アクセサリー感覚で手軽に身につけられる

探し物が一瞬で見つかる! 500円玉サイズの「Bluetoothトラッカー」がヒットの予感

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どんなに完璧主義の人だって、「ついうっかり」はあるだろう。たとえば、落とし物や忘れ物。電車に定期を落としてしまったり、財布をカバンに入れ忘れたり、「スマホ、どこに置いたっけ?」と探し回ってみたり……。完璧主義にはほど遠い筆者も、そんな「ついうっかり」がしょっちゅうだ。しかし、これさえあれば、そのたびにがっくりと肩を落とす必要がなくなるかもしれない。Bluetoothトラッカー「TrackR bravo(トラックアール・ブラボー)」は、そんな可能性を秘めた注目必至のアイテムだ。さてさて、一体全体、「TrackR bravo」とは何モノなのだろう? 

価格は3,229円(税込)。カラーは今回使用したローズゴールドと、スティール、スカイブルー、ブラックの全4色が用意される

そもそも、Bluetoothトラッカーって何? 「TrackR bravo」でできること

「TrackR bravo」は、「Bluetoothトラッカー」の一種。Bluetoothトラッカーとは、専用アプリをダウンロードしたスマートフォンとBluetooth(Bluetooth Low Energy)で連携し、アプリを使ってそのありかを確認できるというもの。つまり、財布やカバン、キーケース、定期入れといったうっかり見失いがちな身のまわりの物に取り付けておけば、それらの物がどこにあるかがスマホですぐにわかるのだ。

「TrackR bravo」の本体は500円硬貨ほどのサイズで厚みもあまりないため、どんな物にも取り付けやすいのが特徴。Bluetoothの接続を維持できる距離は約30mで、「TrackR bravo」と無料の専用アプリ「TrackR」(iOS、Android)をダウンロードしたスマートフォンの距離が30m以上離れると、スマートフォンか「TrackR bravo」、あるいは両方から、アラートを鳴らして置き忘れを警告してくれる。

「TrackR bravo」は直径31mm、厚さ3.5mmとかなり小型で、500円硬貨をひと回り大きくしたくらいのサイズ。アルミ仕上げで質感も高いため、プレゼントとしてもアリかもしれない

また、アプリを操作して「TrackR bravo」から音を鳴らしたり、逆に「TrackR bravo」のボタンを押してスマートフォンからアラート音を出すこともできる。たとえば自宅で「スマホどこに置いたっけ?」となった時でも、手元に「TrackR bravo」があれば、たとえスマートフォンがマナーモードになっていても、アラートを鳴らしてすぐに見つけられるというわけだ。

製品には本体のほかに、取り付け用のリングと両面テープ、簡易的な説明書(英語)が同梱されており、駆動用のボタン電池はあらかじめ本体内にセットされている

使用するのはCR1620タイプのボタン電池で、電池ひとつで約1年間使用できる。本体左側面のくぼみにクリップなどを引っかけて電池部を引き出す仕組みで、電池交換は非常に簡単だ

そしてもうひとつ便利なのが、クラウド型のGPSネットワークを活用した紛失物の追跡機能だ。これは、自分の「TrackR bravo」をBluetooth圏外に置き忘れてきても、その近くにいる誰か別の「TrackR bravo」ユーザーがBluetooth圏内に入ると、管理サーバーを通してスマートフォンに位置情報(マップ)を知らせてくれるというもの。「TrackR bravo」を取り付けた財布やカバンをどこかに置き忘れてしまったけれど、30m以上離れているので音を出して探すこともできないといった状況でも、スマートフォンに届けられるGPSの位置情報を頼りに、なくした物の場所を特定できる可能性がある。これ、かなり画期的ではないだろうか?

セットアップはあっという間。アプリをインストールして起動させ、TrackRデバイスの新規追加、「TrackR bravo」本体のボタンの長押しと進み、取り付ける物に合わせて「key」「パスケース」といった名前を入力すれば準備完了。バックグラウンドでの起動を承諾すると、クラウドGPS機能が有効になる

ホーム画面(左画面)では「TrackR bravo」の現在位置がマップ上に示され、画面下部のスピーカーボタンを押すと「TrackR bravo」からアラート音が出る(Bluetooth圏内の場合)。電池の残量の確認や、アラートの長さ、アラート音のカスタマイズなど各種設定もアプリ上で行える(右画面)

薄くて軽い! しかもデザインがシンプルでいろんなところに取り付けやすい

使い始めてまず気に入ったのが、コインサイズという本体の“コンパクトさ”である。今回はキーケースに取り付けてみたが、これだけ薄くて小さければ、取り付ける物は選ばない。カバンにしのばせておくのはもちろん、財布や定期入れにもスッと収まりじゃまにならないし、別売の防水ケースと組み合わせてペットの首輪に付けたり、自転車の盗難対策としてサドルの裏に貼ったりもできる。

そして、シンプルながらスタイリッシュなデザイン。これも毎日持ち歩くには重要なポイントで、いい意味で目立ち過ぎず、かといって決してチープではないオシャレなデザインだからこそ、お気に入りのキーケースにも抵抗なく付けることができた。カラーも4色あるので、ブラウンの財布にはゴールド、ブラックのカバンにはスティール、といった具合に、色違いの「TrackR bravo」をアイテムに合わせて使い分けるのもいいだろう。ちなみに、初めて「TrackR bravo」を見た友人や同僚のリアクションは、「それ、キーホルダー?」がほとんど。それに対して「いや、実はこれね……」とうんちくを語れるところも、「TrackR bravo」のひとつの魅力だったりする(笑)。

約1か月間、愛用しているベル型のキーケースに「TrackR bravo」を取り付けて使ってみた。いくら便利でコンパクトでもデザインがいまひとつでは「使ってみたい」と思えないが、これだけスタイリッシュなら、取り付けるアイテムのファッション性を損ねる心配はない

薄型&コンパクトなので定期入れや財布にもすっきり収まり、つねに持ち歩いてもまったくじゃまにならない

薄型&コンパクトなので定期入れや財布にもすっきり収まり、つねに持ち歩いてもまったくじゃまにならない

自転車のサドル裏やフレームに取り付けて、盗難対策ツールとして使うこともできる。もちろんこれも、抜群のコンパクト性があればこそだ。なお、自転車やペットの首輪などに付ける際には、別売の防水ケースを利用するのがより安心だろう

自宅内での探し物に大活躍! 「どこに置いたっけ?」のイライラから解放された

アラートが鳴り、落とし物や忘れ物を未然に防げる機能も重宝したが、それ以上に大活躍だったのが「探し物」の場面だ。さあ出かけよう、という時に限って鍵やスマートフォンが見当たらず、家の中を10分も20分も探し回るのはよくある話。イライラをなんとか紛らわそうと、「僕は一体、人生のうちでどれくらいの時間を探し物に費やしているのだろう?」などと意味のない空想にふけることさえある。でも「TrackR bravo」さえあれば、音を鳴らしてあっという間に発見することができる。 昨日着たジャケットの胸ポケットからキーケースを発見した時などは、「以前ならかなりの長期戦だったな……」とそのありがたみをひしひしと感じた。

ただ、1点気になったのはアラート音がやや小さいこと。「TrackR bravo」は最大85dBまで音量を上げられるものの、財布に入れて、さらにカバンの中にしまっているような場合だとちょっと心もとない。ましてや、それが2階建ての一軒家で階をまたぐケースなら、アラート音だけで探すのはかなり厳しいだろう。とはいえ、これだけサイズが小さいと限界はあると思うので、抜群の携帯性や取り付けやすさを考えれば、ある程度納得はできる部分だ。

出勤間際、キーケースが行方不明に。以前なら大あわてで必死に探し回っていたところだが、スマートフォンでアラートを鳴らし、一瞬で発見。昨日着たジャケットの内ポケットから取り出すのを忘れていたのだった

肝心のスマートフォンが見当たらない! という時には「TrackR bravo」本体のボタンを押せばOK。雑誌の下に隠れていても、ソファーの下に落ちていても、スマートフォンからアラート音が鳴るので簡単に見つけられる

テレビのリモコンに「TrackR bravo」を取り付けるのもかなり“アリ”だと思う。というのも我が家では、テレビのリモコンが見当たらず、「ちゃんと元の場所に戻してっていつも言ってるわよね?」「いや、僕はちゃんと戻した!」としばしば夫婦げんかが勃発してしまうのだ(大抵は筆者が元の場所に戻していない)。「TrackR bravo」を付けておけば安心だし、家庭内の平和も保たれる

GPSクラウド機能の真価は今後の普及次第!

落とし物や忘れ物の予防、そして探し物の際に大活躍する半面、GPSクラウド機能については、正直まだまだ「絵に描いた餅」感があるのは否めない。先述の通り、なくした物の近くを別の「TrackR bravo」ユーザーが通ると、そのユーザー経由で「TrackR bravo」の場所が知らされるわけだが、日本市場に「TrackR bravo」が初上陸したのは2016年秋のこと。そのため、ユーザー数はまだまだ少なく、現状では、「なくした物の近くを別のユーザーが通る可能性は低い」からだ。もちろん、「TrackR bravo」の人気が高まれば、それだけユーザー数が増え、GPSクラウド機能のネットワークの密度も高くなっていくだろう。本領を発揮するのはもう少し先の話、といったところだ。

クラウドGPS機能のイメージMAP。アメリカ本国に比べて日本では「TrackR bravo」ユーザーがまだまだ少なく、ネットワークのエリアが局所的なため、クラウドGPS機能を使って紛失物を追跡するのは今のところ難しい状況と言える。今後クラウドGPS機能が実用レベルに達するか否かは、「TrackR bravo」がどれだけ普及するか、つまりユーザー数がどこまで増えていくかにかかっているというわけだ

「置き忘れ」を想定した実験として、外出する妻に「TrackR bravo」を託し、GPSクラウド機能を使って妻の居場所を特定できるかを試してみることに。妻は渋谷、新宿、池袋と人が多い場所を移動したとのことだが、やはりユーザー数が足りないせいなのだろう、今回はGPSクラウド機能で居場所を特定することはできなかった

まとめ

「TrackR bravo」のGPSクラウド機能が本格的に“使える”ようになるにはもう少し時間が必要だろう。しかし、それを差し引いても、落とし物や忘れ物をなくせるというBluetoothトラッカーの発想はやはりユニークで、これから爆発的にヒットする可能性は大いにあるように思う。そしてその時、極めて小型でデザイン性も高く、アメリカ本国ではすでに人気を集めているという「TrackR bravo」は、日本でも支持を得る存在となっていくかもしれない。その利便性はもちろんだが、今回使ってみて最も感じたのは、そういうワクワクするような期待感だった。

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毛利真大

毛利真大

編プロでの広告制作、雑誌編集を経てフリーライター/エディターに。家電をはじめ、自動車、ファッション、ビジネス関連など幅広い分野で活動。86年、秋田県出身。「大曲の花火」とグミをこよなく愛する。

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2017.10.17 更新
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