ブルーエア初の加湿空気清浄機！フィルターを濡れたままにしない構造で清潔に加湿

Writer / Editor
中村真由美（編集部）

2024年12月12日16:00 公開

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

空気清浄に特化した空気清浄機を展開してきたブルーエアが、同社初となる加湿空気清浄機を発表。加湿空気清浄機の課題である清潔性の問題を解消する「2-in-1 加湿空気清浄機 DH3i」（以下、「2-in-1 加湿空気清浄機」）の詳細を紹介します。

ブルーエア
Blueair 2-in-1 DH3i 111810
価格.com最安価格46,600円（発売日：2024年12月13日）
売れ筋ランキング136位

価格.comで見る

清潔に加湿するための新構造

日本では加湿機能付きの空気清浄機がよく売れていますが、加湿フィルターやトレイ、タンクの手入れを怠ると雑菌やカビが繁殖する恐れがあることなどから、最近は空気清浄機能のみのモデルが注目されています。ただ、日本では加湿器と空気清浄機を別々に使うよりも設置スペースが抑えられるという理由でも加湿空気清浄機がシェアを伸ばしていたこともあり、加湿空気清浄機のニーズはまだまだ高いと言えるでしょう。

そんななか登場したブルーエア初の加湿空気清浄機は、加湿フィルターが水に常時浸らないように、加湿フィルターと水を溜めるタンクを分離した構造を採用。さらに、微風で加湿フィルターを乾燥させるオートドライ機能を搭載するなど、必要のないときに加湿フィルターを濡れたままにしないことで清潔さを維持します。

加湿フィルターとタンクを完全に分離した構造。加湿フィルターは抗菌仕様です

一般的な加湿空気清浄機は円形の加湿フィルターを回転させてトレイ内の水を含ませるのに対し、フィルターが水に触れない構造の「2-in-1 加湿空気清浄機」は、ポンプで水を吸い上げて加湿フィルターにふりかけます。ポンプの駆動音は静かなので、寝室でも使いやすいでしょう。なお、ポンプにはUVライトが内蔵されており、通過する水に照射して雑菌の繁殖を抑制します。

加湿フィルターを取り付けるパーツの下にあるポンプでタンクの水を吸い上げ、上部まで送ります。なお、ポンプにはゴミの侵入を防ぐためにプレフィルターを装備

加湿フィルター上部に装着されているパーツには穴があり、全周から水が出るので加湿フィルター全体に水が届きます

加湿フィルターは交換式で、交換の目安は約6か月。ポンプ用のプレフィルターも同梱されているので、一緒に交換しましょう。

タブを持って引き上げれば加湿フィルターは取り外し可能。ポンプ用のフィルターは小さいですが、着脱しづらさはなかったです。交換用の加湿フィルターとポンプ用プレフィルターがセットになったものの公式オンラインストア価格は3,300円（税込）

加湿フィルター装着部やタンクは水洗いOK

給水はタンクに直接水を入れる方法と、本体天面から注ぎ入れる方法の2つに対応。満水を知らせる機能が付いているので、上から注ぎ入れるときも安心です。

LEDディスプレイのある部分が給水口ですが、送風口に水が入っても問題ないそう。タンク容量は約3.5L

給水は電源をオフにするか風量をゼロにして行うため、写真の画面とは異なりますが、電源プラグをコンセントに挿しておけば、給水中に満水に近くなると給水サインのマーク（赤い滴）が点滅します

タンクの水の量は、本体下部の窓から確認することも可能。また、専用アプリを使ってスマートフォンと連携しておけば、水の量が少なくなったことを通知するメッセージが届きます

ブルーエア独自の清浄技術で空気をきれいに

空気清浄の方法は既存のモデルと共通。本体内に吸い込んだ空気に含まれるホコリやカビ、ウイルスなどの粒子をイオナイザーでマイナスに帯電させ、プラスに帯電したフィルターで吸着するブルーエア独自の「HEPASlientテクノロジー」を採用しています。フィルターは目の粗さが異なる複数の層で構成されているので、目詰まりが防げるのもポイント。0.1μmの有害物質を99.97％除去します。

左右と背面の3か所に吸込口があり、すべてにダストフィルターを配置

ダストフィルターの片面にはプレフィルターを装備。なお、加湿によって湿度が高くなると活性炭から不快なニオイが出る場合があるため、脱臭フィルターは搭載しなかったそうです。ダストフィルターの交換目安は約6～9か月。交換用のフィルターは3枚セットで、公式オンラインストア価格は11,000円（税込）

ダストフィルターで汚れを取り除いたきれいな空気が加湿フィルターを通過し、きれいな空気のまま湿った空気となり本体上部から部屋に放出。加湿機能を使わず、空気清浄のみで運転することも可能です

運転モードは空気清浄と加湿空気清浄で選択可能。温度センサー、湿度センサー、粒子センサー（PM2.5）で空気の状態をチェックし、風量や加湿を自動でコントロールするオートモードや、インジケーターを消灯させるナイトモードを搭載しています

本体サイズは305（幅）×340（奥行）×660（高さ）mmで、適用床面積（空気清浄時/加湿空気清浄時）は～30畳/［木造和室］～12畳、［プレハブ洋室］～19畳。運転音は22～52dBです。公式オンラインストア価格は59,400円（税込）で、2024年12月13日発売予定。

重量は約9.1kg。持ち上げたり、移動させたりしやすいようにハンドルが付いています