素広角、約1300万画素超広角、約3200万画素インカメラ(F2.2)
バッテリー:7000mAh、最大68Wの急速充電対応
通信機能:Wi-Fi 6E、Bluetooth 6.0、5G(nanoSIM+eSIM)
USB端子:USB Type-C(USB 2.0)
防水・防塵:IP68・IP69
OS:Android 16
その他:FeliCaチップ搭載(おサイフケータイ対応)

処理性能面では、プロセッサーに、最近のミドルレンジ機での採用が増えている「Snapdragon 7s Gen 3」(2.5GHz×1+2.4GHz×3+1.8GHz×4の構成)を搭載。12GBメモリーを備えるのがポイントで、複数のアプリを切り替えながら使うのにも十分なスペックとなっています。

ディスプレイは約6.78インチの有機EL(2772×1272ドット、約450ppi)。リフレッシュレート最大144Hz、ピーク輝度5200nits、タッチサンプリングレート最大1500Hz、DCI-P3カバー率100%、HDR10+対応といった、最新スマホに求められる性能をクリアしています。さらに、画面が濡れていてもタッチ操作できる「ウォータータッチ」機能も搭載。キッチンなど水回りでの使い勝手に配慮されているのがうれしいです。

背面カメラは、約5000万画素の広角カメラ(ソニー製LYTIA 710、F1.8、光学式手ブレ補正対応)と、約1300万画素の超広角カメラ(F2.2、マクロ撮影対応)の2眼構成。望遠カメラは搭載していませんが、最大約10倍のデジタルズーム撮影に対応しています。インカメラは約3200万画素(F2.2)です。

さらに、IP68・IP69の防水・防塵に対応し、米国国防総省の軍用調達規格「MIL-STD-810H」に基づく耐久試験も実施されています。FeliCaチップ搭載でおサイフケータイ機能を利用できるのも押さえておきたい特徴です。このあたりの実用的な機能が備わっているのは、「motorola edge」シリーズらしい点と言えるでしょう。

ディスプレイは約6.78インチの有機EL(2772×1272ドット)

ディスプレイは約6.78インチの有機EL(2772×1272ドット)

左上が約5000万画素広角カメラ、右上がLEDフラッシュ、左下が3-in-1センサー(露出、オートホワイトバランス、フリッカー検出)、右下が約1300万画素超広角カメラ(マクロ兼用)

左上が約5000万画素広角カメラ、右上がLEDフラッシュ、左下が3-in-1センサー(露出、オートホワイトバランス、フリッカー検出)、右下が約1300万画素超広角カメラ(マクロ兼用)

実測重量は192.96g

実測重量は192.96g

ミドルレンジとして順当な性能。「原神」も画質「中」で快適プレイ

では、実際の使い勝手をレビューしていきましょう。

まずは処理性能から。定番のベンチマークアプリ「Geekbench 7」を実行したところ、Single-Core Scoreは1000、Multi-Core Scoreは2731、GPU Scoreは2721となりました。CPUスコアは同じプロセッサー(Snapdragon 7s Gen 3)を搭載するほかの製品とほぼ同等。ミドルレンジクラスとして順当な性能を発揮しています。

「Geekbench 7」のSingle-Core Scoreは1000、Multi-Core Scoreは2731、GPU Scoreは2721

「Geekbench 7」のSingle-Core Scoreは1000、Multi-Core Scoreは2731、GPU Scoreは2721

WebブラウジングやSNS、動画視聴はもちろん、一般的な写真編集やフルHD動画の編集などもこなせる性能です。いっぽう、「原神」や「鳴潮」などの高負荷な3Dゲームをプレイする場合は、画質設定を調整する必要があるでしょう。

実際に「原神」をプレイしてみたところ、デフォルトの画質「中」でもグラフィックは十分に美しく、戦闘中に派手なエフェクトが表示されるシーンでもカクつきは感じられず、スムーズにプレイできました。「原神」のような高負荷なゲームでも、画質設定を調整すれば十分楽しめる性能を備えています。

「原神」の画質は「中」(デフォルト)でプレイ

「原神」の画質は「中」(デフォルト)でプレイ

画質「中」でもグラフィックは十分に美しい

画質「中」でもグラフィックは十分に美しい

戦闘中に派手なエフェクトが表示されるシーンでも、カクつきは感じられませんでした

戦闘中に派手なエフェクトが表示されるシーンでも、カクつきは感じられませんでした

丸一日充電を気にせずに使えるスタミナ性能

「motorola edge 70 fusion」は7000mAhの大容量バッテリーを搭載していますが、実際のバッテリー持ちはどのぐらいなのでしょうか?

今回、ディスプレイの輝度とボリュームを40%に設定し、YouTube動画を2時間連続再生したところ、バッテリー残量は100%から94%に減りました。2時間で6%のバッテリー消費ですので、単純計算では、残量100%から0%まで約33時間20分再生できることになります。これは、スマホとしてはかなり高いバッテリー性能です。

もちろん、実際のバッテリーの減り方は用途や利用環境によって変わります。メーカーの言う「約2日間の使用」は少し難しい場合があるかもしれませんが、3Dゲームや位置情報ゲームなど消費電力の大きい用途を除けば、モバイルバッテリーを持ち歩かなくても丸一日安心して使えるだけのスタミナ性能と言ってよいでしょう。

広角カメラの画質は良好。ナイトビジョンも優秀

背面カメラの画質については、ミドルレンジクラスとして満足のいくクオリティーです。

約5000万画素広角カメラは、自然な発色で解像感も高く、明暗差の大きなシーンでも階調を豊かに表現できています。約1300万画素超広角カメラも鮮やかな写真を撮影できますが、画面周辺部ではやや解像感が低下します。

特に感心したのが「ナイトビジョン」(夜景モード)です。描写が難しい夜空もノイズが少なく、浮かんでいる雲の濃淡まで巧みに表現できています。暗部のノイズを強力に抑えつつ、実際に目で見たような鮮やかな夜景として記録できました。

いっぽう、やや扱いが難しいと感じたのがマクロモードです。被写体に近づきすぎるとピントが合わないため、適切な撮影距離を把握する必要があります。距離感に慣れるまでは、ピントが合ったと思った位置から少しずつ距離を変えながら、複数枚撮影しておいたほうがいいですね。また、高倍率のデジタルズームでは細部の描写が甘くなるため、必要に応じて撮影後のトリミングも活用したいところです。

広角カメラ(1倍)で撮影

広角カメラ(1倍)で撮影

超広角カメラ(0.5倍)で撮影

超広角カメラ(0.5倍)で撮影

広角カメラ(10倍)で撮影

広角カメラ(10倍)で撮影

マクロモードで撮影

マクロモードで撮影

「ナイトビジョン」(夜景モード)で撮影

「ナイトビジョン」(夜景モード)で撮影
「ナイトビジョン」(夜景モード)で撮影

ライバル機種と比較すると?

7000mAhの大容量バッテリーを搭載する2026年発売のスマートフォンとしては、「motorola edge 70 fusion」のほかに、「OPPO Reno15 A」もあげられます。バッテリー性能を重視してスマホを選ぶ場合、この2機種を選択肢に入れている人も多いことでしょう。以下に、両モデルの違いをまとめてみました。

※直販価格はセールが行われていないときの通常の価格

※直販価格はセールが行われていないときの通常の価格

プロセッサーは「motorola edge 70 fusion」のほうが新しく、Wi-Fiもより高速な規格に対応。ディスプレイの解像度やリフレッシュレートも上回っています。いっぽう、「OPPO Reno15 A」はmicroSDメモリーカードに対応し、最大80Wの急速充電が可能。物理SIMを2枚挿せる点もアドバンテージと言えるでしょう。

サイズや重量については両機種の差は小さく、目を閉じて持ち比べても、どちらが薄く、軽いのか判断するのは難しいぐらいです。両機種とも7000mAhの大容量バッテリーを搭載しながら、薄型・軽量化を追求していることがよくわかります。

【まとめ】機能と価格のバランスにすぐれたお買い得スマホ

「motorola edge 70 fusion」は、ミドルレンジクラスのスマホとして十分に満足できる処理性能と使い勝手を実現しています。最大の魅力は、やはり7000mAhの大容量バッテリー。使い方にもよりますが、5000mAhクラスのスマホと比べて少なくとも半日はバッテリー切れを心配する必要がありません。

それでいてボディは薄型・軽量で携帯性にすぐれています。ボディの質感は非常によく、側面が丸められているため握り心地も良好。防水・防塵やおサイフケータイにも対応しているので、日常使いで不便を感じることは少ないでしょう。

いっぽう、カメラについては使いこなしにやや慣れが必要です。デジタルズームの画質はそれなりで、マクロ撮影には少々コツが必要です。ただし、価格を考えれば納得できる範囲です。

スマホの価格高騰が続いている昨今、この内容で実売7万円台(執筆時点、発売開始前の価格)というのは非常にお買い得だと思います。特に、外出先でスマホを利用する機会が多く、所有するスマホのバッテリー性能に不満があるのなら買い替えて後悔はしないでしょう。

ジャイアン鈴木
Writer
ジャイアン鈴木
レビューした製品を高確率で買ってしまう物欲系ITライター。守備範囲はPC、スマホ、VRがメイン。ゲーム、デジタルトイも大好き。最近サバゲにはまっています。愛車はスイフトスポーツで、断然マニュアル派です。
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真柄利行(編集部)
Editor
真柄利行(編集部)
フィルム一眼レフから始まったカメラ歴は、はや約30年。価格.comのスタッフとして300製品以上のカメラ・レンズをレビューしてきたカメラ専門家で、特にデジタル一眼カメラに深い造詣とこだわりを持っています。フォトグラファーとしても活動中。パソコンに関する経験も豊富で、パソコン本体だけでなく、Wi-Fiルーターやマウス、キーボードなど周辺機器の記事も手掛けています。
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