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Ankerが同時急速充電可能な新技術「GaNPrime」とUSB PD 3.1対応製品を一挙発表

アンカー・ジャパンは、モバイル充電ブランド「Anker」の最新充電技術「GaNPrime」を発表。同技術を搭載した第1弾モデルとなる6製品を8月29日より順次発売する。

「GaNPrime」の第1弾製品として6製品を発表

「GaNPrime」の第1弾製品として6製品を発表

モバイル機器の高性能化が進み、それにとなってバッテリーがますます大容量化したこともあり、より素早く効率的に充電ができ、かつ持ち運びも苦にならない小型で高出力なUSB充電器へのニーズが年々高まってきている。

アンカーも、このニーズに応えるべく、より小型で高出力を実現できる次世代パワー半導体「GaN」(窒化ガリウム)に着目し、他社に先駆けていち早くUSB充電器への導入を決めたのは記憶に新しい。2019年に初代「GaN」を発表してからも、電源ICと回路設計に独自のノウハウを投入し、厳しい安全基準を満たしながらさらなる充電器の小型化を実現した「GaN II」を2021年に投入するなど、「GaN」をベースにした充電技術の研究開発を継続。2021年に導入した「GaN II」をさらに昇華させ、Ankerの最高峰の充電技術として今回満を持して発表したのが「GaNPrime」だ。

「GaNPrime」では、従来使用していた一体型の電源ICではなく、分離配置が可能な制御ICとGaNトランジスターを新たに採用。GaNのリーディングカンパニー5社とのパートナーシップを締結し、各社の最先端電源ICを組み合わせることで、熱源の分散と効率的な立体配置が可能となった。また、「GaN II」にも導入された「PCBA 3Dスタッキング」を用いてこの立体配置で生まれた空間を有効活用することで、回路構造の最適化を実施。100W以上にも対応する超高出力と小型化の両立を実現したという。

従来使用していた一体型の電源ICではなく、分離配置が可能な制御ICとGaNトランジスターを組み合わせて採用することで、熱源の分散と効率的な立体配置を実現

従来使用していた一体型の電源ICではなく、分離配置が可能な制御ICとGaNトランジスターを組み合わせて採用することで、熱源の分散と効率的な立体配置を実現

「PCBA 3Dスタッキング」を用いてこの立体配置で生まれた空間を有効活用することで、回路構造の最適化を行い、本体の小型化と充電効率アップに寄与

「PCBA 3Dスタッキング」を用いてこの立体配置で生まれた空間を有効活用することで、回路構造の最適化を行い、本体の小型化と充電効率アップに寄与

また、「GaNPrime」は、単純な出力性能の引き上げだけにとどまらず、充電のさらなる高効率化を実現するため、同社独自の急速充電技術「PowerIQ」の最新バージョンとなる「PowerIQ 4.0」を新たに導入。100W以上の超高出力に新たに対応したほか、接続されたUSB Type-Cポートで必要な電力を電源ICが毎秒感知し、接続機器がその時に必要な電力に合わせて供給電力を調整する「Dynamic Power Distribution」と呼ばれる新機能が搭載されたことで、複数デバイスへの同時急速充電が可能となった。これまでの複数のUSB Type-Cポートを搭載するUSB充電器は、急速充電に関しては○○ポートのみ対応といった制約があるのが一般的だったが、「GaNPrime」では急速充電も同時に行えるという新常識を提案するという。

独自の急速充電技術「PowerIQ」のスペック比較。「PowerIQ 4.0」は、100W以上の超高出力対応と同時急速充電対応が大きな特徴

独自の急速充電技術「PowerIQ」のスペック比較。「PowerIQ 4.0」は、100W以上の超高出力対応と同時急速充電対応が大きな特徴

新機能「Dynamic Power Distribution」では、USB Type-Cポートで必要な電力を電源ICが毎秒感知し、接続機器がその時に必要な電力に合わせて供給電力を調整することで、複数ポートの同時急速充電を実現

新機能「Dynamic Power Distribution」では、USB Type-Cポートで必要な電力を電源ICが毎秒感知し、接続機器がその時に必要な電力に合わせて供給電力を調整することで、複数ポートの同時急速充電を実現

このほか、「GaNPrime」ではさらなる安全性を追求するため、温度管理機能と出力制御により接続端末を保護する「ActiveShield」が「ActiveShield 2.0」にアップグレードしたのも見逃せないポイントだ。温度上昇の監視回数がこれまでの2倍のなる1秒あたり35回に引き上げられ、充電器本体が規定の温度に達した際には電流 / 電圧の負荷度合いを調節することで、過度の温度上昇を未然に防ぐようになったという。

温度管理機能と出力制御により接続端末を保護する「ActiveShield」も「ActiveShield 2.0」へとアップグレード

温度管理機能と出力制御により接続端末を保護する「ActiveShield」も「ActiveShield 2.0」へとアップグレード

このように、100W以上にも対応する超高出力と小型化の両立、複数ポートへの電力の最適配分による充電効率の引き上げ、安全性のさらなる追求を実現した「GaNPrime」。第1弾製品として、合計最大出力65WのUSB充電器「735 Charger (GaNPrime 65W)」、合計最大出力120WのUSB充電器「737 Charger (GaNPrime 120W)」、合計最大出力150WのUSB充電器「747 Charger (GaNPrime 150W)」、モバイルバッテリーとしても使える合計最大出力65WのUSB充電器「733 Power Bank (GaNPrime PowerCore 65W)」、合計6台の機器に同時充電可能な高機能電源タップ「727 Charging Station (GaNPrime 100W)」、合計5台の機器に同時充電可能なケーブル収納式電源タップ「615 USB Power Strip (GaNPrime 65W)」という幅広いタイプの製品が投入されるほか、今冬には「GaNPrime」に対応したポータブル電源「767 Portable Power Station(GaNPrime PowerHouse 2048Wh)」の投入も予定しているという。

Anker「735 Charger (GaNPrime 65W)」&「737 Charger (GaNPrime 120W)」

Anker「747 Charger (GaNPrime 150W)」

Anker「733 Power Bank (GaNPrime PowerCore 65W)」

Anker「727 Charging Station (GaNPrime 100W)」

Anker「615 USB Power Strip (GaNPrime 65W)」

Anker「767 Portable Power Station(GaNPrime PowerHouse 2048Wh)」

さらに、同社は「GaN」をベースにした充電技術を活用し、USBデバイス向けの最新電源供給規格「USB Power Delivery Revision 3.1」(USB PD 3.1)に対応したデバイスを新たに開発。140W(28V/5A)出力に対応したUSB充電器「717 Charger (140W)」や、世界初の単ポート140W出力に対応したモバイルバッテリー「737 Power Bank (PowerCore 24000)」を9月中旬、合計最大240W出力、単ポート最大出力140Wに対応した充電器「Anker 749 Charger (GaNPrime 240W)」を今冬発売する予定だ。このほか、140W(28V/5A)出力に対応したUSBケーブル「765 高耐久ナイロン USB-C & USB-C ケーブル 0.9m / 1.8m (140W)」もラインアップ。こちらは、「GaNPrime」第1弾モデルと同じ7月26日より発売となる。

USBデバイス向けの最新電源供給規格「USB Power Delivery Revision 3.1」(USB PD 3.1)に対応したデバイスも新たに投入

USBデバイス向けの最新電源供給規格「USB Power Delivery Revision 3.1」(USB PD 3.1)に対応したデバイスも新たに投入

Anker「717 Charger (140W)」

Ankerー「737 Power Bank (PowerCore 24000)」

Anker「765 高耐久ナイロン USB-C & USB-C ケーブル (140W)」

遠山俊介(編集部)

遠山俊介(編集部)

PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。最近はもっぱらカスタムIEMに散財してます。

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