シャオミは、2025年1月28日に、モバイルバッテリー「Xiaomi 165W Power Bank 10000mAh (Integrated Cable)」を発表、同日より発売を開始した。合計出力165W、単ポートの最高出力も120Wという高性能だが、市場想定価格は5,480円(税込)。高出力のモバイルバッテリーとしては異例とも言ってよいコスパが光る製品だ。
シャオミ「Xiaomi 165W Power Bank 10000mAh (Integrated Cable)」、市場想定価格5,480円(税込)、2025年1月28日発売
「Xiaomi 165W Power Bank 10000mAh (Integrated Cable) 」は、容量10000mAhのモバイルバッテリー。サイズは48 (幅)×143(高さ)×36(厚さ)mm、重量は約315gで、10000mAhの製品としてはかなり大型だ。携帯性を重視した製品ではない。USB Type-Cケーブルを備えるほか、USB Type-Cポートを1基備え、2台同時に給電が行える。
USB Type-Cケーブルと、USB Type-Cポートを備え、2台同時の給電が可能
対応する給電規格が豊富なことも特徴。シャオミ独自のハイパーチャージ(120W/100W/90W/67W)、USB PD(2.0/3.0)、USB PDの拡張規格であるPPS、QuickCharge(2.0/3.0/3.5)に対応している。これにより、シャオミ製のスマートデバイスはもちろん、AndroidやiOS端末、ノートPCなど幅広い製品で効率的な充電が行える。
165Wの出力の内訳は、USB Type-Cケーブルが最大120W、USB Type-Cポートは最大45Wで、2ポートを同時に使用した場合でも165Wの出力が維持される。なお、120Wの出力は、シャオミ独自の急速充電規格であるハイパーチャージを使用したものに限られる。
ハイパーチャージに対応する製品として「Xiaomi 14 Ultra」や「Xiaomi 14T Pro」「Xiaomi Pad 6s Pro 12.4」などがあり、これらの製品と組み合わせた際に最も高い性能が発揮される。いっぽう、汎用規格であるUSB PDにおける最大出力は65W。要求される電力が比較的少ないモバイルノートPCやスタンダードノートPCなどの利用に適している。なお、モバイルバッテリー本体への充電(入力)は最大90Wとなっており、15分で残量ゼロから75%までの充電が行える。
カラーディスプレイは、本体の充電、給電、スタンバイといった状況を表示する
直販価格は5,480円(税込み)。出力100W以上に対応するモバイルバッテリー自体が貴重だが、本製品はそれらの中でも相当割安な部類となる。
USB Type-Cケーブルを内蔵する