フィリップス「BDM4350UC/11」
価格.comでも非常に人気の高いフィリップスの4K液晶ディスプレイ「BDM4350UC/11」。その特徴は、なんといってもその画面サイズ。42.51インチワイドという液晶ディスプレイとは思えない画面サイズを実現している。また、小型の4K液晶ディスプレイだと、ドットピッチが細かすぎてアイコンや文字が小さくなってしまうため、実用的に使用するにはDPIスケーリングの設定を変更してやる必要があるが、「BDM4350UC/11」なら、ドットピッチが23インチワイドのフルHD液晶ディスプレイのドットピッチ0.265mmに近い0.245mmなので、標準のDPIスケーリングをいじらなくてもそのまま使用できるのもうれしいポイント。インターフェイスも、4K/60p入力対応のHDMI2.0ポート×2、DisplayPort1.2×2、アナログRGB×1とかなり充実しており、パソコン用液晶ディスプレイとしてだけでなく、4Kチューナーやゲーム機を接続してテレビのように利用することも可能だ。本体の横幅が1m近いため、設置場所には注意が必要だが、とにかく大画面の4K液晶ディスプレイが欲しいという人にはうってつけの1台だろう。発売直後から非常に人気が高く、現在、一部店舗では品薄状態になっているようなので、購入を考えているなら早めにチェックしておこう。
LGエレクトロニクス「27UD68-W」
価格.comプロダクトアワード2015を受賞した「27MU67-B」の後継モデルとして登場した「27UD68-W」。「27MU67-B」同様、4K/60Hz出力に対応したHDMIポートの搭載や、10bitカラー/sRGB 99%の色域に対応したパネルの採用など、「27MU67-B」と同様の機能を備えながら、最小ベゼル幅9.1mmの薄型ベゼルデザインを採用。薄型ベゼルの特徴を生かして、マルチディスプレイ環境のメインディスプレイとして使える1台となっている。液晶パネルは、LG独自のAH-IPSを採用。高リフレッシュレートパネルではないものの、暗いシーンの視認性を高める「ブラックスタビライザー」や、AMDの「FreeSyncテクノロジー」といったゲーミング機能を備えており、ゲーミング用途にも十分使えそうだ。
ドウシシャ「D431US」
ドウシシャの「D431US」は、今回紹介する製品でもっとも大きい43インチの超大型4Kディスプレイだ。入力インターフェイスはHDMI×4とアナログRGB×1のみ、HDMIはCEC対応、遠隔操作用リモコンを付属するなど、まるで4K液晶テレビのような製品だ。DisplayPortが未搭載のため、組み合わせるパソコンによっては4Kのフルスペックを利用できない場合があり、パソコン用のディスプレイとしてはやや使いにくい部分はあるが、4Kチューナーやゲーム機などのマルチデバイスを接続して使う場合は、かなり便利に使えそうだ。
アトランティス「JAPANNEXT JN-T280UHD」
2016年6月3日時点の価格.comに登録されている4K液晶ディスプレイの中で最も安価に購入できる4K液晶ディスプレイが、アトランティスの「JAPANNEXT JN-T280UHD」だ。画面サイズは28インチワイド。パソコン向けの4K液晶ディスプレイとしてはめずらしく、グレアパネルを採用している。液晶パネルはTN方式で、オーバードライブ機能により、応答速度2.5msを実現。10bitカラーにも対応している。HDMIが2.0未対応のため、4Kチューナー等は接続できないものの、4万円を切る価格は魅力的だ。
デル「P2415Q」
デル「P2415Q」は、4K液晶ディスプレイとしては比較的コンパクトな23.8インチワイドサイズの製品だ。液晶パネルはIPSで、色域はRGB 99%をカバー。工場出荷時にカラー調整を実施しているほか、輝点ドット抜けを保証するプレミアムパネル保証が標準で3年間つくのもうれしいポイントだ。また、デルの液晶ディスプレイらしく、角度や高さの調節、ピボット機構を利用した縦画面への対応など、スタンドが非常に多機能なところも見逃せない。インターフェイスは、MiniDisplayPort、DisplayPort、DisplayPort出力、HDMIを各1系統備えており、デイジーチェーン接続にも対応する。尖ったところはないが、デルらしいそつなくまとまった製品といえる。小型の4Kディスプレイを比較的低価格で導入したいという人には、この「P2415Q」は有力な選択肢になるだろう。