新製品レポート
ウェアラブル端末との連携も

新“肩メカ”でプロの肩もみ再現! 進化したAIマッサージチェア「ルピナスショルダー」

最近は“第三次AIブーム”と呼ばれることもあり、家電や嗜好品にAI(人工知能)を採用した製品が増えてきています。なかでも、ヘルスケア分野では実用化が一歩進んでいる印象。ファミリーイナダが手がけるマッサージチェア“ルピナス”も、AIを搭載するメディカルチェアですが、その最新世代としてウェアラブル端末と同期できる「ルピナスショルダー FMC-LPN5500」(以下、ルピナスショルダー)が発表されました。左右独立運動が可能な肩メカを搭載するなど、AIを生かした技術がふんだんに採用されています。

2017年10月1日より発売。ルピナスシリーズは、月額固定制で5年契約という形での販売になります。通常の「Wi-Fiモデル」(月額使用料6,900円・税別)のほか、自宅にネットワーク環境がない人向けにソフトバンクのルーターをセットにした「LTEモデル」(月額使用料7,900円・税別)もラインアップされます

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1人ひとりにあった気持ちよさを作るAIシステム

まずは、ルピナスシリーズの特徴である「センサー」と「AI」によるマッサージシステムについてご紹介しましょう。マッサージでほぐすべき“体の指圧点”は人によって異なるのですが、ルピナスは独自の「アジャストセンサー指圧点自動検索システム」で、1人ひとりの指圧点を検索し、個人の骨格や筋肉を解析してマッサージを行います。

また、マッサージ中にもみ玉にかかる負荷(モーターの動作信号)をAIが受け取り、その負荷に応じてもみ玉の動作速度を制御します。この「センサーとAIの連携」によって、ユーザーそれぞれにとって最適な“もみ動作”を行うことがルピナスシリーズの魅力。今回発表されたルピナスショルダーは、その3代目にあたる製品です。

「Wi-Fiモデル」「LTEモデル」とも、アイボリーとブラックの2色をラインアップ

「Wi-Fiモデル」「LTEモデル」とも、アイボリーとブラックの2色をラインアップ

こちらが新技術「肩メカ」搭載部。まるで人の手でもまれているような心地よさを追求しています。詳細は後ほど!

フットエアー部には、従来モデルから引き続き遠心法・求心法によるマッサージ機能を採用しています

フットエアー部には、従来モデルから引き続き遠心法・求心法によるマッサージ機能を採用しています

本体側面には、血圧計と脈拍計を入れておけるポケットを装備(左)。シートの内側には、リクライニング用のコントローラーを搭載します(右)

本体に備えるディスプレイから、ユーザー登録やマッサージモードの選択などの操作を行います。ちなみに、緑マルの部分に音声認識マイクとスピーカーを搭載していて、タッチ操作のほかに“音声操作”が行えるようになったのもポイント。ルピナスショルダーはAndroid 6.0ベースのアプリケーションを搭載しており、音声認識機能もAndroid標準のものをベースに開発された、かなり認識精度の高いものとなっています

さっそくディスプレイから、マッサージモードを選択!「肩集中」や「メディカル」「プロフェッショナル」などのメニューを搭載しています

メニューを選択すると、さっそく「アジャストセンサー指圧点自動検索システム」が指圧点を検索しはじめます

メニューを選択すると、さっそく「アジャストセンサー指圧点自動検索システム」が指圧点を検索しはじめます

指圧点を検索したら、続いて肩位置の確認が始まります

指圧点を検索したら、続いて肩位置の確認が始まります

指圧点と肩位置の確認が終わると、自動で肩メカ部が肩に降りてきて、マッサージを開始してくれます

指圧点と肩位置の確認が終わると、自動で肩メカ部が肩に降りてきて、マッサージを開始してくれます

ディスプレイには、現在マッサージを行っている個所が表示される仕組み

ディスプレイには、現在マッサージを行っている個所が表示される仕組み

タッチパネルから、もみ動作の強さ調節も可能です

タッチパネルから、もみ動作の強さ調節も可能です

新搭載! プロの技“把握揉捏”でコリをほぐす肩専用メカ

ルピナスショルダーは、その名が表す通り“肩もみ”の性能を高めていることが大きな進化点です。その特徴は、業界初という「左右独立型 人工知能 肩メカ」を搭載すること。ファミリーイナダの社内で“肩こり研究所”というプロジェクトを発足させ、大学や医療機関と連携しながら「どうしたら肩コリを解決できるか」と研究を重ねて開発されました。

肩コリをほぐす際に重要になるのは、大きくてぶ厚い「僧坊筋」という肩の筋肉。プロのマッサージ師の世界では、この僧坊筋を上から手でつかんでそのまま垂直にもむ「把握揉捏」(はあくじゅうねつ)が基本の手技なのだそうです。そこでルピナスショルダーでは、この「把握揉捏」の再現に挑戦!新しい肩メカを搭載することにより、まるでプロの手にかかっているようなもみ心地をめざしました。

さらに、僧坊筋のコリは日によっても違いますし、左右でも差があるのが普通。これに対応するため、ルピナスショルダーは、左右で独立したもみ制御ができるのです。上述のAIシステムが肩のコリ具合を検知すると、“左右で異なるもみ動作”を開始。新開発のメカとAIシステムの連携により、肩の状態にあわせて本当に最適なマッサージを施してくれるというわけです。

肩の「僧坊筋」は横方向の筋肉なので、つかんで垂直方向にもむのが理想なのだとか。ちなみに、背中の「脊柱起立筋」は逆に縦方向の筋肉なので、横方向からもむとイイそうです

見た目はいかつい肩メカですが、体験してみると、その感触は強すぎなくてイイ具合です。まるで人の手で“つかみもみ”をされているかのような心地よさ

ファミリーイナダでは、肩コリ解消のための指圧点が集中している個所を「ストライクゾーン」と名付け、ルピナスショルダーではこのストライクゾーンをマッサージするように工夫しています

世界初! ウェアラブルデバイス連携で「365日・24時間健康を管理」

ルピナスショルダーには、もうひとつ新しい機能があります。それは、世界初となるマッサージチェアとウェアラブル端末を同期する「365日・24時間の健康管理システム」の搭載です。ウェアラブル端末、体組成計、血圧計、脈拍計などの同社製ヘルスケア製品を、ルピナスショルダーのユーザー登録情報と連携させることが可能になりました。連携させたデータはクラウドに蓄積され、専用アプリから管理することができます。

たとえば、ユーザーがウェアラブル端末を装着して1日を過ごした場合、その日の睡眠時間や歩数などのデータを元に、ルピナスショルダーが最適なマッサージモードを提案してくれるといった連携ができます。

マッサージチェアとウェアラブル端末で、365日・24時間健康を管理するというシステムは世界初とのこと。ちなみに本機能はルピナスショルダーのユーザー登録情報と紐づくので、後述の各種デバイス単体での利用はできません

ファミリーイナダのウェアラブル端末「アクティブメジャー FMW-200」(10,000円・税別)は、脈拍や歩数、カロリー、歩いた距離、睡眠状態を測定できます。専用アプリ「ルピナスリンク365」(写真右)を使って、データを管理できます

脈拍計はルピナスショルダーに標準で付属するので、簡単にこれだけを使ったデータ連携がすぐに行えます

脈拍計はルピナスショルダーに標準で付属するので、簡単にこれだけを使ったデータ連携がすぐに行えます

写真左から、ファミリーイナダ製の体組成計「FBS-100」(15,000円・税別)と、手首式血圧計「FBM-100」(15,000円・税別)です。いずれもBluetooth Low Energy(BLE)規格に対応しており、測定結果をワイヤレスでルピナスショルダーに共有できます

専用アプリ「ルピナス見守り365」を使用して、クラウドに蓄積している測定データを管理できます。また、本アプリを使用すれば、自分のスマホで家族みんなの健康データを閲覧することも可能です

マッサージチェアの老舗が55年の歴史を集約した意欲作!

ルピナスショルダーを開発したファミリーイナダ(旧:ファミリー株式会社)は、マッサージチェア専門メーカーとして今年で創立55周年を迎える老舗(創業時の社名は稲正万能工芸社)。今回の製品では、万病の元と言われる肩コリの根本治療をめざし、センサー、AI、さらにクラウドも活用することで、マッサージチェアの視点から予防医学への取り組みを促進しています。実際に製品を体験してみると、新しい肩メカのもみが気持ちよく、寝てしまいそうになるほど。同社が55年の研究開発で培った技術を集約した意欲作であることを実感できる、心地よさでした。

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杉浦 みな子(編集部)

杉浦 みな子(編集部)

オーディオ&ビジュアル専門サイトの記者/編集を経て価格.comマガジンへ。私生活はJ-POP好きで朝ドラウォッチャー、愛読書は月刊ムーで時計はセイコー5……と、なかなか趣味が一貫しないミーハーです。

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