GeForce GTX 1080 SLI構成でACアダプター2個必要なモンスターノートPCもラインアップ

MSIから全モデルGeForce GTX 10シリーズを搭載したゲーミングノートPC新モデルが登場!

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2016年8月16日、エムエスアイコンピュータージャパンは都内で発表会を開催し、NVIDIAから同日発表となったモバイル版「GeForce GTX 10」シリーズを搭載するゲーミングノートPCの新モデル6機種16モデルを8月17日より順次発売すると発表した。ここでは、発表会で得た情報を交えながら、新製品の特徴を紹介しよう。

Pascal世代のGeForce GTX 10シリーズを全モデル搭載

今回発表されたのは、ハイエンドゲーミングノートPC「GT」シリーズ2機種5モデル、薄型ゲーミングノートPC「GS」シリーズ3機種9モデル、メインストリーム向けゲーミングノートPC「GE」シリーズ1機種2モデルの計6機種16モデルだ。いずれも、NVIDIAから同日発表となったモバイル版GeForce GTX 10シリーズを搭載し、VRデバイスを用いてVRコンテンツを快適に楽しめる“VR READY”をうたう。ちなみに、今回発表された6機種すべての製品名には“VR”が冠されている。

また、モバイル版GeForce GTX 10シリーズではディスプレイ同期技術「G-SYNC」が拡張され、120Hz表示やWQHD表示に初めて対応したが、今回発表されたゲーミングノートPCの一部モデルでは、このG-SYNCに対応したモデルがラインアップされているのもポイントとなっている。

今回発表された全製品は、モバイル版GeForce GTX 10シリーズを搭載

今回発表された全製品は、モバイル版GeForce GTX 10シリーズを搭載

全機種“VR READY”ということで、発表会場にはHTC Viveと組み合わせたデモ機も用意されていた

全機種“VR READY”ということで、発表会場にはHTC Viveと組み合わせたデモ機も用意されていた

発表会には、NVIDIAの谷口氏も登壇。G-SYNCがモバイルプラットフォームにまで拡張されたことで、FPSなどの激しい動きのあるゲームも快適にプレイできるようになったとアピールしていた

ハイエンドゲーミングノートPCのGTシリーズ。最上位モデルはGeForce GTX 1080のSLI構成でお値段なんと56万円!

ハイエンドゲーミングノートPCのGTシリーズは、「GT83VR Titan SLI」「GT72VR Dominator Pro Tobii」の2機種をラインアップ。「GT83VR Titan SLI」は9月9日、「GT72VR Dominator Pro Tobii」は8月17日発売となる。

GT83VR Titan SLIは、製品名が示す通り、GeForce GTX 10シリーズをSLI構成で搭載したというウルトラハイスペックモデルだ。CPUに「Core i7 6920HQ」、GPUにSLI構成の「GeForce GTX 1080」を搭載した「GT83VR 6RF-001JP」と、CPUに「Core i7 6820HK」、GPUにSLI構成の「GeForce GTX 1070」を搭載した「GT83VR 6RF-002JP」の2モデルが用意される。ちなみに、GT83VR 6RF-002JPの搭載CPUはK付モデルなので、CPUのオーバークロックにも対応している。

発表会場に展示されていたGT83VR Titan SLI

発表会場に展示されていたGT83VR Titan SLI

フルHD 対応の18.4型大画面液晶、ZF Electronics製Cherry MX赤軸スイッチを採用したメカニカルキーボードの搭載、GeForce GTX 1080/ GeForce GTX 1070のSLI構成の採用など、デスクトップさながらのスペックを詰め込んだかなりブッ飛んだ製品となっており、厚みは最大で69mm、重量は5.5kgと本体は非常に大型となっている。しかもGT83VR Titan SLIがすごいのはその電源周り。SLI構成のGPUを安定稼働するために、なんとACアダプターが2つ必要となっているのだ。市場想定価格はGT83VR 6RF-001JPが56万円前後、GT83VR 6RF-002JPが45万円前後となっており、スペックも価格もまさに“モンスター級”な製品となっている。

デスクトップ並みの操作性を実現するため、メカニカルキーボードをそのまま搭載している。キーボードは、ゲーミングデバイスを数多く手がけるSteelSeriesが監修している

GT83VR Titan SLIでは、専用ユニットを用いて2つのACアダプターをまとめて接続する。ちなみに、GeForce GTX 1080をSLI構成で搭載するGT83VR 6RF-001JPは330W×2、GeForce GTX 1070をSLI構成で搭載するGT83VR 6RF-002JPは230W×2というモンスター級の電源供給が必要だ

冷却機構についても、合計15本のヒートパイプと3基のファンで構成された新設計「Cooler Boost Titan」を採用。厚さ29mmのファンを3つも搭載するノートPCはGT83VR Titan SLIが初だろう

GT72VR Dominator Pro Tobiiは、G-SYNC対応の17.3型フルHD液晶を搭載したハイエンドモデルだ。ストレージとメモリーの異なる「GT72VR 6RE-018JP」、「GT72VR 6RE-019JP」、「GT72VR 6RE-020JP」の3モデルをラインアップする。

いずれも、GPUにGeForce GTX 1070を搭載し、視線入力での操作を可能にする「Tobii Eye-X テクノロジー」に対応するWebカメラや、SteelSeries製のマルチカラーLEDバックライト付きキーボードなどを搭載する。なお、Tobii Eye-X テクノロジーは、Windows 10の生態認証機能「Windows Hello」でも利用できるとのことだ。

G-SYNC対応の17.3型フルHD液晶を搭載するGT72VR Dominator Pro Tobii。視線入力での操作を可能にするTobii Eye-X テクノロジーもサポートする

GSシリーズとGEシリーズも個性派ぞろい

GTシリーズばかりに目が行きがちだが、薄型ゲーミングノートPCのGSシリーズ、メインストリーム向けのGEシリーズもかなり個性派ぞろいとなっている。

GSシリーズについては、17.3型フルHD液晶搭載の「GS73VR Stealth Pro」、15.6型フルHD液晶搭載の「GS63VR Stealth Pro」、14型フルHD液晶を搭載した「GS43VR Phantom Pro」の3機種をラインアップされているが、なかでも特徴的なのが、GS73VR Stealth ProとGS63VR Stealth Proの2機種だ。いずれも「Cooler Boost Trinity」と呼ばれる独自の冷却機構を搭載。41枚羽根のファン2基と37枚羽根のファン1基、5本のヒートパイプを効率的に配置することで、GS73VR Stealth Proでは19.6mm、GS63VR Stealth Proでは17.7mmというゲーミングノートPCとは思えないような薄型筺体を実現している。

Cooler Boost Trinityと呼ばれる独自の冷却機構を採用したことで、さらなる薄型化を実現している

Cooler Boost Trinityと呼ばれる独自の冷却機構を採用したことで、さらなる薄型化を実現している

GS63VR Stealth Proは、17.7mmという薄型筺体を採用。15.6型フルHD液晶搭載ゲーミングノートPCで世界最薄になるという

さらに、GS73VR Stealth Proは120Hz駆動のフルHD液晶を搭載したのもポイントだ。これにより、動きの激しいゲームや動画再生をより滑らかに表示できるようになっている。

GS73VR Stealth Proは、120Hz駆動のフルHD液晶を搭載したのが特徴

GS73VR Stealth Proは、120Hz駆動のフルHD液晶を搭載したのが特徴

GS43VR Phantom Proについては、上位モデルほど薄型ではないものの、テンキーなしのキーボードを採用したことで、非常にコンパクトにまとまっている。重量も約1.6kgとゲーミングノートPCとしてはかなり軽量に仕上がっており、持ち運べるゲーミングノートPCとして大きな注目を集めそうだ。

GS43VR Phantom Proは、重量約1.6kgのコンパクトボディとなっており、気軽に持ち運んで使えるが、かなり無理した冷却機構となっているためか、膝の上において使うのはちょっと厳しそう

メインストリーム向けゲーミングノートPCのGEシリーズは、15.6型フルHD液晶を搭載する「GE62VR 6RF Apache Pro」をラインアップ。同社のラインアップ的には、ゲーミングノートPCのエントリーモデルという位置付けだが、2基のファンと6本のヒートパイプを組み合わせた「Cooler Boost 4」と呼ばれる本格的な冷却機構を備え、高い冷却性と静音性を両立しているのがポイントとなっている。

GE62VR 6RF Apache Proは、同社のラインアップ的にはエントリーモデルだが、“VR READY”となっており、VRデバイスをつないでもしっかりと楽しめるスペックを備えている

遠山俊介(編集部)

遠山俊介(編集部)

PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。最近はもっぱらカスタムIEMに散財してます。

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2017.10.17 更新
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