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2機種の「Xperia」のほか、ドコモブランド初の「MONO」も登場

超高性能機から驚きの低価格機までそろえた、NTTドコモの冬・春スマホ8機種、速報

NTTドコモは、2016年10月19日に、新製品発表会を開催。「らくらくスマートフォン」を含むスマートフォンの冬・春モデル8機種と、フィーチャーフォン4機種、モバイルWi-Fiルーター1機種を発表した。そのうち、注目度の高いスマートフォン8機種について、その概要を解説しよう。

「XZ」と「X Compact」という2機種のXperia、新シリーズの「MONO」、そして堂々たるスペックの「V20 PRO」などが登場。ハイスペックからエントリー機まで多様な製品がラインアップされた

カメラやバッテリー性能が特徴のXシリーズ・フラッグシップ機
ソニーモバイル「Xperia XZ SO-01J」

ソフトバンク、auに続き、NTTドコモからもXperia Xシリーズの新フラッグシップモデル「Xperia XZ」が発表された。1080×1920のフルHD表示に対応した約5.2インチのディスプレイを備え、ボディサイズは約72(幅)×146(高さ)×8.1(厚さ)mm、重量は約161g。メインカメラは、約2,300万画素のイメージセンサーで、暗い場所でのオートフォーカスの精度とスピードを高める「レーザーAF」センサーや、正確なホワイトバランスをもたらす「RGBC-IR」センサーを新たに搭載している。加えて、5軸の手ブレ補正やバッテリー劣化を防ぐ「いたわり充電」も採用されている。

通信機能では、3波のキャリアアグリゲーションと、情報量の密度を高める新技術「256QAM」を組み合わせることで、下りで最高500Mbpsの高速ダウンロードを実現している。これは、後述する「V20 PRO」と並び、NTTドコモのスマートフォンとしては、最速の通信速度となる。

基本スペックは、クアッドコアCPU「Snapdragon 820 MSM8996(2.2GHz×2+1.6GHz×2」に、3GBのRAM、32GBのROMを組み合わせており、microSDXCメモリーカードスロットは256GBまで動作確認が取れている。OSは、Android 6.0。2,900mAhのバッテリーを備え、バッテリーの持続性を表す指標「電池持ち時間」は約95時間となっている。発売は11月上旬の予定。

背面に、神戸製鋼製の新素材「ALKALEIDO(アルカレイド)」を採用。前面も同色に塗装されている

背面に、神戸製鋼製の新素材「ALKALEIDO(アルカレイド)」を採用。前面も同色に塗装されている

カラーバリエーションは、左から、プラチナ、ミネラルブラック、フォレストブルー、ディープピンクというラインアップ

メインカメラには、レーザーAFセンサーとRGBC-IRセンサーが採用され、暗所での撮影に強い

メインカメラには、レーザーAFセンサーとRGBC-IRセンサーが採用され、暗所での撮影に強い

充電も速いUSB Type-Cポートを採用

充電も速いUSB Type-Cポートを採用(2016年10月25日、お詫びと訂正:USB 3.0対応と記載していましたが、正しくはUSB 2.0対応です。修正しお詫びいたします。)

XZのエッセンスを凝縮したコンパクトなXperia
ソニーモバイル「Xperia X Compact SO-02J」

グローバルモデルでは発表されていたXperiaのコンパクトモデルがNTTドコモから登場。720×1280のHD表示に対応した約4.6インチの液晶ディスプレイを搭載するボディは、サイズが約65(幅)×129(高さ)×9.5(厚さ)mm、重量は約135gという、小型軽量に仕上がっている。カメラ機能は「Xperia XZ」同様で、メインカメラに、約2,300万画素のイメージセンサーを採用し、「レーザーAF」センサー、「RGBC-IR」センサー、5軸の手ブレ補正機能を搭載している。いっぽう、サブカメラはXperia XZが1320万画素なのに対し、約500万画素とスペックは低め。バッテリー劣化を防ぐ「いたわり充電」は本機にも搭載される。

基本スペックは、ヘキサコアCPU「Snapdragon 650 MSM8956(1.8GHz×2+1.4GHz×4」に、3GBのRAM、32GBのROMを組み合わせており、microSDXCメモリーカードスロットは256GBまで動作確認が取れている。OSは、Android 6.0。2,700mAhのバッテリーを備え、「電池持ち時間」は約95時間を実現。通信性能は、2波のキャリアアグリゲーションに対応し、下りで最大262.5Mbpsの通信が可能だ。発売は11月上旬を予定している。

約2,300万画素のメインカメラや「いたわり充電」などXperia XZと同等の機能を多数採用しながら、ボディはコンパクトにまとめられている

Xperia XZよりやや丸みのあるシルエット。電源ボタンと一体化された指紋センサーが搭載されている点もXperia XZと共通

インターフェイスには、USB Type-Cポートが採用される

インターフェイスには、USB Type-Cポートが採用される

カラーバリエーションは4色。左からソフトピンク、ミストブルー、ホワイト、ユニバースブラックとなる

カラーバリエーションは4色。左からソフトピンク、ミストブルー、ホワイト、ユニバースブラックとなる

低消費電力のIGZO液晶を採用し、電池持ち時間115時間を実現!
シャープ「AQUOS EVER SH-02J」

AQUOSシリーズのエントリーモデルがリニューアルされた。新モデルは、720×1280のHD表示に対応する約5.0インチのIGZO液晶を採用。ボディサイズは、約71(幅)×143(高さ)×8.3(厚さ)mm、重量は約138gとなる。低消費電力のIGZO液晶を採用したのに加え、2,700mAhの大容量バッテリーを搭載したことで、電池持ち時間が大幅に向上し、約115時間という長時間駆動を実現している。これは、今回発表されたスマートフォン8機種の中では最長のスタミナで、本機の上位機種で夏モデルの「AQUOS ZETA SH-04H」の約100時間より1割以上も延びている。

基本スペックは、オクタコアCPU「Snapdragon 430 MSM8937(1.4GHz×4+1.1GHz×4)」に、2GBのRAMと16GBのROMを組み合わせており、microSDXCメモリーカードスロットは256GBまで動作確認が取れている。OSは、Android 6.0。本機は、エントリーモデルだが、電源ボタンと一体化された指紋センサーや、AI機能の「エモパー」、FeilCaポートやNFCポートを搭載するなど、機能性は十分だ。なお、メインカメラは約1310万画素、サブカメラは約500万画素となる。発売は、11月上旬を予定している。

つるりとした印象のシンプルなシルエット。樹脂性ボディを採用したこともあり、見た目よりも軽い印象

つるりとした印象のシンプルなシルエット。樹脂性ボディを採用したこともあり、見た目よりも軽い印象

電源ボタンと一体化された指紋センサーを搭載。特定の指紋と、カメラなど特定のアプリの起動を関連付けることができる

USBポートは、従来どおりのmicroUSBが採用される

USBポートは、従来どおりのmicroUSBが採用される

カラーバリエーションは4色。左から、ピュアホワイト、ネイビーブラック、ローズピンク、シャンパンゴールドというラインアップ

NTTドコモブランドとして登場したシンプル機。実質負担金は650円程度
ZTE「MONO MO-01J」

NTTドコモブランドとして初めて登場する「MONO(モノ)」は、ラインアップ随一の低価格設定が特徴。1年間の使用という条件では、端末の一括払いの実質負担金は648円となっている。720×1280のHD表示に対応する約4.7インチの液晶ディスプレイを備えたボディは、サイズが、約69(幅)×136(高さ)×8.8mm、重量は約138gとなる。デザインは特に側面部分がユニーク。曲線と直線のコンビネーションで、餅を表裏から板で挟んだような、このデザインは、グッドデザイン賞を獲得している。

基本スペックは、オクタコアCPU「Snapdragon 617 MSM8952(1.5GHz×4+1.2GHz×4)」に、2GBのRAMと16GBのROMを組み合わせており、microSDXCメモリーカードスロットは128GBまで対応だ。OSは、Android 6.0。2,440mAhのバッテリーを備え、電池持ち時間は約80時間を実現している。

低価格機ということで付加機能は限られているものの、IPX7等級の防水仕様と、IP5X等級の防塵使用はクリア。また、ハイレゾ音源の再生やVoLTEにも対応している。カメラ性能は、メインカメラが約1,330万画素、サブカメラは約490万画素となっている。発売は12月上旬の予定だ。

実質負担金が約650円という低価格だが、デザインや使い勝手にこだわったというボディ

実質負担金が約650円という低価格だが、デザインや使い勝手にこだわったというボディ

2枚の板でつぶされた餅のようなデザインがユニーク。赤く見えるスイッチはマナーモードの切り替えだ

2枚の板でつぶされた餅のようなデザインがユニーク。赤く見えるスイッチはマナーモードの切り替えだ

microUSBポートを搭載。低価格だがキャップレス防水なのがうれしい

microUSBポートを搭載。低価格だがキャップレス防水なのがうれしい

カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色

カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色

薄くシンプルなデザインだが、タフなボディ
富士通「arrows NX F-01J」

新しい「arrows NX」は、従来からの特徴だったボディのタフネス性能をさらに向上させたモデルとなった。1080×1920のフルHD表示に対応する約5.5インチの液晶ディスプレイを搭載する。この液晶には、IPS-NEOパネルが採用されており、陰影の表現力が高められている。サイズは、約75(幅)×156(高さ)×7.5(厚さ)mmで、重量は暫定値で約170gだ。ボディのフレーム素材には傷のつきにくい7000番台のアルミ合金が使われるほか、内部に頑丈なステンレス製のフレームが使われ、さらに、ディスプレイに割れにくいガラスを採用するなど、ボディ全般の強度が高められている。IPX5/8等級の防水仕様、IP6Xの防塵仕様に加え、米国国防総省の調達基準「MIL-STD-810G」の14項目に準拠しているというタフさだ。

好評だった虹彩認証の「Iris Passport」は継続して採用されているが、本機では各サイトへのログインにも利用可能になるなど、改良が加えられている。基本スペックは、オクタコアCPU「Snapdragon 625 MSM8953(2.0GHz×6)」に、3GBのRAMと32GBのROMを組み合わせており、microSDXCメモリーカードスロットは256GBまで対応となる。OSは、Android 6.0。arrows NXシリーズはバッテリー持続が長いのも魅力だが、2,850mAhのバッテリーを備え、3日を越えるバッテリー持続を実現している(電池持ち時間など具体的なスペックは計測中とのこと)。なお、USBポートにはキャップレスのmicroUSBが採用されている。カメラは、メインカメラが約2,300万画素、サブカメラは約500万画素。発売は12月上旬の予定。

約5.5インチの大型液晶を採用。IPS-NEOパネルを採用しており暗部の表現力が高い

約5.5インチの大型液晶を採用。IPS-NEOパネルを採用しており暗部の表現力が高い

ボディ内部に丈夫なステンレス製のフレームが入れられており、ゆがみや衝撃に高い耐久性を実現している

ボディ内部に丈夫なステンレス製のフレームが入れられており、ゆがみや衝撃に高い耐久性を実現している

虹彩認証のIris Passportは、サイトのログインにも利用できるようになった

虹彩認証のIris Passportは、サイトのログインにも利用できるようになった

カラーバリエーションは3色。左から、カッパー、ブラック、ホワイトのラインアップとなる

カラーバリエーションは3色。左から、カッパー、ブラック、ホワイトのラインアップとなる

「AQUOS EVER」をベースにした、水の世界をモチーフにしたディズニーモデル
シャープ「Disney Mobile on Docomo DM-01J」

Disney Mobile on Docomoの新モデルは、シャープの「AQUOS EVER SH-02J」をベースにしている。ハードウェアの仕様は同一で、720×1280のHD表示に対応する約5.0インチのIGZO液晶を採用するボディは、サイズは、約71(幅)×143(高さ)×8.3(厚さ)mm、重量は約130g台となる(いずれ暫定値)。

「水」をデザインモチーフにしており、同梱されるケースには、スワロフスキー製のクリスタルをあしらった水しぶきが表現されていたり、本体画面内には、水の世界のオリジナルライブ壁紙や、開業15周年を迎えた東京ディズニーシーの静止画などが豊富にインストールされている。発売は、2017年2月の予定だ。

今期のモデルは水の世界をモチーフにしている。カラーバリエーションはブルーとピンクの2色だ

今期のモデルは水の世界をモチーフにしている。カラーバリエーションはブルーとピンクの2色だ

同梱されるケースには、スワロフスキー製のクリスタルがあしらわれ、水しぶきが表現されている

同梱されるケースには、スワロフスキー製のクリスタルがあしらわれ、水しぶきが表現されている。水しぶきには、隠れミッキーのマークも見える

LGが放つ、今期最強の全部入りモデル
LG「V20 PRO L-01J」

NTTドコモとしては久しぶりのLG製スマホとなる「V20 PRO」は、魅力的なスペックの今期最注目の1台だ。1440×2560のWQHD表示に対応する約5.2インチの液晶を備えたボディは、約72(幅)×149(高さ)×7.9(厚さ)mm、重量は暫定値で約140g台。後述するように相当なハイスペック機だが、かなりコンパクトにまとめられている。また、メインディスプレイのほかにサブディスプレイを備えており、メールなどの通知や時刻などを表示できる。

基本スペックは、クアッドコアCPU「Snapdragon 820 MSM8996(2.1GHz×2+1.5GHz×2)」に、4GBのRAMと32GBのROMを組み合わせており、microSDXCメモリーカードスロットは256GBまで対応する。OSは、最新世代のAndroid 7.0。バッテリー容量は2,900mAhで、電池持ち時間は計測中とのこと。

見どころの多いモデルだが、ポイントのひとつはサウンド機能だ。D/Aコンバーター(DAC)の「ES9218」を4基搭載、各DACが並列処理したデータの差分を比較&合成することで、ノイズを大幅に軽減させている。また、高級オーディオブランドの「Bang&Olufsen」がサウンドチューニングを担当するほか、同ブランドのカナル型イヤホンも同梱されており、高音質で音楽や動画のサウンドを楽しむことができるとしている。

メインカメラは約1,620万画素で、標準画角レンズと視野角135度の広角レンズというデュアルレンズ仕様となっており、ボタンで各レンズを切り替えることができる。また、暗い場所で正確なオートフォーカスが行えるレーザーオートフォーカスや、自然な色合いでフラッシュ撮影が行えるデュアルフラッシュも備える。サブカメラは約510万画素で、こちらは視野角120度のレンズと組み合わされている。

通信機能では、「Xperia XZ」と同じく、3波のキャリアアグリゲーションと256QAMを組み合わせることで、下りで最高500Mbpsの高速ダウンロードを実現している。発売は2017年2月の予定だ。

ハイスペックをコンパクトにまとめた「V20 PRO」。カラーは写真のチタン1色となる

ハイスペックをコンパクトにまとめた「V20 PRO」。カラーは写真のチタン1色となる

インカメラの隣に備わるサブディスプレイ。OSと連携しておりカスタマイズも可能だが、アプリとは別系統で動作しており、アプリ動作への悪影響を抑えているとのこと

メインカメラには標準画角と広角画角の2つのレンズを搭載

メインカメラには標準画角と広角画角の2つのレンズを搭載

USB Type-Cポートを搭載、QuickCharge 3.0対応充電器と組み合わせることで急速充電も可能

USB Type-Cポートを搭載、QuickCharge 3.0対応充電器と組み合わせることで急速充電も可能

Bang&Olufsenブランドのカナル型イヤホンが同梱されており、高音質で音楽を楽しめる、とのことだ

Bang&Olufsenブランドのカナル型イヤホンが同梱されており、高音質で音楽を楽しめる、とのことだ

「Google Play」に対応し、拡張性が大幅にアップ
富士通「らくらくスマートフォン4」

「らくらくホン」のスマホ版である「らくらくスマートフォン」の第4世代は、見た目こそ大きく変わらないものの、製品のコンセプトが大きく変更された。そのポイントは、従来ほとんど行えなかったアプリによる拡張性。本機では「Google Play」に対応したため、通常のスマートフォンと同等の拡張性を備えることになった。

ディスプレイは、720×1280のHD表示に対応する約4.5インチの有機ELで、ボディサイズは、約67(幅)×137(高さ)×9.9(厚さ)mm、重量は約130g台(いずれも暫定値)。基本スペックは、オクタコアCPU「Snapdragon 625 MSM8953(2.0GHz×8)」、RAMは2GB、ROMは16GBとなる。OSはAndroid 6.0だ。microSDXCメモリーカードスロットは、200GBまで対応している。メインカメラは約1310万画素、サブカメラは約500万画素という組み合わせだ。発売は2017年3月を予定している。

カラーバリエーションは3色。左から、ピンク、ホワイト、ブラックというラインアップだ

カラーバリエーションは3色。左から、ピンク、ホワイト、ブラックというラインアップだ

基本的なユーザーインターフェイスはそのままだが、Google Playに対応したことで、アプリによる拡張性は一般のスマホと同レベルまで引き上げられた

製品のバリエーションが広がったNTTドコモの冬・春モデル

auやソフトバンクが製品発表会を見送っている中、NTTドコモは、スマートフォン8機種を一気に投入し、サービスの拡充に力を入れてきた。そのスマートフォン8機種だが、超ハイエンド機の「V20 PRO」や「Xperia XZ」から、SIMフリー機も驚く実質負担金約650円の「MONO」、機能を厳選したエントリーモデルの「AQUOS EVER」まで、バリエーションが広がっているのが印象的だ。格安SIMやSIMフリースマホの人気が、NTTドコモのスマホ戦略にも影響を与えていると言えそうだ。

田中 巧(編集部)

田中 巧(編集部)

FBの友人は4人のヒキコモリ系デジモノライター。バーチャルの特技は誤変換を多用したクソレス、リアルの特技は終電の乗り遅れでタイミングと頻度の両面で達人級。

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